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仕事についていけない40代の解決策【工夫と報告/自己啓発書9冊】

2022年9月20日

仕事についていけない40代の解決策【工夫と報告/自己啓発書9冊】
  • 「40代で転職して新しい仕事についたけれど、仕事についていけない」
  • 「新しい仕事だから、ついていけないのは当然だけれど、先を考えると不安」
  • 「年下の20代に叱られている日々から脱出して、早く1人で仕事ができるようになりたい」

この記事は、仕事ができない40代の自分へ向けて書いています。

 この記事でわかること

  • 仕事についていけなくても楽しむコツ
  • 仕事の基本である「報告」のやり方
  • 叱られても不安にならない3つの理由
  • 30代向けの自己啓発書の刺さる言葉

本記事を書いている私は、40代で転職をしました。
派遣社員として週3日ほど働いていますが、仕事ができません。

20代に戻ったかのように、20代女子社員から仕事を教わり、たまに叱られています。
「仕事に行きたくない」という日々でしたが、「やはり仕事はおもしろい」と胸を張って言えるようになりました。

その理由は、「本記事の結論:仕事に自分なりの工夫をしてみることで、結果は自分のものになる」がわかったからです。

記事前半では「仕事ができない私の状況と、解決策としての工夫と報告」を書いています。
記事後半では「中谷彰宏さんの30代向け自己啓発書9冊」をまとめました。

30代向けの本を読む理由は「工夫のヒント」を得るためです。

仕事についていけない40代の解決策【工夫で仕事が楽しめる】

仕事についていけない40代の解決策【工夫で仕事が楽しめる】

20代のころ、1日1個、叱られていた

新入社員のとき、毎日叱られていました。
20代後半の先輩です。

「1日1善」の言葉のように「1日1叱られ」です。
本当に仕事ができなかったのです。

たまに叱られない日があると「何かあったんじゃないか」と不安になります。
「先輩、今日は何かないですか」とそれとなく状況を伺っていました。

40代の今でも、当時の先輩と同じような年代の女子社員に叱られています。
過去のトラウマから逃げたつもりが、結局、また捕まってしまったようです。

人生の課題は「解決しない限り、姿・形を変えて戻ってくる」の典型例です。

40代でも20代の上司に叱られる日々

「40代で20代の女子社員に叱られる」なんて想像していませんでした。

叱られた内容は抽象的に書くと、以下5つです。

  1. 細かい報告をしなかった
  2. 教えられたことを忘れた
  3. 想定外に対応できなかった
  4. 知識不足で対応できなかった
  5. 視野が狭く、判断を間違えた

上記の叱られた内容は、20代の頃と変わっていません。
「仕事の基本」は、いつでも同じなのです。

仕事についていけなくても、工夫で楽しめる

本記事の結論ですが、仕事を楽しむコツは工夫です。

理由は「工夫をすれば仕事の結果は自分のものになる」からです。

他人の発想から始まった仕事は「やらされ仕事」になりかねません。
「やらせれ仕事」は楽しくありません。

結果を出しても、仕事の成果は「仕事を発想した他人のもの」だからです。
他人の発想したものは、たとえば以下のとおり(私の経験したもの)。

  • アルバイト
  • 派遣添乗員
  • Webデザイン
  • WEBライター

いっぽう、自分で発送したものは楽しいです。
自然と自分なりの工夫が入るからです(以下)。

  • ブログ
  • 旅行会社の添乗(営業、手配、下見、添乗まで一貫が条件)

ゆえに、仕事の結果を自分のものにするためには「自分なりの工夫」をすることです。
他人発想から始まった仕事でも、自分で発想した工夫を入れて、結果を自分だけのものにするのです。

 自分の工夫を取り入れる効果は、以下のとおり。

  • 工夫の結果が知りたくて、仕事に前向きになれる
  • 仕事の結果が自分のものになるのでやる気が出る
  • 工夫するために考える習慣が得られる(視点が変わる)

仕事についていけなくても「1日1叱られ」を恐れず、自分からの「1日1工夫」を取り入れていくのです。

仕事についていけないなら基本の「報告」を極める

仕事についていけないなら基本の「報告」を極める

仕事の9割は報告です。

作家の中谷彰宏さんも「超一流の仕事術」で同じことをおっしゃっています。

仕事の基本は「報告」です。
「報連相」も根本は「報告」です。

基本は、奥が深く、難しいです。

以下では仕事日記を通して、日々の気づき、報告のやり方をメモしています。

4回報告の徹底:自分から報告すること

  1. 開始報告
  2. 中間報告
  3. 9割がた進捗報告
  4. 完了報告

1.開始報告

  • 仕事内容の確認
  • スケジュール
  • 作業分担、担当者
  • 仕事の段取り
  • 想定課題とリスク

2.中間報告

  • 進捗状況
  • 課題と対策状況

3.9割がた進捗報告

  • 細かい調整
  • 課題対策状況

4.完了報告

  • 仕事の完了
  • 補足の説明

やっていることはすべて報告です。

報告することで信頼が得られる

「なぜ報告するのか」を考えると、以下のとおり。

  • 相手が安心する → 口出しされなくなる
  • 2度手間を避ける → 無駄な時間(待ち時間など)がなくなる
  • 相手の状況が見える
  • 問題に早期対処できる → トラブル時の余裕につながる
  • 改善につながり、従業員・顧客の満足度が上がる
  • 上司の力を借りられる

結果として「信頼につながり、次の仕事を任せてもらえる」ようになります。

 報告の目的を再確認

  • 上司が判断や指示をしやすくするため
  • 関係者間での、情報共有のため
  • 解決できない問題について、意見やアドバイスをもらうため

重要:どうやって報告するのか

以下を考えつつ、報告をします。

  1. 何に関する報告なのか
  2. 結論がどうなったのか(結論ファースト:ゴールを明確に)
  3. 結論に至った経緯や理由
  4. 今後の展開を伝える(結果報告)

自分の考えや仮説を伝えるのも大事です。
自分で考えないと想定外のことに対応できなくなるからです。

 補足ポイント

  1. 数字を使う
  2. あいまいな表現NG
  3. プラスイメージで伝える

情報だけでなく感情も伝える

中谷彰宏さんの「いくつになっても「求められる人」の小さな習慣」から引用します。

求められる人は、伝言すると時に、情報だけでなく感情も乗せてくれます。
「こういう問い合わせがありました」という伝言を受ける時は、
「急がれていました」
「だいぶお困りのようでした」
「ちょっとご立腹でした」
という相手の感情を聞いておかないと、対応をしくじります。
ご立腹なのか、うれしそうなのかで、対応は変わるのです。
必要なのは、情報よりも、むしろ感情のほうです。

出典:『いくつになっても「求められる人」の小さな習慣』

ものすごく大事です。
「感情」を聞いておくことで対応方法が変わるからです。

上司、部下、お客さま、あらゆる報告で使える場面はあるはずです。

ただ、慣れていないとできることではありません。
当面は意識しつつ、身体に沁み込ませる必要があります。

報告の注意点:迷ったときは報告する

報告時にこんなことを思ってはいけません。

  • 細かなことまで報告する必要はない
  • 人に相談しなくても、自力でなんとかできる
  • 上司に悪い話はしたくない、後回しにしたい
  • そもそも報告の正しいやり方がわからない
  • 報告をしても上司が聞いてくれない

一人でなんとかしようとしないことです。
報告ができて一人前です。

  • 短く、何度でも伝える
  • お礼の報告は「超速」が基本
  • 伝わってないを前提にする
  • 悪い報告は1秒でも早く、すべて伝える
  • 報告は「成長」の絶好の機会と考える
  • 何が重要で、何が重要でないかは相手が決めること
  • 悪い報告や重要な報告は、上司の都合を無視してOK

報告するうえで、忙しい上司の立場に立つことも重要です。
報告を3つに絞るのもありです。

叱られたくらいで不安にならなくていい3つの理由

叱られたくらいで不安にならなくていい3つの理由

理由は、3つあります。

  1. 新しい仕事だから仕方がない
  2. 叱られるのは期待されている
  3. 叱られているうちが華である

順番に解説します。

1.新しい仕事だから仕方がない → 2周目を楽しむ

新しい仕事で叱られるのは当たり前です。
スキル(技術力)が身についてないからです。

40代は、未経験の仕事であれば、スキルはなくても人間力があります。
生きてきた経験値があります。

スキルがなくても人間力でカバーできることはあるはずです。
強くてニューゲームなのです。

40代の経験値を持ちながら、2周目の20代を経験できるなんておもしろいです。
生まれ変わったかのように人生を楽しむチャンスなのです。

仕事についていけなかった20代をやり直せるなんて楽しいです。

2.叱られるのは期待されている → 伸び代あり

理由は、叱られるのは期待されているからです。
まだまだ見込みがあるのです。

叱るのはエネルギーもいるし、面倒な行為です。
それでも叱られるのは「伸び代」あるからです。

叱ることは「改善」の意味があります。
叱られて改善されれば、業務は前に進みます。

叱られただけで不安になる必要はありません。
改善すればいいだけです。

40代でも伸び代しかない証拠です。

3.叱られているうちが華である → 新しい挑戦

叱られているうちが華です。

叱られなくなった終わりです。
存在がないのと同じだからです。
「無視」と同じなのです。

20代の頃は、叱られただけで「人格否定」と感じていました。

いちいち落ち込んでいたのです。
叱られるたびに先輩が嫌いになりました。

40代で叱られるのは違います。
「人格否定か、否か」くらい、判断できます。

40代は叱られたくても、なかなか叱られません。
今までの経験値もあるし、地位もあります。
なかなか贅沢な経験なのです。

新しいことに挑戦している証拠なのです。

30代向けの自己啓発書9冊を読む

40代になり、本を断捨離しましたが、中谷彰宏さんの本だけは捨てれません。
何度も繰り返し読める「一生の宝物」だからです。

本を読んだだけでは、仕事はできるようになりません。
書籍から得た「仕事の工夫」を1つ1つ試して、自分だけのノウハウに変えるだけです。

1.30代でしなければならない50のこと

  • 転職とは大人の意識のまま童貞に戻ること
  • 20代は技術力、人間力
  • 40代で新しくやり直す → 技術力なし・人間力
  • またイチから楽しめる、叱られる
  • 30代もますます量の時代

2.35歳までにやめる60のこと

  • 好きなことはお金払ってでもやりたいこと
  • すべてが学習であり、習い事である
  • 「これやらない」で差別化、お客様減らす
  • 1人に10倍サービスする
  • あれこれやると生き残れない、小市場絞る
  • 売れることを目的にすると楽しくなくなる
  • 「儲けなければ」を脱出して、自分の進化・成長に切り替える
  • 褒められるより、自分自身の成長を感じられるか

3.30代をどう生きるか

  • どんな業界にも、たとえ稼いでいなくても、当たったり、外れたり、試したりすることを楽しんでいる人がいる
  • 遊んでいる人よりも、勉強して成長している人のほうが、人生を楽しんでいる
  • 転がってきたチャンスはグズグズ言わずにつかむ(苦労はあとで来るから心配いらない)
  • 30代はものの見方を変える時代(失恋と不運が必要)
  • うまくいってないからこそ、変えられる
  • 人生を楽しんでいくためには、どれだけ好きな人と苦労できるか
  • 仕事の大半は、あまり楽しくない。自分の成長を楽しむ
  • 30代でうまくいかない体験や失敗をどれだけしたか

4.30代にやっておいてよかったこと

  • 努力とは成果が出ない時に諦めないこと
  • 朝起きたときにすぐやりたいことが好きなこと
  • 思いついたアイデアはどんどん書く、アイデアはアイデアを生む
  • リーダーは必ず笑顔、笑い飛ばしてくれる
  • 昨日より今日が成長しているという違いがわかったときに初めてやる気が生まれる
  • うまくいかなったことを話し合うのがノウハウになる
  • リーダーはクレームに「最善策と再発防止策」を出す
  • 部下を死なせないことがリーダーの役目
  • リーダーシップ力=自分自身の成長+部下の成長
  • リーダーは自分から挨拶する
  • 「もっと」「しっかり」「いろいろ」は禁句
  • 「勉強になった」と言えるのがリーダー
  • 好きなことは結果が出なくてもいい、しているだけでいい

5.30歳からの男の修行

  • 傷ついてもいい、汚れなければいい
  • 腰が低くて、威厳がある
  • スポーツで体を動かすことで、アナログの心を磨ける

6.30代で出会わなければならない50人

  • 評価を気にしないでコツコツ頑張れる人
  • いまだに叱ってくれる人
  • 10年以上、付き合えた仲間
  • たった1人に向かって、どれだけ深く読んでもらえるか、どれだけ長く付き合えるか、どれだけ強い絆でつながっていられるか

7.30代が楽しくなる方法

  • とりあえずチャンスをつかむ(あとで苦労が来るから、準備できてなくても大丈夫)
  • 勉強をしなければならない成長できる場所を選ぶ
  • 仕事の楽しさより、自分の成長を楽しむ

8.30歳までに成功する50の方法

  • うまくいかなかった体験こそ、財産であり才能
  • 成功とは成功に向かって動いている状態のこと
  • ムカつく相手との出会いは器を大きくするチャンス

9.30代を最高に生きるヒント

  • 仕事は自分でおもしろい目的を見つける
  • 万事休すとなったとき、力は伸びていく
  • 「変化なし」の報告がどれだけできるか

まとめ:仕事のやり方をいつも考え続ける【1日1変化】

まとめ:仕事のやり方をいつも考え続ける【1日1変化】

仕事のやり方で結果は変わる

40代の転職では「どんな職業に就くか」を悩むことは大事です。
ただ、それ以上に「どんな仕事のやり方をするか」を考えることです。

理由は、仕事のやり方次第で得られる結果は変わるからです。
得られる達成感、満足感、収穫は変わるからです。

「究極、職業なんてどうでもいい」と少しだけ、思えるようになりました。
「職業に貴賎なし」の意味がわかった気がします。

1日1回変化表

なぜあの人は仕事が速いのか」の「1日1回変化表」にグッときました。

変化表で大事なことは、「今までやっていなかったことをやってみた」ということです。
または、「今までこういうやり方をしていたけれども、こういうやり方に変えた」というものです。
変化表を書くのが日課になると、いろんなテーマで実験したくなります。
夜ふとんに入ってからでも、「照明を少し暗くするほうが会議に集中できるのでは」と寝ている時に思いつくのです。
そうしたら、早く現場に行きたくなります。
思いついたことをすぐに試してみたいと思えることが大切です。

出典:『なぜあの人は仕事が速いのか』

プロゲーマーの梅原大吾さんも「成長したければ、ひたすら変化せよ」と言っています。
サッカーの中村俊輔選手もサッカーノートを毎日つけています。

1日最低1つ、変化を試してみます。
その結果を記録して、さらに改善していきます。

以上です。

P.S. 男、40代、まだまだ人生を楽しめそうです。

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