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旅行会社の添乗員になって楽しいこと3つ【しんどいこと3つ】

2020年2月17日

旅行会社の添乗員になって楽しいこと3つ【しんどいことは3つ】
  • 旅行会社の添乗員になって楽しいこと、しんどいことを知りたい

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 3つの楽しさ

  1. 添乗が気分転換になる
  2. 自分で企画したツアーの添乗に行ける
  3. 手配から始まるのでお客さまと深く付き合える

 3つのしんどさ

  1. 仕事を取らないと添乗に出れない
  2. 添乗中も担当企業から、携帯に連絡あり
  3. クレーマーを担当すると、逃げられない

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
  • 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
  • 添乗経験:国内・海外計100本ほどで、一般団体・教育旅行・視察旅行

添乗員は2種類です。

  • 旅行会社の添乗員
  • 添乗員派遣会社の添乗員

「旅行会社の添乗員」はふだんはオフィスワークや営業をして、ときどき添乗に出ます。

いっぽう「添乗員派遣会社の添乗員」はオフィスワークはなく、添乗だけを専門にやります。
「プロ添」とも呼ばれ、パッケージツアーの添乗員の9割は添乗員派遣会社から来ています。

本記事は「旅行会社の添乗員」になって楽しい点、しんどい点を実体験にもとに3つずつ解説します。
この記事を読むことで「旅行会社の添乗員」のイメージがつかめます。

旅行会社の添乗員になって楽しいこと3つ【しんどいことは3つ】

旅行会社の添乗員になって楽しいこと3つ【しんどいことは3つ】

 「旅行会社の添乗員」のメリットとデメリット

 メリットデメリット
1たまに添乗に出るので、体力的に楽たまに添乗に出るだけなので、添乗スキルが身につかない
2添乗が気分転換になる添乗中も担当している企業から、携帯に仕事の連絡がくる
3自分で企画した旅行に、自分で添乗に行ける(営業のやり方次第では、自分の行きたい国に誘導できる)自分で仕事を取ってこなくては添乗に出れない(取ってきても、会社方針で派遣会社に添乗をお願いするケースもある)
4手配から携わっているのでお客さまと深く付き合えるクレーマーを担当すると、担当変更がない限り逃げられない
5旅行会社により手配もするので行程理解が深まる手配も自分でやるとなると忙しい
6給与、福利厚生面で安定している企業に拘束され、残業もある(土日にお客さまから連絡がくる場合もあり)
7法人営業であれば土日休みの旅行会社が多い都内勤務であれば満員電車に乗るケースもある

上記より「旅行会社の添乗員」で楽しいこと、しんどいことを3つずつ深掘りしていきます。

なお「添乗員派遣会社の添乗員」のメリットとデメリットは「【添乗員のメリットとデメリット】派遣会社と旅行会社の軸で比較」で解説しています。

旅行会社の添乗員になって楽しいこと3つ

旅行会社の添乗員

 「旅行会社の添乗員」の楽しいこと3つ

  1. 添乗が気分転換になる
  2. 自分で企画したツアーの添乗に行ける
  3. 手配から始まるのでお客さまと深く付き合える

1.添乗が気分転換になる

自宅と会社を往復する毎日だからです。

「旅行会社の添乗員」はふだんは営業マンです。
オフィスワークもあり、場合により企業の国内・海外の業務出張チケットの手配もします。

私の営業マン時代のスケジュール

07:30=出社、オフィスワーク
09:30=始業
12:30=昼食、休憩
14:30=営業
16:30=帰社、オフィスワーク
18:30=終業、残業
19:30=退社

朝は仕事がはかどるので、07:30から仕事開始。
だいたい19:30くらいまで仕事で、1日12時間拘束。
12時間から休憩2時間を引くと、1日平均10時間労働です。

ときどきの添乗が気分転換なのです。
» 早朝に仕事をするメリット7つと残業のデメリット3つ【前業のススメ】

添乗に行けば、以下が無縁

  • 営業しなくていい
  • 満員電車に乗らなくてもいい
  • 上司や先輩、同僚に話しかけられない
  • 電話やメールを対応しなくていい

オフィスでは上司に「営業に出ろ」とワアワア言われることもあります。
出社したら担当企業からガンガン、電話やメールが来ることもあります。
日常業務ではお客さま全てが、いつどこからどういう形で何を言ってくるかわからないのです。

しかし添乗に行けば日程に沿って、すべて自分の裁量で進められます。
満員電車にも乗らず、添乗先で自分のお客さまのケアだけしていればいいのです。

補足

添乗は楽な仕事ではありません。
他社の担当企業の仕事を初めて受注したとき、その添乗では極めて気を使います。
添乗は10の仕事のうちの最後の1ですが、添乗次第で次の仕事がもらえるかどうかが決まるからです。
添乗中に押さえておくべきキーマンを見つけ、次の仕事のために気を使うのです。

2.自分で企画したツアーの添乗に行ける

たとえば、お客さまから見積もり依頼をいただき、3パターンのコースを作るとします。

お客さまから希望がなければ、コースの行き先選定は営業マン次第。
どこを作ってもいいのです。

お客さまから希望を伺い「草津温泉と熱海温泉、あと1つはおすすめでお願いします」となったとします。
おすすめを「自分の行きたいところ」にしてコース作成してもOKなのです。

どれを選ぶかはお客さま次第ですが、ときには「自分の行きたいところ」で受注できることも。

 下記ループを実践していました。

「自分の行きたいところ」で受注

下見を兼ね、旅館に泊まりに行く(添乗が決まっていると安くしてくれます)

行程を実際に体験してみて、コースを最適化

お客さまにはさりげなく下見したことを伝え、コースの最適化を提案

添乗が決まっていると、ほとんどの旅館やホテルは下見料金で宿泊させてくれます。

団体料金18,000円の高級旅館が、8,000円くらいになることもありました。

下見は「勉強×仕事×遊び」のようなもの。
「旅行会社の添乗員」をやっていて1番楽しい瞬間です。

 下見をしていると、添乗では3つのメリットがありました。

  • 自信が持てる
  • トラブル予防になる
  • 余裕があるので、トラブルにも対応できる

ほとんどのお客さまは「下見までしてくれて、コースを練り上げてくれた」と好印象です。

自腹で下見をしていました。
身銭を切ることで真剣になり、経験が身につきます。

会社のお金での下見もありますが、下見費用はツアー収益から出すので営業成績が下がります。
下見が仕事になるので(レポート提出)、楽しめませんでした。

下見に行き始めると、普通の旅行がもったいなく感じます。
下見をかねた旅行は「一石三鳥(仕事、遊び、勉強)」だからです。

旅行会社に勤めていた19年8ヶ月で、下見以外で旅行したことは新婚旅行や社員旅行くらいでした。

3.手配から始まるのでお客さまと深く付き合える

「手配→営業→添乗」のように一貫して携わるので、つねに担当のお客さまとやりとりが発生します。
最初から最後まできちんとやれば、お客さまからの信頼は積み上がります。

お客さまと知り合ったばかりの頃は、いつも相見積もりを取られていました。
しかし下見などで他社との差別化を印象づければ、リピートしてくださいます。

仕事を取る方法は下見です。

 下見の5つのメリット

  1. 安く旅行ができる
  2. お客さまから信頼される
  3. 完成度の高いコースが作れる
  4. ファンになれば相見積もりがなくなる
  5. 価格競争にならず、受注精度が上がる

添乗経験は少なくても、下見で「完成度の高いコース」が作れます。

他社で下見をする営業マンに会ったことも、聞いたこともありません。

「旅行会社の営業マンになろう」と思っている方は「下見」をおすすめします。

お金はかかりますが、旅行がてら下見に、下見がてら旅行に行くと思えば良いのです。

旅行会社の営業マンは、どこの旅行会社も厳しい予算でノルマがしんどいです。

団体旅行の受注などで会社からインセンティブをもらえれば、下見に行く価値はあります。

旅行会社の添乗員になってしんどいこと3つ

旅行会社の添乗員

 「旅行会社の添乗員」の悪かったところ3つ

  1. 仕事を取らないと添乗に出れない
  2. 添乗中も担当している企業から、携帯に仕事の連絡がくる
  3. クレーマーを担当すると、担当変更がない限り逃げられない

① 仕事を取らないと添乗に出れない

営業マンである自分が仕事を取ってこない限り、添乗には出られません。
募集型パッケージツアーのように常に添乗があるわけではないのです。

仮に仕事を取ってきても、会社方針で添乗員派遣会社に添乗をお願いするケースもあります。
このケースでは「旅行会社の営業マン」は添乗に行けません。

「添乗に行きたいために旅行会社に入りたい」と思っている方は、旅行会社選びに気をつけてください。

「添乗ができる旅行会社」または「添乗員派遣会社」です。

② 添乗中も担当している企業から、携帯に仕事の連絡がくる

添乗中に引き継いできたお客さまから、携帯にガンガン電話がかかってくることもあります。

「旅行会社の添乗員」は担当企業の進行中の案件を、他の人に任せて添乗に出ます。
社内にいる留守番部隊が引き継ぐのです。
残してきた自分のお客さまを、関係ない他の人たちが面倒を見なくてはなりません。

ふだんから「手配は手配担当、営業は営業担当」の分業で、仕事を共有していれば少しは違います。

しかし添乗に行くまでにあらゆることを引き継いで、すべて根回しをしたつもりでも、やはり仕事はどう動くかはわかりません。

海外添乗に行っても、携帯電話でどこまでも追いかけられることもありました。
こうなってくると、精神的にまいってしまいます。

添乗中はお客さまに気を遣っているように見えますが、それ以上に「残してきた仕事で何か問題が起きていないか」に注意を払っているのです。

うまく引き継げなくて、残してきた仕事がボロボロになっても全責任は営業担当の自分にあります。

③ クレーマーを担当すると、担当変更がない限り逃げられない

1番辛かったことです。

クレーマーを担当してしまうと、担当変更がない限り、逃げられません。

5年ほどクレーマーを担当して、奴隷のように消耗していきました。
ひどい言葉もたくさん浴びせられました。

クレーマーは旅行会社のことを「召使い」くらいにしか思っていません。
恐ろしいのは気づかないうちに搾り取られることです。

「ちょっとでもおかしい」と思った場合は、遠慮なく切りましょう

「営業成績が落ちる」と考え、クレーマーに服従してしまうのは「逃げ」です。

仕事が無くなってパワハラ上司に怒鳴られるのが怖いから、クレーマーに服従し仕事をもらうという方もいるかもしれません。
私がそうだったように。

パワハラ上司から始まる「負の連鎖」を断ち切りましょう。

服従して体を壊したからこそ伝えたいです。
パワハラ上司もクレーマーも存在してはいけません。

自分が辞めても、残された人も苦しみます。

まとめ:旅行会社の添乗員の良い面、悪い面を参考に行動してみよう

まとめ:旅行会社の添乗員の良い面、悪い面を参考に行動してみよう

入社したのは中規模の旅行会社です(社員250名)

良い面、悪い面が、すべての旅行会社に当てはまるわけではありません。
何を選んだとしても、良い面、悪い面はあります。

  • 旅行会社で営業をしながら添乗をする
  • 添乗員派遣会社で添乗だけをする

添乗員派遣会社の説明会に参加してみるのも、添乗員を知る1つの方法です。
» おすすめの添乗員派遣会社3社をランキングで比較【口コミ・評判】

以上です。

P.S. 自分に合う、合わないを知るためには行動するのも1つです。

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