- 旅行会社に興味があるけれど、実際の仕事内容がイメージできない
- カウンター、添乗しか思い浮かばないので、実体験を知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 2001年の中規模の旅行会社の新入社員1年目の仕事内容
- 中規模・旅行会社の5年後、10年後、15年後の仕事内容
旅行会社に入ってみてわかった本音【Q&A】
本記事の信頼性
- 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
- 資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
- 添乗:国内・海外計123本(一般団体、教育旅行、視察旅行)
本記事の「旅行会社の新入社員の仕事内容」では、新入社員の仕事内容を擬似体験できます。
この記事を読むことで、旅行会社の仕事内容や入社後の不安で悩むことは少なくなります。
私が新卒で中規模・旅行会社に入社して得た19年8ヶ月の経験に基づいて書いているからです(2001年入社)。
「1つの体験談+キャリア選択の判断材料」として読んでいただければ幸いです。
記事後半では、当時の気持ちを本音で語ります。
※立ち止まるより迷走
「迷走している自分はダメだ」と思っていました。「迷わず直進する、迷いウロウロする、どちらもあり」と教えてくれたのが、中谷彰宏さんの『20代をどう生きるか』です。迷ったら試して、行動して、変化してみる。迷走はポジティブな言葉です。
Contents
旅行会社で経験した仕事内容【新入社員1年目】
私は転職経験がなく、1社に19年8ヶ月勤務しました。
- 2001年に新卒で旅行会社に入社、法人営業を担当、国内出張手配をしながらチケットデリバリーをする
- 入社5年後、国内出張手配をしながら、国内・海外添乗に出るようになり、飛び込み営業もする
- 入社10年後、国内・海外出張手配をしながら、国内添乗が多くなり、医局への飛び込み営業もする
- 入社15年後、国内・海外出張のシェアを伸ばしながら、国内・海外添乗を繰り返す
- 2018年、身体を壊して休職中
新卒で旅行会社に入社し、1年目の私の実体験を解説していきます。
国内出張手配+チケットのデリバリー
入社してから、上司に最初に聞かれたことは「自転車に乗れる?」でした。
意味がわかりません。
「旅行会社に入社して自転車に乗る仕事があるのか?」と疑問でしたが、理由はすぐにわかりました。
企業へ出張チケットのお届けのために自転車が必要なのです。
「こんな仕事があるの?」と驚きでした。
郵便配達と変わらないからです。
私が配属されたのは「法人営業」なので、お客さまは「企業」です。
大手企業にもなると毎日、各部署の誰かしらが国内や海外出張に出かけます。
会社では毎日のように出張チケットの手配依頼がFAXで届き、毎日手配して、自転車や電車に乗って企業にデリバリーに行くのです。
ルーティン:午前は手配、午後はデリバリー
チケットをお届けすることを「デリバリー」と呼んでいました。
英語に直すとなんとも大事な仕事に感じるから不思議です。
ただ持っていくだけなので誰でもできます。
10年後は専用のアルバイトを雇っています。
映画でも似た話があります。
マイケル・J・フォックスの映画「摩天楼はバラ色に」です。
主人公マイケルがニューヨークの大企業に入り、最初に配属されたのが社内メール便の配達部署でした。
当時、私は主人公の真似をして天を仰ぎながら「そうか、そういうことか、東京」と言ったものです。
» 映画『摩天楼はバラ色に』予告
映画と同じく「これから成功して、出世するんだ」と思っていました。
今では珍しい出世欲にあふれた新入社員だったのです。
夢と希望を持って入社しましたが、華やかな世界とは異なり、現実は厳しいものでした。
大好きなサウンドトラック
デリバリーのメリット3つ
- 体力がつく
- 知識がつく
- お客さまに慣れる
自転車に乗り、さまざまな企業をハシゴしながらデリバリーをするので体力がつきます。
チケットを渡すときに依頼内容のFAXを確認しながら、お客さまに説明するので知識もつきます。
先輩から渡された2レター、3レターのコード表や、A、B、Cをエイブル、ベーカー、チャーリーの読み方から始まり、様々な業界用語も勉強しました。
JRや航空会社の時刻表は「駅名の読み方や場所、キャンセル料」などに参考になりました。
また、1年目に毎朝5時から90分、国内旅行業務取扱管理者の勉強を継続して資格取得しました。
なお業界用語については「【完全版】添乗員、旅行業界の用語集【英語用語も解説】」で網羅しています。
色々なお客さまと会い、時には雑談をしますので、お客さまに慣れます。
デリバリーが好きなりました。
入社して18年がたっても、営業の基本はデリバリーです。
会社にこもっていると息が詰まりそうだったので、気分転換に外に出れる喜びもありましたね。
大手では9割が支店の営業勤務
大手各社の新入社員の配属は9割が「支店での営業勤務」と聞きます。
企画などを希望しても、ほとんどが「営業」になり、みっちり基礎を学びます。
今でこそOJTという言葉がありますが、当時はそんな言葉はありませんでした。
ひたすら先輩や上司に怒られながら、体で仕事を覚えていきました。
私が入社したのは中堅企業では、当時は残業は当たり前でハードでした。
先輩方は皆、21時、22時、23時まで仕事をしていました。
「新入社員は最初の3ヶ月は定時で帰る」という謎のルールがありましたが、4ヶ月目からは21時以降までよく仕事をしたものです。
当時は仕事が終わると、上司とよく飲みに行きました。
入社1年目は激動でした。
旅行会社に入社5年後の仕事内容【法人営業】
入社して5年もすれば、仕事がわかってきます。
どんな仕事をしていたのか、解説していきます。
国内出張手配、デリバリー、国内・海外添乗
基本は「国内出張手配+デリバリー」です。
加えて、ときどき添乗にも行くようになりました。
「手配〜デリバリー〜営業〜添乗」などひと通りの業務を経験しました。
一貫した流れが見えてきます。
入社当時、先輩から「5年は仕事をしないと覚えないよ」と言われましたが、そのとおりです。
入社5年になると正式に担当企業を持ちます。
お客さまにも頼りにされます。
入社5年後のスキル
- 国内出張手配(JR、航空券、ホテル、パッケージなど)
- 国内添乗
- 資格:国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者、英検2級
国内旅行については「ひと通り覚えた」という自信がつきました。
資格についても3年目に「総合旅行業務取扱管理者」を取得した流れで、旅程管理、英検、地理検定なども挑戦しました。
営業については、まだまだデリバリーの範疇を抜けていませんでした。
帰社時間の記録はありませんが、だいたい20時前後には帰れていました。
国内添乗へ1人で、海外添乗はサブで行く
入社4年目に初めて1人で国内添乗に出ました。
1人で添乗に行けることは喜びです。
先輩に同行しながら「あーだ、こーだ」と口うるさく言われながら頑張った甲斐がありました。
責任は重いですが自分の裁量でツアーを仕切れるのは「やりがい+楽しさ」です。
海外添乗もサブとして、アメリカ、サイパンなどにガンガン連れて行ってもられるようになりました。
海外添乗は国内よりもワクワク、ドキドキします。
「非日常が仕事になる」は不思議です。
お客さまの思い出の1つに自分も含まれていると考えると、変な感じです。
添乗で行った場所(入社1〜5年目)
日々の出張手配、営業がメインなので、添乗回数は多くありません。
サブとはいえ海外添乗の機会を与えてくれたのは、成長につながる出来事でした。
色々やらせてくれるのは中規模・旅行会社のメリットです。
- 2002年9月:都内日帰り(シンフォニークルーズのランチとお台場散策)
- 2002年10月:伊豆畑毛温泉1泊2日(宴会とゴルフ)
- 2003年1月:鴨川温泉1泊2日(東京ディズニーシー、市場で買い物、お台場で昼食・散策)
- 2003年10月:山梨県・日帰り(BBQ昼食、ぶどう狩り、ワイナリー散策)
- 2004年6月:アメリカ西海岸7泊9日(LAX、SFO、SEA)
- 2004年7月:山梨県・日帰り(そば打ち、昇仙峡、桃狩り、ワイナリー)
- 2004年9月:サイパン修学旅行3泊4日(PIC)
- 2004年9月:アメリカ西海岸6泊8日(LAX、SFO)
- 2004年10月:山梨県・日帰り(富士サファリパーク、御殿場アウトレット)
- 2005年1月:福島県・東山温泉1泊2日(鶴ヶ城、武家屋敷、飯盛山、猪苗代、※アルツ磐梯スキー)
- 2005年6月:アメリカ西海岸7泊9日(LAX、SFO、SEA)
- 2005年7月:福島県・磐梯熱海温泉1泊2日(吾妻小富士、五色沼、猪苗代、鶴ヶ城、喜多方)
- 2005年9月:サイパン修学旅行4日間(PIC)
伊豆畑毛温泉やアメリカ西海岸の添乗で、大失敗(お客さま積み残し)をやらかしました。
» 添乗員の失敗談:お客さまの積み残し3回【8つのミスも公開します】
教育旅行について
サイパンの添乗は教育旅行です。
教育旅行の添乗は生徒の就寝後に反省会があり、朝も早く、体力が必要な添乗を実感しました。
私が受注したわけではないですが、教育旅行の営業はしんどいです。
1年以上先の修学旅行の獲得に向けて学校に通い、先生方にセールスをする。
多くの先生の信頼を得るために、どんなに細かい要望でも聞き入れ、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始のチケットなども希望どおり確保するために全力を尽くす。
夏休み・春休みの先生方の個人旅行も大事です。
添乗中も悪い印象を残すと次の年のセールスに響くので必死です。
教育旅行は地道なセールスの積み重ねが要求され、しかも、獲るか獲られるかの精神的プレッシャーが大きい仕事なのです。
やらなくてよかった3つのこと
- 小説を書くこと
- ビジネス雑誌の購読
- 旅行地理検定の勉強(国内1級、海外2級)
1.小説を書くこと
2004年から小説を書き始めました。
村上春樹さんに憧れていたからです。
小説の才能なんてあるはずもなく、10枚まで書いて断念。
ただの現実逃避でした。
小説は書かなくてよかったです。
ただ書いたことでわかったことがあったので収穫です。
2.ビジネス雑誌の購読
トラベルジャーナル、週刊ダイヤモンド、日経エンターテイメントなどのビジネス雑誌を定期購読していました。
「流動的な情報も必要」と思っていたからです。
ネットで情報収集はできなかったので、雑誌は貴重な情報源でした。
ただ仕事で役に立ちませんでした。
「トラベルジャーナル」に書かれている情報は、業界内での情報が多いのでお客さまに役立つ情報は少なかったからです。
「週刊ダイヤモンド」は難しすぎて「日経エンターテイメント」は意味なしでした。
日経新聞だけ読んでおけば十分です。
3.旅行地理検定の勉強(国内1級、海外2級)
「総合旅行業務取扱管理者」の次に目指した資格です。
入社4年目に「国内旅行地理検定2級」を取得しました。
国内1級、海外2級を目指して勉強しましたが、不合格。
当時の合格率は、国内1級が合格率10%、海外2級が合格率20%です。
私には難しすぎました。
地理検定は国家資格ではないため、合格してもコスパが良くありません。
今では受験者数もだいぶ減っていますので、だいぶマイナーな資格です。
地理検定の勉強は不要です。
ただ勉強したことは残りますので完全にムダではありませんが。
やっておいてよかった3つのこと
- 旅行業務取扱管理者、旅程管理主任者の資格取得
- 英語学習
- 読書
1.旅行業務取扱管理者、旅程管理主任者の資格取得
「総合旅行業務取扱管理者」は、旅行業に必要な国家資格です。
入社1年目に「国内旅行業務取扱管理者」、入社3年目に「総合旅行業務取扱管理者」を独学で取得しました。
テキストを7回繰り返せば受かりますので、学校に行く必要はないです。
「旅程管理主任者」は添乗に必要な資格です。
国家資格ではありません。
合格率90%なので簡単です。
入社5年目に取得しました。
勉強は必要ですが、費用対効果が良いので早めに取得しておくべしです。
両方とも一生使える資格です。
2.英語学習
「海外添乗に出たい」と思っている人であれば、勉強しておくと良いです。
ただし、順番としては以下が良いです。
- 総合旅行業務取扱管理者
↓ - 総合旅程管理主任者
↓ - 英語の学習
英語の勉強はダラダラと勉強すると終わりがありません。
集中してまとまった時間を確保し、一気に「踊り場」に出る決意が必要です。
3.読書
仕事では、広く浅い知識が要求されるからです。
「舞台は世界、相手は人間」です。
森羅万象の知識があるに越したことはないです。
読書ほどコスパの良い勉強を知りません。
通勤中や隙間時間に読めば、1ヶ月で結構な量を読めます。
社会人になっても勉強です。
早い時期に「大量の本が読める」は、武器になるからです。
旅行会社に入社10年後の仕事内容【法人営業】
入社して10年もすると、もう1人前扱いされます。
脂がのった30代です。
余談ですが、この頃になると辞める人や新入社員など、人の入れ替わりをだいぶ経験します。
共通しているのは旅行業界で働く人は、辞めても関連の仕事につくことが多いです。
周りからも1人前扱いされる時期です。
仕事量もどんどん増え続け、毎日21時過ぎまで仕事をしていたように感じます。
男女ともに結婚適齢期でもあり、第二の人生をスタートさせる人も多いですね。
国内旅行をマスターする
入社10年後のスキル
- 国内出張手配(JR、航空券、ホテル、パッケージなど)
- 国内団体手配
- 国内添乗
- 飛び込み営業(法人、医局)
- 資格:国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者、英検2級、国内地理検定2級
国内出張、国内団体の「営業〜手配〜添乗」までひと通りマスターし、自信もつきました。
海外出張、海外団体については、なかなか受注できず、まだまだ下積み期間です。
飛び込み営業をする
社命で「飛び込み営業」を始めます。
徒歩圏内のビルに片っ端から飛び込み、名刺とチラシを置いてくるのです。
出張案件の獲得を目的に「切符1枚からデリバリー」をウリに飛び込み営業を継続しました。
2年続けました。
飛び込み営業を嫌がる人もいますが、ちょうど仕事がマンネリ化してきたところだったので、色々な人に会えるのは新鮮でした。
飛び込み営業は「センミツ」と言われるように1,000件に3件の確率ですが、チョコチョコと成果も出ていました。
飛び込み営業のコツは「旅行会社で飛び込み営業の3つのコツ【8つの手順/営業トーク例】」で解説しています。
添乗で行った場所(入社6〜10年目)
- 2006年3月:茨城県・筑波山温泉2泊3日(教育旅行、すずめっこ苺狩り、わんわんランド、エキスポ)
- 2006年5月:北海道・屈斜路温泉2泊3日(農場視察招待旅行、摩周湖、阿寒湖)
- 2006年5月:千葉県・鴨川温泉1泊2日(鴨川シーワールド、ローズマリー公園、金谷港、鋸山の日本寺大仏)
- 2006年6月:東京都・会議、宴会(ホテルインターコンチネンタル東京ベイ)
- 2006年7月:山梨県・河口湖温泉2泊3日(教育旅行、猿回し劇場)
- 2006年9月:静岡県・熱川温泉1泊2日(箱根園、浄蓮の滝、沼津港)
- 2006年10月:大分県・熊本県・福岡県2泊3日(協力会の旅行、富貴寺、宇佐神宮、金鱗湖、由布院、熊本城、水前寺公園、博多、太宰府天満宮、柳川舟下り、うなぎ昼食、吉野ヶ里遺跡、博多土産)
- 2006年11月:都内1泊2日(横浜ランドマークタワー、中華街、海ほたる、ヒルトン東京ベイ、ディズニーシー)
- 2006年11月:千葉県・鴨川温泉1泊2日(ディズニーランド、鴨川館泊、ランチクルーズ、お台場ボーリング)
- 2006年11月:福岡県・1泊2日(福岡、佐賀の流通視察、佐賀ワシントンホテル泊)
- 2007年3月:千葉県・館山2泊3日(教育旅行、鴨川シーワールド、マザー牧場)
- 2007年6月:東京都・会議、宴会(ホテルインターコンチネンタル東京ベイ)
- 2007年8月:茨城県・潮来温泉2泊3日(教育旅行、潮来ホテル)
- 2007年10月:宮城県・鹿児島県2泊3日(協力会の旅行、高千穂峡、シーガイア、えびの高原、霧島神宮、長崎鼻パーキングガーデン、池田湖、知覧特攻平和会館、武家屋敷、仙巌園、バレルバレープラハ)
- 2007年10月:山梨県・富士山温泉1泊2日(ワイナリー、ぶどうの丘、昇仙峡、忍野八海、キリンディスティラリー、サファリパーク、御殿場高原ビール、プレミアムアウトレット)
- 2007年12月:静岡県・湯河原温泉1泊2日(湯河原温泉泊、大涌谷、箱根湖尻ターミナル、御殿場プレミアムアウトレット)
- 2008年3月:神奈川県・仙石原温泉2泊3日(教育旅行、森のふれあい館、大涌谷、箱根高原ホテル)
- 2008年5月:沖縄県・石垣島2泊3日(教育旅行、ホテルミヤヒラ)
- 2008年6月:福島県・芦ノ牧温泉1泊2日(吾妻小富士、猪苗代、大内宿、塔のへつり、渋川問屋、鶴ヶ城)
- 2008年8月:神奈川県・仙石原温泉2泊3日(教育旅行、森のふれあい館、大涌谷)
- 2008年10月:北海道・道南2泊3日(慰安旅行、元町、五稜郭、函館山、湯の川温泉・花びしホテル泊、大沼公園、長万部、昭和新山・有珠山、札幌エクセルホテル東急泊、大倉山、札幌場外市場、サッポロビール園、札幌ドーム)
- 2009年2月:タイ・バンコク3泊5日(工場視察、パインハーストゴルフ、クラウンプラザ泊)
- 2009年3月:神奈川県・仙石原温泉2泊3日(教育旅行、森のふれあい館、大涌谷)
- 2009年5月:福島県・芦ノ牧温泉1泊2日(慰安旅行、りんどう湖ファミリー牧場、塔のへつり、芦ノ牧温泉駅、大内宿、会津酒造歴史館、飯盛山、喜多方、猪苗代)
- 2009年6月:東京都・会議、宴会(ホテルインターコンチネンタル東京ベイ)
- 2009年8月:山梨県・河口湖温泉2泊3日(教育旅行、猿回し劇場)
- 2009年10月:福島県・芦ノ牧温泉1泊2日(那須ビューホテル昼食、那須山ロープウェイ、塔のへつり、大内宿、鶴ヶ城、会津酒造歴史館)
- 2010年3月:神奈川県・仙石原温泉2泊3日(教育旅行、森のふれあい館、大涌谷)
- 2010年5月:福島県・土湯温泉1泊2日(慰安旅行、アサヒビール園、高柴デコ屋敷、観山荘、塩屋崎灯台、いわきららミュウ、あみプレミアムアウトレット)
- 2010年5月:栃木県・鬼怒川温泉1泊2日(鬼怒川温泉あさや泊)
- 2010年6月:静岡県・堂ヶ島温泉1泊2日(伊豆洋ランパーク、岩科学校、堂ヶ島NEW銀水泊、沼津港買い物、昼食)
- 2010年7月:京都府・2泊3日(伏見稲荷大社、ホテル日航プリンセス京都泊、川床料理、霊山歴史館、大原三千院、下鴨神社、嵐山)
- 2010年7月:山梨県・河口湖温泉2泊3日(教育旅行、猿回し劇場)
- 2010年9月:カナダ・モントリオール7泊9日(学会、ハイアットリージェンシー7泊)
- 2010年10月 静岡県・弓ヶ浜温泉1泊2日(協力会の旅行、伊豆洋ランパーク、河津七滝、季一遊泊、石廊崎クルーズ、岩科学校、海鮮焼かねじょう、沼津港買い物)
2ヶ月に1回のペースで添乗しました。
海外添乗の機会が減ってしまいましたが、国内団体案件を自力で受注できるようになっていました。
旅行会社に入社5年目、やらなくてよかったこと、やっておいてよかったこと
やらなくてよかったこと3つ
- 上司の奴隷
- サービス残業
- 英検準1級の勉強
上司の奴隷
上司の奴隷になる必要はありません。
いいようにコキ使われるからです。
国内案件ができない上司に散々仕事を押し付けられ、コキ使われた経験があります。
振り返れば、時間のムダでした。
大事なのは「誰の仕事をしたいか」です。
上司は偉くないです。
ただの役割だからです。
営業成績が良いだけで上司になっている人もいます。
管理能力があるわけではないのです。
なんでも言いなりになっていたら、人生、損します。
サービス残業
23時まで仕事をしました。
脂が乗っていた時期だったので仕事ができました。
会社は「サービス残業は当たり前」という風習だったため、そのまま仕事をしてしまいましたが、本当であれば残業代を請求できます。
サービス残業はよくありません。
サービス残業が横行している会社は存在してはいけません。
サービス残業を認めることは、そんな会社の存在を認めていると、一緒です。
不正の手伝いをしているのです。
存在してはいけません。
株式会社は奴隷制度ではないのです。
» 早朝に仕事をするメリット7つと残業のデメリット3つ【前業のススメ】
英検準1級の勉強
やっておいてよかったこと3つ
- 運動習慣
- 添乗の下見
- 新婚旅行
1.運動習慣
週2回、ランニングしていました。
ランニングじゃなくてもOKですが、何かしら運動の習慣を身につけておくことをおすすめします。
単純に運動にはメリットがあります。
- 体重の管理
- 考えの整理
- ストレス解消
ランニングのメリットについては、ランニングのメリット16個とデメリット3個【やる気につなげる】で解説しています。
2.添乗の下見
添乗の機会が少ないため、1回1回の添乗を確実なものにするために、自腹で下見に行きました。
下見は添乗に、絶大な効果があります。
- お客さまに喜ばれる
- コースを最適化できる
- お客さまの信頼が得られる
- 当日の添乗に余裕ができる
- 各協力機関と親しくなれる
- 行程の所要時間が正確になる
- 下見扱いでホテルが安くなる(観光地が無料になるケースもあり)
下見をすると、色々な気づきがあります。
- 思ったより所要時間がかかる
- 食事の内容は変えたほうが良さそう
- 別の観光地がおすすめ
たくさんの気づきを持ち帰り、お客さまに「下見に行ってきて、行程を最適化しました。ご検討をお願い致します」と確認すれば、変更OKでした。
お客さまの信頼も勝ち取れます。
下見は「勉強×仕事×遊び」を兼ねた最高の旅行です。
旅行会社に入って1番良かったことかもしれません。
3.新婚旅行
会社の先輩に「新婚旅行には行ったほうが良い」と言われ続けていたので、アメリカのフロリダ・ニューヨークに5泊7日で行きました。
堂々と休めるし、思い出にもなるので、行けるのであれば行くことをおすすめします。
【法人営業】旅行会社に入社15年後の仕事内容
海外出張手配を覚え、旅行業務をひと通りできるようになる
入社15年後のスキル
- 国内出張手配(JR、航空券、ホテル、専用車、レンタカー、保険、パッケージなど)
- 国内団体手配
- 国内添乗
- 海外出張手配(列車、航空券、ホテル、専用車、Wi-Fi、保険、パッケージなど)
- 海外団体手配
- 海外添乗
- 飛び込み営業、法人営業
- 資格:国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者、英検2級、国内地理検定2級、TOEIC540点、損害保険初級
海外出張手配を受注できるようになり、ひと通りの旅行手配はできるようになりました。
同時に、添乗の機会も増えて、仕事はどんどん忙しくなっていきます。
法人営業のコツを身につける
国内・海外全般の手配ができるようになると、営業にも説得力が出てきます。
私は小さい仕事ほど大事にするポリシーで、一貫してコツコツ営業してきました。
小さな信頼を積み重ね、溢れ出すころに大きな仕事になって返ってくるイメージを持っていました。
3〜5年コツコツ小さい仕事を拾っていくと、チャンスは訪れるものです。
収穫を焦らず、種まきを継続しました。
詳しくは下記記事で解説しています。
添乗で行った場所(入社11〜15年目)
- 2011年6月:米国・サンフランシスコ5泊7日(流通視察、ヒルトンサンフランシスコ泊)
- 2011年7月:山梨県・河口湖温泉2泊3日(教育旅行、猿回し劇場)
- 2011年8月:東京都・日帰り(台場昼食、災害センター)
- 2011年10月:横浜・東京2泊3日(横浜中華街、長谷寺、鎌倉鶴岡八幡宮、大仏、浅草)
- 2011年10月:新潟県・月岡温泉1泊2日(小嶋屋総本店、北方文化博物館、市島酒造、弥彦神社・山頂、ホテル飛鳥、寺泊、洋食器センター)
- 2012年2月:沖縄県・本島2泊3日(工場視察、ロコアナハ2泊)
- 2012年6月:東京都・日帰り(ホテル日航東京、会議・研修・懇親会)
- 2012年8月:埼玉県・入間市日狩り(工場視察)
- 2012年8月:茨城県・筑波日帰り(筑波ハム、エキスポセンター)
- 2012年9月:岐阜県・高山温泉1泊2日(新穂高ロープウェイ、飛騨高山、古い街並み)
- 2012年10月:三重県・伊勢1泊2日(慰安旅行、トヨタ博物館、名古屋城、外宮、内宮)
- 2012年10月:宮城県・松島温泉(視察旅行、石巻)
- 2012年11月:長崎・熊本・福岡2泊3日(慰安旅行、長崎、雲仙温泉、熊本城、水前寺公園、博多、太宰府、柳川)
- 2013年5月:長野県・上諏訪温泉1泊2日(視察旅行、浜の湯泊、八島湿原、白樺湖、切り絵、おぎのや)
- 2013年6月:東京都・日帰り(ホテル日航東京、会議・研修・懇親会)
- 2013年6月:熊本県・市内2泊3日(視察旅行、キャッスルホテル泊、城見櫓、紅蘭亭、天草観光、ゴルフ)
- 2013年10月:山梨県・西山温泉1泊2日(慰安旅行、西湖いやしの里根場、鱒の家、富士花鳥園、久遠寺、日本平ホテル、三保の松原、河岸の市)
- 2013年10月:静岡県・三津浜1泊2日(視察旅行、願成就院、沼津港)
- 2013年10月:静岡県・沼津日帰り(地区会旅行、沼津昼食・買い物、クルーズ、柿田川湧水群、三島大社)
- 2013年10月:神奈川県・日帰り(視察旅行、中華街)
- 2014年4月:東京都・日帰り(懇親会)
- 2014年6月:東京都・日帰り(ホテル日航東京、会議・研修・懇親会)
- 2014年6月:福島県・那須温泉1泊2日(協力会旅行、視察旅行、大内宿、塔のへつり、鶴ヶ城観光)
- 2014年7月:神奈川県・箱根湯本温泉1泊2日(協力会旅行、会議・懇親会、ゴルフ)
- 2014年7月:大阪府・1泊2日(医学学会、送迎バスセンディング)
- 2014年8月:北海道・札幌2泊3日(視察旅行、ゴルフ、大倉山、小樽観光、余市ニッカウィスキー視察、場外市場)
- 2014年10月:静岡県・湯河原温泉1泊2日(視察旅行、中華街、柿田川湧水群、三島大社、うなぎ、沼津買い物、御殿場アウトレット)
- 2014年10月:宮城県・松島温泉1泊2日(協力会旅行、仙台市内牛タン、楽天生命パーク宮城、石巻視察、昼食、買い物)
- 2014年10月:群馬県・薬師温泉1泊2日(視察旅行、水澤観音、昼食、道の駅)
- 2014年11月:石川県・山代温泉、金沢市内2泊3日(永平寺、恐竜、山代、スーパー林道、白川郷、ひがし茶屋街、海遊亭、兼六園、千里浜なぎさドライブウェイ、ひみ浜、ひみ番屋街、瑞龍寺)
- 2014年11月:千葉県・市原日帰り(象の国、昼食、木更津アウトレット)
- 2015年2月:タイ・パタヤ3泊5日(視察旅行、ゴルフ、観光)
- 2015年5月:東京都・日帰り(懇親会)
- 2015年9月:群馬県・日帰り(社員旅行、鉄道博物館、めがね橋、おぎのや昼食、富岡製糸場、こんにゃく工場)
2015年4月に異動になり、担当企業の9割を取られました。
2015年の添乗はほとんどありません。
14年目に自力で海外添乗が受注できました。
やらなくてよかったこと3つ
- 1人で仕事を頑張りすぎる
- レシートの貼り付け2013年
- 英語の勉強法を読みまくる(TOEICのこだわり:2014年540点)
1.全部1人で仕事を頑張りすぎること
自分1人で仕事を抱えました。
同じ部署の人間に仕事を振りたかったのですが、それぞれが違う仕事をしているため、仕事を振っても進みません。
となると、担当のない新入社員に振るわけですが、教えないといけません。
限られた時間内で教えて、仕事をして、納期に間に合わせることは困難を極めました。
結果、納期には間に合わずクレームになりました。
もともとの体制、仕組みに問題ありでした。
普段から改善をしていく必要があったのです。
2.レシートの貼り付け
お金を支払い、レシートを受け取ります。
このレシートをすべて保管して、ノートに貼り付けていました。
2013年の1年間だけです。
家計簿がわりにはなりましたが、管理するのに時間がかかり過ぎます。
やる必要はありません。
3.英語の勉強法を読みまくる
TOEICの点数にこだわり、点数をアップさせるべく「英語の勉強法」の本を20冊近く読みました。
正しい方法を模索するうえで、必要な行為だったと思いますが、ちょっと読みすぎです。
結果として、2014年にTOEIC540点をマークしましたが、誇れる点数でもありません。
仕事が多忙な時期だからこそ、どこかで英語の勉強は損切りしないといけません。
やっておいてよかったこと3つ
- 日記
- 不妊治療
- 2014年 アメリカ西海岸旅行
1.日記
2000年から日記を書いています。
やっておいてよかったです。
思い出を忘れずにすむからです。
人間の記憶ほど危ういものはありません。
記憶は思い違いや、誤解、上書きをします。
日記に行動したこと、読んだ本、行った場所、食べたものを記録しておくだけで、人生に意味を与えられます。
死ぬまで日記を書きます。
» 日記の書き方がわかる『日記の魔力』【人生の記録が道しるべになる】
2.不妊治療
子どもができませんでした。
体外受精を8回やりましたが失敗です。
顕微鏡受精に変えたら、1回で授かりました。
かかった費用は全部で120万です。
高くつきましたが「思い切ってやってよかった」と思っています。
3.2014年 アメリカ西海岸旅行
2014年12月の友人と2人で、アメリカ西海岸4泊6日の旅行をしました。
念願の夢だったレンタカーでの旅行です。
宿泊先は、サンフランシスコ、カーメル、コスタメサ、ラスベガスです。
旅行は一生の思い出です。
行きたいところがあれば、後悔する前に行くべきです。
当時の動画
旅行会社に入ってみてわかった本音【Q&A】
本音をQ&A形式で語ります。
ぶっちゃけて答えていきます。
新入社員の月収は?
手取りで17〜18万円です。
専門学校・短大・高卒は上記以下です。
残業代は上司や先輩で「残業つけていいよ」と言われない限り、つけられませんでした。
サービス残業全開です。
完全にブラックです。
先輩は「残業代をつけたら会社が潰れるからつけられない。多くても月20時間まで」と言われました。
私は「そんな会社なら潰れたほうが社会のため」と思っていました。
振り返ると残業については違法ですが、当時は「そんなものなのかな」と思っていました。
» 【旅行会社の給料は低い】新卒で就職した理由とメリット、デメリット
教育体制は?
整っていませんでした。
基本的に実践あるのみで、仕事をしながら覚えていきます。
研修については、入社すぐに4日間の研修があっただけです。
あとは自ら進んで行動(勉強、質問)していかなければなりません。
ジョブローテーション制度がある
当社のジョブローテーション制度とは各部署を2週間単位でまわっていき、現場を経験するというもの。
ジョブローテーション終了後、正式に配属が決定します。
各部署で何を教えるかは部署任せで、下記になりがちです。
- 場当たり的に何も考えずに教える
- 現場サイドで発生ベースで仕事を教える
- 次の部署に引き継ぐ時に、何を教えたのかを引き継がない
完璧主義も良くないですが、とりあえず主義も褒められたものではありません。
教えた内容を部署同士で共有すべきです。
共有することで重複に教えることがなくなります。
新入社員も「何ができるようになり、何が収穫だったのか」がわかります。
収穫の把握はモチベーションに直結します。
新入社員教育のマニュアルはあるの?
ありません。
新入社員を育てるスケジュールや段取りがないです。
すべてを担当社員に任せきり。
何をどうやって、どんなスケジュール感で教育していくのか人任せなのです。
良い人財は育ちません。
マニュアルを整備して「何をいつまでにどうやって教えるか」決めることです。
新入社員と決めたことや工程表を共有することで、安心感や到達地点を見通せることから湧いてくるモチベーションが変わってきます。
マニュアルがあることのメリット
- 教育内容が均一化する
- 業務内容の棚卸ができる
- 他の人に新入社員教育を引き継げる
良いことばかりです。
マニュアルがないと行き当たりばったりです。
教育しながら、良いマニュアルをブラッシュアップできれば素晴らしいです。
深堀り:社員教育を無責任に、社員に押し付け、任せきりにしない
当社では新入社員の教育を入社2年目の社員に任せることが多いです。
教えることで勉強になるので、間違いではありません。
ただ任せきりにしておくことが問題です。
リスクが大きいからです。
任せたままだと、担当者しか教えられないことを意味します。
担当者だけの考え方、やり方だけで新入社員教育をさせるのはおすすめできません。
担当者が体調不良で欠勤した場合、教育にも支障が出ます。
どこまで教育したのか確認するために休みをとった担当者へ電話をしなければならないかもしれません。
その日の教育はいったんストップして、適当に雑用を任せるケースになることもあります。
日頃から教育内容や進捗状況を上司や同僚を共有して、誰にでもわかるようにしておく必要があります。
欠勤など突発的なアクシデントも対応できます。
任せきりにせず上司が一緒になって教えてあげる姿勢が、モチベーションを保つ意味でも重要。
一緒に行動してくれない上司に魅力は感じません。
他人事にしないことです。
1人でやるより、チームでやるほうが効率的、効果的です。
結果的に時間を大切にすることにつながるのです。
仕事は楽しい?法人営業のコツは?
「楽しい」と思ったことはなし
ただ目の前の仕事を夢中で取り組みました。
「没頭」という表現がしっくりきます。
「同期に負けたくない」という気持ちもありました。
嫌味な上司もいましたが「会社に行きたくない」と思ったことはありませんでした。
営業ではなく、デリバリーの毎日
デリバリーばかりだったので、仕事を取るコツも何も意識したことがありませんでした。
ノルマもなく、ひたすら国内手配とデリバリーの毎日です。
「それはそれで良かったかな」と振り返って思いますね。
» 旅行会社の法人営業の仕事内容【デメリットと魅力を実体験から語る】
旅行業務取扱管理者の資格取得は難しい?
国家資格なので難しいですが、きちんと勉強すれば受かります。
国内旅行業務取扱管理者は1年目、総合旅行業務取扱管理者は3年目に取得しました。
独学です。
必要勉強時間は200時間と言われていますので、朝5時に起きて参考書と問題集を繰り返しました。
テキストは欲張らず1冊を極めました。
7周目になる頃には自信がついてきました。
結婚相手として旅行会社の正社員はおすすめ?
おすすめしません。
中小企業の旅行会社はハードです。
給与も低いし、土日出勤(無給)もありました。
添乗や出張で家を不在にしがちです。
ただ添乗の下見扱いでホテルに安く泊まれることもあるので「安く」旅行ができるのはメリットです。
旅行業界を目指す人へ、身体を大事に
30代は1番仕事ができる時期です。
30代をどう過ごすかで、40代が変わってきます。
仕事ができる時期は無理しがちです。
「気づいたときはもう手遅れ」にならないよう、自分を大事にしていきましょう。
健康第一、壊れてからでは遅い
旅行業界を目指す人へ、経験から伝えたいこと。
身体だけは大事にしてください。
健康第一です。
一度、心を壊すと元に戻るのに時間がかかります。
回復したとしても、それは既に別の何かです。
もともとの心ではありません。
実体験からお伝えしています。
難しいのは「心の疲労」は目に見えないことです。
そんなときは「体の声」に耳を傾けてください。
何かしらのメッセージを発しています。
身体だけは大事にしてください。
バランスが取れないことが辛い
中規模・旅行会社の法人営業職からの視点ですが、大変だったことは「バランスが取れない」ことです。
- クレーマー
- パワハラ上司
- 労働組合の活動
- 残業しても終わらない仕事量
バランスが取れないと、歯車が狂い出します。
壊れた歯車では、一人で手に終えません。
- 頑張らない
- 無理しない
- 一人で抱えない
大事です。
身体が壊れていく経緯
日記に書きとめた言葉を参考にしています。
入社13年目、35歳の2月から少しずつ狂いだしました。
- 2012年9月:労働組合の執行委員になり、めちゃくちゃ忙しくなる
- 2013年2月:うつ気味になる(回復するのに1ヶ月かかっている)
- 2014年4月:うつ気味になる
- 2014年9月:クレームの嵐
- 2014年10月:クレームの嵐
- 2014年11月:泊まり込みで仕事をするが終わらず、クレーム(土曜日に土下座しにいく)
- 2014年12月:またクレームで、多忙すぎる
- 2015年1月:年末年始の個人旅行で大クレーム。完全にボロボロ。土日出勤。うつで半休3回。ストレス解消にスナック
- 2015年2月:「辛い、辛い。辞めたい泣」と日記に書いてある。当時の自分を抱きしめてあげたい
- 2015年3月:うつ気味になる
- 2015年4月:クレームが原因で他部署に飛ばされる(担当企業の9割を取られる)地獄絵図、うつ気味になる
- 2015年6月:絶不調。うつ気味になる。気分転換の必要性を感じる
- 2015年7月:心療内科に2回行く。うつ病ではないが、うつ気味
- 2015年8月:「辞めたい、辛い」パワハラ上司のプレッシャーでうつ気味になる
- 2015年9月:「疲れた」
- 2015年10月:他部署に異動で救われる
- 2015年11月:「やっと勉強できるようになってきた、朝起きられるようになってきた」と日記に書いてある。回復してきた様子
- 2017年4月:担当企業の変更と、先輩のパワハラ、クレーマーに消耗
- 2017年6月:慢性蕁麻疹を発症
- 2018年12月:2ヶ月の有給休暇
- 2018年2月:休職
- 2020年12月:退職
2014年後半は仕事が忙しすぎて、1人で回し切れず、ミスが続きクレームの連続です。
2015年4月の異動で瀕死の状態になり、10月に異動で救われました。
いったん、生き延びたのです。
2016年、2017年、最後は2018年休職まで激動が続きます。
3つの教訓
- 仕事はどんどんふるべき
- 休みの日に仕事はしない
- バランスが崩れる前、疲れる前に休む
当時も頭ではわかっていながら、目の前の仕事に翻弄され続けました。
泣きたくても泣けず、歯を食いしばり続けた当時の自分を抱きしめてあげたいです。
本記事の目的は、ムダな道筋をできるだけ減らすことです。
致命傷になった人の人生は終わります。
たくさんトライし、たくさん失敗し、かつ再起不能にならないようにします。
体と心だけは、壊さないで欲しいです。
以上です。
P.S. 私はまだ終わっていません。旅行会社は自分を成長させる仕事です。