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【感想】『新しい文章力の教室』構造シートで文章の土台を作る

2020年7月5日

【書評・要約】『新しい文章力の教室』構造シートで文章の土台を作る

新しい文章力の教室」を読んだ理由は3つです。

  • 正しい文章の書き方、言葉遣いを知りたい
  • 明快で、読みやすく、わかりやすい文章を書きたい

 この記事でわかること

  • 『新しい文章力の教室』のグッときたところベスト3
  • 口コミ7つ、レビュー動画3本

本記事を書いている私は、2019年1月にブログ開設しました。
ブログ実績の過去最高は月62,000PV、月54,000円(確定)です。

いきなり文章を書き、まとまりもなく、散らかし放題の文章でした。

解決策は、文章の土台をつくる「構造シート」です。

もちろん、正しく書くための「文章のルール」や、てにをはなどの「言葉づかい」は十分過ぎるほど解説されています。
ただし、あくまで「文章の土台」があってこそです。

本記事は文章の土台をつくる「新しい文章力の教室」の書評、要約です。
この記事を読むことで、正しい文章の書き方がわかります。

いきなり書き始めてはいけません。

【感想】「新しい文章力の教室」のグッときたところベスト3

【書評・要約】『新しい文章力の教室』のグッときたところベスト3

 グッときたところベスト3

  • 1位:悩まずに書くために「プラモデル」を用意する
  • 2位:文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す
  • 3位:感想文やレビューを書くには自分を取材対象に

1位:悩まずに書くために「プラモデル」を用意する

 1位に選んだ理由3つ

  1. 本書の結論である
  2. 文章で悩まなくなる
  3. 誰でも文章が書けるようになる

1.本書の結論である

要するに「いきなり書き始めてはいけない」です。

著者がいちばん伝えたいことです。
本書に2つ書かれています。

  • 本の帯:文章を書きながら考えていませんか?
  • 序文:何について書くかを検討付けてから書き始める

2つの文章が、著者がいちばん伝えたい結論なのです。

2.文章で悩まなくなる

文章を書く前に「プラモ化」すれば、どうやって書くか悩まなくなります。
箱絵(テーマ)、パーツ(要素)、取説(順番)が決まるからです。

作文のプラモ化で「何を」「どれから」「どれくらい」が決まり、文章で悩まなくなるのです。

3.誰でも文章が書けるようになる

プラモ化した文章を順番に組み立てていけばいいからです。

「どうやってプラモ化するのか?」の答えは、本書の「構造シート」です。
構造シートを使えば、作文のプラモ化ができます。

2位:文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す

文章を磨くためには「推敲」が大事です。

本書では「推敲」を3つの点で深掘りしています。

  1. 意味=ミーニング=脳
  2. 字面=ビジュアル=目
  3. 語呂=オーディオ=耳

黙読しながら内容をチェックする。
黙読しながら字面をチェックする。
音読しながら語呂をチェックする。

3回読み直すのです。

今までブログのリライトは黙読のみだったので、音読も取り入れました。
ブツブツとつぶやいています。

他にも推敲について触れられています。

  • 主語と述語
  • 重複チェック
  • 読点の打ち方
  • 一文一義の原則
  • 単文、重文、複文
  • 文末のバリエーション
  • 漢字とかなのバランス
  • 時制の混在で推進力を出す

著者は「修正したら仕上げの読み直しは冒頭から」といいます。

書き方だけでなく読み方まで示唆します。

すべては読者のためであり、文章力を磨くためです。

3位:感想文やレビューを書くには自分を取材対象に

「おもしろい」と感じました。
自分にインタビューをしたことがなかったからです。

合言葉は「それってどういうこと?」です。

どんどん深掘りできます。
たとえば、以下です。

深掘りをして何が発見できるのか?

主張に対する「根拠」が発見できます。

「根拠」を見つけてどうするのか?

文章に説得力を持たせるのです。

なぜ説得力が必要なのか?

感想文やレビューは主観的意見のため、強固なロジックがないと伝わらないから。

「それってどういうこと?」で深掘りできます。

「新しい文章力の教室」の言葉づかい、口コミ、動画

『新しい文章力の教室』は、正しい文章の書き方を知りたい人におすすめ

第3章、第4章では「言葉づかい」を解説

「文章の基本はOK」です。

 第3章でわかること

  • 余計な単語を削ってみる
  • 「が」や「で」で文章をだらだらとつなげない
  • 濁し言葉を取る勇気を
  • 伝聞表現は腰を弱くする
  • 複雑な係り受けは適度に分割
  • 係り受けの距離を近づける
  • 修飾語句は大きく長い順に
  • 属性を問う主語は「こと」で受ける
  • 受動と能動をはっきりと意識
  • おまとめ述語にご用心
  • 情報を列挙するときは語句のレベルを合わせる
  • 列挙の「と」「や」は最初に置く
  • 並列の「たり」は省略しない
  • 主語の「は」と「が」の使い分け
  • 時間にまつわる言葉は「点」か「線」かに留意

第4章は「文章のスピード」から始まり、適切なスピード感のためのテクニックが解説されています。
「正しい文章の書き方」が学べます。

なお下記は書かれていません。

  • 文章の型
  • WEBライティング
  • セールスライティング

文章の型は「文章構成のパターンがわかる本/150字、300字、800字の書き方」で解説しています。

WEBライティング、セールスライティングは以下が最適です。

口コミまとめ

 Twitterの口コミ4つ

  • 何となくこの文章おかしいと思ってたことも明確に何故おかしいかわかるから良い
  • 読んでブログに取り入れてみたら、作業時間が大幅に短くなった。構造化してから書き出すのが大切
  • 編集さんから「この本がライターになるための一番良い本なのでお薦めします」と言われてた本
  • 依頼に対して 「ああ…なにをどう書いたらいいんだ…」と頭を抱えていた時期、心の支えでした

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 Amazonの口コミ

  • 例文が参考にならない
  • 超初心者を初心者に引き上げる本。中級者を上級者に引き上げる本では無い
  • 前半は再現性の高い文章の書き方が説明されている。後半の正しい文章vs間違った文章の事例は成否判定が微妙
  • 一番まずいのは、目次の表現が独特すぎるので、読み返すのが大変な所
  • 全体的に内容は素晴らしいのだが、カタカナ言葉が多く煩わしい

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レビュー動画3本

まとめ:文章の奥深さを知り、正しい文章を書こう

まとめ:文章の奥深さを知り、正しい文章を書こう

 まとめ:グッときたところベスト3

  • 1位:悩まずに書くために「プラモデル」を用意する
  • 2位:文章は意味・字面・語呂の3つの見地で読み返す
  • 3位:感想文やレビューを書くには自分を取材対象に

文章を書く流れ

いきなり書かずに文章の土台をつくる。
正しい言葉づかい、書き方を駆使しながら、文章を完成させる。
文章を読み直し、声に出して、文章を磨いていく。

「文章の奥深さ」がわかります。

「正しい文章の書き方」が凝縮されているからです。
文章力とは「魔法やセンスは不要で、作業の積み重ね」とわかるからです。

以上です。

P.S. 手元に置いて、ときどき読み返したくなります。

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