添乗をする 添乗ノウハウ

【国内添乗マニュアル】添乗出発前〜到着まで10シーンを解説

国内添乗マニュアル

親愛なる君へ

  • 「国内添乗マニュアルを知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

添乗は慣れないうちは、次に何をすべきかいいのかわかりません。
やることを忘れてしまうこともあります。

ミスを防ぐためには事前にマニュアルで一通りチェックです。

本記事では、国内添乗マニュアルを解説します。

 この記事でわかること

・10シーンの国内添乗マニュアル

 本記事の信頼性

✔︎ 経歴:新卒で旅行会社に入社し18年間、法人営業を担当。
✔︎ 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者、旅行地理検定2級、英検2級、TOEIC540点、損害保険初級。
✔︎ 添乗経験:国内・海外合わせて100本で、一般団体・教育旅行・視察旅行を経験。

マニュアルを読んでおくと、抜けがなくなります。

こーいち
この記事は7分で読めます。

目次

【国内添乗マニュアル】10個に分けられます

国内添乗マニュアル

 国内添乗マニュアル10個のシーン

1.添乗出発前
2.集合場所での受付
3.運輸機関別の受付時
4.交通機関に乗車して旅館・ホテルに到着するまで
5.見学・下車案内
6.食事場所
7.宿泊旅館・ホテル
8.自由行動・ショッピング
9.2日目から最終日まで
10.帰着・解散

順番に解説します。

【国内添乗マニュアルその1】添乗出発前

国内添乗マニュアル

 添乗出発前の準備

① 旅行情報の収集
② 携行品の確認
③ 運輸機関などへの確認
④ 宿泊・食事・観光施設などへの確認
⑤ クーポン・団券などの確認
⑥ バス座席表、旅館・ホテル部屋割表、列車座席表などの準備
⑦ 添乗員の身だしなみなど

順番に解説します。

① 旅行情報の収集

 情報収集の手段

・現地の雰囲気をつかむ(同僚の体験談、Twitter口コミ、YouTube動画など)
・観光地の最新情報を入手する(ガイドブックやツアーパンフレット、新聞、公式HPなど)
・観光地、宿泊地、ホテルなどの場所を確認する(道路地図や宿泊マップ、GoogleMapなど)

一番は自分の体験談(下見)です。

こーいち
観光地や温泉地などの「読み方」にも注意します。

② 携行品の確認

 簡易チェックリスト

・最終日程表
・参加者名簿
・添乗準備金
・クーポン類
・緊急連絡先リスト、緊急事故対応マニュアル
・業務用携帯電話
・バッジ、旗などの備品

③ 運輸機関などへの確認

列車

乗車月日、列車名、発着時刻、区間、座席、座席番号などについて引受書と照合します。

飛行機

搭乗月日、便名、区間、発着時刻など団体eチケット控えと照合します。

貸切バス

・料金
・日程表
・寸志の有無
・車庫の電話番号
・搭載の携帯電話
・配車場所と配車時刻
・車種、定員、車内設備
・団体名のバスステッカー表示
・バスガイドの出迎え依頼
・乗務員の宿泊手配と宿泊費用
・各スポットでの駐車場手配
・大型規制、一方通行の確認
・通行料の支払い方法(ETCなど)

船舶

・乗船月日、乗船区間、料金
・乗船名簿の提出が必要かどうか
・船名、等級、定員、トン数
・乗車開始時刻
・レストラン、風呂などの利用可能時間

④ 宿泊・食事・観光施設などへの確認

 宿泊施設への確認

・部屋割表を見ながら、部屋のグレードが異なる部屋がないか(客室からの眺望など)
・宿泊料金と宿泊人数(男女別)
・備品(タオル、歯ブラシ、浴衣など)の有無
・夕食の場所、時間、料理内容、郷土芸能、カラオケなどの料金
・部屋食の時間の有無、レストランシアターであれば開演時間など
・旅館への到着時間、出発時間
・宿泊施設の特別な催し物(ショーなど)
・風呂の利用時間
・売店の利用時間
・二次会に使えそうな施設の料金
・周辺の飲食店情報
・朝食時間と料理内容、朝食券

 食事場所への確認

・食事会場の導線(誘導、階段、エレベーターの有無)
・座席(椅子・テーブル、座敷、座席割、個室など)
・料金(飲み物)と料理内容
・到着予定時間と人数
・バスの複数台の場合、号車別人数
・当日の再確認の連絡(料理の準備開始で重要なケースあり)
・アレルギー対応

 弁当業者への連絡

・料金、内容と個数
・積み込み場所、時間(列車のときは列車名、号車番号など)
・当日の連絡先

 観光施設への確認

・入場時間
・閉館時間
・案内人の有無
・予約の有無
・休館日
・おすすめの見学方法

⑤ クーポン・団券などの確認

最終確認がすんでから、再度、団券やクーポンなどの確認をします。

⑥ バス座席表、旅館・ホテル部屋割表、列車座席表などの準備

バス

バスの座席割は、旅行日程の長短や団体の構成によって異なります。
特別な配慮を必要とする場合を除けば、お客様の要望をすべて受け付けると収拾がつきません。

旅館・ホテル

できるだけ同じ条件(様式、広さ、眺望など)の部屋を用意することが望ましいです。
お客さまの構成(夫婦、友人、家族、グループなど)を配慮したうえで部屋割りを行うことが大事です。

列車

乗車する列車の座席を確認して、できるだけグループ単位で座れるように配慮します。

飛行機

事前に座席割りはできません。
当日、航空会社から座席表をもらってグループごとに座席割りをします。
並び席や通路側、窓側の希望に添えないこともあるので、お客さまの理解を得られるよう説明します。

⑦ 添乗員の身だしなみなど

添乗員の服装

清潔であることです。

詳しくは下記記事で解説しています。

添乗員が使用するもの

添乗時に使用する旗、旅程業務取扱管理者の主任者証、名札、名刺を忘れずに用意します。

【国内添乗マニュアルその2】集合場所での受付

国内添乗マニュアル

 受付時のポイント

・参加者名簿とお客さまを照合します。
・受付時刻と出発時刻に30分以上の時間がある場合、受付後に再集合時刻を案内します。
・集合時刻を過ぎても受付にお客さまが現れない場合、携帯電話などへ連絡します。

こーいち
第一印象が大切ですので慎重に対応します。

【国内添乗マニュアルその3】運輸機関別の受付

国内添乗マニュアル

 運輸機関別の受付

① 鉄道の場合
② 飛行機の場合
③ 貸切バスの場合
④ 船舶の場合

順番に解説します。

① 鉄道の場合

 以下のとおり。

・改札の係員などに団体乗車券を提示しておき、受付時には座席表などを手渡し、乗車前や着席の際に確認するよう案内します。
・受付時に減員があった場合、改札などで改札証明を受けます。
・受付が終了したらお客さまを混雑していない場所(原則は集合場所)で再集合させ、出発の挨拶をして、改札口からホームへ向かいます。

朝の挨拶について下記記事で解説しています。

② 飛行機の場合

 以下のとおり。

・集合時間前に航空会社のカウンターで団券、ネームリストを渡し、搭乗券(案内書)と座席表を受け取り、速やかに座席割りを行います。
合わせて荷物の受付会社時刻や搭乗ゲート、飛行機の予約状況も確認しておきます。
・人数減があった場合は、団体搭乗証明書に搭乗人員の減員証明を受けます。
・原則として添乗員がお客さま全員を確認しながら、搭乗するまで案内します。
・添乗員は通路側に着席します。

③ 貸切バスの場合

お客さまの受付

集合時刻よりも早く来たお客さまがいる場合は、参加者であることを確認し、受付を行い、座席表を手渡して(受付場所やバスのドアに貼る場合もある)お待ちいただきます。

お客さまの遅刻と対処法

① 車内で名前を呼び確認します(受付せずに乗車していることもあり)
② 集合場所周辺を探すとともに、会社に連絡をしてお客さまからの連絡を確認します。
③ お客さまの自宅(携帯)に電話をします。
✔︎ 本人が電話口に出た場合
出発には間に合わないため、参加の意思を確認し、参加を取りやめる場合は取消料が必要である旨を伝えます。
✔︎ 本人以外の人が電話口に出た場合
何時ごろに家を出発して集合場所まで何分ほどかかるかなどを聞き、本人が携帯電話を所持していれば、直接本人に連絡します。
✔︎ 誰も電話に出ない場合
旅行に参加するため自宅を出発したものと判断できるので、その旨を他の参加者に伝え、多少出発が遅れる旨を伝えます。
④ 待ち時間は原則として10〜15分程度です。

お客さまと連絡が取れないまま出発した場合の処理

お客さまが当日の昼食場所または宿泊施設に直接出向くこともあるので、本人と連絡が取れるまでは、昼食の数や客室数を変更してはいけません。

参加者名簿に名前がないお客さまが受付に来た場合

お客さまから最終日程表を見せてもらい、当ツアーの参加者に間違いないと確認できれば、お客さまにお詫びをして下記の対応をします。

・お客さまの名前が漏れていたことをお詫びします。
・正シートが満席のため補助席となる場合は、誠心誠意お詫びをして乗車していただくようお願いします。
・会社に電話で報告し、お客さまに対し具体的な待遇措置(一部返金、お土産手配など)について指示を受けます。
・利用施設に追加の連絡をします。

④ 船舶利用の場合

 受付〜出発まで

・受付カウンターで団体乗船の確認をし、団券と乗船名簿を提出して手続きをします。
・乗船券の発行を受けたときは、改札前に各自に配り、下船まで紛失しないように案内します。
・不乗証明書の交付を受けたときは、不乗分の団員券を添付して保管します。
・乗船は乗船開始のアナウンスに注意し、係員の指示に従って乗船するよう案内し、お客さま全員が乗船したかどうかを確認します。
・船室の等級によりフロアが異なる場合があるので案内します。

【国内添乗マニュアルその4】交通機関に乗車して旅館・ホテルに到着するまで

国内添乗マニュアル

 交通機関に乗車して旅館・ホテルに到着するまで

① 鉄道の場合
② 航空機の場合
③ 船舶の場合
④ 貸切バスの場合

順番に解説します。

① 鉄道の場合

 乗車手続きと乗車ホームまでの誘導

・受付が終了したらお客さまを1カ所に集合させ、余裕をもって乗車するホームまで誘導します。
・改札に団券を提示し、人数を確認しながら改札に入ります。
・ホームへ誘導する際、お客さまに合わせた歩調で後ろを振り返りながら、全員がついてきていることを確認します。
・混雑した駅では社旗など目印になるものを高く掲げ、最後尾のお客さまに見えるようにします。
・ホームに着いたら、乗車番線・号車を確認し、すでに列車が入線している場合は座席に座ってもらい、発車時刻を必ず繰り返して伝えて買い物などのために乗り遅れることがないよう注意します。
・停車時間が短い場合は、前後2カ所の乗車口から乗車していただきます。
・添乗員はお客さま全員が乗車するのを確認してから乗車します。

 車内での添乗業務

・お客さまに手洗いの場所や下車する駅と到着時刻、弁当やお茶の時間、下車後の予定などを簡単に案内し、貴重品の個人間に注意します。
・列車が出発し、お客さまが座席で落ち着いたら、早めに車掌に団券を提示して乗車人員、乗車区間、座席番号などを報告します。
・途中で弁当などを積み込む場合は、停車時間が短い場合が多いので積み込みスペース、クーポンや現金の支払いについて短時間に作業ができる用意をしておきます。
・車内を見回り、お客さまに困ったことがないか確認し、お客さまと会話することも必要です。

 下車案内と下車時の添乗業務

・下車駅到着時刻の15分ほど前になったら、近づいた旨を案内するとともに手回り品の整理やゴミ処理などをお願いします。
・別の列車に乗り継ぐときは乗継時間を案内し、速やかに行動できるようお客さまに協力を求めます。
・到着5分前には忘れ物をしないよう確認してもらい、出口(降車口)へ誘導します。
・添乗員はお客さまの座席の忘れ物に注意して、最初に下車します。
・降車駅の改札で団券を提示して改札を出ます。
出発時に人数減などで改札証明を受けている場合は、降車駅でも証明を受けなければなりません(大きな駅では出口が複数ありますので要確認)

② 航空機の場合

 搭乗口までの誘導

・受付終了後、できるだけ早く再集合をかけて人数を確認し、全員が揃っていることを確認し、搭乗券を手渡ししながら機内持込手荷物検査や搭乗ゲート、搭乗予定開始時刻の案内をします。
・預ける手荷物がある場合は受付時に搭乗券を手渡し、事前に手続きを取ってもらい、荷物引換証(クレームタッグ)を紛失しないよう注意します。
・手荷物検査を受けるときは、最初に入って全員が終了するまでその場で立ち会うことも必要です。

 搭乗待合室から機内への案内と機内での添乗業務

・機内への搭乗案内がアナウンスされたらお客さまを誘導し、機内に入ったら座席表をもとに全員座席についているか確認します。
・搭乗していないお客さまがいれば、搭乗係員または客室乗務員にお客さまの氏名などを知らせ、手続きをとってもらいます。
・客室乗務員には自分が添乗員であることを連絡しておきます(団体の人数と座席番号を知らせておきます)。

 到着時の案内と到着ロビーまでの誘導手続き

・手荷物、貴重品などの忘れ物をしないように案内します。
・降機のアナウンスがあったら、できるだけ一緒に出るように心がけ、到着ロビーまでの広いスペースで全員を集合させて人員確認を行います。
・預けた荷物などに紛失や破損などがあったら、航空会社の地上係員にその旨を伝えて手続きをとります。

③ 船舶の場合

 乗船時の案内

・救命胴衣の備え付けの場所や着用方法、避難順路などの確認をするようお客さまに徹底します。
・船酔いしやすいお客さまを確認しておきます。
・長距離航路の場合は食事や入浴時間などを確認しておきます。

 船内での添乗業務

・2等客室の場合は他グループも一緒になることがあるので、できるだけまとまって休息できるように誘導します。
・食事がある場合は食堂の担当者に早めに打ち合わせをして、場所・時間などを速やかにお客さまに案内します。
・船内の売店やレストランの営業時間、消灯時刻などを確認し、案内します。

 到着にあたっての案内と誘導

・到着30分ほど前には、まもなく到着する旨を伝え、忘れ物がないよう、また手荷物の整理をして下船の準備をするよう案内します。
・下船後に一度集合する旨を徹底しておき、添乗員は全員が集まれる場所で社旗を掲げてお客さまが見つけやすいようにします。

④ 貸切バスの場合

 列車・飛行機などで到着後、出発までの業務

・ガイドの出迎えを受け、貸切バスの駐車場までは原則としてバスガイドに誘導をお願いし、添乗員は最後尾につきます。
・運転手、バスガイドと打ち合わせをします(行程、乗車人数、見学地、下車場所、写真撮影の場所、食事や休憩場所、有料道路の利用など)
・ステッカーの団体名に誤りがないか確認します。

 車内における業務

・バスの台数が複数の場合、チーフ添乗員は1号車に乗車します。
・1時間30分〜2時間ごとに10〜15分程度の休憩をとります。
・利用ホテルや食事場所などには到着直前の休憩場所から連絡しておきます。

 バスが到着する場合の業務

・到着が近づいたらマイクで間もなく到着すること、到着後の予定、時間ならびに荷物の確認などを要領よく案内します。
・旅館・ホテルの場合は、あらかじめ部屋割の案内、部屋割カードなどの配布を済ませてあれば、その確認をお願いします。
そうでない場合は車内で部屋割カードを配布し、旅館・ホテルの特色、会食の場所や時間、風呂の場所なども案内ができるよう準備しておきます。
・下車の際に、下記の理由で手荷物は原則して車内に置かないよう案内します。
✔︎ 荷物の事故をなくす。
✔︎ 荷物の紛失があったときに、乗務員に疑いがかからないように。
✔︎ 急遽バスが変更(代車)になることがあるため。

到着前の挨拶は下記記事で解説しています。

【国内添乗マニュアルその5】見学・下車案内

国内添乗マニュアル

 見学・下車案内の添乗マニュアル

① 見学箇所への誘導
② 見学箇所での精算
③ 見学箇所でのその他の留意点

順番に解説します。

① 見学箇所への誘導

 以下のとおり。

・道路を横切ったり、比較的長い距離を歩いたりするときはお客さまの安全に配慮します。
・撮影禁止、フラッシュ使用不可、禁煙箇所などはお客さまに案内します。
・パンフレットなどがあれば入り口で手渡し、出発時刻など再度案内します。
・案内人がつくときはその旨をお客さまに説明し、同一行動について協力を依頼します。

② 見学箇所での精算

 以下のとおり。

・クーポン精算で人数減がある場合は、不参加証明書を受け取るか、現金での払い戻しを受け、クーポン裏面に払い戻し人員と金額を記入します。
・現金払いの場合は、手数料を確認し領収書を受け取ります。

③ 見学箇所でのその他の留意点

 以下のとおり。

・添乗員は見学箇所の入り口(または出口)などで待機し、お客さまが戻ったらバスまたは休憩所へ誘導します。
・案内人やバスガイドが施設内を案内するときは、添乗員も一緒に行動し、歩く速度や事故などに注意します。
・出発直前の人数確認は添乗員がします。

【国内添乗マニュアルその6】食事場所

国内添乗マニュアル

 食事場所での添乗マニュアル

① 食事場所到着前の業務
② 食事場所への誘導
③ 食事場所での業務
④ 食事場所での精算
⑤ 食事場所を出発するとき

順番に解説します。

① 食事場所到着前の業務

 以下のとおり。

・食事場所への到着時刻や人員などは、手前の観光地などから連絡します。
・到着前に車内で店の名前、食事内容などを案内します。
・食事時間は、原則として行程を見ながら乗務員と相談して決めます。
・お土産を販売している場合は特産品などの案内も併せて行い、買い物時間も考慮して出発時間を案内します。

② 食事場所への誘導

 以下のとおり。

・駐車場から食事場所までの誘導時は、他の車などに注意するよう案内します。
・食事場所に到着したら、座席や準備状況を確認してお客さまを座席に誘導します。

③ 食事場所での業務

 以下のとおり。

・全員が着席していることを確認します。
・アレルギーのメニュー変更を再確認します。
・郷土料理などはお店のスタッフから説明してもらいます。
・食事が始まったら出発時間を案内します。
・座敷の場合は、履き物の間違いがないよう案内します。

④ 食事場所での精算

 以下のとおり。

・生産はお客さまが食事をしている間に速やかに行います。
・クーポン精算の場合、人員減があるときは不参加証明書を受け取るか、現金で払戻しを受け、クーポン裏面に払戻し人数と金額を記入します(送客手数料がある場合は支払い時に精算します)。

⑤ 食事場所を出発するとき

 以下のとおり。

・出発時間が近づいたら、店内にマイクがあればマイクで出発時間が近づいたことを放送してもらいます。
・店の出口のところでお客さまをバスに誘導します。
・忘れ物がないことを確認し、お客さまが全員乗車していることを確認して出発します。

【国内添乗マニュアルその7】宿泊旅館・ホテル

国内添乗マニュアル

 宿泊旅館・ホテルでの添乗マニュアル

① 部屋への誘導
② 幹事との打ち合わせ
③ 旅館・ホテル担当者との打ち合わせ
④ 翌日の行程における予約確認業務
⑤ 夕食の準備
⑥ 夕食場所への案内
⑦ 会食の開始
⑧ 会食終了後から就寝までの業務
⑨ 旅館・ホテル滞在時の添乗員の留意点
⑩ 朝食の時間
11.精算業務
12.出発の案内
13.出発

順番に解説します。

① 部屋への誘導

 以下のとおり。

・バスが旅館・ホテルに到着したら、荷物はすべて持って降りるよう案内し、添乗員はフロントで鍵を受け取ります(旅館の場合はできるだけ鍵は部屋置きにする)。
・お客さまをロビーの1か所に集め、部屋番号と名前を確認して鍵を渡します(部屋置きの場合は部屋に直行していただきます)。
カードキーの使用方法も案内します。
併せて夕食の時間と場所の確認をします。
・非常口や非常時の設備についての案内を徹底します。
・全員に鍵を渡し、説明を追えたら、旅館・ホテルの従業員に部屋への誘導を依頼します。
・宿泊設備や備品について不明な点、問題があった場合にはフロント○○番へ内線するように伝えます。
・全員がエレベーターで部屋に向かう場合、エレベーターの前でお客さまを誘導します。

② 幹事との打ち合わせ

到着前にしておくのが望ましいです。

・夕食(宴会)時の飲み物の種類と数
・席割、配膳、歓迎看板、宴会場ディスプレイ
・マイク、カラオケ、芸能、ショーなどの手配
・コンパニオンの数とサービス時間
・特別料理、追加料理などの注文方法
・宴会時間と二次会の設営
・室内冷蔵庫、ルームサービスの精算方法
・土産物の準備と配付方法
・翌日の出発時刻と行程

③ 旅館・ホテル担当者との打ち合わせ

 以下のとおり。

・非常口
・宿泊人数
・夕食場所と時間
・会食の座席配置
・風呂の時間
・飲み物の料金
・郷土芸能や催し物をしている場合などは、その時間と料金など
・朝食の内容、時間、場所、食券の有無
・翌朝の出発時間と精算方法
・冷蔵庫などの精算方法
・貴重品の保管について
・夜間の急病人や事故などがあった場合、フロントに誰が待機しているか
・その他(売店の営業時間、カラオケの有無と料金、混雑状況、旅行代金に飲み物が含まれている場合の飲み物、郷土芸能などがあれば予約時間)

④ 翌日の行程における予約確認業務

日中に済ませておくことが望ましいです。

 以下のとおり。

・旅館・ホテル担当者との打ち合わせを済ませ、夕食場所の確認を行ったら部屋に行き、翌日の予約確認を行います。
・予約をした施設(昼食場所、宿泊場所、入場施設)に電話で団体名、人数、到着予定時刻、料金、バス会社名などを確認します。

宿泊施設には、部屋別の宿泊人数を事前に連絡しておけば、浴衣や備品などを用意してもらえます。

⑤ 夕食の準備

 以下のとおり。

・早めに会場に行き、準備状況を確認し、配膳や座席の配置および数について確認します。
・マイクを使う場合は、音量調節や操作方法
・座席を指定する場合は座席表

⑥ 夕食場所への案内

 以下のとおり。

・集合時刻の10分前頃に館内放送またはホテル・両艦の従業員に各部屋への案内を依頼します。
・集合時刻に来ていない場合は部屋に電話します。
・会場入り口に待機し、誘導を行います。

⑦ 会食の開始

 以下のとおり。

・簡単な挨拶をして翌日の朝食の場所と時間、集合場所と出発時間、行程について連絡します。
・付帯サービス(酒またはビールまたはジュース1本付きなど)を案内します。
これ以外は個人負担であることをはっきりさせます。
・会食に同席する場合は、出入り口に近い末席に座席を取ります。

⑧ 会食終了後から就寝までの業務

 以下のとおり。

・部屋へ戻って緊急な連絡などがないかの確認します。
・1日分の精算(現金で収受した手数料など)
・館内をひとまわりします(売店での買い物や二次会などの様子を見て回ります)。

⑨ 旅館・ホテル滞在時の添乗員の留意点

 以下のとおり。

・飲酒を慎む
・お客さまより先に浴衣に着替えたり、食事を済ませないことです。
・会食終了後であっても外出は控えます。
やむを得ない場合はフロントに連絡先を伝えて行きます。
・必要以上にお客さまの部屋を訪問しないことです。

⑩ 朝食の時間

 以下のとおり。

・朝食時間の約1時間前には起床します。
・食事の時間前にフロントで精算の済んでいないお客さまをリストアップしてもらい、朝食場所で確認できるようにします。
・団体だけの食事のときは、朝食開始の20分前頃には会場に出向き、朝食の準備状況を確認します。
・お客さまが座席に着いた順に、ご飯と味噌汁を出すように依頼します。
・集合していないお客さまには電話をして、朝食時間であることを伝えます。
・団体だけで朝食の場合は、出発時間、個人支払いの精算、忘れ物をしないことなどを案内します。
・バイキンの場合は団体ごとに座席が決まっているということはあまりないため、会場入り口でお客さまの誘導とチェックを行います。

11.精算業務

 以下のとおり。

・前夜のうちにフロントに朝食前に精算をする旨を話しておき、早めに精算します。
・朝食後、お客さまの個人支払い分で未精算のものがないか、再度確認します。
・フロントに預けた貴重品が引き取られているかを確認します。
・忘れ物があった場合の連絡先(当日の昼食場所、宿泊場所、添乗員の携帯番号)をフロントに伝えます。

12.出発の案内

 以下のとおり。

・お客さまの精算が済んでいるかを再度確認します。
・部屋の鍵をフロントに返却しているかを確認します。
・フロントロビーにいるお客さまをバスに乗車するよう誘導します。
座席が変更になる場合はその旨を伝えます。

13.出発

 以下のとおり。

・全員が乗車しているのを確認し、忘れ物がないかを確認します。
・乗務員に出発してよいことを伝え、出発します。
・出発したらバスガイドが挨拶をする前に簡単に挨拶をします(旅行の日程、休憩場所・時間、買い物場所・時間、見学場所、昼食場所・内容、ホテル到着予定時刻など)。

朝の挨拶について下記記事で解説しています。

【国内添乗マニュアルその8】自由行動・ショッピング

 自由行動・ショッピングのときの添乗マニュアル

① 自由行動
② ショッピング

順番に解説します。

① 自由行動

 以下のとおり。

・再集合時刻・場所の案内
・添乗員への連絡方法
・観光の情報提供
・荷物の預け先

② ショッピング

 以下のとおり。

・トイレ休憩で立ち寄る場合も、基本的には会社が契約しているお店を利用します。
・ショッピングを目的で立ち寄る場合、30〜1時間ほどが一般的です。
・一部のお客さまから日程表にないショッピングを要望されたとしても、予定を変更してまで応えてはいけません。
・添乗員がお客さまよりもたくさん買い物をしてはいけません。
・お客さまの前でお店の従業員と現金のやりとりはしてはいけません。

【国内添乗マニュアルその9】2日目から最終日まで

 2日目から最終日までの添乗マニュアル

① 2日目以降の業務
② 最終日の乗り物について

順番に解説します。

① 2日目以降の業務

 以下のとおり。

・お客さまの名前と顔を早く覚えるように努力します。
・天気予報を確認しておきます。
・交通情報(工事中、渋滞など)を確認します。
・帰路に飛行機(船)を利用する場合は、予約の再確認をします。

② 最終日の乗り物について

 貸切バスで列車、飛行機、船に乗り換える場合

・お客さまは土産物などで荷物が増えている場合もあるので、原則として乗り換える駅や空港には40〜60分までに到着するよう心がけます。
・飛行機の場合で荷物が多い場合は、荷物を航空会社に預けるまで原則として自由時間を与えずに、手続きが終了するまで待ってもらいます。
・貸切バスの乗務員に対し、お礼を言います。
・飛行機や列車などで到着後そのまま解散になる場合は、貸切バスの中で旅行参加のお礼をしたほうが良い場合もあります。

【国内添乗マニュアルその10】帰着・解散

 帰着時の挨拶と解散

飛行機の場合

到着したらそのまま帰ってはいけません。
お客さまの預けた荷物の受け取りをできるだけお客さま個々に確認して、お別れの挨拶をするよう心がけます。

列車の場合

途中下車を希望するお客さまがいる場合は、車掌から途中下車証明を受け、お客さまに手渡します。

貸切バスの場合

到着予定地の10〜15分前に挨拶をします。
・バスが完全に停車してから行動するように指示します。
・お客さまが降りるときは、添乗員は下車してステップの下で挨拶をします。

帰りの挨拶について下記記事で解説しています。

【まとめ】国内添乗マニュアルを読み、添乗業務に邁進しよう

国内添乗マニュアル

本記事は、国内添乗マニュアルを書きました。

マニュアルの反復が大事です。

 「反復」とはマニュアル⇄添乗の往復です。

マニュアルを読む

添乗する

気づきを得る

気づきをマニュアルに加える

マニュアルを読む

上記のループを回していくことで血肉になります。

こーいち
基本が一番大事です。

以上、『【国内添乗マニュアル】添乗出発前〜到着まで10シーンを解説』の記事でした。

こーいちより

P.S. マニュアル⇄添乗を反復しよう。

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