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添乗員とバスガイドの5つの違い【仕事、所属、資格、性別、国内外】

2019年12月24日

添乗員とバスガイドの5つの違い【仕事、所属、資格、性別、国内外】
  • 「添乗員とバスガイドの違いについて知りたい」
  • 「『バスガイドは同行しませんが、添乗員は同行します』って違いはなんだろう」

こんな疑問に答えます。

 この記事でわかること

  • 添乗員とバスガイドの違い
  • 添乗員とバスガイドの仕事内容
  • Twitterの声

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
  • 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
  • 添乗経験:国内・海外計100本ほどで、一般団体・教育旅行・視察旅行

本記事では、添乗員とバスガイドの違いを5つの視点から解説します。
この記事を読むことで「添乗員とガイドの違い」だけでなく、仕事内容もわかります。

添乗員とバスガイドは同じように見えますが、違います。

添乗員とバスガイドの5つの違い【仕事、所属、資格、性別、国内外】

添乗員とバスガイドの5つの違い【仕事、所属、資格、性別、国内外】

添乗員とバスガイドの違いを「5つの視点」から解説します。

 5つの視点

  1. 仕事内容
  2. 所属
  3. 資格
  4. 性別
  5. 国内と海外

順番に深掘りしていきます。

1.仕事内容の違い

添乗員は「行程管理」、バスガイドは「観光案内」が主な仕事です。

それぞれを解説します。

添乗員の仕事内容

  • 行程管理
  • 安全管理
  • 人数確認
  • バス座席の決定
  • チケットの受け渡し
  • 幹事さんとのやりとり
  • ドライバー、バスガイドへの指示出し
  • 各施設へのサービス内容の確認、精算業務
  • サービス内容に不備があった場合は代替案の提案
  • 時間管理(出発時間、集合時間、集合場所、休憩場所などの決定・案内)
  • 各施設への連絡・調整(バス会社、航空会社、ホテル、観光地、レストランなど)

添乗員の仕事は「行程管理」です。
旅行が行程通り進むように準備をするのが仕事。

添乗員は「マイクを持って案内する」というイメージかもしれませんが、あくまで「行程を円滑に進める」ためにマイクを持ちます。

観光案内はほとんどせず(したとしても概要のみ)、「行程の管理」のために集合場所・集合時間・注意事項・今後の流れなどを案内します。

バスガイドの仕事内容

  • 観光案内
  • ドライバーのサポート
  • バス車内のこと(お茶出し、ゴミ袋設置、車内清掃、バック誘導、カラオケやDVD操作など)

バスガイドの仕事は「観光案内」です。

観光地にまつわる情報提供、車窓から見える景色の案内など、お客さまを楽しませる仕事です。

他にも下記の役割もあります。

  • 車内点検
  • ゴミ袋設置
  • バス車内の清掃
  • お茶出しサービス
  • バスのバック誘導
  • 左折時の確認などドライバーをサポート

バスの関することは、バスガイドの仕事なのです。

唯一、バス座席を決定するのは添乗員の仕事です(募集型企画旅行の場合)
社員旅行など(受注型企画旅行)であれば、座席をどうするか決めるのはお客さまです。

メモ

社員旅行などで添乗員なしで、バスガイドだけのケースもあります。
この場合、行程の管理をするのはバスガイドではなく、幹事さんの役割。

バスガイドは必要な観光時間や集合時間、集合場所のアドバイスはしますが、行程管理はしません。
理由は、行程管理には資格が必要だからです。

ちなみにバスガイドが観光地の中まで同行して観光案内を始めたとき、それはサービスです。
現地の観光スポットの案内は、バスガイドの仕事ではないのです。

同様に添乗員がバス車内で観光案内をすることは、添乗員からのサービスです。

なお添乗員がガイドを兼ねるツアーもありますが、まれなケースです(特化した視察ツアーなど)

2.所属の違い

おもに、添乗員は「添乗員派遣会社」、バスガイドは「バス会社」に所属しています。

それぞれを解説します。

添乗員の所属先

  • 添乗員の派遣会社
  • 旅行会社の正社員(営業マン)
  • フリーランス
  • アルバイト

添乗員の9割は「添乗員派遣会社」に所属しています。

JTB、クラブツーリズム、エイチ・アイ・エスなど様々な添乗員付ツアーがありますが、添乗員のほとんどは添乗員派遣会社から来ています。

まれに旅行会社の営業マンの添乗もありますが、主流は添乗員派遣会社への依頼です。
旅行会社の営業マンが添乗すると、営業の時間が減るからです。

ただ社員旅行や視察旅行など営業で受注した仕事には、自分で添乗することもあります。
お客さまには「打ち合わせからツアー実施」まで一貫してやりとりする営業マンが安心だからです。

他にはフリーランスとして活躍している方もいて、指名で添乗が入るほどの相当なスキルを持っている方もいます。

究極の添乗員については「3名の究極の添乗員【ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー】」で解説しています。

バスガイドの所属先

  • バス会社
  • 派遣会社
  • フリーランス
  • アルバイト

バスガイドはバス会社に所属しています。

バス会社の正社員です。

派遣社員のバスガイドもいます。
バス会社はいくつか派遣会社と契約をして、バスツアーにバスガイド割り当てていく感じです。

フリーランスのバスガイドもいます。

私が添乗していたとき、フリーランスの方がいらっしゃいました。
その方はもともとバス会社所属のバスガイドでしたが、育児などでいったん辞めてからフリーランスになり、元のバス会社から指名されるようになりました。

3.資格の違い

添乗員には「旅程管理主任者」の資格が必要で、バスガイドに資格は不要です。

添乗員の「旅程管理主任者」はバス3台口などの大型団体の場合、1人だけ資格を持っていれば問題ありません。

詳しくは「【合格率90%】添乗員になるための資格試験・旅程管理主任者を解説」で解説しています。

バスガイドに資格は不要ですので、添乗員がバスガイドのように観光案内をしても問題ありません。

逆に「旅程管理主任者」の資格を持たないバスガイドが、行程管理はできません。

4.性別の違い

添乗員のほとんどは女性です。
バスガイドの99.9%は女性です。

添乗員の9割は添乗員派遣会社の所属で、内訳は女性が約75%、男性が約25%がです。
ほとんどが女性なのです。

旅行会社に所属している添乗員は、経験上、男性の割合が多いです(営業マンは男性が多いため)

詳しくは「現実のツアーコンダクター像【年齢、性別、給料、保険、労働日数、休暇】」で解説しています。

バスガイドは99.9%女性です。

経験上、男性のバスガイドに会ったことがありません。

唯一の男性バスガイドは「はとバス」で誕生しました。
» はとバス、初めて男性バスガイドを採用、女性バスガイドが運転士に職種変更も

5.国内と海外の違い

添乗員は国内でも海外でも、「行程の管理」「安全の確保」の点では同じです。

バスガイドは、海外と日本国内では役割が少し違います。
※海外では「バスガイド」とは呼ばず、「現地ガイド」と呼びます(以下、現地ガイド)

 現地ガイドの役割

  • 観光案内
  • 両替アシスト
  • 添乗員のサポート
  • 空港〜ホテルの送迎
  • 飛行機のチェックインアシスト
  • ホテルチェックイン、チェックアウト

「海外の現地ガイド」と「日本国内のバスガイド」の大きな違いは、添乗員へのサポート比重です。

現地ガイドはバス車内のことよりも、添乗員の行程管理業務に全面的にサポートする姿勢が見られました。
観光案内よりも、添乗員サポートのほうが優先順位は高いのです。

あるツアーでは行程の確認、先々の確認の連続でした。
そのくらい添乗員の味方になってくれます。

添乗員の出る幕がないツアーもありました。
添乗員は「ツアーが順調に回っているか」を確認しながら、付き添うだけです。
添乗員の存在感ゼロになるので工夫が必要です。

 海外現地ガイドの仕事の一例

お客さまと添乗員の到着に合わせて空港で出迎え、専用車で宿泊ホテルへ向かいます。
車内ではその国の簡単な説明(時差、通貨、両替、電話や郵便ん、飲み水、治安、ショッピングや免税、公共交通機関の利用方法、チップ、注意事項など)、添乗員との行程確認などを行い、到着後はホテルチェックイン。

滞在中は観光地の歴史や文化についてのガイド、買い物の付き添い、レストランや、ショッピングのおすすめスポットなどの案内、お客さまのご希望に応じたサポート。
お客さまが出発するときは、宿泊ホテルでチェックアウトのサポート、スーツケースの積み込み確認をしてから空港まで送迎。
車内では、空港到着後の流れ、フライト時間や到着時間、空港内での免税などについての案内をします。
空港到着後は飛行機のチェックインのサポートをして終了。

添乗員とバスガイドの違い【Twitter8個まとめ】

Twitterに口コミがあります。

まとめ:添乗員とバスガイドの違い【ツアーの両輪】

添乗員とバスガイドの違い

添乗員とバスガイドは、ツアーでは車の両輪です。

2人三脚でうまく回ることで、ツアーの快適さ、楽しさに影響が出てきます。
さらにドライバーが加わり、三位一体のバランスが取れたとき、ツアーは成功に近づきます。

バスガイドやドライバーは頼りになる味方です。
何度助けられたことか、わかりません。

新人の頃もバスガイドさん、ドライバーさんがいて、心強かったです。

お客さまは、添乗員とガイドの違いを理解できると「どこでどんな場面でどちらに頼ればいいのか」がわかり、さらに旅行を楽しめます。

最後に添乗で役立った本の解説記事を3本、紹介します。

以上です。

P.S. 添乗員とバスガイドの違いを理解しよう。

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