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低学年向けの作文の書き方がわかる本【調べたことを1つでも入れる】

2019年2月14日

低学年向けの作文の書き方がわかる本【調べたことを一つでも入れる】
  • 「作文力をつけるには、どうしたらいいだろう?」
  • 「『いますぐ書けちゃう作文力』の感想を知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

  • 『いますぐ書けちゃう作文力』齋藤 孝【著】の感想
  • グッときたところベスト3、口コミ5つ
  • 齋藤孝先生おすすめの作文力をつける本23選

 本記事の信頼性

  • ブログ歴:2019年1月にブログ開設
  • ブログ実績:過去最高は月62,000PV、月54,000円(確定)

筆者の「齋藤 孝 先生」は明治大学の教授です。
テレビ(情報7daysなど)にも出演されているので、ご存知の方も多いはずです。

150冊以上の著書があり、ベストセラーは「声に出して読みたい日本語」です。
ジャンルは読書論、コミュニケーション論、教育、勉強、言葉など多数です。

本記事は、そんな齋藤孝先生の著作「いますぐ書けちゃう作文力」の読書感想です。
この記事を読むことで「作文力をつけるにはどうすればいいか」がわかります。

小学生向けですが、得るものがありました。

低学年向けの作文の書き方がわかる本【グッときたところベスト3】

低学年向けの作文の書き方がわかる本【グッときたところベスト3】

 グッときたところベスト3

  • 1位:調べたことを何かひとつでも入れる
  • 2位:引用した理由と、体験談を書く
  • 3位:自分なりのモノの見かたで書く

引用しつつ、解説します。

1位:調べたことを何かひとつでも入れる

「『ちびまる子ちゃん』って、日本以外の国でも読まれているのかな?」なんてことを調べて、そのまま書いてしまう。こういう情報を入れると、大人の文章ですね。かなり自慢できます。
自分が感じたままを書くことも大切だけど、それだけだとどうしても薄っぺらい文章になってしまいます。調べたことを何かひとつでも入れることができれば、がぜんいい作文に変身します。「作者には、ほかにどんな作品があるか」といったことも調べると厚みが出てくるんだ。数字が入ると説得力がアップします。
 「『ちびまる子ちゃん』は台湾だと『小丸子』って書きます」とか、「日本だけで3000万部も売れました」なんて書いてあると、「そうかぁ『ちびまる子ちゃん』ってこんなに読者がいるんだなあ」って読み手も納得する。

以下が大事です。

  • 調べたことを入れる
  • 数字を入れる

説得力があるからです。

たとえば、以下のとおり。

  • NG=『ちびまる子ちゃん』のコミックスはたくさん出ています
  • OK=調べたところ『ちびまる子ちゃん』のコミックスは全17巻

体験談は強いです。
調べたことは体験談になるのです。

体験談は数字とセットで、さらに強くなります。

2位:引用した理由、体験談を書く

たとえば、本を読みながら「ここがおもしろい」と思ったところに緑のボールペンでぐるぐる巻きにチェックしておく。そして、感想文を書くときは、そこを写す。写すだけでかるく3〜4行は書けてるから、「この部分に感動した理由は、こういう理由です」というようにまとめてしまう。引用した部分の何が、なぜ、おもしろかったのか、その部分だけを自分で書くんです。

〜〜 中略 〜〜

だから最初のうちは、
①「おもしろいな」「すごいなぁ」「ありえない!」と思ったところ
②「あぁ、それなら似たようなことが自分にもある、ある」と思ったところ
このふたつだけにする。このふたつが書ければ、あとはどんどん書きながら考えることができます。
とくに②の自分の経験に似たところが見つかると盛り上がりやすい。本と自分のつながったところが、金の鉱脈なんだ。

「引用した理由と体験談」で作文は書けます。

本記事もグッときたところを引用しつつ、体験談を書いているからです。

 引用した理由

「どんどん引用してもOK」と思えるようになったからです。
今まで「引用はずるい」と思っていたのです。

引用した理由だけだと、すぐに文章が終ります。

感想より引用が長いのです。
どちらが主だかわからないです。

ゆえに体験談で文章に厚みを出すことが大事なのです。

3位:自分なりのモノの見かたで書く

自分で作文を書くときにも、何かテーマを選んだら、少しだけひねくれて考えてみる。ふつうとはちがった角度から光をあててみるといいんです〔中略〕

作文を書くときに大事なことは、「自分なりのモノの見かたで書く」ということなんです。ふつうじゃない「ものの見方」「切り口」を工夫しよう。そこにキミという人間の性格がバ〜ッとでるんだ。

ブログはタイトルが重要です。
タイトルでクリック率が変わるからです。

たとえば、以下のとおり。

  • 記事のベネフィットが分かるタイトルにする
  • 常に読者の利益を考えつつタイトルをつける

タイトルで煽らないことが大事です。

タイトルで読者の疑問に答えつつ、少し角度を変えてタイトルをつけるのです。

『いますぐ書けちゃう作文力』は、作文力をつけたい人におすすめの本

『いますぐ書けちゃう作文力』は、作文力をつけたい人におすすめの本

おすすめの人、おすすめしない人

こんな方におすすめ

  • 作文力をつけたい人
  • 文章力を上げたい人
  • 文章を楽しく書きたい人

本書に期待したことは、以下のとおり。

  • 読書感想文がうまくなる
  • 文章力の向上につながる
  • 齋藤孝先生の本の好奇心

同じ思いを持つ人には、おすすめできます。

 下記の人にはおすすめできません。

  • 文章の型を知りたい人
  • 硬い文章本を読みたい人
  • 小説の書き方を知りたい人

あくまで「作文力をつけるにはどうすればいいか」に特化した本です。

著者:齋藤 孝 先生のプロフィール

1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。
同大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。
専攻は教育学、身体論、コミュニケーション論。

» 参考:齋藤 孝 公式サイト

5つの章の目次【書籍情報】

はじめに.作文なんて、こわくない!
メソッド1.家族・友だちと作文力!
メソッド2.マンガで作文力!
メソッド3.図書館で作文力!
メソッド4.天才になりきる作文力!
メソッド5.宇宙で作文力!
おわりに.作文コンクールにチャレンジ!

書名 『いますぐ書けちゃう作文力』
著者 齋藤 孝
単行本 153ページ
出版社 どりむ社
発売日 2006/4/12

»『いますぐ書けちゃう作文力』の詳細を見る

『いますぐ書けちゃう作文力』の口コミ5個

『いますぐ書けちゃう作文力』の口コミ5個

Twitterから口コミを5個集めました。

1.起承転結の転から考える

【起承転結で文を書く場合は“起”から書かない】 起(はじまり)から書かずに、転(ところが)から考えるのがコツ。というのも「転」というのは、何か「もと」があって「ところがこうなる」と続くものだから。考える順番は、転→承→起→結。『いますぐ書けちゃう作文力』より作成

出典:Twitter

2.本はつながりで読む

つながりでかぁ。しっくりくる言葉だ。RT @YuzoNito: 【本はつながりで読んでいく】 そうやって「本と出合う」わけです。 『いますぐ書けちゃう作文力』斎藤孝著より作成

出典:Twitter

3.文章で人がわかる

「大人は、原稿用紙に書かれた文章を読んだだけで、キミが大人に成長したか子どものままかが、わかるんです。だから、『作文力』を身につけたっていうことは、キミたちが大人になった!って認められたあかしです」(『齋藤孝とつくる本 いますぐ書けちゃう作文力』)

出典:Twitter

4.量は質に変わる

量をたくさん積みかさねると、あるときに質が変化する
『いますぐ書けちゃう作文力』より斎藤孝著

出典:Twitter

5.夏休みの宿題の作文に

6年生の長男が、現在夏休みの宿題の作文を書くのに奮闘中!こういうの買っとけばよかったな~(^。^;)⇒ 『いますぐ書けちゃう作文力』を見る

出典:Twitter

»『作文力』の口コミを見る

齋藤 孝 先生おすすめの作文力をつける本23選

齋藤 孝 先生おすすめの作文力をつける本23選

アマゾンのレビューで高評価な本ばかりです。

毎日、骨太の読書ライフが過ごせます。

まとめ:たくさん読み、たくさん書いて、作文力をつけよう

まとめ:たくさん読み、たくさん書いて、作文力をつけよう

 まとめ:グッときたところベスト3

1位調べたことを何かひとつでも入れる
2位引用した理由と、体験談を書く
3位自分なりのモノの見かたで書く

上記は本書に書かれているメソッドの一部です。

作文力を上げる本質は以下のとおり。

  • たくさん読む
  • たくさん書く

多くの文章に触れることが大切です。
文章術の本をたくさん読むのではなく、シンプルに「好きな小説家を見つけ、すべて読む」などです。

たくさん読み、たくさん書くこと。
文書を読み直して、書き直すこと。

村上春樹さんから学んだ文章力を上げる方法は「【村上春樹の文章力】文章は何度も「読み直し、書き直し」でうまくなる」で解説しています。

以上です。

P.S.「たくさん読み、たくさん書いて」を繰り返します。

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