Tour Conductor

【擬似体験】海外添乗業務の実際とは?【シリア・ヨルダン13日間を解説】

2020年5月28日

海外添乗業務 シリア・ヨルダン
  • 「海外添乗業務の実際は、どんな感じだろう?」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

シリア・ヨルダン13日間の海外添乗業務

 本記事の信頼性

✔︎ 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、法人営業を担当
✔︎ 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
✔︎ 添乗経験:国内・海外計100本ほどで、一般団体・教育旅行・視察旅行を経験

本記事では、書籍『ツアーコンダクターになろう』から海外添乗業務の実際を引用して解説します。

この記事を読むことで、海外添乗の実際を知り、擬似体験できます。

海外添乗員のマニュアルは、下記記事で詳しく解説しています。

こーいち
10,000文字の長文ですので、必要部分だけ読んでみてください。

【擬似体験】海外添乗業務の実際とは?【シリア・ヨルダン13日間を解説】

 日程表『シリア・ヨルダン13日間』

日時内容
1日目TK1023便 成田13:15→イスタンブール乗り継ぎにてシリア・ダマスカスへ
2日目シリア・ダマスカス01:10 着後、ホテルへ、就寝。 ダマスカス市内観光の後、一路パルミラへ
3日目パルミラ終日観光
4日目パルミラからアレッポへ
5日目アレッポからダマスカスへ
6日目ダマスカスから国境を越えてヨルダンのペトラへ
7日目ペトラとワディ・ラムの観光
8日目ペトラからアンマンへ
9日目アンマンからイスタンブールへ
10日目終日自由行動
11日目終日自由行動
12日目終日自由行動、イスタンブールよりソウル、関西空港経由で帰国の途へ
13日目関西空港到着

『ツアーコンダクターになろう』より引用して、解説します(引用の省略あり)。

ツアーは「募集型企画旅行」ではなく、「受注型企画旅行」です。

出発1ヶ月までに旅行説明会を開く

説明会では、お客様同士の顔合わせと、旅行行程や現地の気候などについてのご説明を行います。
特に皆さんが不安に感じている、旅行先のシリア・ヨルダンの事情についてが中心になりました。
中東と言えば、すぐにパレスチナに代表されるような危険なイメージにとらわれがち。そういった治安についての間違った認識を取り除き、安全に旅行できるということを確認していただくと同時に、イスラム教という日本とまったく違う文化圏での行動や認識の仕方をご説明します。さらにいつもどおり、持ち物や気候についてもご案内します。

説明会は準備が大変です。

経験上、以下の書類を用意しました。

・旅のしおり(間に合えば)
・日程表
・参加者名簿
・渡航国の観光資料(観光局のガイドブックなど)
・ABCなどの宅配サービス
・スーツケースにつけるタッグ
・旅行傷害保険の申し込み案内
・Wi-Fiレンタルの申し込み案内
・機内への液体物持ち込みの注意事項(予算があればジッパー付きのビニール袋)

説明会に準備が間に合わないものは郵送します。

お客様からの想定問答集を作って、回答できるようにします。
説明会で回答できないものは、確認後、後日回答します。

出発前の旅行会社との打ち合わせ

出発1週間前。旅行会社に出向き、担当者から添乗に必要な書類と経費を受け取り、内容を確認します。書類に確認のサインをしたら、ツアーに参加するお客様に、最終確認の電話をかけます。この時点で、お客様の元には旅行会社から集合場所や時間、旅行スケジュールなどの資料一式が送付されているはずですが、念には念を入れて、集合場所・時間、パスポートが本人持参かどうか、ひとり部屋か相部屋か、未収料金や返金の有無、保険証の確認など徹底して行います。さらに旅行説明会に欠席したお客様もいるため、ご挨拶をすると同時に、何かご質問がないかどうかもうかがいます。

失敗談ですが、お客さまへ送る資料を間違えて、別のお客様へ送ってしまったことがあります。
急いで送り直しましたが、結局、お客さまの元に資料が届いたのは、出発前日です。

添乗当日、お客様からお叱りを受けました。

添乗中に挽回するために、何かと消耗した苦い添乗になりました。

こーいち
事前の資料送付も大事な仕事です。

【海外添乗業務 第1日】 成田からイスタンブールを経由し、シリアの首都ダマスカスへ

お客様の集合時間は、午前11時。添乗員はその1時間の10時には、空港に到着できるように自宅を出発。早朝の出発便の場合は、空港近くのホテルに前泊することもありますが、今回はその必要なし。ちなみに私のスーツケースは、空港へ宅配便にて送り済みです。
09:30 成田空港到着
スーツケースを受け取り、センダートの待ち合わせ場所(利用する航空会社のカウンター前)へ。お客様との集合場所も同じ。センダーとミートしたら、業務内容を確認。
10:45 受付準備開始
お客様の集合時間の15分前には、集合場所で受付の準備を始めます。到着されたお客様に航空券・パスポートなどをお渡しし、各自で搭乗手続きをしていただきます。今回は、シリアのビザ取得のため、パスポートは旅行会社がお預かりしていました。搭乗手続きが終わったお客様には、再集合の場所・時間をお知らせして、しばらく自由行動とします。
11:30 お客様の再集合時間
搭乗までの流れを簡単にご説明し、各自で出国。全員が海外旅行の経験者。団体行動にせず、各自で搭乗口まで行っていただくほうが、買い物やトイレなど時間が有効に使えるため、お客様には好評です。
13:25 15分遅れでTK1023便出発
シリアと日本との間には直行便がありません。そのため今回は、トルコの首都イスタンブールを経由して、シリアの首都ダマスカスへと向かうルートをとりました。帰りは、お客様のご希望により、イスタンブールでストップオーバーし、自由行動の予定。
19:50 イスタンブール空港に到着
日本とのじさは6時間。ダマスカス便への乗り継ぎ時間まで、空港内のレストランで休憩をとります。旅行の最後に再び、このイスタンブールに戻り3日間滞在しますが、トルコはインフレの激しい国なので、両替はそのつど行うようにご案内しておきます。
22:50 TK1254便で出発。ダマスカスまで2時間30分。トルコとの時差はなし。
01:10 無事、ダマスカスに到着
イミグレーション手前でガイドとミート。パスポート、出入国カードを係員に渡してシリアへ入国。出入国カードは、入国のスタンプが押されて戻ってくるので、これを出国までなくさないよう、お客様各自で大切に保管していただくようにご説明します。
01:55 ホテル到着
私がチェックインしている間、お客様にはロビーの椅子でお待ちいただきます。今回のツアーは、私を入れて総勢11名。4ツインと3シングルの部屋を予約しているはずですが、ツインルームが2ベットかどうかを確認します。日本人はダブルベッドが苦手なので、できる限りツインタイプをお取りするようにします。確認できたら、明日の出発時間や朝食の場所と時間、観光での注意事項、添乗員である私の部屋番号、そして電話の使い方などをご説明します。その後、お客様にキーをお渡しし、各自お部屋に入っていただきます。と同時に、私はポーターにスーツケースの配布を依頼。今一度フロントに戻り、朝食の手配の確認と明朝のモーニングコール、バゲッジダウンの時間を予約します。
長い1日がやっと終わるのは、部屋に入って今日の添乗報告を書き終わってから。

長い1日です。

フライト一つとっても、下記があると消耗します。

・乗り継ぎ便
・深夜到着便

順番に解説します。

乗り継ぎ便

乗り継ぎ便は事前にどれだけ導線をチェックしても、実際に空港に到着すると違う場合があります。

添乗員はお客さまを乗り継ぎゲートまで先導します。
わからなくなったら、いったんお客さまにお待ちいただいて、確認したほうが早いです。

過去にトロント乗り継ぎで、モントリオールまで行った添乗があります。
トロント空港の乗り継ぎゲートがかなり遠く、不安な気持ちになりました。

こーいち
不安はお客さまにも伝わったはずです。

深夜到着便

お客さまも大変ですが、添乗員も大変です。

眠い、疲れている、気を使う、などからミスをしがちですが、気を抜かずホテルチェックインまで済ませます。
自分の部屋に入ったら、早めに寝ます。

【海外添乗業務 第2日】ダマスカス市内観光の後、一路パルミラへ

07:30 モーニングコール
本来なら8時から市内観光を始めたいところですが、昨夜の到着が深夜だったことを考え、出発時間を9時に設定。朝食は6時から各自食べていただくよう、ご案内してあります。
出発前、今日の観光ルートの順番をガイドと打ち合わせしておきます。朝食や打ち合わせがすんだら、荷物の個数を確認してバスへと積み込みます。
09:00 ホテル出発
昨夜は到着も遅かったので、今一度シリアのスルーガイド、ワリッドさんとバスのドライバーをお客様にご紹介。バスの中では、写真を撮る際の注意。特に女性を撮影する場合は必ず本人の了解を得ることなど、細かくご説明します。
そうこうするうちにバスは、ダマスカス市内へ。キリストの弟子、パウロの改心の舞台となったことの街を徒歩で散策。再びバスに乗り、国立博物館へ。博物館では写真撮影の制限があるので、ガイドにしっかりと聞き、お客様にその旨をご説明します。
館内では、英語ガイドによる説明を、添乗員である私が日本語に訳して説明するという形をとりますが、ある程度の文化や宗教についての知識がないと訳せないので、事前の勉強は念入りにしておかないといけません。

「添乗員は英語ペラペラでなくてもいい」と思っています。
現地の日本語ガイドがいれば、なんとかなるからです。

ただし、上記のように日本語ガイドがいない場合は英語力が必要です。
英語ガイドの言葉を通訳して、お客様に説明しなくてはなりません。

ガイドなしで、英語ドライバーのみの場合はさらに大変です。
出発時間、集合時間などを言葉だけでなく、紙に英語で書いて指示することもあります。

徒歩散策の注意点は、以下のとおり。

・後ろを振り返りつつ、先導する。
・ガイドが先導する場合は、迷子を出さないように最後尾につく。

添乗員は道しるべです。

12:40 旧市街のすてきなレストランにて昼食
初めてのアラブ料理というお客様もおられたので、口に合うか心配でしたが、みなさんにおいしいと好評。
13:50 市内観光
食後、徒歩でオスマントルコ時代の宮殿で、現在は民族博物館として開放されているアゼム宮殿へ。さらに世界最古と言われ、ダマスカスのシンボルでもあるウマイヤドモスクや、ショッピングアーケードのハミディエスークを見学。ウマイヤドモスクの中に入ると木は、女性は「アバヤ」と呼ばれる体のラインを隠す、イスラムのコートの着用が義務づけられています。無料で借りられるので、みんなお揃いのアバヤ姿で観光します。また、モスク内部は、土足厳禁。イスラムの人々にとって、モスクは神聖な場所にあり、私たち観光客は、お祈りしている方々の邪魔にならないよう注意し、静かに見学するよう説明するのも大切な業務です。
15:50 パルミラへとバスで移動
パルミラ到着後、そのままアラブ城塞へ夕日を眺めに。本来、ここの見学は明日の予定でしたが、明日城塞がクローズするとわかり、急遽本日の観光に変更した次第。
19:40 ホテルに到着
ホテルの窓からは、パルミラの遺跡が見える絶好のロケーション。シリア有数の観光地だけに、みなさんの明日への期待はいやがおうにも高まります。

服装は重要なポイントです。

・観光
・レストラン

モスクや寺院を観光するときは、服装規制に注意。
タイのエメラルド寺院はタンクトップ、半ズボン、サンダルなどは不可です。

レストランのドレスコードも注意です。

こーいち
確認して、事前に案内です。

【海外添乗業務 第3日】パルミラ終日観光

07:00 モーニングコール
連泊なのでバゲッジダウンはなし。けれど、お客様には貴重品をお部屋においたまま、観光に出かけないよう、ご注意します。
08:30 まずは博物館へ
ホテルからバスで博物館へ。道すがら見えるパルミラの遺跡の大きさに、お客様から賛嘆の声。博物館の観光を終えたら遺跡の観光へ。しかし、昨日のアラブ城塞同様、見学予定のエラーベルの塔墓と3人兄弟の墓が、火曜日は午前中のみということなので、またまた予定を変更して、そちらを先に見学。さらにシルクロードを隊商都市として君臨したパルミラの聖域であるベール神殿も、午前中のみの公開なので、昼食前に見学をすませることに。「火曜日のパルミラ観光は、時間の配分に注意」と、忘れずに報告書に記載。
12:20 昼食
肉や野菜を鍋の底に敷きつめ、その上に米をのせて炊き込み、最後に上下をひっくりかえして盛りつけるマクルーバ。このアラブの典型的なご飯料理が、ランチのメイン。まるで炊き込みご飯みたいで、日本人の口に合うのでおすすめです。
13:30 遺跡観光
待ちに待った、パルミラの広大な都市部分の遺跡観光に出発。遺跡内はすべて徒歩で見学するため、歩きやすい靴で参加していただくようにご案内しておきます。歩くペースもお客様によって違うので、できるだけゆっくり進むように心がけます。このような大きな遺跡は、観光の起点と終点が異なるため、最初に観光ルートをご説明しておくと、写真撮影をするお客様は事前に撮影ポイントがつかめて、時間のムダが省けるようです。
観光終了後、バザールでフリータイム。もちろん、バザールでは貴重品に気をつけるように、ご案内することも忘れません。
16:40 ホテルに到着
その後、夕食までお部屋にて休憩していただきます。
20:00 夕食
食事をしたら、希望者でベドウィンテントで行われる歌と踊りのショーへ。

現地では臨機応変に対応します。
決められた行程にこだわると、結局、全体の行程が狂うこともあります。

上記のように観光地の公開時間や、ショースケジュールの変更に合わせて、行程を変えることが大事。

注意ポイント

お客さまに理由を説明して、了解を得たうえで変更します。

現地ガイド、ドライバーにも了解を得ます。

失敗談

添乗員の勝手な判断で行程を変えてしまい、ドライバーの反感を買ったことがありました。

行程を変更するときは、お客さまと現地ガイド・ドライバーに許可をもらうことです。

【海外添乗業務 第4日】パルミラからアレッポへ

08:00 ホテル出発
シリア第2の都市、アレッポに向けてバスを走らせます。午前中はひたすら移動するのみ。トイレ休憩を取りながらバスは走り続けます。
国が変われば、トイレの様式も変わる。シリアの場合、移動中のトイレはほとんどが和式。現地の人たちは、紙を使わず手動式のウォシュレットですませます。当然、トイレットペーパーは備えつけられてないので、その旨をお客様に案内し、各自で紙を持参していただきます。使用後の紙は、便器に流さず備えつけのくずかごに捨てるのです。
13:00 焼きたてのアラブパンを出してくれるレストランで昼食
14:30 アレッポ市内観光へ出発
まずは博物館へ。ここは専属の英語ガイドがおり、説明してもらいながら見学していくシステム。博物館では、あらかじめ見学時間を決め、個人で動きたいという方には自由にご覧いただくようにします。
その後、バスにてアレッポ城塞まで行き、ここからは徒歩で旧市街を見学。城塞にも専門の英語ガイドがいて、スークの見学が終わるまで案内してくれます。スークでの買い物は、英語かアラビア語での交渉となります。ガイドと添乗員が手分けして買い物のお手伝いをしますが、できるだけ同じ店でまとめ買いしたほうが、値切りやすいし、時間のロスも少なくなります。
18:50 ホテルに到着。夕食の案内をして解散。

観光地、レストラン、ホテルなどに到着したときに確認することは2つ。

・喫煙の場所
・トイレの場所

よく聞かれる質問です。

観光地はただ見学すればいいわけではない

観光地の見学の仕方は考えなくてはなりません。

・車窓見学
・自由見学
・現地ガイド付の見学
・前半はガイド付の見学、後半は各自見学

以下についても確認です。

・見どころはどこか?
・最適な見学時間は?
・バスは回送か、留め置きか?
・事前に配布できるMAPはあるか?

観光ひとつとっても、やることは多いのです。

買い物について

できるだけ同じ店で買い物をするとメリットがあります。

・値切りやすい
・時間節約になる

こーいち
メリットを説明するとお客さまの行動は変わります。

【海外添乗業務 第5日】アレッポからダマスカスへ

08:00 ホテルを出発
ダマスカスまでは、水車で有名なハマを通って戻るルート。
11:50 十字軍の城、クラック・デ・シヴァリエに到着
徒歩で観光後、城を見下ろすロケーションのレストランにて、ローストチキンのランチ。
16:30 現在もイエスの時代のアラム語を話す人々が暮らすマールーラ村の教会
聖タクラの伝説の舞台となった土地を歩いて散策したら、ダマスカスへと向かいます。
19:30 ホテル到着
明日はいよいよ国境越え。ガイドにヨルダン側とミート時間を確認してもらったら、ホテルにてガイドとドライバーをまじえて、シリア最後の夕食をいただきます。

ツアー中盤は「疲れ」と「旅慣れ」で、添乗員にもお客さまにもミスやトラブルが起こりがちです。

気の緩みがちな時こそ、基本の徹底でトラブルを予防します。

・事前の確認
・事前の案内

お客さまとコミュニケーションをとり、さりげなく体調を確認します。

「安全の確保」は添乗員の大事な仕事です。

添乗員の失敗談は、下記記事で解説しました。

【海外添乗業務 第6日】ダマスカスから国境を越えてヨルダンのペトラへ

06:00 モーニングコール
本当なら、もっと早い時間に出発したいところですが、朝食の準備ができないため、この時間がギリギリ。本日は昼食が遅くなる旨をご説明し、しっかり朝食を食べてくださるようご案内します。
07:30 ホテル出発
今日でシリアともお別れ。陸路にて国境を越え、ヨルダンへと向います。島国の日本では経験できない、陸路での国境越えに、お客様は興味津々。
まず、ダマスカス市内を見下ろすカシオン山へ行き、ダマスカスのパノラマを見学。さらにヨルダン国境近くのボスラに残る、ローマ時代の円形劇場を見学。
12:15 シリア側の国境へ
ゲートには、亡きフセイン国王の大きな肖像画と国旗がかかげられています。写真撮影は禁止。全員のパスポート、出国カードをガイドに手渡し、出国手続きを依頼します。手続きはスムーズに終了。バスは私たちを乗せて、ヨルダン側の国境へ。
ヨルダン側国境では、ヨルダンのガイド、アレフさんとミート。再びパスポートを集めて入国手続きをしてもらいます。その間、私たちはシリア側のバスからヨルダン側のバスへと乗り換え。荷物も一緒に確認し、忘れ物がないか、各自チェックしていただきます。入国手続きが終わるまでに、両替をすませます。残ったシリアの紙幣や新たな外貨(米ドルがいい)を、ヨルダンの通貨に両替するのですが、ヨルダンのお土産屋やホテルでは、ドルやクレジットカードも使えるので、少なめに両替するようご案内します。
14:00 ジェラシュ遺跡近くのレストランにて昼食
食後は腹ごなしを兼ねて遺跡観光へ。ローマ時代の都市遺跡、ジェラシュには赤や黄の野花が咲き、青空のもと気持ちのいい遺跡歩きとなりました。その後、今回のツアーのハイライト、ペトラに向かいます。
21:00 ホテル着後、そのままホテルのレストランへ
みなさんがお食事している間に、チェックインをすませ、荷物を各部屋に運んでおくようにポーターに手配。レストランに戻ったら、お客様には明日は1日遺跡を歩いて観光する旨をお伝えし、動きやすい服装や歩きやすい靴、暑さよけや日射病・紫外線対策など、注意事項をご案内します。食後、ガイドのアレフさんとこれからの観光コースの打ち合わせ。

添乗で陸路の国境越えをしたことがありません。
体験談を読むだけで、雰囲気が伝わってきます。

国が変われば、通貨の案内をしなくてはなりません。

・通貨の両替方法
・前の国の通貨はどうすればいいか

事前にガイドに確認をしておきます。

添乗員はお客さまの食事中がチャンス

お客さまの食事時間に、ガイドと食事をしながら、次の行程の確認します。
のんびりと食事ができないこともあります。

特にホテルのチェックインや、チェックアウトの日はバタつきます。

やることは、徹底した事前確認の繰り返しです。

【海外添乗業務 第7日】ペトラとワディ・ラムの観光

07:00 ホテル出発
いよいよハイライト観光です。映画『インディ・ジョーンズ』で有名になった、ピンク色の宝物殿エル・カズネのあるペトラの遺跡。そして名作『アラビアのロレンス』のロケ地でもあるワディ・ラムと、盛り沢山の内容。おまけにバス、馬、四輪駆動車、徒歩とさまざまな手段を使って観光する変化にとんだ1日になります。
08:00 馬に乗って移動
馬に乗って、ペトラの街の入口にある、スィクと呼ばれる場所まで行きます。ひとりにつき馬1頭と馬子ひとりがついているので、危険はありません。
通常のツアーでは観光場所に入っていない、この先の山をひとつ越えたところにあるナバタイ時代の僧院跡、エッディールにも向かうのです。さらに往復2〜3時間はかかるため、行かれないお客様には茶店と博物館をご案内し、お待ちいただきます。
帰りも同じ道を戻って、再び同じ馬に乗り、遺跡の入口にあるホテルのレストランへ。ここで昼食をとったら、バスでワディ・ラムへ向かいます。
17:00 ワディ・ラム着
今度は四輪駆動車2台に分乗し、ワディ・ラムの荒涼とした景色やロレンスの泉、数千年前に描かれた岩絵のある洞窟などを見学。
ホテル到着後、夕食。

乗り物に変化があると、1日の密度が違います。

・船
・徒歩
・バス
・飛行機
・ワゴン車

乗り物に乗せることも添乗員の大事な仕事。

・乗り物に乗せる
・ホテルに泊まらせる。

そのために確認や案内が必要ですが、一度身につけば国や場所が変わっても応用がききます。

【海外添乗業務 第8日】ペトラからアンマンへ

08:00 ヨルダンでの最後の日
まず、ペトラの街の前身であるリトルペトラを見学。ここは一般のツアーではなかなか訪れない穴場。観光客も少ないので、ゆっくり初期のナバタイ様式の建物を見学できると、お客様にも好評です。その後、旧訳聖書ゆかりのモーゼの泉やモーゼ終焉の地、ネボ山などを訪ねます。死海にも立ち寄り、みなさん初めての浮遊感覚を体験。
死海のあとに一路アンマンへ。明日のイスタンブール便は早朝便なので、早めに夕食をすませ、入浴と荷づくりをしていただけるように手配。

明日は01:40ホテル出発です。

添乗員はほとんど眠る時間もないですが、踏ん張りどころ。

睡眠時間が取れないときは、ちょっと高めのリポビタンDです。

起床時に飲むと目が冴えて、やる気が出ます。

こーいち
一時的ですが、意外と使えます。

【海外添乗業務 第9日】アンマンからイスタンブールへ

01:40 ホテル出発
クイーン・アリア国際空港着後、空港専門のアシスタントにミートし、スムーズにチェックイン終了。イミグレーション手前でガイドのアレフさんともお別れ。出国したら、出発ロビーへ。
04:30 TK1213便にて出発
定刻通りにイスタンブールに到着し、みなさんをホテルにご案内。今回の旅行は、イスタンブール到着時点で、私の手配業務は終了です。

ツアーは無事に終了です。

【海外添乗業務 第12日】イスタンブールよりソウル、関西空港経由で帰国の途へ

17:35 TK1014便でソウルに向け出発
ソウルでは、機外待機になったため、お客様は思わぬショッピングチャンスに大喜び。
12:20 無事に関西空港に到着
引き続き国内線で羽田に向かうお客様を国内線へとご案内し解散。ツアーの全行程は終了しました。

帰りの飛行機でも気を抜かずに、確認と案内です。

【まとめ】海外添乗業務の実際を体験談から知ろう

海外添乗業務シリア・ヨルダン

本記事は、海外添乗業務「シリア・ヨルダン13日間」を引用して解説しました。

実際に行った人の体験談は貴重です。

初めての国に行く際は、実際に行った人から聞くのが一番説得力があります。

お客さまも「実際に行ったことがある」と言うと、信じてもらえます。
「初めてです」と言うと、説得力がありません。

こーいち
体験談が一番強いですね。

こーいちより

P.S. 添乗体験を読んで、添乗を擬似体験しよう。 


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