- わかりやすい文章の書き方を知りたい
- 『シンプルに書く!』の書評を知りたい
- 読者の理解と共感を得る文章を書きたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 『シンプルに書く』阿部 紘久【著】の書評【グッときたところベスト3】
- おすすめの人、おすすめしない人、目次、口コミ8つ
- わかりやすい文章の書き方がわかる動画3本
本記事の信頼性
- ブログ歴:2019年1月に開設
- ブログ実績:過去最高は月62,000PV、収益54,000円(確定)
ブログでは「シンプルでわかりやすい文章」が有効です。
読者は忙しいからです。
本記事は「シンプルに書く」のグッときたところを3つを解説した書評です。
この記事を読むことで、わかりやすい文章の書き方と『シンプルに書く!』の内容がわかります。
1字でも削ることです。
Contents
わかりやすい文章の書き方がわかる本【1語でも短く、1字でも短く】
グッときたところベスト3
- 1位:1語でも短く、1字でも短く
- 2位:箇条書きにできないか?と考える
- 3位:強調語を使い過ぎない
1位:1語でも短く、1字でも短く
「1語でも短く、1字でも短く」です。
3つの気づき
- 文字数の自己満足を捨てる
- たくさん書いて、削る
- リライトとは、削ること
1.文字数の自己満足を捨てる
余計な言葉を増やすことは、ただの自己満足です。
余計な言葉はいりません。
自己満足も、いりません。
必要なのは読者満足です。
読者が満足してくれれば、余計な言葉はいらないのです。
2.言葉を削り、たくさん書く
文章力を上げるには2つが重要です。
- たくさん読むこと
- たくさん書くこと
インプットとアウトプットです。
文章力を上げるには読み直すことです。
不要な言葉を削るのです。
シンプルな言葉は刺さります。
読み直すことが、シンプルな文章の秘訣です。
詳しくは「【村上春樹の文章力】文章は何度も「読み直し、書き直し」でうまくなる」で解説しています。
3.リライトとは削ること
リライトとは、次の2つと思っていました。
- 文章を訂正する
- 文章を追記する
間違っていました。
リライトとは、次のとおり
- 文章を読み直して、削る
- シンプルな文章に変える
- 刺さる文章に、変換する
リライトは「検索結果の順位を上げること」と言う人もいるかもしれません。
そのとおりです。
ただ「本質は読者ファースト」です。
文章を読んでもらえない限り、検索結果1位でも意味がありません。
シンプルな文章で、読者の刺さる文章にするのがリライトなのです。
2位:箇条書きにできないか?と考える
箇条書きのメリットを解説します。
(1)どんな項目がいくつ列挙されているのかが、一目で分かる
パッと見ただけで何項目あるかが、わかります。
「大事なことは、たったの3つ」のように、視覚で安心できるのです。
(2)話の全体像や、階層構造が分かる
全体を見渡せると、わかりやすいです。
細部で分かりにくいことは、全体から捉えるとわかりやすくなるのです。
(3)1項目ずつ質疑応答したり、議論したりできる
箇条書きにしてあれば「3番目を深掘りします」などと指摘できます。
(4)文字数を少なくできる
接続詞や形容詞、副詞を取り除けます。
(5)飾りの部分やレトリック(修辞)が取り去られるので、言いたいことが明確になる
スッキリと刺さります。
(6)不適切な表現や論理的矛盾、飛躍などがあれば、それも明らかになる
おかしいところがすぐにわかります。
たとえば「赤、青、黄色」の箇条書きに「赤、青、黄色、煙突」と続くのはおかしいのです。
以上、6つのメリットから箇条書きはおすすめです。
ダラダラと書かれた文章は誰も読みたがりません。
読者は忙しいのです。
3位:強調語を使い過ぎない
強調語は使っていないつもりでした。
過去のブログ記事で検索してみると、多用していました。
無意識に使っていたのです。
大袈裟な表現は、薄っぺらい印象です。
「小声で淡々とした文章」が、共感を得られやすいのです。
わかりやすい文章の書き方を知りたい人におすすめ
おすすめの3人、おすすめしない3人
こんな方におすすめ
- シンプルな文章で心を動かしたい人
- わかりやすい文章の書き方を知りたい人
- よい文例、よくない文例を知り、文章力を向上させたい人
270の文例で「シンプルに書くための方法」が解説されています。
「元の文例」と「改善の文例」が比較されています。
- 元の文例=複雑な文章
↓ - 改善の文例=シンプルなスッキリとした文章
ポイントは実在の文章を、添削していることです。
実際の添削箇所と解説がわかります。
巻末には「いい文章を書くためのヒント96個」が整理されています。
下記の人にはおすすめしません。
- 文章の型を知りたい人
- セールスライティングを知りたい人
- マイクロコピーの書き方を知りたい人
以下の記事、書籍、動画で学べます。
- 文章の型:文章構成のパターンがわかる本/150字、300字、800字の書き方
- セールスライティング:『セールスライティング・ハンドブック』、『Webコピーライティングの新常識 ザ・マイクロコピー』
- 無料動画:『セールスライティングの完全ガイド』 ※有料級
8つの章の目次
第1章.文を分ければシンプルになる
第2章.言葉を削るとより多く伝わる
第3章.無用な飾りを取り去る
第4章.的確に書く
第5章.分かりやすく書く
第6章.長文をシンプルに構成する
第7章.共感が得られるように書く
第8章.視覚的な効果を考える
要約がわかるTwitterの口コミ8つ
1.第1章のポイント
シンプルに書く
第1章ポイント
①文を分けて文末に来る述語を早く示す
②読み手を「何の話だろう?」と謎をかけられた状態にしない
③文を短く言い切って着地する
④主役は早く登場させる
⑤主語や主題の数だけ文を分ける
⑥文一義に文を分ける
⑦長めの挿入句は前後に添えるhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
2.第2章のポイント
シンプルに書く
第2章のポイント
①あまり意味のない前置きは省いて、いきなり核心に
入る
②報告書の冒頭に「報告します」「まとめます」
「以下述べていきたい」などは要らない
③読者が既に承知していることは書かない
④業務上の文章では、「だ・である」調が親切https://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
シンプルに書く
第2章のポイント
⑤同じ言葉はもちろん、同じ意味の言葉も重複して書かない
⑥文の最初と最後に、同じことを書かない。
⑦削れる言葉は、思い切って削る。「1語でも短く、1字 でも短く」と心がけるhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
3.第3章のポイント
シンプルに書く
第3章のポイント
①文の形をシンプルにする
②「○○にとって」「○○によって」「○○ るのは」「○○ということは」 などと書き始めずに、コー(が)」と書き始めると、シンプルになる
③なるべく抽象名詞ではなく、人や企業など、実体のある ものを主語にするhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
シンプルに書く
第3章のポイント
④なるべく受動態(受身)ではなく、能動態を使う
⑤「内定出しを行う」は「内定を出す」とする。シンプルな動詞を用いる
⑥動詞の後に機械的に「ことで」と書かず、その場にふ
さわしい言葉を探す
⑦話し言葉特有の無意味な言葉を削るhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
4.第4章のポイント
シンプルに書く
第4章のポイント
①浮かんで来た言葉を漫然と書かないで
「この言葉は、どういう意味を持っているのか」
「それは、自分の言いたいことからズレていないか」
と常に確認する
②主語と述語をかみ合わせる
③目的語と述語をかみ合わせる
④述語を書き忘れないhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
シンプルに書く
第4章のポイント
⑤誰でも知っている基本的な言葉を、正しく使う
⑥述語の共用にご用心
⑦ 「する」と「させる」を使い分ける
⑧「なる」と「する」を使い分けるhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
シンプルに書く
第4章のポイントⅢ
⑩「てにをは」を正しく使う。特に、以下の点に注意する。
⑴「に」と「で」の逆転
⑵「に」と「を」の逆転
⑶「を」と「が」の逆転
⑷不要な「で」の混入
⑸不要な「の」の混入
⑹必要な「てにをは」の脱落https://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
5.第5章のポイント
シンプルに書く
第5章ポイントⅡ
④修飾語は被修期
『番は被修飾語のすぐ前に置く⑤因果関係を表す時は、
表す時は、曖昧接続を避けてストレート
はボケやすい
に書く
⑥箇条書きにできないか?」と考える
⑦表にしてみる。https://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
6.第6章のポイント
シンプルに書く
第6章のポイントⅡ
⑥1つの段落の内容を、1行程度で要約したものを
「骨子」と呼ぶ
⑦骨子だけを並べて、構成を考え、それを設計図にして書くhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
シンプルに書く
第6章ポイントⅢ
⑧段落毎の骨子を前もって整理できない時は言いたいことを
思いつくままに書いてみて、 それを最初から順に要約し、
その要約をカテゴリー分けしてみる
その上で、各段落の骨子を整理してみるhttps://t.co/yIkJGwEOc6— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
7.第7章のポイント
シンプルに書く
第7章ポイントⅡ
②の自己PRの文章も、自己礼賛の言葉をなるべく控え
て、実際に起きた事実を淡々と書く。その事実に語らせる
③できます」「できます」「得意です」「得意です」の
ように書かないhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
シンプルに書く
第7章ポイントⅢ
④嘘は書かない 読み手が「眉唾だ」と疑うようなこ
とも書かない
⑤凝った表現持ってまわった表現
恰好を付けた表現を避ける
⑥ネガティブよりもポジティブでいく
⑦読み手の頭の中にイメージ (映像)が浮かぶように
具体的に書くhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
8.第8章のポイント
シンプルに書く
第8章のポイントⅡ
⑤セリフや引用部分のみならず、頭の中で感じたこと、
考えたことも 「 」で括る
⑥「」を適切に使うと、分かりやすくなる、臨場感が
出る、主要なメッセージが浮き彫りになる
⑦「 」の中は、句点を打ちながら書き進めることができるhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
シンプルに書く
第8章のポイントⅢ
⑧「 」を並べる時は、間に読点を打たない
⑨文書全体の構成が瞬時に分かるように見出しを設ける
⑩見出しは、内容を具体的なものにする
⑪少なくとも見出しの前には1行スペースを設ける
⑫インデントを活用して読みやすいレイアウトにするhttps://t.co/yIkJGwWp3E— アシカ@徒歩→チャリ「日本一周中」2022年8月1日〜 (@bookman6666) December 17, 2020
わかりやすい文章の書き方がわかる動画2本
1.わかりやすい文章の書き方!3つのポイント【書評】
2.わかりやすい文章を書くための7つのコツ
【書評・要約まとめ】シンプルでわかりやすい文章を書こう
まとめ:グッときたところベスト3
- 1位:1語でも短く、1字でも短く
- 2位:箇条書きにできないか?と考える
- 3位:強調語を使い過ぎない
以下は、本書の「おわりに」に書かれている文章です。
「ひたすら基本に忠実に、シンプルに」
1文字でも短くするようになりました。
短い簡潔な文章が刺さるからです。
以上です。
P.S. シンプルな文章を目指します。
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