- 漫画『ぱらのま』の内容、感想を知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 「ぱらのま1〜3巻」の感想まとめ
- おすすめの人、口コミ
本記事を書いている私は「ぱらのま」がだいすきです。
本記事では「ぱらのま」の好きなシーン3つを通して感想を書いています。
この記事を読むことで、感想、誰におすすめか、口コミがわかります。
Contents
漫画「ぱらのま1巻」の好きなシーン3つ
好きなシーン3つ
- 駅弁は車窓の景色を眺めながら
- 寝台列車で死んだサラリーマンを見る優越感
- 路面電車の奥深さ
1.駅弁は車窓の景色を眺めながら
おもしろいです。
駅弁1つ食べるのに、こんなに細かい思考が描かれているからです。
「駅弁は車窓からの景色を眺めながら食べるに限るなぁ」と素直に思ってしまいます。
今度、千葉の実家に帰るときは、駅弁目的で昼時の特急しおさいを狙おうかな。
旅行気分と合わせて駅弁を味わうためだけに、特急にフラッと乗ってしまう冒険心がワクワクさせます。
「特急あずさは甲府まで止まらないんだぁ」と旅行会社に勤務経験がありながら勉強になりました。
「この先も読み進めれば楽しい知識が出てくるのではないか」と、期待感を持って引き込まれます。
2.寝台列車で死んだサラリーマンを見る優越感
寝台列車に乗ったことがありません。
このシーンのようにビールを飲みながら、帰宅途中のサラリーマンを眺めてみたいですね。
夜中に起きて、夜の車窓に思いを馳せながらビールを傾ける。
最高じゃないですか。
「あー、最高」と叫びます。
寝台列車に乗りたいです。
疲れは取れなそうですが、死ぬまでに1回は乗ってみたいです。
寝台列車の旅ってホントに楽しそうです。
乗ったことはないですが、そう言い切れますね。
3.路面電車の奥深さ
路面電車がこんなにあることに驚きました。
私が乗ったことがあるのは4つです。
- 函館
- 札幌
- 広島広電
- 松山市伊予鉄
江ノ電も都電荒川線も行こうと思えば、いつでも行ける場所です。
しかし行ったことがありません。
なんだか鉄ちゃんの気持ちが理解できる錯覚すら覚えます。
本当は思っているより「奥深いもの」と想像できます。
「行きたいところが増える」=「未来の楽しみが増える」ので楽しいです。
番外編
「駅の例え方」がおもしろかったです。
駅の中ボスの定義が「最初に最速達列車(無料)が止まる駅」なんて「うまいこと言うねぇっ」て感じです。
「なるほど」と膝を打ちます。
体験談
学生時代、青春18きっぷを買って、東北、北海道を5日間かけて1人旅したことが思い出されます。
とはいえ電車にひたすら乗っていただけですが、当時は「進路をどうすべきか」考えるために電車に乗ったのです。
結局、旅行の仕事に就きましたが、そんなことよりも「旅立ちの自由な気分はもう味わえないのかなぁ」と思ってしまうサラリーマン人生。
もう一度の自由な気持ちを取り戻したい。
「フラッと旅行に行きたい」の気持ちも出てきました。
それ以上に過去を振り返り、忘れかけていた気持ちを思い出させてくれました。
漫画「ぱらのま1巻」は鉄道の旅が好きな人におすすめ
鉄道ファンに捧げます
こんな方におすすめ
- 鉄道の旅が好きな人
- 鉄道ファンな人
- どこか旅に行きたい人
「残念なお姉さん」との鉄道旅行が楽しめるマンガです。
究極の旅鉄物語がはじまったのです。
ゆるキャラ女の子の鉄道旅
主人公はいつも眠そうな半目ののんびりした女の子です。
旅館ではいつも浴衣がはだけて、ゆるい印象です。
ゆるキャラが鉄道に乗って各地を旅する、鉄道ファンにはたまらないマンガです。
登場人物も少ないし、所々にウンチクが混ぜられていて興味深く読み進められます。
読んでいるとどんな列車でもいいからすぐに電車に乗って、旅をしたくなってしまいます。
他にもあふれる想いは3つです。
- 「真似して駅弁食べてみたい」
- 「寝台列車に乗ってみたい」
- 「路面電車に乗ってみたい」
「国内旅行ひとり旅もいいもんだねぇ」としんみりしてしまいます。
口コミ
Twitterの口コミ7個
- 北千住は悪
- 鉄道と徒歩の独り旅で密度が高い
- 確実に女の子の中身はオッサン
- サンライズに乗りたくなる
- ふらっと自分まで旅に出たくなる
- 十分楽しむには少し鉄道の知識かもしれない
- 不思議な空気感があり、のんびりしたいときに
漫画「ぱらのま2巻」の好きなシーン3つ
1.下田温泉のどこで昼食をとるか
試行錯誤の過程がおもしろいです。
自分も同じように考えると思い、共感できるからです。
ちょっとした空き時間をどう活用するかが、旅の醍醐味です。
描かれているマンガの絵も、実際に旅行した風景とほとんど一緒なので臨場感があります。
ちょっとした旅行気分を味わえます。
2.石和温泉
石和温泉まで日帰りで来た主人公の「駅に降りてからの感想」です。
- 石和温泉駅前の道がまっすぐ
- 鯉が多い
- 錦鯉センター
- スナック街
- 富士山
石和温泉に何度か行きましたが、同様の感想を持ちました。
言葉にはしなくても、同じことを感じたものです。
本書の面白さは、主人公の感じたことの言語化です。
「そうそう、そう思った」と共感できるのです。
描かれてる漫画の絵が、当地にそっくりなので実際に旅行している気持ちになるのです。
ワイン工場やお土産屋はまさに「モンデ酒造ワイン工場」です。
» モンデ酒造山梨工場を見学体験記【ワイン試飲やショッピングも楽しい】
3.都内路線バスの旅
一時期、都内路線バスにふらっと乗り、適当な場所で降りて散歩することにハマっていました。
メリット
- 料金が安い
- 混んでいない
- バス停を聞いてもどこにいるかわからないスリル
- 見慣れている場所でも、バスからの視点で楽しめる
- 適当に降りても、地下鉄やJRの駅にたどり着ける安心感
都内路線バスは、安くて楽しめる小旅行なのです。
都内で電車の旅をしようとしても、地下鉄ばかりで景色を楽しめません。
そんなときは路線バスです。
主人公では都内路線バスを3本乗り、小旅行を楽しんでいます(下記)。
都内もこんなに見どころがあります。
素直に「路線バスに乗って、ぶらり旅をしたい」と思ってしまうのでした。
漫画「ぱらのま2巻」で旅行体験を思い出す
ゆるキャラ女の子の鉄道旅、第2巻
旅行体験を思い出すきっかけになる本です。
本書を読み進めるうちに「下田温泉」「石和温泉」「都内での路線バス」などの思い出が蘇ってきたからです。
具体的には、後述する好きなシーンで解説します。
ただ「旅行は好きじゃない」という人もいるかもしれません。
そんな人でもウンチクを勉強するつもりで読めば、得るものはあるはず。
都内に住んでいる人も、意外な発見を得られます。
具体的な発見
- 東京十社
- 私鉄沿線の駅
- 旅館の朝食の気づき
- 下田温泉街
- 石和温泉街
- 都内の路線バスルート
主人公の「旅の試行錯誤」と「表情の変化」に惹きつけられます。
都内路線バスの旅がしてみたい人におすすめ
こんな方におすすめ
- 都内で路線バスの旅をしてみたい人
- 鉄道の旅が好きな人
- どこか旅に行きたい人
1巻を「面白い」と感じたなら、2巻も期待を裏切りません。
口コミ
Amazonの口コミの80%が高評価(5つ星)です。
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やることが何もない休日に、家でゴロゴロ過ごすのも良いです。
ただたまには路線バスに飛び乗ってしまうのも発見があっておもしろいです。
都内ではなくても、最寄りの駅から路線バスに乗ってみれば新しい世界が広がっています。
漫画「ぱらのま3巻」が面白い3つの理由【過程と共感】
おもしろい理由は3つ
- 主人公の考えた過程が見える
- 文章が短く、刺さる
- 共感や気づきが得られる
1.主人公の考えた過程が見える
たとえば、3巻の冒頭では電車の「前面展望」と「側面展望」の比較について、主人公の考えの過程がわかります。
「前面展望」については以下です。
- 運転に憧れる人が多いからか、人気がある
- ちょっとしたカーブや勾配もよくわかる
- 渡り線、引込線もわかりやすい
- 標識や信号、速度制限もわかる
- ただ窓は狭め
- 人により運転士の挙動や機器類が見たいかも
- 運行を体験しやすい
「側面展望」については以下です。
- ご当地の生活を体感する感覚に近い
- 遠くでついてくる山々
- 寄り添うように蛇行する川
- 奇怪な岩
- ふとん干す人
- 農家にキジ、謎の看板、奇抜な宗教施設など前面では見れない
- 途中下車派には都合がいい
- 海(前面展望派も席に帰ってくる)
- 初めて乗る区間なら側面
- 特急などのリクライニングシートが楽だが、首を向けないといけない
- 逆サイドが見にくく、窓枠のポジションが難しい
- 側面のロングシートが視野の自由度が高い
- 混んでいると景色は見れない
何も考えずに読んでいので気づきませんでした。
実際は「思考の過程」を読んでいるのです。
1コマ、1短文なので読みやすく、次のコマへどんどん進んでいる感覚があります。
気づいたら数十ページ進んでいるなんてことも。
2.文章が短く、刺さる
文章が短いと、全文読みます。
ちょっとした「手書きの文字」も、隅から隅まで読んでしまいます。
読まないともったいないからです。
全文読むと「達成感」があります。
「コース料理を食べ切った」と同じです。
文章1つ1つが「刺さる内容」なので「満足感」があります。
「達成感」「満足感」が心地いいです。
短い言葉は適切に言葉を選べば、それだけで刺さるのです。
マンガの絵も食い入るように見てしまいます。
何かしら発見があるからです。
3.共感や気づきが得られる
言葉の1つ1つが共感できます。
主人公の思ったこと=自分が旅行で思ったこと
「あるある」「そうそう」「こんな景色あるよね」と共感できるのです。
たとえば、以下などです。
- 「東西線は扉が広くて、通勤のやばさがしのばれる」
- 「歩いてて、しあわせ感がある」(バラ園で)
- 「長野駅まできた(雰囲気、昔のデパートみたいだ)」
私は東西線沿線に住んでいますが「そっか、東西線の扉が広いのは通勤混雑のためだ」と、今更ながら気づくのでした。
旅好きにおすすめ
こんな方におすすめ
- 青春18きっぷに興味がある人
- 鉄道の旅が好きな人
- どこか旅に行きたい人
漫画「ぱらのま3巻」のグッときた3つの文章
1.温泉街のわくわくする景色
「自然渓谷と人工物と廃墟が複雑に入り混じる、わくわくする景色なのだけど説明しづらい」に共感です。
「わくわくする景色」はいろんな温泉街で見られます。
手書きの説明が、いちいち「そのとおり」と思わせます。
効果音も「ゴトン」「コテテン」と適切です。
2.木造密集石畳
絵になる温泉街の街並みです。
これぞ温泉です。
「こんな景色に出逢いたかった」という方も多いです。
憧れます。
角間温泉、百合居温泉とも初めて知りました。
86℃の外湯も初耳です。
参考サイト
「渋温泉」へ行きたいです。
3.この世の果て「東成田駅」
東成田駅は「この世の果て」のようです。
私は千葉県民です。
「東成田駅」が使われている駅とは知りませんでした。
下記サイトに「東成田駅」の写真や動画が掲載されています。
» 夜6時の東成田駅・・・怖すぎだろ
口コミ
Amazonの口コミの77%が5つ星の高評価です。
3つ要約します。
- 過去最高に気に入りました。。登場人物が増え、主人公のおねえさんの様々な表情が見れておすすめ。「こんな感じで日程を組んで鉄道旅ができるんだあ」と思いながら読んでいる。94~95ページの海岸見開き&セリフと96ページの2人の表情は素晴らしい。「ああ、自分はおねえさんの表情や感情を一緒に楽しんでるんだなあ」と感じた。読んでて一緒に旅してる感じ。
- 本作の魅力は「日本にはまだまだ行ってみたくなる場所はいくらでもある」と再認識させてくれるところ。
- ぶらり公共交通機関の旅なんだけど、無計画にやるのではなく大まかな目標を立てた上で「この鉄道に乗れる、バスいけそう」と旅の途中でルートを検討する鉄道・バスオタクがやる旅です。
まとめ:「ぱらのま」でのんびりゆったり、鉄道の旅に出る
やはり「考えた過程が見える」ことはおもしろいです。
Blog Chronicleで「考えたことも書こう」と素直に思えました。
考えたことも体験談です。
一次情報です。
何かを抜き出した文章より、価値がある可能性があります。
コピーした文章より、オリジナルです。
読書は考えるきっかけを与えてくれるのです。
旅に出たくなるきっかけもくれるマンガです。
読んで行動したくなるマンガは素敵です。
主人公はゆるキャラですが、思考回路はゆるさとは対照的です。
「ギャップが、またいいよね」と思ってしまうのでした。
以上です。
P.S. 主人公の行き先が楽しみです。
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