- 「作文力をつけるには、どうしたらいいだろう?」
- 「『いますぐ書けちゃう作文力』の感想を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 『いますぐ書けちゃう作文力』齋藤 孝【著】の感想
- グッときたところベスト3、口コミ5つ
- 齋藤孝先生おすすめの作文力をつける本23選
本記事の信頼性
- ブログ歴:2019年1月にブログ開設
- ブログ実績:過去最高は月62,000PV、月54,000円(確定)
筆者の「齋藤 孝 先生」は明治大学の教授です。
テレビ(情報7daysなど)にも出演されているので、ご存知の方も多いはずです。
150冊以上の著書があり、ベストセラーは「声に出して読みたい日本語」です。
ジャンルは読書論、コミュニケーション論、教育、勉強、言葉など多数です。
本記事は、そんな齋藤孝先生の著作「いますぐ書けちゃう作文力」の読書感想です。
この記事を読むことで「作文力をつけるにはどうすればいいか」がわかります。
小学生向けですが、得るものがありました。
Contents
低学年向けの作文の書き方がわかる本【グッときたところベスト3】
グッときたところベスト3
- 1位:調べたことを何かひとつでも入れる
- 2位:引用した理由と、体験談を書く
- 3位:自分なりのモノの見かたで書く
引用しつつ、解説します。
1位:調べたことを何かひとつでも入れる
「『ちびまる子ちゃん』って、日本以外の国でも読まれているのかな?」なんてことを調べて、そのまま書いてしまう。こういう情報を入れると、大人の文章ですね。かなり自慢できます。
自分が感じたままを書くことも大切だけど、それだけだとどうしても薄っぺらい文章になってしまいます。調べたことを何かひとつでも入れることができれば、がぜんいい作文に変身します。「作者には、ほかにどんな作品があるか」といったことも調べると厚みが出てくるんだ。数字が入ると説得力がアップします。
「『ちびまる子ちゃん』は台湾だと『小丸子』って書きます」とか、「日本だけで3000万部も売れました」なんて書いてあると、「そうかぁ『ちびまる子ちゃん』ってこんなに読者がいるんだなあ」って読み手も納得する。
以下が大事です。
- 調べたことを入れる
- 数字を入れる
説得力があるからです。
たとえば、以下のとおり。
- NG=『ちびまる子ちゃん』のコミックスはたくさん出ています
↓ - OK=調べたところ『ちびまる子ちゃん』のコミックスは全17巻
体験談は強いです。
調べたことは体験談になるのです。
体験談は数字とセットで、さらに強くなります。
2位:引用した理由、体験談を書く
たとえば、本を読みながら「ここがおもしろい」と思ったところに緑のボールペンでぐるぐる巻きにチェックしておく。そして、感想文を書くときは、そこを写す。写すだけでかるく3〜4行は書けてるから、「この部分に感動した理由は、こういう理由です」というようにまとめてしまう。引用した部分の何が、なぜ、おもしろかったのか、その部分だけを自分で書くんです。
〜〜 中略 〜〜
だから最初のうちは、
①「おもしろいな」「すごいなぁ」「ありえない!」と思ったところ
②「あぁ、それなら似たようなことが自分にもある、ある」と思ったところ
このふたつだけにする。このふたつが書ければ、あとはどんどん書きながら考えることができます。
とくに②の自分の経験に似たところが見つかると盛り上がりやすい。本と自分のつながったところが、金の鉱脈なんだ。
「引用した理由と体験談」で作文は書けます。
本記事もグッときたところを引用しつつ、体験談を書いているからです。
引用した理由
「どんどん引用してもOK」と思えるようになったからです。
今まで「引用はずるい」と思っていたのです。
引用した理由だけだと、すぐに文章が終ります。
感想より引用が長いのです。
どちらが主だかわからないです。
ゆえに体験談で文章に厚みを出すことが大事なのです。
3位:自分なりのモノの見かたで書く
自分で作文を書くときにも、何かテーマを選んだら、少しだけひねくれて考えてみる。ふつうとはちがった角度から光をあててみるといいんです〔中略〕
作文を書くときに大事なことは、「自分なりのモノの見かたで書く」ということなんです。ふつうじゃない「ものの見方」「切り口」を工夫しよう。そこにキミという人間の性格がバ〜ッとでるんだ。
ブログはタイトルが重要です。
タイトルでクリック率が変わるからです。
たとえば、以下のとおり。
- 記事のベネフィットが分かるタイトルにする
- 常に読者の利益を考えつつタイトルをつける
タイトルで煽らないことが大事です。
タイトルで読者の疑問に答えつつ、少し角度を変えてタイトルをつけるのです。
『いますぐ書けちゃう作文力』は、作文力をつけたい人におすすめの本
おすすめの人、おすすめしない人
こんな方におすすめ
- 作文力をつけたい人
- 文章力を上げたい人
- 文章を楽しく書きたい人
本書に期待したことは、以下のとおり。
- 読書感想文がうまくなる
- 文章力の向上につながる
- 齋藤孝先生の本の好奇心
同じ思いを持つ人には、おすすめできます。
下記の人にはおすすめできません。
- 文章の型を知りたい人
- 硬い文章本を読みたい人
- 小説の書き方を知りたい人
あくまで「作文力をつけるにはどうすればいいか」に特化した本です。
著者:齋藤 孝 先生のプロフィール
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。
同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。
専攻は教育学、身体論、コミュニケーション論。
5つの章の目次【書籍情報】
はじめに.作文なんて、こわくない!
メソッド1.家族・友だちと作文力!
メソッド2.マンガで作文力!
メソッド3.図書館で作文力!
メソッド4.天才になりきる作文力!
メソッド5.宇宙で作文力!
おわりに.作文コンクールにチャレンジ!
書名 | 『いますぐ書けちゃう作文力』 |
---|---|
著者 | 齋藤 孝 |
単行本 | 153ページ |
出版社 | どりむ社 |
発売日 | 2006/4/12 |
『いますぐ書けちゃう作文力』の口コミ5個
Twitterから口コミを5個集めました。
1.起承転結の転から考える
【起承転結で文を書く場合は“起”から書かない】 起(はじまり)から書かずに、転(ところが)から考えるのがコツ。というのも「転」というのは、何か「もと」があって「ところがこうなる」と続くものだから。考える順番は、転→承→起→結。『いますぐ書けちゃう作文力』より作成
出典:Twitter
2.本はつながりで読む
つながりでかぁ。しっくりくる言葉だ。RT @YuzoNito: 【本はつながりで読んでいく】 そうやって「本と出合う」わけです。 『いますぐ書けちゃう作文力』斎藤孝著より作成
出典:Twitter
3.文章で人がわかる
「大人は、原稿用紙に書かれた文章を読んだだけで、キミが大人に成長したか子どものままかが、わかるんです。だから、『作文力』を身につけたっていうことは、キミたちが大人になった!って認められたあかしです」(『齋藤孝とつくる本 いますぐ書けちゃう作文力』)
出典:Twitter
4.量は質に変わる
量をたくさん積みかさねると、あるときに質が変化する
『いますぐ書けちゃう作文力』より斎藤孝著出典:Twitter
5.夏休みの宿題の作文に
6年生の長男が、現在夏休みの宿題の作文を書くのに奮闘中!こういうの買っとけばよかったな~(^。^;)⇒ 『いますぐ書けちゃう作文力』を見る
出典:Twitter
齋藤 孝 先生おすすめの作文力をつける本23選
アマゾンのレビューで高評価な本ばかりです。
毎日、骨太の読書ライフが過ごせます。
まとめ:たくさん読み、たくさん書いて、作文力をつけよう
まとめ:グッときたところベスト3
1位調べたことを何かひとつでも入れる
2位引用した理由と、体験談を書く
3位自分なりのモノの見かたで書く
上記は本書に書かれているメソッドの一部です。
作文力を上げる本質は以下のとおり。
- たくさん読む
- たくさん書く
多くの文章に触れることが大切です。
文章術の本をたくさん読むのではなく、シンプルに「好きな小説家を見つけ、すべて読む」などです。
たくさん読み、たくさん書くこと。
文書を読み直して、書き直すこと。
村上春樹さんから学んだ文章力を上げる方法は「【村上春樹の文章力】文章は何度も「読み直し、書き直し」でうまくなる」で解説しています。
以上です。
P.S.「たくさん読み、たくさん書いて」を繰り返します。
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