- 信用される人になるにはどうすればいいか知りたい
- 求められる人になりたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
本記事を書いている私は、中谷彰宏さんの本はすべて読むようにしています。
どんな著作でも関係なく購入しています。
本記事では「いくつになっても「求められる人」の小さな習慣」のグッときたところ3つを書いています。
この記事を読むことで「信用される人になるにはどうすればいいのか」がわかります。
本書では抽象的な「信用」を、具体的な「習慣」に置き換えられています。
Contents
『いくつになっても「求められる人」の小さな習慣』のグッときたところベスト3
グッときたところベスト3
- 1位:すべての責任をとれる人が信用される
- 2位:今までに感謝できる人が信用される
- 3位:落とした信用は回復不能
1位:すべての責任をとれる人が信用される
「すべての責任は自分にある」とは、なかなか言えない言葉です。
自分に関わることを、自責化するのは大事です。
自責化しないと前に進まないこともあるからです。
いつも人のせいにしていては何も改善されません。
下記Aさん、Bさんを例にします。
- Aさん=失敗する→人のせいにする→収穫なし→成長なし
- Bさん=失敗する→自分のせいにする→自責化して改善を考える→収穫あり→成長する
自責化するほうが成長につながります。
本書では「自分に関係のないことまで自責化して考えることが信用につながる」と述べられています。
仕事上で部下の失敗を自責化するのは難しいことです。
部下の失敗をお客さまに口先だけで「自分の責任です」と謝るのは簡単です。
「部下の失敗は自分の教育が足りないから」と思えるかどうかです。
本当の自責化です。
休職してからの私の感情は、下記の流れです。
休職したことを自分のせいにする。
↓
休職したことを周りのせいにして感情を吐き出す。
↓
自分に問題がなかったかどうか考える
いったんは周りのせいにして自然な感情を出す必要があったのです。
自分の問題として向き合っている最中です。
自分を責めずに事実だけを見つめて、改善をはかる努力が大事です。
本書の言いたいことです。
» 仕事についていけない40代の解決策【工夫と報告/変えることが仕事】
2位:今までに感謝できる人が信用される
感謝するのは、難しいです。
- 育ててくれた親への感謝
- 育ててくれた会社への感謝
- 育ててくれた上司や先輩、後輩への感謝
- 友人への感謝
- 恋人への感謝
- 妻への感謝
- 子どもへの感謝
- お客さまへの感謝
色々な感謝があります。
人間は忘れる生き物
エビングハウスの忘却曲線によると、人間の記憶は24時間で74%を忘れます。
人にしてもらった感謝を覚えておくことは、なかなかできることではありません。
忘れてしまうし、感謝に気づけないこともあるからです。
- 人にしてもらった感謝をメモすること
- 人にしてもらっている感謝に気づくこと
2つとも大事です。
私は休職してからは周りを憎んでばかりでした。
- 体を壊すまで追い詰めた会社への憎しみ
- アダルト・チャイルドになってしまった親への憎しみ
- 体を壊しても仕事を強要した妻
- クレーマーなお客さま
- パワハラな上司
- 理解のない同僚
すべてを他責化して、憎んでいたのです。
ちょっと遅めの反抗期です。
感謝できるところを探した結果が下記です。
- 新卒からお世話になっている会社への感謝
- 産んでくれ、育ててくれた親への感謝
- 体を壊しても支えてくれた妻への感謝
- 仕事面で鍛えてくれたクレーマーなお客さまへの感謝
- 出世をさせてくれたパワハラな上司への感謝
- 支えてくれた同僚への感謝
感謝が、どういうことか気づけました。
感謝とは気づくこと
意識してアンテナを張らない限り、感謝には気づけません。
「人に感謝する心を持つことが大事」とよく言われている言葉ですが、よく言われる理由がわかりました。
意識しないと感謝できないからです。
「感謝できることはないだろうか」
「振り返ってみて、人に感謝できないか」
そんなことを思うだけで、周りの人へ優しい気持ちになれそうです。
無理に感謝する必要はない
無理をする必要はありません。
無理をして感謝することは不自然です。
不自然な感情は心をおかしくします。
感謝に気づいて、感謝したかったら感謝すればいいのです。
信用される人は自然な感謝ができる人なのです。
3位:落とした信用は回復不能
友人から7,000円を借りてしまいました。
食事の約束していて財布を忘れてしまったのです。
借金は好きではありません。
覚えておかなくてはいけないですし、友人にも引け目を感じるからです。
友人は「いつでもいいから」と言ってくれましたが、次に会えるのは1ヶ月後です。
1ヶ月、借りたままでいるのです。
時間は貴重です。
今度会った時に返すのは当然ですが、信用をなくしそうで怖いです。
1ヶ月お金を借りれても、得していません。
損をしています。
お金を貸すなら、あげる。
お金を借りるなら、もらう。
お金のやり取りは信用問題に関わります。
慎重に扱わないといけないのです。
体験談
会社員時代、誰もやりたがらない組合の役員を7年間やってしまいました。
当時は時間、労力を損した気持ちでいました。
振り返ると信用を積み重ねていたのかもしれないと思い直しています。
時間、労力は失いましたが、得難い貴重な体験ができました。
普通では体験できないこともさせてもらいました。
損した側面だけを見るのか、得た側面を見るのかで、収穫は変わってきます。
できるだけ得たものに気づきたい。
そう意識づけさせてくれる本です。
いくつになっても求められる人の小さな習慣【信用は取り返せない】
知りたかったこと:信用を得る習慣
「信用を得るには時間がかかる」は、営業経験からわかっています。
逆に「信用を失うのは一瞬」と心得ています。
6つの章
第1章.仕事の信用で、求められる。
第2章.人間関係の信用で、求められる。
第3章.コミュニケーションの信用で、求められる。
第4章.お金の信用で、求められる。
第5章.時間の信用で、求められる。
第6章.マナーの信用で、求められる。
信用をつけて、求められたい人におすすめ
こんな方におすすめ
- 転職・再就職・定年後が不安な人
- 能力があるのに、求められない人
- 信用をつけて、求められたい人
信用される人になるための60の習慣が書かれています。
すぐに実践できる習慣も多いです。
コツコツと積み上げる必要があるので、即効性を求める人には向いていません。
信用を得るにはコツコツした積み上げが必要です。
バケツに水をためるように1滴1滴、信用をためていくのです。
あふれ出したら、自分に返ってきます。
それまで待てる人におすすめの1冊です。
書名 | 『いくつになっても「求められる人」の小さな習慣』 |
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著者 | 中谷彰宏 |
単行本 | 193ページ |
出版社 | 青春出版社 |
発売日 | 2019/7/23 |
まとめ:信用される人になる結論
結論
- 自分を責めずに事実だけを見つめて、改善をはかるよう努力する
- 感謝に気づいて、感謝したかったら感謝すればいい
- できるだけ得たものに気づくこと
信用される人になるには、普段からの行動が大事です。
小さければ、小さいほど大事です。
積み重ねが信用につながります。
日頃の習慣が信用される人を作ります。
仕事ができる、できないよりも「信用できるか、できないか」が重要なのです。
以上です。
P.S. 普段から信用される行動をコツコツと積み重ねよう。
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