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添乗員から他業種(エスティシャン)へ転職する一例【実態と適正とは】

2019年10月14日

添乗員からの転職
  • 「添乗員から他の職種へ転職した例を知りたい」
  • 「添乗員の実態と適正について知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

  • 添乗員から他の職種へ転職した例
  • 添乗員の実態と適正

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、営業×手配×添乗
  • 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
  • 添乗経験:国内・海外計100本ほどで、一般団体・教育旅行・視察旅行

ツアーコンダクターになろう」より添乗員から他業種(エステティシャン)へ転職した一例が、掲載されていました。
華々しく活躍し、仕事を楽しんでいる添乗員がいる一方で、辞めていく添乗員もいます。

本記事では、添乗員から他業種へ転職する一例を書籍から引用しつつ、解説していきます。
この記事(体験談)を読むことで、添乗員の実態と適正が見えてきます。

添乗員から他業種(エステティシャン)へ転職する一例【辞めたい理由は2つ】

添乗員からの転職

本書の女性の方は、「添乗員」から「エステティシャン」へ転職されています。

本書では下記が語られています。

  • 添乗員を辞めるにいたる本当の理由
  • 辞めたからこそ見えてきた添乗員の適正

コメントを引用しつつ、解説していきます。

添乗員を辞めたいと思った理由は、人に喜んでもらいたいと思う強い気持ち

添乗をする前から不順だった生理が、ますますひどくなったんです。ストレスのせいもあったと思いますね。それに私は、人を喜ばせたいという気持ちが強すぎたため、旅行の最後にお願いするお客さまのアンケートにしばられてしまったんです。不満が書かれていたり、普通という項目に丸がついていたりすると、ああ私の頑張りが足りなかったんだなって思っちゃう。そのうえ、添乗中は夜中に目が覚めると、寝坊するのが怖くて眠れなくなりました。ヘンですよね、だってフロントにモーニングコールを頼んでいるし、目覚まし時計も枕元にちゃんとセットしているのに…

辛いですね。
「頑張り屋な人」は、とにかく自分を追い込んでしまいます。

私も頑張り屋さんと言われます。
添乗中、夜中に目が覚めた時は眠れなくなったことがあります。
「寝坊したらどうしよう」と考えてしまうのです。
明け方に目覚めると、まだ寝ていられる時間があっても起きてしまいますね。

この方は素敵です。

辛い時でも、次の2つの気持ちを持っていたからです。

  • 喜んでもらいたい
  • 楽しんでもらいたい

この気持ちが添乗員には必要です。
添乗員はエンターテイナーですので、サービス精神を持って仕事に打ち込んでいらっしゃったと想像できます。

この気持ちが強ければ強いほど、自分に厳しくなってしまいます。

辞めたくなる理由なのです。
何事もほどほどで、鈍感が適切かもしれません。

体の不調も辞める理由

とにかく1回添乗を終えると、体も心もグッタリ。続けて仕事ができる状態ではありませんでした。派遣のツアーコンダクターは、基本的に日給制。当時の私の日給は国内6,000円、海外9,000円でしたから、かなり密に添乗をこなさいないと、生活するのもキツかったんです。こんなにシンドイ仕事をこの先やっていけるのか、まったく自信なくなってしまったんです。

私が体調的にあまり仕事をできないということもありましたが、多い月でも20万円、少ない月だと3万円という低収入。旅行中の経費は会社が負担してくれますが、日本での生活費や資料代などを考えると、経済的にもつらかったですね。

共感できます。
添乗は体力勝負。
トラブルの多い添乗は、体に効きます。

それに加えて低収入の一面もあれば、辛いです。
なお記載の収入については、2001年8月初版時点での収入です(現状の平均はもう少し高いです)。
» 現実のツアーコンダクター像とは【年齢、性別、給料、保険、労働日数、休暇について解説】

添乗員は勉強する必要があります。

  • 各種の旅行ガイドブック
  • さまざまな資料(美術、芸術、建築や民族、世界遺産などの森羅万象の分野)

会社には資料はありますが、必要であれば身銭を切る必要も出てきます。
お金も労力もかかる仕事に「割に合わない」と感じることもあります。

転職してから見えてくる添乗員の適正【添乗員のメリットとデメリットを理解しておくことが大事】

添乗員から転職

この方は添乗員を辞めることになりました。

添乗員のメリットと改善ポイント

私、辞めてみてわかったんです。自分は旅行好きじゃなくて、もっと単純に人に喜んでもらえることが好きなんだって。それで前から興味があった、エステティシャンの学校に行くことにしたんです。
私は辞めてしまったけれど、ツアーコンダクターになってよかったと思ってます。だって、自分では多分絶対に行かない場所に行くので、自然と視野が広がります。それに何といっても添乗って、究極の接客業。お客さまを見る目がもの養われました。まあ、いろいろな人がいますよね。でも、お客さまの悪口は、天にツバをはくようなもの。あっ、でもそう思いこんでしまったから、辞める結果になったのかも。
今思うと、もう少し肩の力を抜いてお客さまに接することができたら、やり続けられたのかもしれませんね。極端な言い方をすれば、お客さまの評価を「こういうこともあるさ」と割り切れるぐらいの人のほうが、ツアーコンダクターに向いていると思います。

添乗員をやるメリットは2つです。

  • 自分では行かないような場所に行けて、視野が広がる
  • いろいろなお客さまと接することができ、見る目が養われる

改善ポイントは次の2つです。

  • 肩の力を抜いて、お客さまと接する
  • お客さまの評価にとらわれず、割り切る気持ちをもつ

改善ポイントが参考になり、共感します。

「何気ないお客さまの言葉」が喉につかえた小骨のように心に引っかかる時がありました。
私と似ています。

目的を持つ人が生き残る

今も現役でツアーコンダクター として活躍している友人は、やっぱり(笑)1番神経が図太く、仕事に対する割り切りができる人ですね。そうそう、あとは旅行が好きっていう気持ちも大切ですね。扱う商品=旅行なんですから。
ツアーコンダクターになってからも勉強を続けて、自分の専門分野を持った人もいますよ。専門分野を生かしてビジネス目的のツアー、テクニカル・ビジットっていうんですが、これに添乗できるとお金もいいし、確実にキャリア・アップになります。どんな仕事も同じでしょうが、きちんとした目的を持った人が最後は生き残るんです。辞めた私が言うのもヘンかな。でも辞めたからこそ、ツアーコンダクターの仕事を冷静にみることができたと思うんです。

引用文からの気づきは、以下のとおりです。

  • 図太さが大事
  • 旅行が好きである
  • 自分の強みを持つ
  • 仕事に目的を持つ

「目的を持って長期的な視点で仕事に取り組んでいなかったなぁ」と反省しました。
目の前の仕事に追われているばかりだったからです。

「とりあえずの成長」を目的にしていた気もします。

メリットとデメリットを理解しておくことが大事

添乗員のメリットとデメリットを理解したうえで、仕事を選んだなら、理想と現実のギャップに苦しむ可能性も低いです。

私は今、休職中ですが添乗員の仕事をしたことを後悔したことは1度もありません。
無駄なことは1つもありません。
添乗の経験はすべて私の血肉になり、私を成長させてくれたからです。

新たな1歩を踏み出すとしても、添乗経験は役に立ちます。

参考:転職エージェント

企業に転職はしませんでしたが「doda」だけ使っていました。
担当者は親切で、気持ちに寄り添ってくれました。

ただ、欲を言えば「企業」までの通勤ルートの調査や、1歩踏み込んだ「え、そこまでやるの?」的な何かが欲しかったです。
「本当に自分のことを考えてくれているんだな」と思わせるような、です。

 転職エージェント3選

エージェント担当者は「実際に企業を見たことがない」人もいます。
どんな会社か把握してない担当者もいます。

時間はかかれど直接会社まで行って、通勤している人を眺めてみるとか、自分の足で稼いだ一次情報は自身の助けになるはずです。
私がそうでした。

「会社の雰囲気とのマッチング」もあります。
面接を受けてみて、合う合わないがわかるので、そこで判断するのもありです。

以上です。

P.S. 焦らず、ゆっくりコツコツ一歩一歩進めていきます。

 参考図書

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