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【書評】読ませる文章に必要なセンスの磨き方『伝わる文章を書く技術』

2020年5月23日

【書評】読ませる文章に必要なセンスの磨き方『伝わる文章を書く技術』
  • 「伝わる文章力を身につけたい」
  • 「『伝わる文章を書く技術』の書評を知りたい」
  • 「『伝わる文章を書く技術』の口コミ、評判を知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

この記事でわかること

  • 『伝わる文章を書く技術』印南 敦史【著】の書評【グッときたところベスト3】
  • おすすめの人、おすすめしない人、目次、口コミ8つ

 本記事の信頼性

  • ブログ歴:2019年1月にブログ開設
  • ブログ実績:過去最高は月62,000PV、月54,000円(確定)

「伝わる文章力を身につけたい」という気持ちでした。
私は読まれないブログをたくさん書いてきたからです。

しかし本書の「伝わる文章を書く技術」を少しずつ実践した結果、月間6万PVを超えるブログに成長しました。

本記事は、アクセスアップに役立った「伝わる文章を書く技術」の書評です。
この記事を読むことで、伝わる文章力を身につけるにはどうすればいいか、わかります。

なお著者は年間250本の書評を書いています。
書評家の「伝わる文章力を身につける本」なのです。

【書評】読ませる文章に必要なセンスの磨き方『伝わる文章を書く技術』グッときたところベスト3

【書評】読ませる文章に必要なセンスの磨き方『伝わる文章を書く技術』グッときたところベスト3

 グッときたところベスト3

  • 1位:”刺さる”を考える
  • 2位:時間をかければいいわけではない
  • 3位:「読ませる」文章に必要なセンスの磨き方

1位:”刺さる”を考える

読者は忙しいです。
つい忘れがちです。

読者を逃さないためにも、次の2つが大事です。

  1. タイトル
  2. 見出し

「タイトル」で刺さなければ、読まれません。
タイトルと文章の面白さは比例するからです。

「見出し」で刺さなければ、離脱されます。
読者はまず見出しを読んで、読む読まないを決めるからです。

タイトルと見出しで「読んでみたい」と思わせなければならないのです。

作家の中谷彰宏さんも「読者は忙しい。文章はつねに1秒が勝負のサドンデス」といいます。

1文でも面白くなければ、離脱していくのです。

著者は「タイトル」を「お店の看板」にたとえています。

たとえ、お店に良い商品が置いてあったとしても、看板がないと興味を持てないのです。

2位:時間をかければいいわけではない

「よく書けた」と思ったブログ記事でも、あまり読まれず、 逆に「速攻で書いた」ブログ記事が意外と読まれたりするのは、あるあるです。
要するに「速攻で書く」のが最適解です。

  • たくさん書く
  • たくさん読み返す
  • たくさん書き直す

文章力を上げる最速の方法です。 

読まれるかどうかは、時間に比例しません。
時間をかけたからといって、読まれるとは限らないからです。

最適解は、一気に書き上げることです。

あとで読み直して、修正すればいいのです。

  • 書くときは一気に書く
  • 時間を置いて、読み返し、書き直す

伝わる文章力を身につけるコツです。

ライフハッカーの書評は2,000文字、執筆時間は30分〜1時間

通勤時間などにサラッと読んでもらうために、たどり着いた文字数が2,000文字です。

著者は下記のように言い切ります。

  • ネットに長文は適さない
  • スマホで読むのは疲れる
  • 紙に比べ集中力も落ちる

2,000文字は読者にストレスを与えないギリギリのラインです。

驚くべきは執筆時間の短さです。
2,000文字を30分〜1時間で書き上げます。

本書には執筆にあたり「著者の4つの作業工程」が解説されていますが、1番重要なのは「推敲」といいます。

他の工程は、とにかく時間を短縮なのです。

3位:「読ませる」文章に必要なセンスの磨き方

3つです。

  • ポイント①:読む習慣を身につける
  • ポイント②:他人の視点に立つ
  • ポイント③:好きな書き手の真似をする

ポイント①:読む習慣を身につける

浴びるように読書をする必要があります。
読んだ量、書いた量で文章は決まるからです。

著者は「学ぶ意志がなくとも、読む習慣さえ身につけば、必要なことは自然とインプットされていく」と言います。

ポイント②:他人の視点に立つ

文章のセンスを磨くために「他人の視点に立つ」とは、どういうことか考えてみました。

「他人の視点=客観的」であれば、センスは磨かれる。
自分の文章を客観的に読め、修正できるからです。

著者は「自分目線では見えないものが見えてくる」といいます。

とはいえ「書く前は客観的になる必要はない」といいます。
頭でっかちになって書けなくなるからです。

大事なのは一気に書くことです。

読み直すときに、客観的になれればいいのです。

ポイント:③ 好きな書き手の真似をする

考えたことは以下です。

好きな書き手の文体は、真似しやすく吸収しやすい。
好きだからです。
自分の頭の範囲を超えて、語彙、文体を身につける良い機会です。

著者はさらに「真似た文章を書き続けると、飽きたり、恥ずかしく感じるときが来る」といいます。

「その時点で、自分らしさを表現するにはどうすばいいのか考えればいい」と。

まずは真似をすること。

飽きたり、恥ずかしくなったら自分色を出せばいいのです。

伝わる文章力を身につけたい人におすすめの本

伝わる文章を書く技術

おすすめの3人、おすすめしない3人

こんな方におすすめ

  • ビジネスパーソン
  • 伝わる文章力を身につけたい人
  • 日常的に文章を書かざるを得ない人

本書は「伝わる文章を書く技術」にフォーカスされています。

  • 伝えるための文章表現
  • 読ませる文章に必要な5つ
  • 「つかみ」と「まとめる」テクニック

おまけとして、以下も書かれています。

  • 時間術
  • 夢中になった10冊の本
  • 読書術(新しい本を手にしたときにすること3つ)

文章を書き続ける勇気をもらえました。

下記の人にはおすすめしません。

  • 文章の型を知りたい人
  • 稼げる文章力を身につけたい人
  • セールスライティングを知りたい人

文章の型は「文章構成のパターンがわかる本/150字、300字、800字の書き方」で解説しています。

WEBライティング、セールスライティングは以下が有益でした。

4つの章の目次【ライフハッカー編集長との対談もあり】

目次

STEP1.プロ書評家が教える読書術・時間術
STEP2.読み手の視点に立つ
STEP3.大切なのは伝えること
STEP4.「読ませる」文章の書き方
対談.「ライティングで大切なことって何ですか?」

書名伝わる文章を書く技術
著者印南敦史
単行本191ページ
出版社KADOKAWA/中経出版
発売日2014/11/27

著者はビジネスパーソン向けウェブメディア「ライフハッカー」で、ビジネス書を中心に書籍を紹介しています。

書評の数は年間250本ほどで、読書量は1日1冊以上。
本書はそんな著者が「書くこと、読むこと」について書いた本です。

「書評の書き方」の注意ポイントも書かれています。

  • どこを引用するのか
  • 引用文と地の文の割合
  • 書評の書き方での注意ポイント

「読み書き」の量をこなせる、プロ書評家の本です。

口コミ8つ

 Twitterの口コミ4つ

  • 本は隅から隅まで読まなくて良い、書くときも時間をかけない
  • 「カラダでリズムを刻みながらキーボードを叩いていた時期もありました」が印象的
  • 読者イメージを持つことで、文章に強さ説得力が加わる。「表現する」のではなく「伝える」
  • 「書くこと」「伝えること」について答えをくれる本

» Twitterで「他の口コミ」を見てみる

 Amazonの口コミ4つ

  • インプットからアウトプットまでシンプルに学べる
  • 新しい視点がなかったから残念
  • 大量にあふれる無料のテキストの残骸の中でいかに、読者に読んでもらえるかに神経を注ぐ
  • わざわざ買う価値はない。役に立つようなものはなかった

» Amazonで「他の口コミ」を見てみる

まとめ:たくさんの本を読み、伝わる文章力を身につける

まとめ:たくさん本を読み、伝わる文章力を身につけよう

 まとめ:グッときたところベスト3

  • 1位:”刺さる”を考える
  • 2位:時間をかければいいわけではない
  • 3位:「読ませる」文章に必要なセンスの磨き方

 読ませる文章に必要な5つ

  1. センス
  2. 文法
  3. リズム
  4. 簡潔さ
  5. 削ぐ力

「良い文章を書くにはたくさんの本を読むことが大切」

ライフハッカー編集長・米田智彦さんとの対談にある言葉です。
さらに以下のようにいいます。

  • ネットばかり読んでいる人は表現力が足りない
  • 深みのある文章を書く人は、ほとんどが読書家

1日1冊以上を読んでいる著者と編集長には説得力があります。

以上です。

P.S「書くことも大事だけれど、もっと本を読まねば」と改めて思ったのでした。

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