- 「仕事のスピードを上げたい」
- 「仕事を速くする工夫を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 『仕事が速い人が無意識にしている工夫』のグッときたところベスト3
- 口コミ
本記事を書いている私は、中谷彰宏歴27年2ヶ月です(1996年4月から)。
「仕事を速く終わらせたい」と思っても、なかなかうまくいかないです。
私はどんなに仕事量をこなしても、残業続きでした。
気づいたことは「仕事は間違ったやり方では速くならない」です。
貴重な時間がどんどんムダになるだけです。
本記事は中谷彰宏さんの「仕事が速い人が無意識にしている工夫」の書評です。
この記事を読むことで、仕事を速くする工夫がわかり、仕事が速くなります。
仕事を速くする目的は「浮いた時間を自分に投資するため」です。
Contents
【書評】『仕事が速い人が無意識にしている工夫』のグッときたところベスト3
グッときたところベスト3
- 1位:給料を2倍にしたかったら、2倍速くする
- 2位:間違えるスピードが速い人ほど、うまくいく
- 3位:一流から習うことで時間が節約できる
順番に解説します。
1位:給料を2倍にしたかったら、2倍速くする
今までは、給料を2倍にするために、2倍長く働いていました。
働き方改革の時代は、2倍長く働いている人は会社のお荷物になって、リストラに遭うのです。
大切なのは、2倍速く仕事をして、余った時間で付加価値のあるものをつくることです。
付加価値とは、ほかの人がマネできないことです。
ここにしかない、オンリーワンのものをつくるのです。
「生産性」と「付加価値」が混合して語られています。
生産性と付加価値は別の議論です。
生産性を上げるということは、10時間かかる仕事を5時間でするとか、10人でする仕事を5人ですることです。
これはあくまで手段です。
仕事にムダな時間をかけていると、オンリーワンの付加価値をつける時間は生まれません。
まずは、今、自分がしている仕事を2倍速くします。
そして、あいた時間で未来への種をまきます。
給料を2倍にしたかったら、2倍速くするのです。
2倍速くして、空いた時間で未来の種をまきます。
ブログを毎日書いていますが、1日1記事が限界でした。
2倍速くして、1日2記事を目指します。
自分で思いつくだけでも速くできる工夫はあります。
- ブログネタをつねに考える
- 記事構成をつねに考える
- ブラインドタッチを速くする
今からできることばかりです。
誰にでもできることを、誰よりも先にするのです。
2倍速くするための方法は、本書に書いてあります。
速くする改善方法は、たとえば下記です。
- データの蓄積で速くする
- 作業する順番を変えてみる
- 早く寝ることで時間を増やす
- 間違えるスピードを速くする
- 相談できる人を持つことで速くする
「人より速くする」は、生産性の問題です。
「人より先にする」は、付加価値の問題です。
間違っていようが、正解だろうが、誰よりも先に着手するのが大事です。
今すぐできることを試してみるだけですね。
2位:間違えるスピードが速い人ほど、うまくいく
速くトライすると間違えることがあります。
それによって修正する時間が生まれます。
仕事が速くなるコツは、速く失敗したり、速く間違えることです。
たとえば、新入社員は1年間でどれだけたくさん失敗できるかで、成長するスピードが決まります。
製薬会社が新薬をつくる時は、ロジックはまったくありません。
とにかく数の多さが勝負です。
ロジックをもとに開発しても、それが果たして効く薬になるかどうかはわかりません。
製薬会社がどんどん合併を続けてメガカンパニーになる理由は簡単です。
とにかくロジック関係なしにいろいろな化合物をつくり、どれかが何かに効くだろうというやり方なのです。
新薬は、違う研究をしていたチームが開発する場合もあります。
バイアグラは、心臓チームがつくった薬です。
心臓の薬の副作用として勃起機能が出ることがわかったのです。
もともとバイアグラをつくっていたわけではありません。
ほかのチームが新薬を開発するなら、ロジックは必ずしも関係ないということです。
頭のいい人は「数撃ちゃ当たる」が苦手です。
「ロジックで行かないとムダになる」と考えるからです。
ロジックで行っても当たらないというのが今の多様化の時代です。
世の中がゆっくり進んでいる時代はロジックで追いついたのです。
転換期の今のスピードはロジックでは追いつきません。
できることが10個ある時は、1個ずつではなく10個同時に試してみます。
これが種をまくということです。
その種は、いつ芽が出るかわかりません。
芽が出ない可能性もあります。
それでも、種をまいておくと、忘れたころに「ここで何か芽が出てるな。なんだっけ、これ」ということがあります。
たくさん種をまくことです。
理由は、速く芽を出させるためです。
種をまくのが遅くなればなるほど、芽が出るまでに時間がかかります。
ブログで言えば、「収益記事」を速めに書くことです。
いつ芽が出てくるわかりません。
遅く書くよりは、間違いなく速く芽が出ます。
芽が出ないこともある
私のブログ記事は芽が出ないものばかりです。
「芽が出ないから、書かない」という選択肢はありません。
書かないと何も始まらないからです。
昔に書いた記事と、新しく書いた記事がリンクして、上位表示される可能性もあります。
ひょんなことから、導線が繋がり成約が生まれるかもしれません。
何が起こるかは誰にもわかりません。
わかっていることは、書かなければ芽は出ないです。
期待せずに淡々と書き続けるのが近道です。
3位:一流から習うことで時間が節約できる
一流クラスと二流クラスでは、基礎がまったく違います。
二流クラスでそこそこ基礎ができてから一流の先生に習うと、まず、二流で身につけたことをリセットするところから始めます。
元の状態に戻るには、教わった時間分かかります。
教わった時間より早く元に戻ることはありません。
特に、初心者は習ったことが体に張りついてしまっています。
そういう人は、いきなり一流の先生のところに来た人に追い越されます。
初心者であればあるほど、一流の先生から習った方がいいのです。
これは習いごとの基本です。
「学習」よりも「脱習」の方が時間がかかります。
最初から一流の先生に習えば、時間もお金もムダになりません。
当然、一流の先生の方が料金は高いです。
高いお金を払って二流のクセをとっている間は、一流の先生から一流の基礎を何も習っていません。
これがお金のムダづかいなのです。
一流の先生から習うと、授業料が高くなるのは、レベルが高いからだけではありません。
基礎をきちんとできて、長い目で見て、時間の節約になるからです。
先生の時間だけでなく、自分の時間も買っているのです。
一流から習うことで、時間の節約になるのです。
習いごとに投資せず、二流から習うと「二流の技術」が身につきます。
「二流の技術」を取り除くために、さらにお金と時間がかかるのです。
- お金
- 時間
2つの損失は大きなものです。
習いごとをするときは一流から習いましょう。
体験談
話は少しズレますが、パワハラ上司やパワハラ先輩に仕事を教わったおかげで慢性蕁麻疹になりました。
慢性蕁麻疹を1年半ガマンして休職しました。
復職できません。
誰に習うかは人生を狂わすくらい重要なのです。
社会復帰には苦しんだ時間と同じ時間が必要かもしれません。
» 社会復帰できない不安を指摘され、最悪の結果を想定【死ぬことはない】
自己投資にもお金を使ったほうが良い
下手な中古本を購入して、役に立たない知識を得るのは時間とお金を損します。
高額でも専門書や学術書など「権威性や信頼性のある情報」を手に入れたほうがコスパ良しです。
他にもたくさん思いつきます。
- 水泳は先生に習う
- 勉強にお金を惜しまない
- 宅浪はせずに予備校に通う
- 子どもの教育にケチらない
- ブログは稼いでいる一流から学ぶ
ブログに関して言えば「マナブさんのWebマーケ教材」を買って正解でした。
一流から基礎学び、技をパクリ、オリジナルに昇華させることです。
一流から学ぶことで、仕事が速くなるのです。
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『仕事が速い人が無意識にしている工夫』の概要と目次
仕事のスピードが速いと勘違い
ブログ1記事書くのに3〜7時間くらいかかっていても、「自分は仕事は速い」と勘違いしていました。
理由は、私より遅い人がいるからです。
本書はそんな勘違いを打破してくれます。
大事なのは「自分の基準」をどこに置くか。
遅い人に基準を合わせていたら、「自分の仕事のスピードは速いほうだ」と勘違いしてしまいます。
スピードの基準は先頭集団に合わせることです。
本書を読むことで、以下がわかります。
・仕事の速い人の特徴
・仕事の速い人の工夫
「自分の仕事のスピードは速い」と思っている人ほど、得るものが多い本です。
自分の周りに「仕事の速い人」を置いてみるのも工夫です。
環境を変えることで、仕事は速くなります。
時間がない人におすすめ
こんな方におすすめ
- 仕事が多すぎて、自分の時間が取れなくなっている人
- 急な仕事の変更に、ストレスを感じている人
- 上司に振り回されて、時間を奪われている人
下記の人にはおすすめできません。
- 仕事を改善したいと思わない人
- 仕事で成長しなくてもいい人
- 仕事が楽しくなくてもいい人
仕事を速くする工夫だけでなく、「仕事の速さ」の根本的な考え方から変わります。
著者:中谷彰宏のプロフィール
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。
CMプランナーとして、テレビ・ラジオCMの企画、演出をする。
91年に独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。
ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。
「中谷塾」を主宰し、全国で講演、ワークショップを行っている。出典:中谷彰宏公式サイト
仕事を速くする5つの章、書籍情報
目次
第1章.仕事が速いとはどういうことか。
第2章.そもそものやり方を変えよう。
第3章.先頭集団についていこう。
第4章.寸暇を惜しんで学ぼう。
第5章.速い人に時間は集まる。
書名 | 『仕事が速い人が無意識にしている工夫』 |
---|---|
著者 | 中谷彰宏 |
単行本 | 192ページ |
出版社 | すばる舎 |
発売日 | 2020/1/18 |
『仕事が速い人が無意識にしている工夫』の口コミ、動画
Amazonの口コミ19個
要約します。
ところどころ、日頃の習慣と合っていてホッとした。
仕事が速くなるための63のアドバイスで、アップデートし続けていこうと思う。
Twitterの口コミ1個
【仕事が速い人が無意識にしている工夫/中谷 彰宏】文章がどんなにうまくても、その期限までに大日本印刷に間に合わなければ使えません。
(26ページ) → https://t.co/WbIkrxUECl #bookmeter— 淺野 昌規(asano masanori) (@murasaki_asano) January 29, 2020
解説動画2本
下記の動画が素晴らしくわかりやすいです。
まとめ:仕事が速い人の工夫を知り、自分の時間を増やし、付加価値をつけよう
グッときたところ3つのまとめ
- 1位:給料を2倍にしたかったら、2倍速くする
- 2位:間違えるスピードが速い人ほど、うまくいく
- 3位:一流から習うことで時間が節約できる
仕事が速くなれば、時間が増えます。
増えた時間で自己投資をして、勉強して、スキルを磨いて、付加価値をつけて、さらに仕事が速くなります。
正のループです。
仕事を速くするにはどうすればいいかは本書から学べます。
仕事の速い人の特徴は、下記のとおり。
- メモする
- 即答する
- 座らない
- 今、決める
- 昨日より速くする
- 持ち物を減らす
- まずアポを入れる
- 正しさより速さ優先
- スタートダッシュする
- 事前準備に時間をかける
- 習いごとにお金をかける
- 追い込みで頑張ろうとしない
- 時計はアナログで見える位置に置く
仕事を速くして、時間を増やしましょう。
先延ばしをして締切間際に慌てている人には「【感想】『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』先行逃げ切り仕事術」の本が役立ちます。
以上です。
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