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【添乗員の5つのやりがい】究極は自分の作ったツアーに添乗すること

2019年7月3日

【添乗員の5つのやりがい】究極は自分の作ったツアーに添乗すること
  • 添乗員の仕事に興味があるので、やりがいについて知りたい

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 添乗の5つのやりがい

  • いろんな人に出会える
  • いろんな場所に行ける
  • いろんなものを食べれる
  • いろんな乗り物に乗れる
  • お客さまの笑顔を見られる

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
  • 資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
  • 添乗:国内・海外計123本(一般団体、教育旅行、視察旅行)

添乗員は大変です。
苦労ばかります。

  • お客さまにひたすら気を遣う
  • 自分のタイミングで休めない
  • 初めての行く場所で緊張する
  • ゆっくりご飯も食べられない
  • 添乗前の準備に時間がかかる

つらいからこそ、やりがいがあります。
つらくない仕事にやりがいはありません。

本記事では、添乗員のやりがいを5つ解説します。
この記事を読むことで、添乗を違う視点から見られます。

記事後半では「しんどい添乗にも光がある」を解説します。

【添乗員の5つのやりがい】自分を成長させる究極のサービス業

【添乗員の5つのやりがい】自分を成長させる究極のサービス業

 添乗員の5つのやりがい

  1. いろんな人に出会える
  2. いろんな場所に行ける
  3. いろんなものを食べれる
  4. いろんな乗り物に乗れる
  5. お客さまの笑顔を見られる

添乗は究極のサービス業です。

お客さまに笑顔のために、いつも笑顔で行程を進めます。
最後まで安全に終えてこそ、業務は終了するのです。

1.いろいろ人に出会える

添乗員はお客さまだけでなく、協力機関のスタッフとの出会いもあります。

  • お客さま
  • ガイド
  • ホテルのスタッフ
  • 飛行機のスタッフ
  • 観光地のスタッフ
  • レストランのスタッフ
  • 視察先のスタッフ

ツアーに参加するお客さまは、性別や年齢、職業や住む場所など多種多様です。

普通の接客とは異なる

バス1台に40人乗車としても、添乗員専門の場合は年間で多くのお客さまと接します。

宿泊するツアーの場合は寝食を共にするところが特殊です。
普通の接客サービスとは親密度が違います。

7〜10日間一緒のツアーもあります。
朝から夜まで行動や寝食を供にします。
ツアー終盤には一体感ができます。

ふだんの生活では知り合うチャンスのなかった年代、職業、地域の方達と一緒に旅行できるのもツアーコンダクターならではの魅力です。

 いろいろ人に出会い、影響を受ける

  • 何気ない一言で価値観が変わる
  • お客さまから刺激を受ける

添乗員とは「変化のある刺激的な仕事」なのです。

協力機関のスタッフとの出会い

ホテルや飛行機、食事施設、観光地などのスタッフの協力なしにはツアーは成立しません。

そこでの出会いも大切です。

仕事仲間として添乗員の仕事ぶりに憧れて、添乗員を目指すケースもあります。
お互いを高め合う関係でもあります。

「旅行先での出会い」は真剣なぶつかり合いです。
ぶつかり合う火花こそが仕事なのです。

2.いろいろな場所に行ける

添乗員で羨ましがられることの1つです。
国内・海外へ無料で行けます。

添乗員になりたい人のほとんどが、本音は「いろいろな場所に行けるから」です。
いろいろな場所に行きながら、お金までいただけるのです。

 他にもメリット

  • 視野が広がる
  • 温泉に入れる
  • ホテルに宿泊
  • 見聞を広められる
  • 多様な文化に触れ、偉大な遺跡や歴史を見たり聞いたりできる

事前に「下見」しておくと、土地に愛着がわきます。

大金を払わなくてはいけない場所に、仕事とはいえ無料で行けるのです。

百聞は一見にしかずです。
実際に行ってみると「実はこうだった」と発見の連続です。
海外に行けば行くほど、色んなものが目に飛び込んできます
知識として、培われるものがあります。

旅先でひと仕事終えた後のひとときは、充実感があふれます。

温泉は至福のひとときですね。

3.いろいろなものを食べられる

国内各地や世界各国の名物料理を食べられます。
各地のお酒も飲めます。

食についても、さまざまな体験が得られるのです。
食べるのが好きな人にも適した職業です。

 国内の印象的な料理例

  • 京料理
  • 金沢料理
  • 仙台の牛タン
  • 伊豆の海鮮丼
  • 大阪のたこ焼き
  • 伊豆の海鮮焼き
  • 札幌のジンギスカン
  • 沖縄のアグー豚や沖縄そば
  • 福島県会津若松の郷土料理
  • 山口県のふぐ料理や瓦そば
  • 博多の中洲屋台のラーメンやイカ

食べることも旅行の楽しみの1つです。

下見で選んだ料理を、お客さまが食べて喜んだ顔を見るのはうれしいです。

4.いろんな乗り物に乗れる

添乗員はお客さまをいろいろな乗り物に乗せなくてはなりません。

 多様な乗り物

  • バス
  • 列車
  • 高速船
  • 飛行機
  • ケーブルカー
  • ロープウェイ

添乗業務として乗り方を習得する必要があります。

お客さまを乗り物に乗せることも大事な仕事の1つ。
運休やストライキなどで行程に影響が出てくるケースがあるからです。

33名様の協力会旅行です。
那須ロープウェイを使用して「那須岳」の見学に行きました。
天気が悪く、雨が降りそうです。
ロープウェイは動いていたので山頂駅まで上がり、お客さまを案内していたところ、雲行きが怪しくなり雷が鳴り始めました。
お客さまを先にロープウェイで下山させ、私はそのまま山頂で残ったお客さまがいないか確認していた時に悲劇は起こりました。
ロープウェイが悪天候のため止まったのです。
私1人だけ下山できません。
いつ再開するかわからないロープウェイを待つことできませんので、お客さまには先にバスで宿泊先の芦ノ牧温泉に向かっていただきました。
結局、ロープウェイは20分後に動き出し、私はタクシーでバスを追いかける羽目になったのです。
バスが旅館に到着するタイミングで追いつくことできて、なんとか笑い話に変えました。

飛行機も天候の影響を受け、遅延や欠航などがあります。
トラブルによる行程変更は「骨が折れる業務」です。

トラブル対応は添乗員の腕の見せどころです。

5.お客さまの笑顔が見られる

サービスの反応を、肌で感じられます。

添乗の1番やりがいを感じられる場面です。

自分のサービスの良し悪しがわかってしまう厳しさもありますが、お客さまの反応を見ながら臨機応変に対応していけます。

誠意を持って、ぶつかっていけば、まっすぐ反応が返ってくるのです。

 お客さまに喜んでいただけた時に、もらえると嬉しいもの

  • 笑顔
  • 拍手
  • 言葉

お金をもらうことよりも嬉しい瞬間です。

 体験談

  • 国内旅行終了時にお客さまから「めっちゃ楽しかったです」と言われたときは嬉しかったです。
    印象深いありがたい言葉です。
  • 海外添乗で最後に空港のターンテーブルでスーツケースを引き取ります。
    そこで「添乗をお願いして良かったです」と言って下さった時は、涙がこぼれました。
    気持ちが伝わり、感動してくれるお客さまもいるのです。

添乗をしていて、1番報われる最高の瞬間です。
「全力でやってよかった」と思えます。
一生忘れられません。

 逆に、お客さまが不満そうにしている場合は何かあります。

  • お客さまの笑顔が少ない
  • お客さまの会話が少ない
  • お客さまの動きが少ない

お客さまの反応が少ない場合は、サービスが適切かどうか振り返る機会です。

敏感に察知して、自分から動きます。

お客さまがなんでも伝えてくれるとは、思わないほうが良いです。
サイレントの反応を感じ取っていくことが大事です。

添乗員の仕事はキチンとできて当たり前であり、失敗やトラブルがあれば責められる辛い立場でもあります。
添乗中は全責任がありますので、逃げ道はありません。

しんどい立場でふさぎ込むことがあっても、お客さまの笑顔や言葉が立ち上がる力になるものです。

究極のやりがい:自分の作ったツアーに添乗すること

究極のやりがい:自分の作ったツアーに添乗すること

「派遣添乗員」の募集型ツアーの添乗も経験しました。
「旅行会社の社員」の添乗がやりがいがありました。

自分でつくったツアーに添乗する究極のやりがい

旅行会社の社員であれば自分でツアーを作り、自分で添乗できるときもあるからです。

私がそうでした。
本当のやりがいを感じていました。

添乗に行くプロセスがあるからです。
自分の発想でツアーをつくり、添乗し、結果が自分のものになるからです。

  1. コツコツ営業して、担当顧客との信頼関係を築く
  2. 小さい仕事から始まり、やがて添乗の必要な仕事も受注
  3. 行程を自分でつくる、下見に行き、再度練り上げる
  4. 自分のつくったツアーに添乗して、結果を自分のものに
  5. 1に戻り、大きな仕事(海外などへ)へ展開する

担当営業として辛いこともありますが、お客さまに喜んでもらえると次の仕事につながり、社内での評価に反映されます。

派遣添乗員では経験できません。
どんなに準備して添乗を頑張っても、ツアーの結果は旅行会社のものだからです。
自分の発想がない仕事の成果は、発想元の成果なのです。

派遣添乗員をやってみて、この部分が一番辛いことでした。
ただしその分、後腐れがないなので、一長一短ですが。

添乗員はたやすい仕事ではない

添乗員ははたから見ているように簡単な仕事ではありません。

  • 病気になるお客さまのケア
  • スリにあうお客さまのケア
  • 団体の和を乱すお客さまの対応
  • バス座席に不満を持つお客さまの対応
  • 日本食が食べたいというお客さまの対応
  • ホテルの部屋に不満を持つお客さまの対応
  • 温泉ツアーの宴会ではカラオケの相手をする
  • ホテルの部屋のお湯が出ないという文句の対応
  • 海外ツアーでは語学ができないお客さまのためにお土産1つ買うのを付き合う

お客さまの数だけ不満があります。
このため添乗員は「なんでも屋」と言われることもあります。

危険と隣り合わせの割に合わない仕事

世界情勢の変化や飛行機事故などに出くわすこともあります。

  • お客さまの安全確保
  • 宿泊ホテルや帰路の手配

危険と隣り合わせなのです。

添乗員には「ツアーが思いどおりになると面白い」という人もいます。
ゲームのように自在に操作しているからだと想像します。

苦労を楽しんでいるのです。

根底にあるのは人への興味

添乗員のほとんどは「旅行が好きだから」という気持ちがあります。

ただそれ以上に人への興味がないと続きません。

添乗中は景色を見ている余裕はありません。
考えるのは「行程管理と安全確保」だからです。
本質は「お客さまのことを考える」です。

景色を見ずに、先を見る。
お客さまを見て、何を望んでいるのか、反応はどうか。

つねに「お客さまのことを考える」がないとできない仕事なのです。

「添乗員が羨ましい」は勘違い【しんどいが、やりがいあり】

【本音】「添乗員が羨ましい」は勘違い【しんどいが、やりがいあり】

添乗はひたすらしんどい仕事です。
自分の子どもには、おすすめできない仕事です。

添乗は「無料で海外旅行に行けて、おいしいものを食べられて、お客さまと同じホテルに泊まれる」という仕事に見えます。
表面だけ見ると、そのとおりです。

しかし、華やかに見える添乗の実態は、真逆なのです。

本質はひたすら「体力と気力」が必要

尋常じゃない体力を使います。
お客さまと一緒なので気も使います。

  • 体力面
  • 精神面

ハードで休まる暇がないのが添乗です。

添乗駆け出しのころは、日帰り添乗でもヘトヘトになりました。

しかも、行き先は「お台場」です。
たまに遊びに行っていたお台場さえも、添乗の舞台になるとヘトヘトになるのです。

景色なんて見てる余裕はありません。

いつも次のことを考えているので、目の前の景色は目に入らないのです。

※派遣添乗員であれば、添乗当日の体力だけでなく、連続した添乗スケジュールに耐えられるかどうかの体力も必要です。

「気を使えるようになりなさい」と言われた

先輩に言われた2つの言葉が、印象に残っています。

  • 気を使えるようになりなさい
  • 決断できるようになりなさい

当時の自分に足りなかった2つです。

気が使えない

添乗は接客業なので、気が使えないと話になりません。
逆に言えば、気が使えれば細かい知識がなくてもなんとかなります。

気が使えることは大きな武器です。
ただ気を使っているととんでもなく疲れます。

締めるところは締める。
ゆるめるところは、ゆるめる。

メリハリのある添乗ができると、体はだいぶラクです。

決断できない

私は自動車教習所の適性検査でも「決断力がない」という結果でした。

判断力はありました。
しかし決断力がないのです。

先輩と行った福島県での添乗では、高速道路が雪で閉鎖になりました。
行程はメチャクチャになり、私はオロオロするばかりです。

先輩は1日目と2日目の行程を入れ替えることを決断し、お客さまに提案しました。
すべてうまくいきました。

添乗員はリーダーシップを持って、決断することが必要です。

添乗員の仕事の大変なところ8選

  • ゆっくり食事はできない
  • つねに気を使い、消耗する
  • 初めて行く国はかなり消耗する
  • 朝が早く、夜が遅いハードワーク
  • 派遣添乗員は日当制で給与が低い
  • 社員旅行では3次会まで付き合い、睡眠不足
  • わがままなお客さま、嫌味なお客さまもいる
  • オーバーブッキング、天候による欠航、手配ミス、スリなどのトラブル対応

ゆっくり食事はできない

過去の最速は、昼食時間1分です。
すぐお客さまのケアをする必要があったからです。

昼食で「これは味わって食べたい」という料理が出ることもあります。

しかし基本は早食いです。

味わう余裕なんてありません。

ただガツガツ食べるのが旨いときもあるんですよね。

つねに気を使い、消耗する

添乗員は挟まれます。

  • お客さま
  • ドライバー
  • 現地施設のスタッフ
  • 派遣会社
  • 旅行会社

派遣添乗員はしんどいです。
「旅行会社の添乗員」がラクです。

旅行会社は「仕事を与えている立場」なので、周りの方々は気を使ってくれることが多いからです。
旅行会社の添乗員がフォーカスを当てるのは「お客さまだけ」です。

仕事なのであくまで「対等な関係」です。

ただ派遣添乗員はキツイです。
根拠は、実体験です。

どれだけの派遣添乗員が挟まれて苦しんでいるか。
周囲をあしらえるようになる、こなせるようになる先輩添乗員は尊敬します。

初めて行く国はかなり消耗する

海外添乗で渡航先が初めての国だとかなり消耗します。
ガイドがいるとはいえわからないことばかりだからです。
事前に勉強していきますが、現実は想像を超えています。

朝が早く、夜が遅いハードワーク

つねにお客さまより先に行動しなくてはなりません。

ツアー初日の朝は早いです。
2日目の朝も朝食会場で待機することもあります。

夜は夕食後、日報の作成や明日の段取りなど、仕事があります。
必然的に睡眠時間が少なくなるのがしんどいです。

派遣添乗員は日当制で給与が低い

  • 国内添乗:7,000 〜 13,000円
  • 海外添乗:8,000 〜 25,000円

別途、添乗前後の打ち合わせ手当て、精算手当が1本2,500〜4,000円つきます。
国内添乗だけを考えると添乗本数は、繁忙期は月20本、閑散期は月10本です。

なお厚生年金や健康保険、雇用保険などは適用されていない場合が多いです。

ただ年間の添乗回数を満たせば加入できます。

社員旅行では3次会まで付き合い、睡眠不足

企業の社員旅行の添乗をするとよくあります。
宴会 → 2次会 → 3次会と進むことが多いです。

長年担当している添乗員は誘われて最後まで付き合うこともあります。

朝4時まで付き合ったこともあります。

睡眠不足で辛いです。
リポビタンDを飲んで、脳をごまかすしかありません。

わがままなお客さま、嫌味なお客さまもいる

接客業なら避けられません。

添乗員の辛いところは、お客さまと付き合う時間の長さです。

対面販売の接客なら物を売れば終わりです。

しかし添乗になると一緒なのです。

海外添乗になると長期間一緒になので辛すぎます。
心で「あと何日」と何回も数えた経験があります。

旅行会社の営業マンの場合は、クレーマーを担当してしまうと数年は地獄です。

私は体を壊しました。

オーバーブッキング、天候による欠航、手配ミス、スリなどのトラブル対応

辛いです。
トラブルがトラブルを呼ぶこともあります。

トラブル対応に時間を奪われ、顧客満足度が下がり、ツアー全体の雰囲気が暗くなる。

負の連鎖です。

詳しくは【添乗員の仕事はきつい】うつ病になりそうな体験談【3つの解決策】で解説しています。

1番辛いのは感謝されないこと

辛いです。
粉骨砕身の添乗も、感謝の言葉がもらえない。

ただ添乗の大変さは経験した人じゃないとわかりません。

私も他の仕事の大変さはわかりません。
感謝の言葉を求めるのはおかしいかもしれません。

しかし感謝されたいです。

一生懸命やり、下見もして、命をかけて添乗をしています。
「命をかける」のは大袈裟でもなんでもなく、いつも命(人生を)をかけるつもりでやっています。

見返りを求めず、淡々と添乗するのが続けるコツです。
感謝されなくても「成長」の見返りはもらっているのです。

「ありがとう」はお金をもらっている側が言う言葉です。
お金をもらいつつ、感謝までされるのは図々しいのです。

大変な仕事である「添乗員」になった理由

羨ましいと思えない添乗員に、なぜなったのか?

以上のように、添乗員が羨ましいのは勘違いです。

しんどい添乗員に、なぜなろうと思ったのか

1番の理由は、大学時代に「なんとなく気になる職業」だったからです。

 言語化すると、以下

  • なんとなく、カッコいいから
  • 世界を股にかける仕事だから
  • 森羅万象が相手の仕事だから

ただ理屈じゃないのです。

「なんとなく」という直感です。

旅行は好きでしたが、頻繁に行っているわけではありませんでした。
唯一、知らない場所に行くことは好きでした。

知らない駅で降りて、知らない道を歩いてみる。
行き先のわからない路線バスに乗って景色を楽しんでみる。

知らない場所に行くとワクワクするのです。

移動する乗り物に乗って見たことのない景色が次々に飛び込んでくる「エンドレスワクワク」です。

いろいろな本を読むのも好き

ジャンル問わず読書が好きでした。

「森羅万象を相手にする職業であれば、森羅万象の知識が必要かもしれない。読書は活かせるかも」と思ったのです。

なぜこんなにも究極の職業の日当が低いのか、不思議です。
「たくさんの人が応募するから」が想定される理由の1つです。

実際、やってみてどうだったのか?3つの気づき

  • 知識より体力
  • 気を使うこと
  • 決断すること

すべては「行程管理」のためです。

知識は添乗のたびに必要な知識を吸収していけばOKです。
ふだんの読書や勉強をするに越したことはないです。

1番の大きな変化は、世界が下見に変わること

行く場所を「添乗員の目線」で見られるからです。

たとえば、休日に動物園に行くとします。
無意識に確認するところは以下です。

  • 貸切バスの駐車場
  • 全体マップと見どころ
  • トイレや喫煙の場所
  • AからBの所要時間
  • 必要な観光所要時間
  • お土産で買えるもの

添乗は世界を相手にする職業です。
世界のが下見に変わります。

体験するものが添乗の舞台です。

添乗はブログと同じ

ブロガーも世界を相手に体験したことを書く職業です。
経験世界で、つねにネタを探そうとしているのです。

ブロガーは経験したことをストック資産に変えられます。
添乗員がブログを始めるとちょっと手強いです。

経験したツアーをストック資産に変えられるからです。
「添乗員×ブロガー」は最強の職業なのです。
» 旅行業界の内幕がわかる添乗員ブログ10選【旅行系インスタ10選】

楽しい添乗は40%

過去100回の添乗で楽しい、楽しくないを振り分けていました。

結果は「40%が楽しい、60%がしんどい」です。

旅行会社の営業は「10%が楽しい、90%がしんどい」です。

「営業は10%が楽しい」に比べれば「添乗は40%が楽しい」は大きな数字です。

北野武さんが言いました。

「仕事なんて辛いのが当たり前なんだよ。仕事が楽しいなんてのは、バカか天才のどっちかだよ」と。

イチローが言いました。

「野球を仕事にしてからは、楽しいはゼロになりました。結果を出さなくてはならないからです」と。

「40%が楽しい」なんて奇跡なのです。

添乗の仕事の自慢したいところ9つ

  • 食費がかからない
  • 非日常が体験できる
  • タダで海外に行ける
  • やりがいは究極の仕事
  • ふだんの生活が仕事につながる
  • 添乗後のビールは世界一うまい
  • 海外添乗のマイレージ加算は大きい
  • 森羅万象(世界と人)と仕事をする
  • 早食いとはいえ旅館の食事は嬉しい

たしかに添乗はしんどい仕事です。
しかしやりがいは半端ないです。

添乗を続けている人は「やりがい」に魅了された人たちです。
森羅万象の人たち、森羅万象の世界を相手にする仕事です。

他の仕事では体験できない究極の職業なのです。

まとめ:森羅万象を相手に成長できるのが、添乗員のやりがい

まとめ:成長を感じられるのが、添乗員のやりがい

森羅万象を相手に、自己成長できる。

森羅万象のインプット、森羅万象へのアウトプットを楽しみ、淡々と心技体を成長させる。

生まれ変わること。
生まれ変わり続けること。

添乗員に必要な資質

  • 度胸
  • 語学力
  • 機敏性
  • 旅好き
  • 人好き
  • サービス精神

添乗員にはエンターテインメント性、医学・薬学の知識もあるといいです。

他にも国内外の旅行情報が素早く入手できる。
ツアーに安く参加できるのもメリットです。

「添乗に出ると会社に行かなくていい」という自由人志向の意見もあるのです。

すべてを兼ね備えるのは大変ですが、やりがいがあります。

添乗のたびに生まれ変わる

添乗員の舞台は、誰にでも特別な「旅行」です。
旅行中がツアーコンダクターの職場です。

旅行にはトラブルやアクシデントがつきものですが「お客さまの楽しさ、満足、感動」に生で触れられます。

 添乗を通して、自分を成長させられる

添乗はドキドキします。
添乗はワクワクします。
添乗はハラハラします。

成長には痛みがともないます。

失敗してもそれで終わりではありません。
また明日もやりがいがあります。

活き活きと添乗をして、活き活きと失敗します。

倒れても、また立ち上がればいいのです。

どんな仕事もやりがいは、真剣勝負の先にあるものなのです。

最後に添乗で役立った本を紹介します。

以上です。

P.S. 成長だけでなく、お客さまからの「ありがとう」のために頑張っている人たちばかりでした。

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