- 「ブログが読まれない」
- 「刺さる文章を書きたい」
- 「1秒で心に刺さる文章の書き方を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 『1秒で刺さる書き方』中谷彰宏【著】の書評【グッときたところベスト3】
- おすすめの人、おすすめしない人、本の商品情報、口コミ7つ
本記事の信頼性
- ブログ歴:1年(2019年1月開設)
- ブログ実績:過去最高は月62,000PV、月54,000円(確定)
ブログを書いても書いても、最初の頃は読まれません。
インデックスされず(SEO知識もなく)、文章力もないからです。
私はどんなに書いてもアクセスは下がるばかりでした。
そんな絶望した状況を打破すべく手に取ったのが本書です。
本記事は、ブログが読まれない人におすすめの「1秒で刺さる書き方」の書評です。
この記事を読むことで「刺さる文章の書き方」がわかります。
本書の単文かつ短文です。
刺さっていくのは、つねに短い文章です。
Contents
ブログを書いたのに読まれない【1秒で心に刺さる文章の書き方】グッときたところベスト3
グッときたところベスト3
- 1位:読んだ人が、人に話したくなり、行動したくなり、ハッピーになる
- 2位:読む人は忙しい。1秒が勝負のサドンデス
- 3位:1番言いたい1文に、マーカーを引く。その前を、バッサリ削除する
引用して、順番に解説します。
1位:読んだ人が、人に話したくなり、行動したくなり、ハッピーになる
書くことの基準は、
① 読んだ人が、人に話したくなるか
② 読んだ人が、行動したくなるか
③ 読んだ人が、ハッピーになるか
の3つです。
「なるほど。勉強になりました」と言っても、行動に移さなければ、それは相手を動かしていることになりません。
動かないのは、読んだ人の責任ではなく、書いた人の責任です。
「いい話だったけど、何をすればいいのかまったくわからない」ということは、よく起こりがちです。
私の本は、話題ごとに小見出しを立てています。
冒頭にはA見出し、最後にはB見出しを立てるという構成です。
B見出しには具体的な行動を書くようにしています。
たとえば、典型的な読まれないブログには「今日も元気いっぱいやりましょう」と書かれています。
間違ったことは書いていませんが、具体的に何をすればいいかわからないのです。
モテるためのアドバイスで「人に会いましょう」と言われても、「会ってるよ」ということになります。
アドバイスは具体的な行動を指示することが大切です。
ただし、読んだ人が「それはムリ」と思うような難しいことは行動に起こせません。
読んだ後に砂を噛むような後味の悪さが残ったり、「人間は弱いんだな」「やっぱり自分はムリだな」と思うような文章は、人の心を動かさないのです。
それは行動しないことの大義名分を与えているだけです。
文章を書く意味は、読んだ人をハッピーにすることです。
「私はこんなにハッピーです」と書いても、「よかったですね」で終わりです。
読んだ人がハッピーを共有できなければ、書いていることになりません。
文章を書く時は、「話したくなるか」「行動したくなるか」「ハッピーになるか」という3つのポイントを客観的に自分でチェックすることが大切です。
読んだあとの具体的行動
- 読んだ人が、人に話したくなるか
- 読んだ人が、行動したくなるか
- 読んだ人が、ハッピーになるか
3つの言葉が刺さったため、下記行動をしました。
- 3つの言葉を当ブログの運営方針にする
- 3つの言葉を携帯の待ち受け画面にする
- 3つの言葉を読んでから、ブログを書く
順番に解説します。
3つの言葉を当ブログ(Blog Chronicle)の運営方針にする
ブログは、読者が読んで、納得して、行動してもらわないといけません。
「読者に行動」してもらわないと、商品が売れないのです。
読者に行動してもらうために必要なのが「セールスライティング」です。
『刺さる文章の書き方』は「セールスライティングの書き方」なのです。
3つの文章は、本書の「はじめに」の部分に書かれています。
もったいぶらずに、最初から刺すことが大事です。
なおブログ運営のポリシーにしたことは「ブログのキャッチフレーズは人生方針【運営方針2つ/カテゴリ5つ】」で解説しています。
3つの言葉を携帯の待ち受け画面にする
理由は、携帯待ち受け画面はいつも見るからです。
「目標を見えるところに貼っておく」は、目標達成に有効です。
3つの言葉を読んでから、ブログを書く
3つの言葉は「読まれるブログ」を書くために必要です。
どんなに小さくても良いので、読者を動かすことが大事ですね。
2位:読む人は忙しい。1秒が勝負のサドンデス
実際にブログを見せてもらった時、私はまず見出しを見ます。
私がこの見出しで、読者は読みたいと思うかな」と言うと、
ー「僕は読みたいと思います」
「この1行目で、読者は読みたいと思うかな」
ー「先生、もう少し先まで行ってください。その先が面白くなるんです」
「読者は忙しいから先まで待てないよ」となることが多いのです。
読み手は、チラッと見てピンと来なければ、すぐに次のページをクリックします。
ブログ画面の右の方に、ほかに気になるブログのタイトルがたくさん出てくると、そちらへ気持ちがフッと行きます。
本屋さんで立ち読みする時は、1秒が勝負です。
パッと最初に目に入った1文がいまいちだと思うと、本を置かれてしまいます。
ほかにもっと面白そうな本は、たくさんあります。
だからこそ、1行目が勝負なのです。
文章は、制限時間1秒のサドンデスです。
1文でもつまらないところがあったら終わりです。
TVで言うと、チャンネルをかえられるのと同じです。
今は、読み手より書き手の方が多くいます。
読み手は選びほうだいなので、1文でもムダな文章は書けません。
面白くないからいって別のものに目が行くのは、読み手の根気がないのではありません。
根気がない読み手を惹きつけることができない書き手の責任です。
ムダな1文を書くという書き手の覚悟のない姿勢に問題があるのです。
サッカーのサドンデスは、1点入ったら終わりです。
勝つためには、1秒も気を抜けません。
それが、書くという行為であり、読むという行為でもあるのです。
書く側は、常に読み手がサドンデスの状態だということを意識しておく必要があるのです。
すべてに赤線を引きました。
ムダな文章が1文もなかったです。
文章は1秒が勝負のサドンデス。
この言葉だけでも、本書を読んだかいがあります。
1秒たりとも、1文たりとも気を抜けません。
ムダな文章を多く書いてきました。
読者に離脱される原因です。
読者はヒマではありません。
貴重な時間を削りながら、読んでいるのです。
ムダな文章が1文でもあればアウト
3アウトチェンジではありません。
1アウトでゲームセットです。
ブログを読むときは、飛ばし読みです。
気になる文章があれば、周辺を読むくらい。
いかに足を止めてもらうか。
「もっと読みたい」と思わせるような、短く刺さる文章が必要です。
文章を書くうえで「読者は忙しい」を忘れてはいけません。
3位:1番言いたい1文に、マーカーを引く。その前を、バッサリ削除する
ほとんどの人は、1番言いたいことはラスト5行の中にあります。
私は「1番言いたいことは後ろから5行目のここですね。じゃ、6行目から前のところを全部切ってください。ここから始めましょう」とアドバイスします。
それより前の文章はすべていらないのです。
後ろから5行目のところに1番言いたいことを書くと、そこからの論の展開は4行しかありません。
そのために文章の彫りが浅いのです。
それまでは誰でもわかっていることや、ほかの人も書いているようなことをだらだら書いているから、前置きがやたら長くなります。
1番大切なところは、後ろにとっておかなくていいのです。
そこから始めても、文章はわかります。
まず書きたいことをすべて書いて、1番言いたい1文の前の文章をすべて切ってみます。
1番言いたい1文にたどり着くまでの前置き部分は必ずあります。
「そんなに切るんですか。そうすると、書くことがなくなっちゃうんですけど」と言う人は、そもそも書くことがないのです。
1番言いたい1文から始めて、さらに「ということは」「ということは」「なんで」「なんで」と突き詰める必要があるのに、始まりのところで終わってしまうと、ありきたりな文章で深味がありません。
キャバクラで「どう思う?どう思う?」と言うオヤジの話し方と同じです。
1番言いたいことをもったいぶっていると、読者の心はつかめないのです。
1番言いたいことをもったいぶることは、読者ファーストではありません。
忙しい読者のことを考えれば、結論ファーストです。
当ブログの「自己紹介」を書き直しました。
1番言いたいことを最後に書いていたからです。
1番言いたいことを冒頭にするメリットは、いつ離脱されてもいいことです。
「1番言いたいこと=結論」から書いていくのがベストです。
『1秒で刺さる書き方』は、ブログが読まれない人におすすめの本
おすすめの人、おすすめしない人
こんな方におすすめ
- ブログを書いたのに読まれない人
- 意図に反して、炎上してしまった人
- オリジナリティーのある文章が、書けない人
読んだあとは行動が変わります。
刺さるからです。
- 「この書き方を試してみよう」
- 「今までの書き方は間違っていた」
- 「こんな文章を書けるようになりたい」
そんなことを思わせてくれます。
7回繰り返し読みました。
下記の人にはおすすめしません。
- 文章の型を知りたい人
- 刺さる例文を知りたい人
- 細かい文章テクニックを知りたい人
書籍情報
書名 | 『1秒で刺さる書き方』 |
---|---|
著者 | 中谷彰宏 |
単行本 | 232ページ |
出版社 | ユサブル |
発売日 | 2018/7/13 |
著者:中谷彰宏のプロフィール
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。
CMプランナーとして、テレビ・ラジオCMの企画、演出をする。
91年に独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。
ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。
「中谷塾」を主宰し、全国で講演、ワークショップを行っている。
Twitterの口コミ7つ
1.たまたま見つけた
今日本屋さんで、中谷彰宏さん著
『1秒で刺さる書き方』という本に出逢った。本屋さんでたまたま見つけて開いたところを読んだらすごく惹かれるものがあって『読みたい』と思って我が家に連れて来てしまった。いま読ませていただいてます。#面白い本 pic.twitter.com/0eS1qW9GoD— YAMATO (@yamato_se) November 13, 2019
2.美学があるのが、文章だ
中谷彰宏先生のこの本が好きです。
【1秒で刺さる書き方】
「美学があるのが、文章だ。」のところが好きです。 pic.twitter.com/exCydPlHDs
— 髙木裕矢(たかぎひろや) (@takagihiroya21) October 10, 2018
3.本も買ってしまった
10月9日(火)読書日記。
『1秒で刺さる書き方』
中谷彰宏Kindleで読んでいたのに、本も買ってしまった。
時々起こる現象です。 pic.twitter.com/8ylM0FeQOE— Akiko.Goro (@bmAmKeQLDrcVJka) October 9, 2018
4.書くこと、書かないこと
朝の #読書 『1秒で刺さる書き方』中谷彰宏 著、ユサブル 刊 より
"私は「書くこと」と「書かないこと」を決めています。読んだ人がハッピーにならないことは書きません。読んだ人がハッピーにならなくても売れる本もありますが、そういう本は書かないことにしています" pic.twitter.com/j8Z99mgwy8
— 上村アキヒロ @ルマンの会 (@gdist43) July 7, 2019
5.長いことは親切ではない
「1秒で刺さる書き方」を読んだ。できてないことを次々に指摘される感覚で、耳が痛い。定期的に読み返したい💓
・長いことは、親切ではない。
・筋道の通った文章には、接続詞はいらない。
・客観的に読み返すコツは、声に出して読むことだ。 pic.twitter.com/vfxx5aSvib— riwa (@rw_note) April 7, 2019
6.書くことは削ること
中谷彰宏さんの「1秒で刺さる書き方」読了。
またまた中谷さんの本。
最近出た本です。
1000冊以上本出してる作家さんが書く書き方の本です。
「書くとは結局削ることなのです。」のフレーズが印象に残りました。
たくさん書いて削っていく作業は、文章書く上で必須かなーと私は思います。 pic.twitter.com/HSrWANO5fH— 桂田はじむ (@hajimu11) August 3, 2018
7.!に頼らない
つい文章に勢いをつけるために「!」をつけてしまいがちですが、「!」なしで熱量を表現できるように言葉を探すと、文章は伝わる内容に仕上がっていきます。『1秒で刺さる書き方』40項より『「!」「…」「(笑)」に頼らないで大人の文章を書きましょう。』に納得です。#中谷彰宏
— 福井すぐり (@sugureach) July 19, 2019
まとめ:読者の心に刺さる文章で、読まれるブログを書こう
まとめ:グッときたところベスト3
- 1位:読んだ人が、人に話したくなり、行動したくなり、ハッピーになる
- 2位:読む人は忙しい。1秒が勝負のサドンデス
- 3位:1番言いたい1文に、マーカーを引く。その前を、バッサリ削除する
他にも刺さった文章
- 構成を考えると熱が冷める
- 徹底的に短文主義に徹する
- 文章を書くことは決断することだ
- 何を書くかではなく、何を削るかだ
- 論より体験が強い。説明より、物語が強い
- ムダになる原稿を、早く書いて、早く削除する
- 一文字でも短くする。もっと適切な言葉は、ある
- 質問より答え。新聞に見出しがなかったら、読む気がしない
- たった1人の人が、1番困っていることの解決策を書く
文章にゴールはありません。
村上春樹さんも言うように、どこまでいっても完璧な文章は存在しないのです。
»【村上春樹の文章力】文章は何度も「読み直し、書き直し」でうまくなる
文章を書くことは果てしない山登りです。
登れば登るほど、見える景色は変わるはず。
ブログを600記事以上書いても「産みの苦しみ」があります。
得られるものを信じて書き続けるだけです。
ゴールがあるとすれば、読者の心を動かすことです。
読者を変えることなのです。
以上です。
P.S. まだまだできていませんが、ブログが読まれない人へ本書を捧げます。
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