ブログを書く ブログのおすすめ本

【書評・要約】ブログで4000文字が書ける本『原稿用紙10枚を書く力』【齋藤孝】

2020年5月24日

原稿用紙10枚を書く力

親愛なる君に

  • 「ブログで4000文字が書けるようになりたい」
  • 「原稿用紙10枚を書く力を身につけたい」
  • 「齋藤 孝の『原稿用紙10枚を書く力』の書評・要約を知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

『原稿用紙10枚を書く力』齋藤 孝【著】の書評【グッときたところベスト3】
・おすすめの人、おすすめしない人、目次、口コミ7つ

 本記事の信頼性

ブログ歴:2019年1月にブログ開設
・ブログ記事:600記事 × 4,000文字 = 240万字以上
・ブログ実績:過去最高は月6.2万PV、月5.4万円(確定)

ブログで4000文字=原稿用紙10枚を書くのは大変です。
私はブログを始めたころは、2000文字がやっとでした。

しかし、今では4000文字は怖くありません。

これが本書を読むメリットです。
原稿用紙10枚×400字=4000文字を書くのが怖くなくなるのです。

本記事は、原稿用紙10枚が書ける本『原稿用紙10枚を書く力』の書評です。

この記事を読むことで、ブログで4000文字が書けるようになります。

書くことによって、考える力が鍛えられ、自分なりの視点が持てるようになります。
さらに言えば、書くことより「文字をいかに削るか」のほうが大事です。

ちなみに、思考力を高める本は下記記事で解説しています。
»【感想・要約】考える力のない人が読む本『思考中毒になる!』【問いを持とう】

こーいち
本書のとおり「訓練次第」で、原稿用紙10枚を書けるようになります。

【書評・要約】ブログで4000文字が書ける本『原稿用紙10枚を書く力』【グッときたところベスト3】

原稿用紙10枚を書く力

 グッときたところベスト3

【第1位】引用のポイントを外さないコツ
【第2位】「書く」ことは構築すること
【第3位】生命力と構築力

引用して、順番に解説します。

【第1位】引用のポイントを外さないコツ

一冊の本の中で好きなところを三つ取り出してみると、選んだ人のオリジナリティがそこに出てくる。
子どもに、「この作品の中で好きな部分はどこか。一つあげなさい」と聞くと、好きな部分が重なることが多い。しかし、三つあげさせると、二つまでは重なっても、三つすべてが重なることはほとんどない。その三つをつなげると、それぞれのオリジナリティが出てくる。

〜中略〜

まず、作者が何を言いたいのかというポイントをとらえることが大切である。赤線を引く部分は、だれが読んでも、「ここが重要なのだ」という意味で、ほぼ一致するはずだ。それを取り出した上で、自分がおもしろいと感じた部分、どこで自分が反応したかという部分ーー緑線を引く部分ーーをどう取り出すかである。
その作品について書く場合、ポイントである赤線の部分をきちんと入れた上で、そこに自分がおもしろいと感じた緑線の部分をどう配列して書いていくかによって、その人の個性、作品のとらえ方が出てくる。つまり、赤線の部分と緑線の部分をいかにうまく組み合わせて書いていくかによって、書いたものがおもしろいものになるかどうかが分かれる。
緑線の部分を選ぶとき、あまりにも些末なために他の人がおもしろいとは思わないような部分にひっかかるのか、読んだ人が「なるほど、そういうおもしろいとらえ方があるのか」という切れ味のある部分を取り出せるのかは、書く人のセンスにかかってくる。このセンスを磨くのが、書く力をつける上で重要なポイントになる。そのセンスを磨くのは、基本的に読書しかない。

引用する3つとは「作者と読者と自分」です。

 引用のポイントは3つ

1.作者の言いたいところ
2.読者がハッとするところ
3.自分がおもしろいと思ったところ

私は今まで「何を引用するのか」という視点が抜けていました。

なぜなら、書評の引用には「作者」と「読者」の2つの視点がなかったからです。

あくまで「自分がグッときたところ」を3つ、引用していたのです。

作者視点もなく、読者視点もなく、あるのは「自分がどう思うか」の視点だけだったのです。
それだけでは4,000文字は書けても、おもしろい文章は書けません。

こーいち
自分がおもしろい」と思ったところも重要ですが、「作者」「読者」も重要なのです。

「自分がグッときたところだけでも、グイグイ書くには重要ではないか?」という意見があるかもしれません。

たしかに文章を書く推進力にはなります。
ただ、自分主体の文章が続くと飽きます。

引用は「作者×読者×自分」を組み合わせるのが、バランスが取れています。

こーいち
引用をどう組み合わせるのかが、オリジナリティであり書き手の個性なのです。

【第2位】「書く」ことは構築すること

「書く力」をつけるためには、「文章とは構築物である」ということをしっかり認識することが必要だ。
文章を構築するという意識で、発送の段階から実際に書くまでを行なえば、だれにでもあるレベル以上の文章が書けるようになる。
「キーワードを見つける」「キーワードから三つのキーコンセプト(言いたいこと)をつくる」「三つのキーコンセプトを結びつけて文章を構築する」という方法を紹介していく。
この方法は、多くの人が書く機会の多い小論文や企画書、評論などの論理的・客観的な文章に非常に有効である。さらにそれを基礎にすれば、小説のような感情的・主観的・芸術的側面が強い文章にも応用できる。

〜中略〜

まず頭の中に書くべきことを構築して、きちんと創作メモをつくり、それに基づいて書いていく。創作メモをつくらない作家もいるが、それは頭の中での構築がよほどしっかりしている場合であろう。書き慣れている人ほど、書きはじめる前に、きちんと作業しているものだ。
プロの作家の多くは、構築作業をしてから書きはじめる。ましてや書くことに慣れていない人がいきなり書きはじめて、ちゃんとしたものが書けるなどと思っているなら大間違いである。
書くことは無から有を生み出すことではなく、頭の中で構想したものを形にしていくこと、すなわち構築することなのだ。

本や素材を読みながら、キーワードを抽出することです。

なぜなら、今までの私は本を読みながら「キーワードに線を引くだけ」だったからです。

キーワードをメモしていくことで、文章を書くための土台ができます。

「つなげ方、グループ分けの仕方、キモの3つ」などはあとの作業になります。

こーいち
まずは「キーワードの抽出をしなければ良い文章は書けない」と認識しました。

ブログ執筆においても、まずは土台を構築する

土台構築に時間をかけるべきです。
いきなり書かないことです。

土台を作るためには素材(本、キーワード)が必要です。

本をいかに調理して、ガッチリとした土台を作るか。
そのための引用であり、気づきであり、結び付けるための論理が必要になるのです。

書くことは構築すること。
書くことは設計をすること。

こーいち
構築さえできれば、原稿用紙10枚は書けるのです。

【第3位】生命力と構築力

書くことを図式化すると、一つにはだれにも見せない日記のように、対自分ーー自分に向けてだけ書かれたものがある。その対極にあるのが、白書のように、まったく自分がなく、対他人に向けられた文章である。
この二つの領域を生命力系と構築力系とに分けることもできる。
どちらの領域にも、質のいいものと悪いものがある。両方の領域にまたがっている文章の一つの例が、よい自伝であろう。
自伝とは、人に向けて自分のことを語るのだが、単に自己満足だけの文章では、人に読んでもらうことはできない。語るべき内容があり、しっかりした構築がなされていなくては読むに耐えるものにならない。
対他人の意識のない自伝は、自分のその場その場の感情を吐き出すだけで、構築がなされていない。それでは、その人がどう感じていたのかという生命力が十分に読み手に伝わらない。
生命力を読み手に伝えるためには、そこに構築が必要だ。自己に埋没してしまうと人には伝わらない。そのバランスが難しいところである。
実際にはなかなかわかりにくいだろうから、例をあげてみよう。
美輪明宏の自伝『紫の履歴書』の冒頭の部分は、自分が生まれた環境がどのようなところだったのか、当時の長崎の町を描写しながら、きちんと自分と向き合って、美輪明宏という存在をくっきりと示す生命力あふれた文章である。

上記は、「個人的におもしろい」と思った引用文です。

齋藤先生の言う「文章の領域」を図式化すると、以下のとおり。

原稿用紙10枚を書く力

最終的に目指すべきは、「構築力×生命力=スタイルのある文章」です。

齋藤先生は「文章の生命力とは、他人がその文章を読んだときにおもしろいと感じさせる力、文章の魅力、個性など」といいます。

さらに、「文章の生命力とは文体から生まれていくる」と畳みかけます。

とどめは、「しっかりと構築された文章が書けるようになったら、次は文章に生命力を持たせる文体を身につける」と締めます。

まとめると次のとおり。

① 構築力のある文章を目指す
② 生命力のある文体を目指す

他人に読ませるために必要な「文章の構築力」、他人が読んでおもしろいと思わせる「文章の生命力」を身につけるのです。

 どうやって構築力、生命力を身につけるのか?

・構築力は第2章で約70ページ
・生命力は第3章で約45ページ

上記で身につける方法が解説されています。

ひと言で言うならば、以下です。

・構築力は、キーワードを抽出し組み合わせる
・生命力は、良い文章を音読する

「構築力×生命力=スタイルのある文章」の例文(美輪明宏氏)も引用して、解説しています。

こーいち
好きな人の作品を毎日読み、その世界に浸り、文体から思考様式まで真似るのも、オリジナリティを出すのに効果的です。

『原稿用紙10枚を書く力』は、ブログで4000文字を書きたい人におすすめの本

原稿用紙10枚を書く力

おすすめの人、おすすめしない人

こんな方におすすめ

  • 考える力をつけたい人
  • 書く力を身につけたい人
  • 原稿用紙10枚=4000文字が書けるようになりたい人

本書は、400字詰め原稿用紙10枚を書く力が身につく方法が解説された本です。

「書く力を身につけるメリット」も述べられています。

 書く力を身につける2つのメリット

① 読む力が上がる
② 考える力が上がる

① 読む力が上がる

書くことを意識すると、より上質な読書ができます。
アウトプットを意識して読むと、インプットが格段に活性化するのです。

たとえば、本を読むときに「どうやって書いたんだろう」と書く側に立って読めるようになります。

いちばん理解が進む読み方です。

さらに、本書は「読書術の本」としても読めます。

なぜなら、下記などの「著者の読書法」が具体的に書いてあるからです。

・こなす読書
・制限時間で読む
・問題意識を持って読む

② 考える力が上がる

なぜなら、書く作業は脳をフル回転させる必要があるからです。

齋藤先生は「きちんとまとまるのある文章を書くには、何を書くか、文章をどう組み立てるか、どうすれば自分なりの角度のある見方を表現できるか考えなくてはならない」といいます。

順を追って論理を組み立てる必要があるのです。

こーいち
ゆえに、書くことで考える力が上がるのです。

逆に、下記の人にはおすすめしません。

・文章の型を知りたい人
・セールスライティングを知りたい人
・細かい文章テクニックを知りたい人

最適解は以下のとおり。

5つの章の目次

目次

プロローグ.書くことはスポーツだ
第1章.書くことは考える力を鍛える
第2章.「書く力」とは構築力である
第3章.「文体」を身につける

第1章では「書く力とは何か」が述べられています。
第2章では「文章を構築する」ための具体的方法の解説。
第3章では「文体を身につける」方法がわかります。

書名:『原稿用紙10枚を書く力』
著者:齋藤 孝» 公式サイト
単行本:196ページ
出版社:大和書房
発売日: 2004/10/10


著者のプロフィール

齋藤 孝
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。
同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。
専攻は教育学・身体論・コミュニケーション論。「斎藤メソッド」という私塾で独自の教育法を実践。
また、NHK教育の人気番組「にほんごであそぼ」の監修を務めるなど多方面で活躍中。

Twitterの口コミ7つ

1.書くことは量をこなすこと

2.質より量

 

3.映画でグッときたところを3つあげる

4.書く人みんなにおすすめ

5.原稿用紙10枚を書く力が身についた

6.読む力、考える力が身につく

7.書き言葉の威力

»『原稿用紙10枚を書く力』齋藤 孝【著】をチェックする

【書評・要約まとめ】作者×読者×自分を組み合わせて、構築力×生命力=スタイルのある文章を書こう

原稿用紙10枚を書く力

 【まとめ】グッときたところベスト3

第1位 引用のポイントを外さないコツ
第2位 「書く」ことは構築すること
第3位 生命力と構築力

原稿用紙10枚=4000字を書くための要点は、以下のとおり。

キーワードを抽出してレジュメをつくり、文章の構築(設計図)に時間をかける。

引用するときは、以下の3つをバランスよく取り出す。
・作者が言いたいこと
・読者がハッとすること
・自分がおもしろいと感じたこと

文章を書くときは、構築にもとづいて肉付けし、まずは量をこなす。
文体は最後に考えることで、好きな人の作品に浸る、良い文章を読む、音読することで文章の生命力を身につけていく。

最終的に「構築力×生命力=スタイルのある文章」を目指すのです。

こーいち
ムダなページがなく、たくさんの意味がつまった本でした。

こーいちより

P.S. 作者×読者×自分を組み合わせて、「構築力×生命力=スタイルのある文章」を目指そう。



» 齋藤 孝 先生の他の著作

 初回30日間の無料体験でビジネス書、雑誌、マンガなどが読み放題

Kindle Unlimited | 月額980円が30日間無料
✔︎ ビジネス書、雑誌、マンガなど200万冊以上が読み放題。
✔︎ 無料期間中(30日間)に解約すれば、お金はかかりません。

» 30日間無料でKindle Unlimitedを体験してみる

関連記事文章の書き方を学ぶ価値と、中谷 彰宏のおすすめ本4冊
関連記事【まとめ】ブログの文章力を上げる本16選【書いて、読み直して、また書こう】

-ブログを書く, ブログのおすすめ本

© 2019 Blog Chronicle