- 添乗員の仕事内容や体験談を知りたい
- 大変そうなだから、本を参考にしたい
- 添乗ノウハウや勉強法の本も知りたい
この記事は添乗員を目指す方へ向けて書いています。
本記事を書いている私は「旅行会社19年8ヶ月+派遣添乗員1年」を経験しました。
添乗はスーパーハードなので、おすすめしません。
おすすめしないのに本記事を書く理由は「おすすめしようが、しまいが、添乗をやる人はやるし、やらない人はやらない」からです。
本記事では、初心者向けの添乗員になりたい方に役立つ、厳選された本のランキング10選を紹介します。
この記事を読むことで、添乗員の未来が見えてくることを祈り上げます。
新たな一歩を踏み出すための指針になります。
【初心者向け】添乗員になりたい人に役立つおすすめ本ランキング10選
1位:派遣添乗員ヘトヘト日記
著者「梅村達」さんは50歳を過ぎてから、ひょんなことから派遣添乗員になりました。
66歳を過ぎてもなお、現役であり続けます。
オロオロしながらもトラブルを乗り越え、経験から自分だけの方法論を生み出していく姿勢に心が動かされます。
「添乗は大変だけれど、良いところもたくさんあるよね」と気づかせてくれます。
私は旅行会社の添乗員として100回の経験がありますが、添乗員はラクな仕事ではありません。
究極のサービス業です。
ただ本書を読むと「また添乗員をやってみようかな」と思えてくるのが不思議です。
添乗員は辛いこともあります。
しかし「辛いこともあるけれど、いいところもあるよね」と当時の経験が思い出されるのです。
もし添乗員になりたい方がいたら、読んでみて損はしません。
添乗員の世界がよくわかる本です。
詳しくは「【書評】『派遣添乗員ヘトヘト日記』でわかる添乗員の苦しさ、面白さ」で解説しています。
2位:「日本一の添乗員」が大切にする接客の作法
ツアーコンダクターオブザイヤーを受賞した日本旅行・ジャッツの原 好正さんの著書です。
「お客さまに寄り添う添乗とは何か」がわかります。
「添乗初期」にいちばん役立った本です。
添乗前は読み返すようにしていました。
国内旅行についてはあまり書かれていないが「考え方、行動」は国内でも応用できます。
国内おすすめレストランや国内添乗おすすめホテル、添乗失敗談を期待されている方は適していないです。
詳しくは「日本一の添乗員が書いた接客業のおすすめ本【添乗は究極サービス業】」で解説しています。
3位:感動を創造する海外添乗員で世界すべての国を行く働き方
- 海外添乗員の体験談を知りたい
- 海外添乗員としての働き方を知りたい
- 海外添乗員に憧れているが、実態はどんな感じだろう
こんな疑問に答えてくれる本です。
海外添乗日数2500日の著者の失敗談のオンパレードだからです。
どうやって失敗して、どうやって乗り越えたのか、著者の試行錯誤の様子がオープンに書かれています。
「こんな失敗してもなんとかなるんだ」と視野が広がます。
海外添乗員を目指す人向けの本です。
添乗員のイメージがリアルに伝わってきます。
著者は株式会社マンデラのオーナーです。
詳しくは「マンデラの海外添乗員の働き方がわかる本【失敗から気づきを得る】」で解説しています。
4位:セカンドクラスの添乗員
本書を読んでも「添乗員になりたい」と思える人は適性があります。
ありとあらゆる添乗員の辛さが書いてあるからです。
書かれていることのほとんどが「海外添乗員のしんどさ」です。
添乗員になるのが嫌になるかもしれません。
普通の人は嫌になります。
私も嫌になりました。
しかし時間が経つと「嫌なことのMAXはこれくらいか」とも思えるようになりました。
辛いところがわかれば添乗がやりやすくなります。
添乗中に起こることが想定の範囲内になるからです。
トラブルの対処法がわかるのです。
いっぽう「添乗員の良さ」も書かれています。
- 話と旅とお世話が好きで、薄給でもよければ、添乗員よりすてきな仕事はない
- ただでいろいろなところに行ける
- ただでいろいろなものが食べられる
- 世界じゅうにできる友達
- お客さまからの忘れられない言葉
素晴らしいです。
著者は海外専門の添乗員で「英語とフランス語」ができます。
私は「しんどい添乗でも語学ができたから、なんとかなったに違いない」と感じました。
実際、語学力で切り抜けた体験談も書かれています。
著者の初添乗の体験談は必読です。
5位:旅行業界グラグラ日誌
67歳の現役添乗員・梅村逹さんの「旅行業界グラグラ日誌」です。
- 一にも二にも体力勝負
- 旅が日常で毎日が刺激的で、ワクワクとした心持ちで過ごしてきた
- 苦しきこと多かりし世界である
- 体力に加えて、図太い神経も必須条件
6位:サービスの教科書
7位:添乗員の愚痴ばなし「シリーズ1:添乗への道」
現役の海外添乗員「添てん」さんの著書です。
シリーズもので5作あります。
「添乗員になるメリット」は共感できるものばかりです。
これから「添乗員になろう」と考えている方に価値があります。
添乗の実情がわかるからです。
添てんさんの添乗デビューまでの軌跡も書いてありました。
8位:添乗員の愚痴ばなし「シリーズ2:トルコ旅行」
添乗員の添てんさんと一緒に旅行した気分になれます。
- 出発前の打ち合わせ
- 空港集合、観光、帰国
トルコは行ったことがありませんが、添乗のときには役立ちます。
お客さまの知らないところ復路の航空券の座席指定をWEBでやるのは共感しました。
9位:現役海外添乗員アガサちゃんの海外添乗・ドタバタ珍道ツアー
カナダ・モントリオール初添乗の話がおもしろいです。
予約済みレストラン38名分が、別グループに取られたとき、どう対応するのか。
書いてあるのはたった1つのエピソードです。
同じ添乗員としてハラハラ読めました。
10位:旅の作法
海外添乗員になる前にやっておくべきこと3つ
海外専門の添乗員派遣会社に入る前にやっておくべきこと3つ
- 英語の勉強をする
- 海外添乗員の本を読む
- 海外添乗員の体験談を読む
1.英語の勉強をする
語学力に不安な人は、勉強して損はありません。
海外添乗で英語を使うからです。
英検2級、TOEIC540点の私が言うのは説得力がありません。
英語力を上げるために大事なことは3つです。
- たくさん聞く
- たくさん話す
- たくさん読む
10年以上、英語を勉強して、さんざん失敗しました。
英語の勉強ではリスニングは大事です。
聞き取れないと話せないからです。
挫折経験から「DUO1冊を徹底して極めるのがいちばん」です。
DUOの素晴らしさは「英単語・英熟語おすすめ参考書4選まとめ【DUO3.0がベスト】」で解説してます。
2.海外添乗員の本を読む
体験談がわかるからです。
添乗のイメージができます。
3.海外添乗員の体験談を読む
未経験の方は海外添乗員の体験談を知っておくことで、引き出しが増やせます。
海外添乗員の体験談のリンク
海外添乗の仕事内容がわかるマニュアルは下記です。
»【海外添乗マニュアル】出発前から帰国までのポイントを添乗歴18年が解説
よくある質問①:いきなり海外添乗から始めたいけれど可能?
可能です。
海外専門のツアーコンダクター派遣会社の添乗の仕事は「海外だけ」だからです。
ただし、添乗員派遣会社に入社できればの話です。
面接があり、英検2級以上(TOEIC550〜600点)の語学力も必要です。
たとえば、株式会社マンデラに入社すれば100%海外添乗員になれます。
もし、マンデラの海外研修を終了後、1年以内に海外添乗デビューできない場合は、なんと研修費を全額返金しています。
海外添乗員になれる教育システム、フォロー体制ができているのです。
海外添乗だけをやりたいなら、マンデラなどの派遣会社をチェックしてみるのもありです。
よくある質問②:大手と呼ばれている国内・海外の添乗派遣会社でも、いきなり海外添乗からは可能?
ほとんど不可能です。
ただし、添乗経験があれば可能性はあります。
- 未経験の場合 → 国内添乗から経験を積み上げ、海外添乗にステップアップ
- 添乗経験がある場合 → 希望すればいきなり海外添乗からスタートもあり
未経験であれば、まずは国内日帰りバスツアーで経験値をためるのが吉です。
「添乗経験+語学力」で海外添乗員にステップアップできます。
とはいえ海外専門の添乗員派遣会社の弱点は、国内添乗ができないことです。
国内添乗までやっている総合派遣会社の場合、天災地変・ウイルスなどで海外添乗ができなくても、国内添乗への逃げ道はあります。
海外専門だと1つのカゴに卵を盛っているのと同じなので、一発でアウトなのです。
リスク分散のためにも国内・海外添乗の両方ができる添乗員派遣会社を視野に入れておくのもありです。
なお添乗員になるには「旅程管理主任者」の資格が必要です。
取得方法は「添乗員資格「旅程管理主任者」の取得方法と難易度【合格率90%】」で解説しています。
他にどんな派遣会社があるかは「添乗員派遣会社34社の完全まとめ【基本情報や特徴、待遇を比較】」にまとめました。
まとめ:海外添乗員はラクではないが、やりがいはある
私立理系、ゲーム好き、TOEIC330点からのスタートでも、海外添乗できます。
上記は私ですが、海外添乗まで到達済です。
最初は不安でした。
ただ「やってみたい」の気持ちだけでなんとかなりました。
海外添乗はラクな仕事ではありませんが、やりがいはあります。
以上です。
P.S. 大変な分だけ、やりがいがあるのですね。
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