- コロナで家にこもる時間が増え、メンタルが不安定で鬱々している
- メンタル管理の重要性に気づいたけれど、どうしたらいいのかな?
- メンタルを取り戻すために、具体的で簡単な方法があれば知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
「メンタルと体調のリセット術」を読みました。
本文に「失ったものは見えやすい。ただ手放せば後から入ってくるものがある。それは、見えにくい」という文章がありました。
強く共感です。
休職して見えたもの、会社を辞めて、入ってきたものがあったからです。
この記事でわかること
- 『メンタルと体調のリセット術』のグッときたところベスト3
- 書籍情報、口コミ2つ
本記事を書いている私は、中谷彰宏歴27年6ヶ月(1996年4月から)です。
» 中谷彰宏おすすめ本17選まとめ【文章4冊+成功5冊+ヒント8冊】
コロナでメンタル不調の人も多いです。
退職して、引きこもりの私がそうでした。
どんどん憂鬱になっていくのがわかります。
考えてはいけないことが頭に浮かんできます。
本記事は、メンタルをやられた私が「メンタルと体調のリセット術」の読書感想です。
この記事を読むことで、グッときたところベスト3、口コミ2つがわかります。
「元に世界に戻ることを期待するのはやめよう」と思えました。
コロナ前の世界に戻ることはありえないからです。
新しい世界になったのです。
「もう戻ることはできない」と覚悟できます。
Contents
【感想】メンタル不安定なときに読む本『メンタルと体調のリセット術』グッときたところベスト3
グッときたところベスト3
- 1位:リセットした先に、一段上がった自分がいる
- 2位:リセットは、信じること
- 3位:「見返り」を手放すと「やりがい」がやってくる
1位:リセットした先に、一段上がった自分がいる
引用文を1位に選んだ理由は「コロナはチャンス」と思っていたからです。
私は本業(旅行業)のストレスで体を壊し、2018年12月から2年間休職しました。
休職中、コロナウイルスが発生し、本業の仕事は消えました。
復職はしたくなかったので、2020年12月に退職です。
退職した表向きの理由は「コロナで旅行業は仕事がないから」ですが、本当の理由は上司や仕事です。
ラッキーなのは転職でも「こんなご時世で旅行業は厳しいから」という言い訳ができるのです。
どさくさに紛れて、リセットするチャンスをもらったのです。
コロナで仕事を失った人も多い
旅行業に見切りをつけた部分はありました。
前と同じように旅行できる世界に戻るかどうか、わからないからです。
以下の憶測ができます。
- 企業の出張は回復するのか?
- どこまで旅行人口は戻るのか?
- 旅行ができるのはいつになるのか?
- 旅行のバーチャル化も進むのでは?
- 会議のオンライン化で出張が減るのでは?
誰にも未来はわかりません。
先のことはわからないのです。
先がどうなるのかわからない状態でするのが「リセット」
先がわかってからの行動は「リセット」ではありません。
ただの安全策です。
体を壊し、先が見えないまま退職して、多くのものを失いました。
目の前からこぼれ落ちていく、消えていく、いろんなものが無くなっていく。
失ったものは見えやすいです。
持っていたものだからです。
代わりに入ってくるものが何かわかりません。
後で入ってくるからです。
リセットで失うものもあるけれど、新しく手に入るものもある。
ただし、新しいものは自分の未来を信じてリセットする人にしかやってこないのです。
私の場合は「リセット」しか選択肢がなかっただけです。
» 適応障害で休職して出世を失った【捨てたもの9つ、得たもの9つ】
2位:リセットは、信じること
先が見えない状態でのリセットで必要なものは「勇気」です。
- 奈落の底に転落するかもしれないから
- 社会に復帰できないかもしれないから
- 間違った選択になるかもしれないから
ただ1歩踏み出してみないとわかりません。
景色も変わりません。
未来がわかるなら安心かもしれません。
安心と引き換えに失うものはドキドキです。
そんな人生、何がおもしろいのか?
おもしろいわけがありません。
エキサイティングでビビッドな人生を歩みたい人はリセットはありです。
著者は何も「会社を辞めろ」と言っているわけではありません。
選択肢を提案しているだけです。
- 気軽にリセットしてみたら
- 新しいことを始めてみたら
- 少しだけ変化をしてみたら
コロナで遠くへ旅行できなくても、近くの散歩で「桜の木」を見つけられるかもしれません。
もとへ戻る必要はありません。
新しい自分の未来を信じるだけです。
とはいえ先が見えない未来を信じるのは苦しいもの。
苦しさから抜ける解決策は「リセット」です。
リセットとは「新しいこと」です。
新しいことを試してみるだけでいいのです。
3位:「見返り」を手放すと「やりがい」がやってくる
ブログでアクセス数を求めていました。
毎日、アナリティクスで数字をにらめっこする毎日です。
こまめにASP管理画面をチェックし、収益が上がってないか確認、確認、確認の日々です。
おもしろくないです。
やりがいもありません。
目の前に人がいないからです。
「反応」を感じられないのです。
ブログが難しいのは「顔」が見えないからです。
読者の反応がわからないのです。
サイレントの反応を感じながら、書くのは難しいのです。
わかる反応は数字です。
アクセス数や収益です。
無機質で、感動も達成感も充足感もありません。
メンタルがどんどん沈んでいきます。
解決策は収入にならないことをやること
旅行会社で働いていたとき、JR切符1枚でも気持ちを込めて手配していました。
お客さまに「なんで切符1枚でこんなに一生懸命なの?」と言われたことがあります。
理由は「信頼」につながるからです。
他社は切符1枚に気持ちを入れられないからです。
誰もやらないことを、誰もやらない熱量でやる。
収入にならならなくてもいい。
明日食べれるだけのお金があればいい。
人と違う結果を出したければ、人と違うことをやるしかありません。
極めてシンプルなメンタルリセット術なのです。
『メンタルと体調のリセット術』は、メンタル不安定な人におすすめ
おすすめの人
こんな方におすすめ
- ぶれた心を、整えたい人
- 元気が出ない体を、整えたい人
- 固まってしまった自分を、リセットしたい人
本書に書かれていることは、具体的ですぐに実行できるものばかりです。
精神論だけでも具体論だけでもありません。
何気ない日常をリセットする方法です。
下記3人にはおすすめできません。
- 不安がない人
- メンタル安定な人
- 仕事がうまくいっている人
精神的、内面的に安定している人には不要です。
4つの章の目次
第1章.メンタルでリセットしよう。
第2章.体調でリセットしよう。
第3章.人間関係でリセットしよう。
第4章.習慣でリセットしよう。
書名 | 『メンタルと体調のリセット術』 |
---|---|
著者 | 中谷彰宏(» 公式サイトのプロフィール) |
単行本 | 224ページ |
出版社 | 星雲社 |
発売日 | 2021/2/25 |
口コミ2つ
- 物事を前向きに捉える能力が、未来を明るくするのかなと思った。「主義」と「気持ち」と「気分」を区別するという考えに納得した
- 中谷彰宏さんは私が求めていた言葉をくれる。ある種のうつ状態になりかかったがバランスが元に戻った。「リセット」とはある意味「瞑想」と同じ効果
「瞑想=リセット」は新しい考え方で「ランニング=瞑想=リセット」という考えも思い浮かびました。
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感想まとめ:リセットしてメンタル不調を打破しよう
まとめ:グッときたところベスト3
- 1位:リセットした先に、一段上がった自分がいる
- 2位:リセットは、信じること
- 3位:「見返り」を手放すと「やりがい」がやってくる
コロナでメンタル不調でした。
毎日、以下のように思っていました。
- 死んだほうがいいかな?
- 死ぬことが最適解では?
- 生きてるか死んでるかわからないな
ほとんど、うつ状態です。
「死」が選択肢に見えている人は「うつ」です。
苦しんでいる人は多いです。
自殺者も増えています。
でも、生きている。
生きている限り、最後まで生きる。
以上です。
P.S. 命燃焼です。
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