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客室乗務員との英会話シーン【飲み物や食事の注文/質問やリクエスト】

2019年10月18日

客室乗務員との英会話シーン【飲み物や食事の注文/質問やリクエスト】
  • 添乗員として英語を使うシーンを知りたい
  • 客室乗務員との英会話は何を話しているのだろう

この記事はそんな方へ向けて書いています。

本記事では、添乗員のための英会話として、客室乗務員との会話シーンを解説します。
この記事を読むことで、客室乗務員との英会話が理解できます。

なお英文は「ツアーコンダクターの英会話」のまとめです。

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、営業×手配×添乗
  • 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者、英検2級、TOEIC540点
  • 添乗経験:国内・海外計100本ほどで、一般団体・教育旅行・視察旅行

上記の英語力でもなんとかなります。
英文を20回音読したものです。

客室乗務員との英会話シーン【飲み物や食事の注文/質問やリクエスト】

客室乗務員との英会話シーン【飲み物や食事の注文/質問やリクエスト】

機内食はメニューが決まっている場合が多いです。
航空会社によ理、肉、魚、鶏などから選択できます。
英語のわからないお客さまには、添乗員が代わりに注文をとってあげるなどのアシストが必要です。
原則としてソフトドリンク類はすべて無料ですが、アルコール類は有料の航空会社もあります(アメリカン航空など)
航空会社で異なりますので、事前に確認または客室乗務員に確認しておきましょう。

1.飲み物や食事の注文

T=Tour conductor  C=Cabin attendant

C:Would you like to have a drink?
T:Yes, I'll have a Scotch, please.
C:How would like your Scotch, sir?
T:Give me /a Scotch and water(on the rocks/straight), please.

① would you like〜=「〜はいかがですか」と聞くときの決まり文句。Would you like care for〜ともいいます。
② How would like your〜=〜はどのようにしますか。スコッチの入れ方を聞いているのです。
③ a Scotch and water=水割り。強い酒を氷や他のもので割る場合は、andを間に入れます。
④ on the rocks=英語でいう場合は、rocksと「s」をつけます。

【訳】
C:お飲みものはいかがですか?
T:はい、スコッチをお願いします。
C:スコッチはどのようにしますか?
T:水割り(オンザロック/ストレート)にしてください。

基本的な会話ですが、ウイスキーの飲み方の英語表現は覚えておいて損はありません。

C:Which would you prefer, fish or chicken?
T:Fish, please.
C:Certainly, sir. I'll be back in a few minute.
T:Excuse me. Could you get this lady another dry martini?
C:All right, sir. Just a minute, please.
T:This lady has dropped her fork. Would you give her a clean one?
C:Yes,sir. Wait a moment. I'll bring it right away.

① Which would you prefer〜or=〜か〜かのどちらが好きですか。2つのうちから、どちらかを選ばせるときの決まり文句。
② Excuse me=すみませんが。この場合、stewardessとかMissなどと呼びかけることは避けましょう。
③ Could you get(give) this lady〜=この婦人に〜をあげてください。客室乗務員にものを頼むときの重宝な言い方。
④ this lady=こちらの婦人が。本人を前にしてthis girlとかthis manなどの表現は避けましょう。
⑤ right away=すぐに。at onceと同じ。

【訳】
C:とり肉と魚では、どちらがよろしいですか?
T:魚にしてください。
C:はい。すぐに持ってまいります。
T:すみませんが、この婦人にドライマティーニのお代わりをお願いできますか?
C:はい。少々お待ちください。
T:この婦人がフォークを落としてしまいました。きれいなのをいただけませんか?
C:承知しました。少しお待ちください。すぐにお持ちいたします。

決まり文句です。
would you〜、could you〜はよく使う丁寧な表現ですね。

2.飲み物リストの例

Bar Tariff

International and Domestic Services
Drinks are complimentary on all services except in Economy Class on flights to and from the continent of Europe.
Bar services are not available in the Economy Cabin on some of the shorter flights to and from the Continent of Europe.

WINE 1/4 bottle
Red and White
Champagne
SPIRITS Miniature
American, Canadian, Irish Whiskey & Campari
Scotch Whisky, Gin, Vodka, Cognac & Rum
LIQUEURS
Cointreau, Drambuie, Coffee Liqueur
VERMOUTH
Dry or Sweet
SHERRY
BEER/LAGER Can
ALL SOFT DRINKS

  • SPIRITSはwhisky, brandy, gin, rum, vodka(ウオッカ)などの蒸留酒で、アルコール含有度が40%を越すもの
  • Cointreau(コアントロ)、Drambuie(ドラムブイ)は極上ワイン
  • VERMOUTHはドイツ語「ニガヨモギ」の意味から。白ワインにさまざまな薬草の風味を加えたもので、フランス(辛口)とイタリア(甘口)が主生産国
  • omplimentaryは無料

一通り目を通しておきましょう。

3.機内でよく使う質問・リクエストの例(毛布や枕を頼む)

C:Excuse me. Could you give this gentleman an extra blanket and one more pillow, please.
T:I'm sorry. There aren't any available at the moment.
As you see, the flight is fully booked.
I'll bring it to him as soon as I find one.

① There aren't any available=ぜんぜん入手できない
② the flight is fully booked=予約で満席です。the flight is filled to capacity または、単にfullともいえます。

【訳】
T:すみませんが、こちらの男性に余分の毛布ともう1つの枕をお願いしたいのですが。
C:すみません。今のところまったく見当たりません。ご覧の通り飛行機は満席ですので見つけ次第お持ちいたします。

フライトにより人数分の毛布や枕はありませんので、添乗員はお客さまの分だけ早めに手配しておくことも大事です。
毛布や枕の単語を入れ替えれば、他のシーンでも使えます。

4.到着時間、時差を聞く

T:Is JL421 on time?
C:It's half an hour late, sir.
T:How much longer until we get to London?
C:It'll be another 5 hours.
T:What's the time difference between Tokyo and London?
C:It's 8 hours. London is 8 hours behind.

① on time=予定通り。on scheduleも同じ。
② How much longer until we get to=〜まであともう何時間ですか。到着までの所要時間を聞く便利な用法。
③ time difference=時差。時差ボケはjet lag。
④ London is 8 hours behind=ロンドンが8時間遅れ。進んでいる場合はaheadを使います。Brisbane is one hour ahead of Japan. ブリスべーン(オーストラリア)は日本より1時間進んでいます。

【訳】
T:JL 421便は予定通り進んでいますか?
C:30分遅れています。
T:ロンドンまで、あとどのくらい時間がかかりますか?
C:もうあと5時間です。
T:東京とロンドンとの間の時差は何時間ありますか?
C:8時間です。ロンドンが8時間遅れています。

時差ボケは「jet lag」です。

5.薬を客室乗務員に頼む

T:The lady in the rear cabin doesn't feel well.
She says she feels feverish.
Could you get her some medicine?
C:All right. I'll give her some medicine.
T:The gentleman in front seems airsick.
He says he feels like vomiting.
Please, get him some airsick medicine and an extra airsick bag?
C:Sure, I'll be back in a few minutes.

① The lady in the rear cabin doesn't feel well=具合が悪い。feel sickも使えます。
② feels feverish=熱っぽい。
③ airsick=飛行機酔い。船酔いはseasick。
④ feel like vomiting=吐きたい感じ、吐きそうですの意味。vomitは口語的表現ではblow upともいえます。
⑤ airsick bag=防水された乗り物酔い用の紙袋。

【訳】
T:後部客席の女性が気分が悪くなり、熱があると言っています。何か薬をいただけませんか?
C:はい、すぐ薬をお持ちいたします。
T:前の座席の男性が飛行機酔いになったようです。吐き気がするそうです。どうか酔い止め薬と、乗り物酔い用の紙袋をお願いしたいのですが?
C:はい、すぐお持ちいたします。

気分の悪いお客さまがいたら、薬をもらい助けてあげましょう。

まとめ:客室乗務員との英会話シーン

客室乗務員との英会話

客室乗務員は添乗員の大切な味方です。

上手にコミュニケーションをとり、協力してもらいます。

以上です。

P.S. シーンごとの英語を理解しよう。

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