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【適応障害は理解されない】聞いてもらう人とタイミングを間違えない

2019年12月16日

【適応障害は理解されない】聞いてもらう人とタイミングを間違えない
  • 「適応障害が理解されない、理解してほしい、共感してほしい」
  • 「適応障害はどうすれば理解してもらえるのか、理解してもらえないとダメなのか、安全基地の作り方とは?」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

本記事を書いている私は、適応障害で休職して1年がたちました。

適応障害は周りの人になかなか理解されません。
実体験から「適応障害は理解されない」と感じます。

復職や転職を考えると焦ります。

本記事では「適応障害は理解されてなくていい」と考えたことを解説します。
この記事を読むことで、適応障害を理解してもらうには、心療内科の先生に話を聞いてもらうことが最善とわかります。

日記のような記事ですが、少しでもご参考になれば幸いです。

適応障害は理解されない【病気になった人にしかわからない】

適応障害は理解されない【病気になった人にしかわからない】

適応障害の経験がない人が、適応障害を理解するのは難しいです。

病気の経緯・状況は人それぞれで、同じ状況の追体験は不可能だからです。

理解されなくて当たり前

先日、会社の先輩、後輩と飲む機会がありました。
その時にハッキリしたのですが、適応障害を理解してもらうのは難しいです。

適応障害は、原因となるものから遠ざかっていれば比較的、元気でいられます。
周りの人たちは、そんな元気な姿を見ると「本人の心」の心配をすることはありません。

 心配されるのは次のとおり。

  • 「復職するの?」
  • 「転職するの?」
  • 「今、何やっているの?」
  • 「これから先どうするの?」

これらの質問は「焦りの気持ち」を増幅させます。

自分でも比較的、元気だったので今まで気づきませんでしたが、上記の質問を浴びせられハッキリしました。

心の傷が治っていないのです。

求めていた言葉は共感

求めていた言葉は、これから先を心配する言葉ではないです。

 過去に傷ついた出来事に対する共感の言葉です。

  • 苦しいことばかりだったね
  • どこにも居場所がなかったね
  • パワハラがひどくて大変だったね
  • 辛いことばかりだったのによく耐えたね
  • ひどいクレーマーだったのによく頑張っていたね

共感の言葉が欲しかったのです。

飲み会を振り返れば、自分が欲しかった言葉を会社の人たちにかけていました。

自分の言葉を観察すると、面白いです。
自分の言葉は、自分にかけている言葉であることが多いから。

人は経験したことしか想像できません。
経験していないことはわからないのです。

周りの同僚もそうです。
当時の私の苦しんだ気持ちや立場を、100%理解することはできないのです。

私も同じです。

私が同僚の気持ちを100%理解するのが難しいのと同じことなのです。

少しでも話を聞いてくれるだけ、まだ幸せなのかもしれませんね。

共感してもらうのは難しい

理由は、自分の気持ちや休職するまでの事情を、すべてを説明してないから。

すべて話したところで100%の理解は難しいです。
立場が違うし、経験したことがないからです。

心療内科の先生は、「休職しているときは会社の人と会ってはいけない」といいます。
理由は、過去の辛かった出来事を思い出すから。

私は「会う人を選べば、会社の人に会っても良い」と考えていました。

 理由は3つ

  1. 病気に共感してもらえるかもしれない
  2. 転職先の情報が手に入るかもしれない
  3. 会社の情報(退職や人事異動)が入手できる

病気に共感してもらい、気持ちが楽になるかもしれません。
何かの縁で、転職先を紹介してくれるかもしれません。

会社の情報を知ることで「休職の原因になったパワハラ上司の異動」がわかるかもしれません。
原因が取り除かれれば、「復職しやすくなるかもしれない」と思ったのです。

会社の人間に会うメリットしか見えてなかったのです。

 もし会社の人間に会うのであれば、下記が大事です。

  • 会う人
  • 会うタイミング

間違えると、心の傷を大きくします。

現実逃避

「共感してほしい、わかってほしい」の気持ちは、痛いほどわかります。

  • たった一言でどれだけ救われるか
  • たった一言でどれだけ安堵感があるか

それでも適応障害の本人の気持ちは、家族にすら100%はわからないのです。

むしろ、家族のほうが理解できないこともあります。

 欲しい言葉は、次のとおり

  • 復職しなくていいよ
  • 転職しなくていいよ
  • 何もしなくていいから、気の済むまで休みなよ

逆の言葉は不要です。

逆の言葉をかけられると、焦るばかりです。
何も前に進みません。

ブログに注力しています。
以前の頑張り癖が戻ってきたような気がします。
また振り出しに戻ってしまった感じ。

結局のところ、現実逃避です。

「復職したくない、転職したくない、社会復帰したくない」

そんな思いがより一層、ブログへの逃避となって現れたのです。

会社の同僚とも「もう会いたくない」という気持まで芽生えてきました。
当時の辛かった出来事を思い出させ、復職や転職を連想させるからです。

下記、人形町メンタルクリニックから引用します。

職場における休職は回避の典型例です。
休職した当初は症状が軽減して楽になります。
しかししばらくすると、職場のストレス状況は変わっていないことや、いつかは復職しなければならないことを意識し始めます。
考えないようにすればするほど、頭に浮かび同時に当時の感情もよみがえります。
その不快な感情を避けるため、職場への接触や復職を拒み、さらに現実逃避的に海外旅行などに行きたくなったりします。
さらに会社のストレス状況を連想した際に、同時に思い浮かんでくるそれまで不快でなかった同僚や上司、会社そのものにも恐怖を抱くようになるため、会社の人間と会ったり、会社に近づいたりすることができなくなります。
その結果、無力感、自信喪失から精神的に弱くなり、孤立により会社のサポートも受けにくくなるという悪循環が形成され、いつまでも通常の仕事ができない状態になってしまいます。このような状態がうつ病に見えるため、新型うつ病と表現されたのだと思います。
しかしこれらの状態は従来から見られましたので、‘新型’というのは適当とは思えませんし、上述の通り‘うつ病’というのも不適切に思います。やはり、‘適応障害の慢性化’とするのが適当と考えます。そして、うつ病の治療ではなく、恐怖症の治療を行うことが必要と考えます。

出典:人形町メンタルクリニック

» 参考:社会復帰できない不安を指摘され、最悪の結果を想定【死ぬことはない】

適応障害を理解されないとき【聞いてもらう人とタイミングを間違えない】

適応障害を理解されないとき【聞いてもらう人とタイミングを間違えない】

解決策は、話を聞いてもらうことです。

 2つの方法

  • 心療内科の先生に話を聞いてもらう
  • カウンセリングを受ける

聞いてもらうことが1番です。

心療内科の先生を安全基地にするのがおすすめ

まずは通院している心療内科の先生に話を聞いてもらうことです。

心療内科の先生は味方です。
今まで「否定」されたことがありません。

心療内科の先生を味方につけ、自分の安全基地になってもらうのです。

安全基地とは「何があっても大丈夫」という気持ちをもたらします。

今まで適応障害を軽く考えていました。
適応障害は治療の必要な病気です。
原因となる会社から離れていると比較的落ち着いていられるため、自分でもなかなか気づけません。

適応障害は、間違いなく治療の必要な病気なのです。

「働きたくない」気持ちがある限り「治っていない」です。

このままブログを書き続けて、現実逃避を続けていいものか疑問です。
私にはわかりません。

ただまずは心療内科の先生に聞いてもらうことが必要です。

12月19日(木)は心療内科の予約が入っていますので、今の気持ちを先生に正直に話してみます。

カウンセリングを受けてみるのもあり

カウンセリングを受けてみるのも1つの方法です。
カウンセラーの人たちは、共感力、傾聴力が高いです。

 今までに受けたカウンセリングやセミナーは計8回

順番に解説します。

心の初級セミナー

心の初級セミナーは「ひらいなず先生」を受講しました。
料金22,000円で、ちょっと高かったです。

しかし「心の癖」を治すのに役立ちました。
また心の癖が戻りそうなので、復習します。

詳しくは「【心屋初級セミナー感想】頑張りすぎる人生から「負けの人生」を許す」で解説しています。

心屋オープンカウンセリング

心屋オープンカウンセリングの料金は、自由金額制なので高額ではありません。

いつも1,000円を払っていました。

  • メリット=金額が自由で、かつ、話したくなければ話さなくてもOK
  • デメリット=グループカウンセリングなので、先生と1対1で話せない

行こうかどうか迷っているなら、行ってみて話をしないで帰ってくるのもありです。

下記記事にまとめています。

九星気学カウンセリング

占いのようなカウンセリングですが、先生のカウンセリング能力は高いです。

デメリットは料金です。
1時間10,000円で他のカウンセリングに比べて高額です。

ただ東京のカウンセリングの相場からすると、若干安いです。

体験談は下記にまとめています。
» 恵比寿の九星気学占いを受けた感想【自分の取扱説明書を理解する】

ちなみにスピリチュアルカウンセリングについては、書籍の感想をまとめました。
» 【本物】スピリチュアルカウンセリングを受けたみた体験談が読める本

入間市のゆうひの秘密基地

「心屋男子の会」というセミナーで、埼玉県入間市「ゆうひ整体院」の先生に出会いました。

会ってから数日後、整体の予約をしました。
理由は「体の先生なので、慢性蕁麻疹をなおすヒントをくれるかもしれない」と思ったからです。

整体を受けた結果は、以下のとおり。

  • 遊ぶようになった
  • 慢性蕁麻疹が気にならなくなった
  • 適応障害、慢性蕁麻疹が味方になった

人生を変える出会いでした。

どんな整体だったのか?

カウンセリングです。
先生は体には指1本触れません。

すべて対話(自己対話)で進めていくスタイルです。

2時間ほどで終了しました。
終わるころには上記の結論に達していたのです。

「体と対話する」を初めてやりました。
蕁麻疹が初めて「味方」と思えた日でした。
「遊ぶ」ことの素晴らしさも教えてくれました。

価値観がひっくり返ったのです。

今まで憎んでいた慢性蕁麻疹は味方だったのです。

休職をさせてくれる味方なのです。
先生と出会えて、体と会話ができるようになりました。

慢性蕁麻疹との付き合い方を見直すきっかけになった整体院です。
また遊びに行きたいですね。

参考:オンラインカウンセリングや電話占い

24時間自宅でできるオンラインカウンセリングもあります。
料金の目安は「お試し1回5,000円」なので「ちょっと高め」です。

ムリに受ける必要はありません。
» いつでも、どこでも、安心できるオンラインカウンセリング【cotree】
blank» 参考サイト(インタビュー)

 電話占いもあります。

ヴェルニで10分だけ無料体験をしました。

 もらった言葉は以下のとおり。

  • 性格はマジメ
  • よく生きてたね
  • 2019年破壊の年
  • 2020年成功の年
  • 転職はありえない
  • 8月盆明けで急に上り調子
  • 今だったら、復職がいいけど
  • 2020年12月はもう何も心配いらない状態になる

最後の言葉「何も心配がなくなること」を信じて、今できることをやるのみです。
占いを「行動のきっかけ」にできれば試してみるのもありです。

更新情報(2021年4月)

「何も心配いらない状態」には、ならなかったです。
未来を信じつつも、どこか不安で押しつぶされそうです。

ただ電話占いを聞いたときは2020年12月まで「希望」を持てたのは本当です。
聞いてもらえ、共感してもらえたからです。

占い系は聞き方が難しいです。

  • 良いことを聞いたら、希望を持てる
  • 現実を知ったら「騙された」に変わる

「騙された」と思うと、消耗します。
「騙された」のではなく「うまくいかなかっただけ」と思うようにしました。

占いに科学的根拠はありません。
繰り返しですが「聞き方」に注意です。

薬もきちんと飲む

適応障害という自覚がなく、薬も「睡眠導入剤」しか飲んでいませんでした。

日中に飲む薬を処方されているなら飲んだほうが良いです。

どうでもいい話ですが、タバコ量が増えてきました。
ストレスの表れかもしれません。

適応障害の人生、これから先、どうなるかわからなくて不安になる方もいらっしゃるはずです。

私も不安です。
気持ちの9割は不安です。

何を選べばいいのか、正解がわかりません。
人生に正解はないのです。

AとB、2つの選択肢があります。
Aを選んだ時点でBを同じ条件で選べなくなるからです。
どちらが正解か測定できません。
あるのは選んだものを正解にしていく「後出しの努力」だけです。

ただ苦しんでいる人は、もう1回先生に話してみるのもありです。
さらに共感してもらえるかもしれません。

たった一言で何かが変わるかもしれません。
何もしないよりは、前に進めるはずです。

最後に参考リンクを貼っておきます。

以上です。

P.S. 安全基地を作ろう。

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