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【感想ネタバレ】『学生 島耕作 就活編1巻、2巻』弘兼憲史【著】

2019年1月31日

【感想ネタバレ】『学生 島耕作 就活編1巻、2巻』弘兼憲史【著】
  • 「学生 島耕作 就活編1巻、2巻の内容が知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

今回は就活編でワクワクしながら1巻、2巻同時に本屋で購入しました。

就活編でもストーリーは変化に富み、ついつい引き込まれて一気に読み切ってしまいました。
私ももちろん就職活動は経験したことがあるので、ときどき当時のことを思い出しながら自分と重ねながら読みました。

本記事では、学生島耕作の就活編の感想をまとめています。

この記事を読むことで、感想ネタバレがわかります。

現在の就職活動と少し異なることもあると思いますが、そんな違いも興味深く読むことができます。
就職活動をしている方に元気を届ける1冊。

※ネタバレとはいえ、マンガのコマは掲載していません。


『学生 島耕作 就活編1巻』の3つの好きなシーン

『学生 島耕作 就活編1巻』の3つの好きなシーン

① ドキッとしたシーン

学生服を来て、緊張しながら面接に望むワンシーン。

訪問先企業の社員食堂でのふるまいをこの面接官に見られていて、キャベツをこぼしたままにしたことを指摘されている場面です。

「実際に昼食時に面接官に見られているとか、そんなことがあるの?」と思う方もいるかもしれません。

私も就職活動中は「企業内に入ったら常に見られている意識を持ちなさい」と教えられました。
当時、会社説明会だけのつもりで行ったら、いきなり抜き打ちで面接が始まった企業もありました。
なかにはトイレでの会話を聞いている企業もあるとか。

食堂で会ったこの面接官に「席を立つときはちゃんと椅子を元の場所に戻すんだぞ」とアドバイスされたにもかかわらず、面接時に1本取られてしまった島耕作がかわいくも見えます。

この面接官のまっすぐ迫ってくるシーンは、恐怖も少し感じ、ドキッとしました。

こーいち
『共同で使う場所は次に使う人のことを考えて配慮すべし』も教えられて「気をつけます」と誓った次第です。

② 入社後の出世術をさとすシーン

会社帰りに同僚と居酒屋に行き、上司や仕事のグチをこぼす。
サラリーマンの常套手段ですね。

私も今でこそ会社帰りに飲みに行く機会は減りましたが、一時期は週に1~2回くらいは飲んでました。
月の半分は飲んでいた先輩もいたことが思い出されます。
気づいたらグチばかりとか日常茶飯事。

もちろん建設的な未来の話が仕事につながったり、ストレス解消になったり、悩みを聞いてもらったりとか決して不毛な時間だけではないけれど。

今では、早く帰ってブログを書いたり、走ったり、読書したりをしたいから、飲んだり残業したりする暇がないです。
その時間がもったいなく感じられてしまいます。
それと飲むと次の日がベストコンディションで望めず、6〜8割の力で仕事をするハメに。

一匹狼の先輩は会社にはいることはいるけれど、あまり話しかけたくないかな、と。

ただ、仕事をバリバリしている一匹狼はあまり少ないけれど、芯が通ったオオカミは魅力的です。

③ せつない別れのシーン

島耕作の個人主義、ドライさが前面に出てしまったシーン。
「人は人、自分は自分、どの道に進んでもなんとかなるさ」の精神。
課長 島耕作時代から一貫してブレていません。

基本的に共感していますが、マンガのシーンのように「それは君が決めることだ」なんて女性に言えたもんじゃないです。
確かにそうなんだけれどね、この場面では女性はそんなことは望んでないし。

島耕作は、この当時からやっぱりブレていません。
そういう姿勢がカッコよくもあるのだけれど、ただ、せつない。

『学生 島耕作 就活編2巻』の3つの好きなシーン

『学生 島耕作 就活編2巻』の3つの好きなシーン

内容は、『学生 島耕作 就活編1』の続きです。
就活編とはいえ面接の攻略法などが載っているわけではなく、あくまで人間模様が描かれています。

① 仕事が楽しかったと言われたシーン

バイト先にホステスに「何だか私この仕事に向いているみたい。今日は楽しかった」と言ってもらえた島耕作。

このセリフを聞いて、私は仕事を楽しいと思えたのはいつだったか?と考えさせられました。
「やっぱり仕事は楽しくないといけないよね」と思いました。

バンコクに添乗に行った時、体は辛いけれど楽しかったと思えました。
お客様に恵まれたというのも、もちろんあるけれどけれど。
箱根に添乗に行った時も同じく「楽しい」という感情を見つけられました。
短絡的だけれど「添乗」がやっぱり自分の中ではキーなのかなと振り返り。

現在の仕事は、やりたくないことを我慢して、我慢して、一瞬の達成感のためだけに仕事をしている感じがするよ。
例えるならサウナに入って、一瞬出て、また入っての繰り返しのような。

仕事ってみんなそういうものなのだろうか?
みなさんは、どうですか?
楽しく仕事ができていますか?

たいていの人にとって仕事はつらいのが当たり前なのかな。

北野武さんの著書に「仕事はつらいのが当たり前なんだ。楽しいなんてバカか天才のどっちかだよ」と書いてあったけれど、そうなのかな。

周りの人はどう思っているのか改めて聞いてみたくなりました。

仕事は楽しいですか?
仕事で成長できていますか?

② 中学校受験に落ちた悲しいシーン

島耕作が中学校受験に落ちたシーンです。

マンガのストーリー上はあまり重要なシーンではないけれど、子どものときに試験に落ちるという経験をした島耕作の顔がせつない。

経験があるから、気持ちはわかります。
貴重な経験ではあるけれど。

「めげずに立ち上がってくれ」と、心がうずいてしまいました。

③ 自分を曲げて改善した恋愛トークを、一蹴されたシーン

いつも通りの返答をしていれば、こんな返し方はされなかったのに。

自分の芯を曲げると後悔しちゃうね。

女心は今でも本当にわかりません。
わかったと思っても、わかりません。

こーいち
悩みながらも成長していく主人公島耕作の姿勢が共感されると感じました。

まとめ:『学生 島耕作 就活編1巻、2巻』は抜群の安定感

就活編とはいえ人間ドラマが多く、期待どおり楽しめました。
「就活編でも何編でもいいから、もっと読ませてくれ」と思ってしまいます。

島耕作シリーズや黄昏流星群シリーズはグッとくるシーンが多くて、安定感があって好きです。

私は就職活動中はだいぶ悩んで苦しんでいて、体にはしょっちゅう蕁麻疹が出ていました。
今でも仕事のストレスが体に蕁麻疹となって出てしまうところは変わっていないです。
会社に入ってもう18年目ですが、この会社の選択が良かったのかどうか疑問点はあるけれどとりあえず目の前のことに集中するしかないかな。

就職活動で辛い思いをしている方も、息抜きになれば幸いです。
私も20社以上落ちたけれど、それで人生が終わるわけじゃないので。

当時は就職活動が楽しくてやめられないくらいになった頃が、ゴールかなぁなんて思っていました。

周りの人と就職活動の思い出を話したくなりました。

読んでいて思い出しだけれど、就職活動でしなくてはならないことは、「今まで何をしてきて、これから何をやりたいか」を考えること。
「就職した後も、考え続けなくてはならない大切なこと」と思い返しました。

どんなことがあっても生きていくこと。

こーいち
就職活動の初心を思い出させてくれた『就活編』に感謝します。

こーいちより

P.S. 忘れかけていた就活時代、学生時代の一大イベントでした。


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