- 「文章構成のパターンを知りたい」
- 「800文字でもスラスラ書きたい」
- 「うまい文章の書き方を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 『150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方』の文章構成のパターン【150字、300字、800字の書き方】
- おすすめの人、おすすめしない人、目次、口コミ5つ
- 文章の型が学べる動画3本
本記事の信頼性
- ブログ歴:2019年1月に開設し、ほぼ毎日更新を1年8ヶ月
- ブログ実績:過去最高は月62,000PV、収益54,000円(確定)
文章を毎日書いても、書くのが苦しいときがあります。
書くまでに15分くらい1字も書けないこともあります。
そんな悩みを解決したく、本書を手に取りました。
本記事は「150字からはじめる「うまい」と言われる人の文章の書き方」の文章構成パターン3つを引用した書評です。
この記事を読むことで「3つの文章構成のパターン、文章の型」がわかります。
文章の型を習得すると、書くのがラクです。
Contents
文章構成のパターンがわかる本/150字、300字、800字の書き方
グッときたところベスト3【文章構成のパターン】
- 1位:結論+3つの理由+再び結論
- 2位:結論+エピソード型
- 3位:名言中心型
3つのパターンを引用して、解説します。
1位:結論+3つの理由+再び結論【800字の構成パターン】
長くなるほど構成が大事
800文字ほどの文章を書くには、構成を事前に考えておく必要があります。このとき大切なのは、結論+3つの理由+結論、という回帰型の構成パターンです。
また、ノートに構成を書いてみるぐらいの準備はしておきたいものです。
この準備を面倒だからと省略してしまうと、かえって時間を浪費する結果になります。それでは、いい文章、うまい文章、わかりやすい文章は書けません。
むずかしく考えることはありません。ノートには「結論」「理由1」「理由2」「理由3」の4つの要素を書くだけでいいのです。出典:『150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方』
800文字の文章の型は「結論+理由3つ+再び結論」がおすすめです。
理由は3つ
- シンプルで覚えやすい
- 理由3つは説得力がある
- 読んでいる人も覚えやすい
順番に解説します。
1.シンプルで覚えやすい
「結論+理由3つ+再び結論」の構成パターンは、書く人が覚えやすいです。
いちいち「どんな構成パターンだったかな?」と思い出す必要がありません。
何度でも使える構成パターンです。
800文字の文章量は怖くなくなります。
2.理由3つは説得力がある
4つ以上の理由は散漫になり、不安定な印象を与えます。
3つだとグラグラしません。
3点倒立のようにしっかりした印象を与えるのです。
3.読んでいる人も覚えやすい
たくさんの理由は覚えられません。
覚えられない理由を書いても、意味がありません。
「理由は3つ」が覚えやすいのです。
以上の3つの理由から、800文字の構成パターンは「結論+理由3つ+再び結論」がおすすめです。
800文字の文章の型は、他に3つ書かれています。
2位:結論+エピソード型【300字の構成パターン】
まず結論を言う
伝えたいメッセージを最初に書いてしまうパターンです。そして、そのメッセージを補足するためのエピソードを後ろに書きます。この構成パターンは最も基本的で、習得しやすいものです。
まずはこの型を使って何度も文章を書いてみてください。わかりやすく、うまく伝える力が知らないうちに身についていくはずです。〜 中略 〜
エピソードは自分の体験だけではない
エピソードは自分自身の体験が一般的です。それ以外でも、人から聞いた体験、有名人のエピソードも使えます。映画やテレビ、小説で知ったエピソードなどが考えられます。
メッセージを伝えるためのエピソードが体験や映画などから見つけられなかったら、自分で創作する方法もあります。創作といってもむずかしく考えないでください。別に小説を書こうというわけではないのです。
ちょっとして「たとえ話」を作るのです。
A君とB君を登場させて、2人を対立させます。その対立する話の中で考え方の違いを明確にし、最終的に幸せになるのはどちらでしょうか、というような話を作ってエピソードの代わりにするわけです。出典:『150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方』
「結論+エピソード」型は、300字を書く構成パターンです。
なぜ、グッときたのか?
「エピソードのたとえ話を作る」が斬新だったからです。
エピソードの例は、下記のとおり
- 自分の体験
- 聞いた体験
- 有名人の体験
- 映画、テレビ、小説
- 自分で創作したもの
上記5番目にならい、自分でエピソードを創作してみます。
以下のとおり。
ここに2人います。
Aさんの文章は「結論+エピソード」で実体験が多いですが、自分の体験以外のことは書けません。
Bさんの文章は「結論+エピソード」で実体験が多く、体験してなければ「たとえ話」を創作しています。
仕事をお願いしたいのはどちらですか。
エピソードは実体験でなくてもいいのです。
300字の構成パターンは他に2つあります。
3位:名言+解説【150字の構成パターン】
名言を使うと書きやすい
「名言」や「いい言葉」は、いろいろな文章に使えます。短い文章のまとめの言葉に使えますし、人を激励する文章にも使えます。さらに人と会話をするときやスピーチにも使えます。
ちょっとした酒の席や会合などで、人の知らない名言がスラスラと出てきたら気持ちのいいものです。
そのためには名言を覚えておかなければいけません。覚えるには書きとめておくことが1番です。文章の練習にもなるし、名言を覚えることもできます。まさに一石二鳥。出典:『150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方』
グッときたところ3位は、150字の構成パターンを選びました。
理由は、140文字のツイートにも使えるからです。
名言ツイートの3つの例
「成功の秘訣は、職業をレジャーとみなすことだ」
マーク・トゥエインの言葉です彼はアメリカの作家。小さいころは新聞社の手伝いをし、17歳で印刷工、蒸気船の水先案内人となり、数々の仕事を経験しました
仕事を辛いものととらえず、遊びと考えればこれほど楽しい人生はありません
— こういち (@KoichiBlog) August 29, 2019
「1つの命を救える人は、世界も救える」
映画『シンドラーのリスト』に出てくる言葉ですラストシーンで救われたユダヤ人たちがシンドラーに指輪を贈る
その指輪に刻まれていた言葉がこれ
シンドラーは工場で雇用していた1200人のユダヤ人を虐殺から救う救った人数に関係なく、その行為が素晴らしい
— こういち (@KoichiBlog) August 29, 2019
プロゲーマー梅原大吾さんの共感した言葉
『考えることを放棄して、ただ時間と数をこなすのは努力ではありません。それはある意味、楽をしているとさえ言える。大切なのは時間を費やすことではなく、短くてもいいからそれを継続し、そのなかに変化や成長を見出すことだ。』
変化、変化、変化です。
— こういち (@KoichiBlog) February 10, 2020
名言は便利です。
- 文章、Twitterに使える
- 権威性を出すのに使える
- 会話やスピーチに使える
本書を読んで、名言への感度が高くなりました。
名言のブログ記事を書いてみました。
150字の構成パターンは他に2つあります。
『「うまい」と言われる文章の書き方』は、文章構成のパターンを知りたい人におすすめの本
おすすめの人、おすすめしない人
こんな方におすすめ
- 文章構成パターンを知りたい人
- 文章のテクニックを知りたい人
- 小学生からビジネスパーソンまで
読みやすく有益な本です。
読みやすい理由は3つ
- 図解がある
- 読者の悩みと解決策がセット
- 150字、300字、800字と段階を踏んで「書く技術」を解説
文章のテクニックも豊富です。
「今日はこのテクニックを試してみよう」
「明日はこのテクニックで書いてみよう」
そんな気持ちで実験したくなる「書くテクニック」が、豊富に盛り込まれているのです。
他にも「細かい文章の技術」がわかります。
以下ツイートの二重表現など、です。
二重表現
×頭痛が痛い
×月夜の夜
×最終結論
×上に上がる
×最後の結末
×普段の平熱
×補足説明を追加する
×過大評価しすぎ
×あらかじめ予約する
×冬山の登山
×国の建国
×はっきりと名言する
×まだ未完成の
×約100人ほど
×一緒に協力する
×まず、第一に気をつけます
— こういち (@KoichiBlog) August 30, 2019
1回読んだだけで終わる本ではありません。
手元に置いて、何度も読み返すべき良書です。
以下の人にはおすすめしません。
- WEBライティングを知りたい人
- セールスライティングを知りたい人
- マイクロコピーの書き方を知りたい人
最適解は下記です。
セールスライティングの無料動画は必見です。
- WEBライティング
『沈黙のWEBライティング』
『SEOに強い Webライティング 売れる書き方の成功法則64』
- セールスライティング
『セールスライティング・ハンドブック』
『Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー』
- セールスライティングが学べる無料動画
7つの章の目次【書籍情報】
目次
第1章.文章をうまく書けないのはなぜ?
第2章.「文章はこう書きなさい」には誤解がある
第3章.まずは短く書いてみよう
第4章.もう少し長く書こう
第5章.どこでも通用する文章を書く
第6章.”うまい”文章を書くテクニック
第7章.「もっといい文章」を書くための究極テクニック
書名 | 『150字からはじめる「うまい」と言われる人の文章の書き方』 |
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著者 | 高橋 フミアキ |
単行本 | 160ページ |
出版社 | 日本実業出版社 |
発売日 | 2011/4/23 |
»『150字からはじめる「うまい」と言われる人の文章の書き方』の詳細を見る
著者:高橋フミアキのプロフィール
文章スクール主宰、作家。東京クリエイターズネット代表取締役社長。
作家・井伏鱒二と同じ広島県福山市加茂町出身。
広告代理店に10年間勤務し、広告制作にもたずさわる。
2007年に文章スクールをスタートさせ、年間500名以上に文章術を教えている。また、これまでに12名のビジネス書作家をデビューさせた。
Twitterの口コミ4つ
1.文章の基本構成パターン3つ
150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方。高橋フミアキ。
「3つ文章の基本構成パターン」がすばらしい。1.キーワード列挙型
2.結論+エピソード型
3.ワンメッセージ+3つのエピソード+再びメッセージ型twitterを使って【キーワード列挙型】140字からはじめる。 pic.twitter.com/dj1sW0il1r
— フジー@プチ断食実践中 (@FMasanory) September 23, 2018
2.「へ」と「に」の使い分け
#もりきよ読書
高橋フミアキ『150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方』
150字から400字、そして800字へ。正直そこまで役に立つ感じではない。「わかりやすい文章」ってGoogleして、1番上に出てくる10項目見たいのを網羅すれば良い。発展的に「へ」と「に」の使い分けが乗っていたりする— ⁂もりきよ。たまに、もきりよ (@Morikiyo_ryuei) July 26, 2020
3.決まった文字数で伝えられるか
twitterは140文字だけれど、この本を読むと、いかに決まった文字数の中で伝えたいことを伝えられるか…という考え方を学ぶことができます♪150字からはじめる「うまい」と言われる文章の書き方
— こんぺいとう☆ (@konpeito555) March 10, 2012
4.10の文章基本構成パターン
150字からはじめる『うまい』と言われる文章の書き方。 高橋フミアキ。広島県出身。文章スクール主宰。1文を10文字以下の超短文で書く。書き言葉を鍛えられる。だからツイート。ペンは剣よりも強し。ペンの力。いいこと、楽しいことに。10の文章基本構成パターン。学んでブロガーになるぞ。
— KT960 (@KT960) February 15, 2012
文章の型が学べる動画3本
1.文章4つの型がわかる動画
文章の4つの型がわかります。
- PREP法
- SDS法
- PPCの法則
- PASONAの法則
2.PREP法がわかる動画
3.PASONAの法則がわかる動画
「不変のマーケティング」神田昌典【著】からPASONAの法則を引用します。
「PASONAの法則」をご説明しよう。
次の順番に話した場合、人間は行動を起こしやすい。(1)Problem:問題点を明確化して伝える。
(2)Agitate:その問題を、身近に感じてもらえるように、炙り立てる。
(3)Solution:問題の解決策を伝える。
(4)Narrow down:その解決策を得られる人は、限られていることを説明。
(5)Action:行動を呼びかける。出典:『不変のマーケティング』
さらに参考例文を引用します。
(1)Problem:今は少しでも家計を節約したいですよね。でも保険が、住宅の次に大きな出費となっていることをご存知でしたか?
(2)Agitate:しかも10世帯のうち9世帯までが、支払わなくてもいい保険料を支払っているのです。その費用を支払い続けるために、余計に生じる費用は年間3万円。10年間で30万円に上ります。
(3)Solution:その30万円を、簡単な手続きで、取り戻す方法があることをご存知でしたか?大変有利な方法なのですが、あまり政府のPRが行き届かないために、ほとんどの家庭が知ることがありません。この方法を誰にでも分かりやすく解説したレポートを、ただいまご希望の方にお配りしております。
(4)Narrow down:このレポートは、誰にでも役に立てるわけではありません。しかし◯◯な方、◯◯な方、◯◯な方には、お役に立てます。
(5)Action:部数が限られますので、今すぐお申し込みください。出典:『不変のマーケティング』
煽りではなく、読者の立場に立って悩みを一緒に考える文章構成です。
さらに以下について考えておくことが大事と書かれています。
まとめます。
- どんな商品か?特長2つを20秒以内で説明する
- 「なんとか売ってくれ」と懇願するお客さまはどんな人か?
- お客さまの怒り、悩み、不安、欲求は?
- なぜその悩みを簡単に短時間に解決できるのか?抱くであろう猜疑心を消す証拠は?
商品とお客さまについて掘り下げることが大事です。
まとめ:文章構成のパターンを試してみよう
まとめ:グッときたところベスト3
- 1位:結論+3つの理由+再び結論
- 2位:結論+エピソード型
- 3位:名言中心型
本書の構成パターン10個や、文章テクニック48個を使えば、文章を書くことが楽しくなります。
理由は3つ
- 実際に試してみたくなる
- 文章を書くハードルが下がる
- 文章がうまくなり、書くのが楽しくなる
1回だけ読んで、すぐに「うまい」と言われる文章を書くのはむずかしいです。
下記サイクルで上達します。
文章を書く
↓
本や動画で勉強
↓
文章を読み返す
↓
文章を書き直す
書く→勉強→読む→書くのループで、文章は上達するのです。
以上です。
P.S. 地道にコツコツ積み上げですね。
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