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『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』の3つの柱

2020年8月10日

『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』の3つの柱とは
  • 「仕事が絶対に休めないから、体調管理の重要性を感じている。何かいい方法はないかな。おすすめの本があれば教えて欲しい」
  • 「会社を休めない。自分の代わりがいない。辛くて仕方がない」

この記事は、絶対休めないあなたに向けて書いています。

下記ツイートをしました。

『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』大谷義夫【著】
✔︎ 体調管理の3つの柱

  • 風邪、インフルエンザの予防
  • 食事など生活習慣を整えて基礎体力
  • 睡眠不足、運動不足を取り除く

体調を崩すことによる機会損失を実感しました。
池袋の医師が書いた信頼性のある本です。

 この記事でわかること

  • 医師がやっている最強の3つの体調管理の方法
  • 本質は会社を休めるようになること

 本記事の信頼性

  • 本書は池袋大谷クリニック院長・大谷義夫先生が、実際に行っている体調管理法をまとめた本です

絶対休めない仕事の場合、いつも「体調を崩してしまったらどうしよう」というプレッシャーがあり辛いです。

責任感の強い人の「周りに迷惑をかけられない」と頑張ってしまう気持ち、よくわかります。
会社員時代の私は40℃の熱や慢性蕁麻疹が出ようが、這ってでも会社に行っていたからです。

ムリは長続きしませんので、長い目で見れば大きな損失です。
ただ、そうは言っても会社の体制としてなかなか休めない事情もあるはず。

本記事では『絶対休めない医師がやっている最強の体調管理』から学んだ3つの体調管理を共有します。
この記事を読むことで、体調管理がうまくなり、長期的には時間の損失を減らせます。

いちばん解決策は日頃の「体調管理」です。

『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』の3つの柱

『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理』の3つの柱とは

 結論:最強の体調管理の3つの柱

  1. 風邪、インフルエンザの予防
  2. 睡眠不足、運動不足を取り除く
  3. 食事など生活習慣を整えて基礎体力

順番に解説します。

1.風邪、インフルエンザの予防

人間は人生で200回、風邪を引きます。

200回です。
治るのに2日かかるとしても400日です。

つまり、人生の1年弱は風邪なのです。

ゆえに風邪を防ぐことができれば、膨大な時間が得られます。

 ウイルスの感染ルートは以下のとおり。

① 飛沫感染
② 空気感染
③ 接触感染

つまり、風邪やインフルエンザのウイルスに感染した人が触れたものに触れないようにしつつ、1〜2メートルの距離に近づかなければ、風邪はうつらないのです。

飛沫感染を防ぐためには「マスク」

・飛沫を防止
・喉の乾燥を防ぐ
・マスクをしていると自然と顔を触らない

マスクの表面を触るとウイルスがつきます。
ゆえにマスクのゴム紐を持つのが正解。

本書で解説されている「正しいマスクの使い方」を知ることで、風邪知らずの未来が手に入ります。

接触感染を防ぐために、以下に触らないことです。

・電車やバスのつり革
・エレベーターのボタン
・ドアノブ
・階段の手すり
・オフィスの電話
・硬貨
・ペン

手洗い、うがいで風邪を予防します。

  • 口をゆすぐクチュクチュ
  • 喉をゆすぐガラガラ

いきなりうがいをすると口の中の細菌が奥に行ってしまいます。
ゆえに、口をゆすいでから、うがいをするのが吉。

2.睡眠不足、運動不足を取り除く

睡眠不足、運動不足は免疫力低下になり、風邪を引きやすくなります。

カリフォルニア大学の睡眠の研究データです。

睡眠時間6時間未満だと風邪を引くリスクが4.2倍。
5時間を切ると4.5倍に。
6時間以上の睡眠が大事です。

寝る前のスマホは「百害あって一利なし」です。
上質な睡眠の妨げになりますので避けるべき。

✔︎ 寝る前にスマホを見ない
寝る30分くらい前になったら、下記を見ません。
・スマホ
・テレビ
・パソコン
上質な睡眠をとるのに大事です。
スマホのブルーライト、テレビやパソコンの画面も脳を覚醒させたり、興奮させるのでNGです。
寝る前に見るべきは「紙の本」です。

平日と週末で睡眠パターンを変えると、体調不良になります。
週末も平日と同じように起きる。
眠いなら昼寝をする。
これで解決です。

「睡眠時間は6時間以上、昼寝は15分、これが最低ライン」と本書はいいます。

体験談ですが、睡眠時間が6時間未満のときは日中に眠気を感じます。
休日などは二度寝や長時間の昼寝をしてしまい、時間を失っています。

体を動かせば免疫力アップ

体調管理ができている人の多くは、何かしらの運動習慣を持っています。

私はランニングを習慣にしてからは、あまり風邪を引かなくなりました。
ただ、ストレスによる体調不良は頻繁に起こりましたが。

✔︎ 忙しい人はまずは階段から
・忙しくて運動のための時間が取れない
・運動が体にいいことはわかるが、苦手意識があって最初の一歩が踏み出せない
階段を使うようにすればOKです。 1〜2か月ほど積み重ねれば、大きな活動量になります。

「消費カロリーが少ない」と感じるかもしれませんが、階段も有効な運動です。
実行するハードルは低いので、「なかなか運動する時間が取れない」という方に適しています。

先生によると「週3日の運動が理想」とのこと。

3.食事など生活習慣を整えて基礎体力

カロリーが足りていても、必要な栄養素が不足していたら体調不良になります。

✔︎ 食事で得る栄養の3つの役割
① 体をつくる
② エネルギーをつくる
③ 体の調子を整える
ポリフェノールが多く含まれるリンゴ、 カリウムが豊富なバナナ、 腸内環境を整えるヨーグルト、 体に良いえごま油、 書籍より引用
カロリーは足りていても、必要な栄養素が不足していたら意味がない。

 先生が実際に試してみて、効果を実感できた食事の工夫

・医者いらず、1日1個のリンゴ
・バナナで血液サラサラ、高血圧予防も
・食べ続けてこそ効果があるヨーグルト
・体に良い、えごま油をスプーン1さじ
・脱水対策のためにも、たんぱく質
・花粉症対策になる柑橘類じゃばら
・糖分の多い清涼飲料水は体に悪い
・コーヒーは1日3杯
・緑茶でウイルスを胃に流し込む

免疫力を低下させない食事術がよくわかります。

✔︎ 午後遅くのコーヒーは夜寝つきが悪くない
経験談です。
なかなか眠れなくなります。
ゆえに、夕方より前にコーヒーを飲むのが正解です。
とはいえ、暑い中のアイスコーヒーは至福ですね。

他に書かれていることは?

他に書かれていることは、目次を見るのがいちばんです。

 本書の目次

第1章.科学的に証明された風邪の予防法とは?
第2章.風邪による体調不良はどれだけ早く治せる?
第3章.絶対に休めない医師がやっている生活習慣
第4章.体調不良にならない体を作る食事術
第5章.忙しくて眠れなくても、やってはいけない習慣
第6章.短時間でも効果的!忙しい医師の運動習慣

本書を読むと、いかに風邪に対して誤解していたかに気づきます。

以下のような古い常識に縛られていたのです。

  • 風邪予防にうがい液が有効
  • 風邪を引いたら風呂に入らないほうがいい
  • 風邪のときに抗生物質を飲むと早く治る
  • 風邪のときに解熱剤を早く飲むべき
  • 風邪のとき咳止めは有効

すべて間違った知識です。

間違った知識で風邪を長引かせるのは時間のロスです。

本書では根拠とともに詳しく解説しています。

実際に読んだ人の感想や口コミ、動画は?

もちろん、悪い口コミもあります。
Amazonの口コミを3つ要約します。

  • 知らない人には良い本かも。ただしマスクはリスクのほうが多い。インフルには効果ない。水を頻繁に飲むのが一番。
  • テレビで忙しいだけの医者。読む時間のムダ。
  • 知ってることが多いが やってないことはやってみようと思う。

» その他のAmazonの口コミを見る

Twitterの口コミは良いものばかりでした。
1つ引用します。

【絶対に休めない人へ】堂々と会社を休めるようになろう

【絶対に休めないあなたに伝えたいこと】堂々と会社を休めるようになろう

「体調管理も大事ですが、会社を休める体制も大事」です。

絶対に休めなくて辛かった過去の自分へ伝えたいこと

「会社を休めるようになってください」です。

休めない会社はそもそもありなのか?

NGです。
NOの会社です。

存在してはいけない会社です。

休めない会社=ブラック企業です。

体調管理ができるようになったら、次にやるべきこと

会社を休めるようになることです。

いくら体調管理ができるようになっても「いざというときに休めない」と精神的ストレスがたまるからです。

私は休めませんでした。
自分の代わりがいないと思っていたからです。
忙しくて忙しくて他の人と一緒に仕事をする、共有する時間もありませんでした。

全部自分で抱えていました。

周りは堂々と休んで長期旅行に行っているのに、自分は休めない。

こんな地獄はないです。

周りは堂々と夏季休暇を取っているのに、自分は休めない。
なぜなら休むと仕事が溜まるから。

精神が崩壊していきます。

崩壊した精神は家族にまで迷惑をかけます。

自分と周りにいる人を守るためにも会社は休めるようになるべきなのです。

休めない=最後は体を壊す

私が体を壊したからです。

実際に2017年6月に慢性蕁麻疹を発症し、心療内科に通い、不眠になり、薬を飲みながら1年半我慢し続けて、最後は休職です。

体を壊すと復活するまでに時間がかかります。
キャリアにも傷がつき、転職したくしてもうまく転職できないかもしれません。

人生の損です。

もちろん、休職しても損にならないよう、休職中に生まれ変わればもとはとれます。
»【究極】休職で生まれ変わる3つの方法【捨てる/身体/規則正しさ】

 ゆえに、本記事で伝えたいことは以下のとおり。

  • 体調管理ができるようになり時間が増える
  • 増えた時間で自己啓発をして、さらに時間を増やす

これが理想です。

ただ、体調管理ができるようになった後に以下が必要です。

・会社を休めるようになる

色々な状況がありますので、すぐには難しいかもしれません。

ただ、絶対にやってほしいです。

まずは相談しよう

有給休暇の消化できない会社なんて必要ありません。
何のための有給休暇なのかわかりません。

有給休暇はビジネスパーソンの特権です。
使わないと損です。
使わずして得をするのは会社だけです。

おかしいです。

  • 上司に相談しよう
  • 同僚に相談しよう
  • 会社に相談しよう

やることは相談です。

まずは1ミリでも変えていかなければなりません。
「そんな気持ちになれない」という方は下記書籍で考え方を変えるのもありです。

✔︎ 休む義務
・あなたの体調が悪ければ、まずは回復に努める責任がある
・あなたには、体調を回復し、通常のパフォーマンスに戻す責任がある
・会社はあなたが休んでいるあいだ、あなたの仕事をフォローする責任がある
・会社には、あなたの健康を維持し、安全に働く場を提供する責任(義務)がある

会社員時代、絶対に休めなかった自分へ、堂々と会社を休めるようになりましょう。

以上です。

P.S. ビジネスパーソンである限り、「堂々と休む」のは一生使えるスキルです。

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