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現実のツアーコンダクター像【年齢、性別、給料、保険、労働日数、休暇】

2019年9月17日

現実のツアーコンダクター像
  • 現実のツアーコンダクター像について知りたい

この記事はそんな方へ向けて書いています。

本記事では、現実のツアーコンダクター像について解説します。
この記事を読むことで、現実のツアーコンダクターの年齢、性別、給料、保険、労働日数、休暇がわかります。

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、営業×手配×添乗
  • 資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
  • 添乗:国内・海外計100本で、一般団体・教育旅行・視察旅行

現実のツアーコンダクター像とは?【年齢、性別について解説】

現実のツアーコンダクター像

ツアーコンダクターの年齢

添乗員に特別な年齢制限はありません。
20歳で海外添乗歴10数回の人もいれば、30歳ではじめて添乗に出る人もいます。
資格の取得についても年齢制限はありません。

ただし、添乗が体力、精神力を要することは確かです。

  • 立っている時間が長い
  • 荷物を持っての移動が多い
  • 早朝、深夜の出発・到着
  • 短い睡眠時間

お客さまに疲れた顔を見せるわけにはいかないのです。

信頼感、判断力、決断力も大事です。
社会経験もウェイトを占めますので、22〜50歳の年齢が適当です。

ツアーコンダクターの性別

添乗は性別で「向く、向かない」はありません。
客観的に見ても仕事の内容はハードで、責任も重いのが添乗員の仕事ですが、資質と能力があり、添乗の仕事が好きであれば性別は関係ないのです。

ツアーの目的地、内容、手配状況、参加者の構成、どれも1本ごとに違っています。
担当添乗員の特性に合致していれば、男女の差は関係ありません。

ツアーコンダクターは男女平等に機会が得られる仕事

添乗は性別は関係ありません。

旅行会社の社員の場合

男性社員の添乗が多いです。

また、一般企業の組織強化のための社員研修ツアーでも、企業サイドから男性添乗員の指名が多いです。

体験談

私の所属旅行会社では、添乗は男性が多かったです。
旅行会社での添乗は、営業担当者が添乗するケースがほとんどです。
「営業は男性、女性は内勤」の構成が多いからです。
女性の営業もいますので、担当企業が必要としていれば女性が添乗することもありました。

ただ「夜遊び」について聞きやすいのは男性添乗員です。
そのため、視察や社員旅行などが多い企業では、男性が重宝されます。

一方、女子高校の修学旅行では、女性添乗員が都合が良いです。
ケースバイケースです。

大手旅行業者では女性社員を添乗に出さない傾向にあるようです。

添乗員派遣会社の場合

添乗員派遣会社に所属しているツアーコンダクターは、75%が女性で、25%が男性という構成です。
構成比は変動がありません。

主流はパッケージ旅行です。
パッケージ旅行の添乗をメインに請け負っているのは、添乗員派遣会社のツアーコンダクターです。
ツアーで活躍しているのは、女性ツアーコンダクターがほとんどなのです。

現実のツアーコンダクター像【給料、保険、労働日数、休暇について解説】

現実のツアーコンダクター像

現役のツアーコンダクターが最も不満に思っていることが「収入(給料)」と「福利厚生制度」です。

旅行会社の社員が添乗に行く場合は「添乗日当」が会社から支給されます。

私の所属している会社では、国内添乗の日当が1日3,200円〜、海外添乗の日当が1日5,200円〜です。
他の旅行会社と比べて、低めの日当です。

旅行会社の専属ツアーコンダクターは、基本給が保証されることもあります。
ただ多いのは「添乗日数に応じた手当支給」です。

添乗員派遣会社の登録スタッフについて

派遣会社により異なりますので、平均値などを挙げていきます。

収入(給料)の現実

ほとんどの派遣会社の報酬の構成は2つです。

  • 添乗日当
  • 付加手当

「添乗日当」は旅行会社から派遣会社に支払う派遣料と、ツアーコンダクターの様々な要素とのバランスで決められます。

「様々な要素」とは「経験、能力、年齢、旅行会社の評価」などです。
昇給の時期も1年1回とは限りません。

「添乗日当」の実態

  • 国内添乗:7,000〜12,000円(1日あたり)
  • 海外添乗で:8,000〜25,000円(1日あたり)

添乗稼働日数分の添乗日当が支給されます。

「付加手当」は、下記などに対する報酬です。

  • ツアー出発前の打ち合わせ
  • 帰着後の精算
  • 添乗前日の宿泊
  • 帰着後の宿泊
  • 説明会
  • 反省会
  • オプション販売
  • 通訳ガイド
  • 物品販売

上記の「付加手当」は支給されるとは限りません。
支給されるかどうかは派遣会社やツアー、派遣先で異なります。
付加手当は、派遣会社と旅行会社との契約で決められ、その中からツアーコンダクターに支払われますが、それぞれ1,000〜3,000円程度が多いです。

社会保険の現実

社会保険は所属している派遣会社で加入しているケースが少ないのが実態です。
加入資格が発生しないケースが多いからです。

添乗日数が固定しない、労働日数が少ない添乗員がいる、などで、加入条件を満たさないのです。

  • 健康保険
  • 厚生年金
  • 雇用保険

所属している会社で加入していないツアーコンダクターは、雇用保険以外は個人で加入します。
健康保険は国民健康保険に加入しなければなりません。
収入が少なく、親または配偶者の被扶養者になれる場合は、親または配偶者の健康保険の被扶養者になれます。
年金は、自分で保険料を納める第1号被保険者の国民年金に加入しなければなりません。
配偶者の健康保険の被扶養者なら、国民年金の第3号被保険者となり、保険料は納めなくてすみます。

労働日数と休暇の現実

ツアーコンダクターを専業としている人の添乗稼働日数は、年間200日以上という人もいますが、標準は年間180日程度です。
添乗日以外にも、ツアー出発前の打ち合わせ、帰着後の精算といった業務があります。
この業務日は、国内のみのツアーコンダクターで80日前後、国内・海外のツアーコンダクターで60日前後、海外のみのツアーコンダクターで40日前後あります。
添乗稼働日、添乗日以外の業務日を除いた日が休暇です。
» 参考:日本添乗サービス協会

添乗員派遣会社の主要35社については「添乗員派遣会社34社の完全まとめ【基本情報や特徴、待遇を比較】」で解説しています。

まとめ:現実のツアーコンダクター像

現実のツアーコンダクター像

収入面、福利厚生面では厳しいのが、添乗員の仕事です。
肉体的にも精神的にもハードな仕事です。

単に「旅行が好きだから」とか「語学を生かしたいから」だけでは務まりません。
天井中は自分1人で処理しなければならないのです。
「旅先で起こる様々なトラブルからお客さまを守る」という責務もあります。

一方で、それ以上の魅力もあるのが添乗員の仕事です。
普通では行けない所に行き、色々な体験ができ、様々な人たちと出会え、各国の食事ができるという楽しみもあるのです。

収入面、福利厚生面を副業などでカバーしつつ、添乗員の仕事ができるのが理想です。
日本添乗サービス協会の「派遣添乗員のキモチ」で地獄の労働実態が見えてきます。

最後に添乗で役立った本3冊の解説記事を紹介します。

以上です。

P.S. ツアーコンダクターの現実を知ろう。

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