- ブログの文章力を上げたい
- 文章力を鍛えるおすすめの本はどれだろう?
- 文章の本はたくさんありすぎて、どれがいいかわからない
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- ブログの文章力を鍛える本15冊
- グッときたところベスト3
本記事の信頼性
- ブログ歴:2019年1月にブログ開設
- ブログ実績:過去最高は月62,000PV、月54,000円(確定)
ブログの文章力を鍛えるために30冊以上読んできました。
読むだけでなく「書かないと文章力は上がらない」が実感です。
ある程度読んだら、書きまくるべきです。
本記事では、ブログの文章力を鍛えるおすすめ本15選をまとめています。
「文章力の向上はゴールのないマラソン」で「完璧な文章」は存在しません。
ただ、ブログ記事は「文章」でできています。
誤りのある文章はSEO評価にマイナスです。
完璧でなくと「正しい文章」は身につける必要があるのです。
なお村上春樹氏の文章力を上げる方法については「【村上春樹の文章力】文章は何度も「読み直し、書き直し」でうまくなる」で解説しています。
ブログの文章力を鍛える本15選【書いて、読み直して、また書こう】
文章は書かないと上達しません。
「習うより慣れろ」で、時間もかかります。
文章力は一朝一夕には身に付きません。
「千里の道も1歩から」なのです。
文章に悩んでいる人が読むと、得るものがあります。
1.好かれる人が無意識にしている文章の書き方【中谷彰宏】
著作1,000冊以上の中谷彰宏さんの文章術の本です。
「好かれる文章の書き方」という切り口です。
本書で「どれだけ嫌味臭のある文章を書いてきたか」が、わかりました。
読者に好かれるのは「サラリとした、臭わない文章=なんの色もない文章」です。
グッときたところベスト3
- 1位:自分の言いたいことより、読み手が知りたい解決策を書く
- 2位:「きっと…でしょう」ではなく「…です」と言い切る
- 3位:体験したことは書ける。書くために体験したことはイヤらしい
こんな方におすすめ
- 文章で、チャンスをつかみたい人
- 送ったメールに、返事が来ない人
- そんなつもりで書いたわけではないのに、叱られた人
軽い気持ちでは読むと後悔します。
ひたすらリライトしたくなるからです。
詳しくは「【書評】『好かれる人が無意識にしている文章の書き方』3つの方法」で解説しています。
20歳の自分に受けさせたい文章講義
文章についてわかりやすく解説された本です。
しかし平易な本ではありません。
グッときたところベスト3
- 1位:導入は「映画の予告編」のつもりで
- 2位:自分の文章に自分でツッコミを入れる
- 3位:「10年前の自分」に語りかける
王道の「文章の型」がわかります。
- 主張
- 理由
- 具体例
- 反論への理解
- 主張
詳しくは「【感想】『20歳の自分に受けさせたい文章講義』のレビュー+口コミ」で解説しています。
2.博報堂スピーチライターが教える短くても伝わる文章のコツ
メリット
- 文章の心構えがわかる
- 文章を書くやる気を上がる
- 文章の書き方のコツがわかる
技術的なことだけでなく、メンタル面でも寄り添ってくれます。
グッときたところベスト3
- 1位:徹底的にアウトプットする
- 2位:いっきに書いた文章をいっきに削る
- 3位:声を出しながら書き進む
文章上達の秘訣は、アウトプットの量です。
こんな方におすすめ
- 短くても面白い文章を書きたい人
- つい読んでみたくなる、人に話したくなる文章を書きたい人
- 企画書やメール、手紙、SNSなどに沿った書き方と心得を知りたい人
「どうやって書けばいいの?」という疑問を解決してくれます。
1日1日、頭にあるものをすべて吐き出すように全力で書けるようになるのです。
詳しくは「【書評】『短くても伝わる文章のコツ』文章上達の秘訣はアウトプット量」で解説しています。
3.人は誰でも作家になれる
文章を書くのが苦しいときに、読みたくなる本です。
なかなか書き出せない人の背中を押してくれます。
たった1行を書き出すための言葉をくれます。
1mmでも前に進むための力をくれるのです。
グッときたところベスト3
- 1位:たくさん書いて、力みを取ろう
- 2位:とにかく一気に書いてしまおう
- 3位:書きたいことから書けば、書き出せる
こんな方におすすめ
- 書くのが辛い人
- 作家になりたい人
- 文章で食べていきたい人
これから何かを書きたい人の背中を、強く押してくれます。
文章を書く勇気が湧いてくる一冊です。
詳しくは「「人は誰でも作家になれる」たくさん書いて、力みをとり、書き直す 」で解説しています。
4.シンプルに書く
270の具体的な文章を用いて「シンプルに書くための方法」を解説しています。
「元の文例」と「改善の文例」の比較で、ビフォーアフターが一目瞭然です。
シンプで刺さる文章を書きたい方におすすめです。
グッときたところベスト3
- 1位:箇条書きにできないか
- 2位:1語でも短く、1字でも短く
- 3位:強調語を使い過ぎない
こんな方におすすめ
- 文章を書くすべての人
- 分かりやすい文章を書きたい人
- シンプルな文章で人の心を動かしたい人
読んだあとは「1文字でも短く書く」を意識できます。
詳しくは「わかりやすい文章の書き方がわかる本【1語でも短く、1字でも短く】」で解説しています。
5.1秒で刺さる書き方
「読者を動かす短い文章」が書けます。
中谷彰宏さんは徹底した短文主義。
刺さるのは、つねに短い文章です。
グッときたところベスト3
- 1位:読んだ人が、人に話したくなり、行動したくなり、ハッピーになる
- 2位:読む人は忙しい。1秒が勝負のサドンデス
- 3位:1番言いたい1文に、マーカーを引く。その前を、バッサリ削除する
「読者のために1字でも短くするにはどうすればいいか」が、わかります。
こんな方におすすめ
- ブログを書いたのに読まれない人
- 意図に反して、炎上してしまった人
- オリジナリティーのある文章が、書けない人
ムダな文章が1文でもあればアウトです。
書くことは削ることです。
詳しくは「ブログを書いたのに読まれない【1秒で心に刺さる文章の書き方】」で解説しています。
6.150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方
文章を書くのが楽しくなります。
書かれていることを試してみたくなるからです。
- 10の文章構成パターン
- 48の文章テクニック
文章構成パターンは「型」なので、知っておいて損はありません。
グッときたところベスト3
- 1位:結論+3つの理由+再び結論
- 2位:結論+エピソード型
- 3位:名言中心型
150字、300字、800字と段階を踏んで「書く技術」が解説されています。
こんな方におすすめ
- 小学生からビジネスパーソン
- 文章のテクニックについて知りたい人
- うまいと言われる文章を書くコツを知りたい人
文章の型を身につけられる本です。
詳しい解説は「文章構成のパターンがわかる本/150字、300字、800字の書き方」にまとめました。
7.短くて説得力のある文章の書き方
- 書くのが楽しくない
- 書くときに力んでしまう
- 型にこだわりすぎて、書けなくなる
こんな悩みを解消してくれる本です。
グッときたところベスト3
- 1位:むずかしく書いているだけ
- 2位:思いついた順番が、1番わかりやすい
- 3位:どんなに文章を短くしても、タイトルのない文章は読まれない
「文章の型」も大事ですが、思いついた順番も大事です。
こんな方におすすめ
- 読まれるブログを書きたい人
- 読まれるタイトルの付け方を知りたい人
- 短くて説得力のある文章の書き方を知りたい人
「文章を書くのは楽しい」と教えてくれる本です。
詳しくは「【書評】短い文章で伝える書き方『短くて説得力のある文章の書き方』」で解説しています。
8.10倍速く書けるスピード文章術
1時間3,000字を書くブックライター上坂さんの「文章を速く書くコツ」がわかる本です。
著者は「10倍速く書くためには素材集めが重要」といいます。
正しく素材を集めるには2つのルールがあります。
- 文章の目的をはっきりさせる
- 読む人をイメージする
文章を書く人の味方になってくれます。
- 文章は素材をベースに書くだけ
- うまく書こうとしなくていい
- 文章をゼロから書いてはいけない
グッときたところベスト3
- 1位:トップスピードで最後まで書ききるコツ
- 2位:書き上げた文章はそのまま提出してはいけない
- 3位:素材の3要素「独自の事実」「エピソード」「数字」
こんな方におすすめ
- 文章を速く書きたい人
- 文章に苦手意識がある人
- 仕事の生産性を少しでも高めたい人
「素材を集める、一気に書き切る、推敲する」を意識できるようになりました。
詳しくは「ブログを早く書くコツがわかる本【素材が大事/完璧主義を捨てる】」で解説しています。
9.伝わる・ゆさぶる!文章を書く
書いた文章は、次の疑問に答えられるかどうか。
- どんな効果があるのか
- どんな得をするのか
- どんな価値があるのか
「自己満足の文章」を書きたいのであれば、本書を読む必要はありません。
文章で読者を揺り動かすために「何を考えればいいのか」「どう考えればいいのか」を、具体的な方法で教えてくれる本です。
グッときたところベスト3
- 1位:読む気を引き出す文章の書き方
- 2位:説得のためにいかに視野を広げるか
- 3位:伝わる・揺さぶる!文章の書き方
文章力だけでなく、やる気も手に入ります。
こんな方におすすめ
- 文章力を伸ばしたい人
- 人を揺さぶる文章を書きたい人
- 読み手を納得、共感させる文章を書きたい人
型に沿いつつ、自分を混ぜることが書くことです。
詳しくは「【書評】『伝わる・揺さぶる!文章を書く』読む気を引き出す書き方」で解説しています。
10.不良のための文章術
本書を読んで、2つが日課になりました。
- 毎日、ブログ1記事を書く
- 毎日、ブログ3記事リライト
「たくさん書いて、たくさん失敗して、たくさん楽しい思いをするのがいちばん」が刺さったからです。
文章上達には、たくさん書いて、たくさん書き直すしかないのです。
グッときたところベスト3
- 1位:読者が王様、女王様
- 2位:「本を読んだ私」を書くと失敗する
- 3位:「まずい」と書かずにまずいことを伝える
本のタイトルとは程遠い、読者ファーストの本です。
こんな方におすすめ
- 文章を上達させたい人
- お金になる文章を書きたい人
- プロのライターになりたい人
読者を動かす文章が、読者ファーストです。
詳しくは「文章を上達させる2つの方法がわかる本【たくさん書く/毎日書く】」で解説しています。
11.伝わる文章を書く技術
年間250本の書評を書く、プロ書評家の文章指南書です。
グッときたところベスト3
- 1位:”刺さる”を考える
- 2位:時間をかければいいわけではない
- 3位:読ませる文章に必要なセンスの磨き方
読ませる文章に必要なセンスの磨き方
- 読む習慣を身につける
- 他人の視点に立つ
- 好きな書き手の真似をする
こんな方におすすめ
- 正しい文章の書き方を学びたい人
- 文章を書こうとすると、固まってしまう人
- 気持ちをうまく文章にできない人
本書を読んで変わったこと3つは「【書評】読ませる文章に必要なセンスの磨き方『伝わる文章を書く技術』」で解説しています。
12.原稿用紙10枚を書く力
本書では「書くことは構築すること」「引用のコツ」「構築力×生命力=スタイルのある文章」など、具体的な方法が解説されています。
グッときたところベスト3
- 1位:引用のポイントを外さないコツ
- 2位:「書く」ことは構築することだ
- 3位:生命力と構築力
文章の基本は「構築力」をつけること。
次に「生命力」のある文章を身につけること。
こんな方におすすめ
- 考える力をつけたい人
- 書く力を身につけたい人
- 原稿用紙10枚=4000文字が書けるようになりたい人
詳しくは「【書評】ブログで4000文字が書ける本『原稿用紙10枚を書く力』」で解説しています。
13.まんがでわかる理科系の作文技術
1981年刊行の100万部超えロングセラー「理科系の作文技術」のマンガ化です。
グッときたところベスト3
- 1位:重点先行主義
- 2位:文章のうまさより構成
- 3位:誤解できないように書く
こんな方におすすめ
- 正確に伝わる文章を書きたい人
- 明快で簡潔な文章を身につけたい人
- 文章をまんがでわかりやすく学びたい人
以下の人にはおすすめできません。
- 美辞麗句の文章を書きたい人
- 文章の基本が身についている人
- ポエムを書きたい人
マンガとしても楽しめます。
主人公の成長過程にワクワクするからです。
詳しくは「【要約】『まんがでわかる理科系の作文技術』仕事文章の書き方がわかる」で解説しています。
14.新しい文章力の教室
良い文章とは「完読」される文章です。
本書はニュースサイト「ナタリー」の初代編集長・唐木様が、ライターへ教えていた「文章の書き方」を本にまとめたものです。
読みやすい文章を書くエッセンスがつまっています。
「いきなり文章は書き始めてはいけない」の結論のもと、以下を丁寧に解説しています。
- 言葉づかい
- 文章の土台づくり
- 正しい文章の書き方
他にも具体例を豊富に「てにをは」から習得できます。
- 主語と述語
- 重複チェック
- 読点の打ち方
- 一文一義の原則
- 単文、重文、複文
- 文末のバリエーション
- 漢字とかなのバランス
- 時制の混在で推進力を出す
グッときたところベスト3
- 1位:悩まずに書くために「プラモデル」を用意する
- 2位:文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す
- 3位:感想文やレビューを書くには
詳しくは「【感想】『新しい文章力の教室』構造シートで文章の土台を作る」で解説しています。
こんな方におすすめ
- 文章をいきなり書いている人
- 正しい文章の書き方、言葉遣いを学びたい人
- 文章を明快、スムーズに読んでもらいたい人
「文章の型を知りたい人」には、おすすめできません。
文章の型を学びたい場合は、後述する「150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方」が適しています。
15.今すぐ書け、の文章法
1番影響を受けた本です。
毎日読み返していた時期がありました。
文章の細かい技術よりも、大事なことがわかるからです。
本書の結論
- 読んでいる人のことをいつも考えて書けばいい
- 文章を書くのは人を変えるため
グッときたところベスト3
- 1位:文章は人を変えるために書け
- 2位:事前に考えたことしか書かれていない文章は失敗である
- 3位:頭は身体に勝てない
「書いて書いてどこに着地するかわからない時が一番面白い文章が書けている」と書かれていますが、まさにその通りです。
いつもどこに着地するかわかりませんが、着地できることを信じて書きまくります。
詳しくは「【文章とはサービス業】本質は「読んでいる人のことをいつも考える」」で解説しています。
まとめ:文章で読者を1ミリでも動かそう
読者を動かすことが、良い文章です。
読者を動かすことが読者ファーストだからです。
- 心が動く
- 習慣が変わる
- 人生が変わる
プラスでもマイナスでも読者が動けば、文章を書いた意味があります。
存在意義があるのです。
自己満足の文章は読者には不要です。
読者のニーズにも、リクエストにも応えない文章はいらないのです。
読者を動かしてこそ、価値がある文章なのです。
以上です。
P.S. 書いて、読み直し、書き直す、を繰り返すのみですね。
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