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リーバイス501のシュリンクトゥフィットとは【縮み率/洗い方】

2020年4月24日

リーバイス501のシュリンクトゥフィットとは【縮み率/洗い方】
  • リーバイス501・シュリンクトゥフィットについて知りたい

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

  • シュリンクトゥフィットについて
  • シュリンクトゥフィットの縮み率
  • 洗うタイミングや洗い方、干し方、おすすめ洗剤

 本記事の信頼性

リーバイス501にはリジッド(未洗い)のデニムがあり「シュリンクトゥフィット」と呼ばれています。

シュリンクトゥフィットは洗うと縮みます。
そのためサイズ選びに迷ったり、間違ったサイズを購入したり、時間とお金を無駄にしてしまうケースもあります。

本記事は、リーバイス501の特徴「シュリンクトゥフィット」の解説です。
この記事を読むことで、リーバイスのこだわりの「シュリンクトゥフィット」がわかり、サイズ選びの失敗が無くなります。

「シュリンクトゥフィット」こそ企業理念です。

 米国製リーバイス501・シュリンクトゥフィット

米国製シュリンクトゥフィットは、少ないですが「Amazon」にも在庫はあります。

リーバイス501のシュリンクトゥフィットとは【特徴、こだわりの理由】

リーバイス501シュリンクトゥフィット

フラッシャーにSHRINK-TO-FITと記載

デニム用語については「【保存版】デニム用語辞典の完全ガイド【268単語+写真例付き】」にまとめています。

シュリンクトゥフィットとは、デニムを自分で育てること

未洗いなので、まさにデニムを自分でイチから育て上げる感覚が好まれています。

リーバイス501のリジッド(未洗い)は「シュリンクトゥフィット」と呼ばれています。

「シュリンクトゥフィット」は洗うと縮みます。
縮んで体にフィットさせる生デニムなのです。

「縮むからサイズ選びが難しそう」という意見もあるかもしれません。
私も中学生の頃に「なんて面倒臭いんだ」という気持ちでした。

実際に当時の同級生は「縮み率」を考慮せずに買ってしまい、洗濯後、縮んでキツくなってしまいました。

ただサイズ選びさえ間違わなければ、自分だけのデニムです。
501の歴史から長年続いている最大の特徴「シュリンクトゥフィット」なのです。

リーバイス501と言えば「シュリンクトゥフィット」以外、考えられません。

リーバイス501がシュリンクトゥフィットにこだわる理由は、自分だけのジーンズにできるから

10人が履いたら、10着とも違う501になる。

リーバイスはこのことにこだわり、価値を見い出していました。

この価値の前には、開け閉めの面倒な「ボタンフライ」は取るに足らない問題だったのです。
「シュリンクトゥフィット」がいちばんのウリです。
企業理念です。

洗って、縮めて、自分だけのジーンズにする。

十人十色の色落ち、ヒゲ・アタリのつき具合、シルエットなど、シュリンクトゥフィットだからこそできる作品なのです。

ただアメリカ東部の人たちには「シュリンクトゥフィット」や「ボタンフライ」は受け入れられませんでした。
「履きにくい、面倒」だったのです。
シュリンクトゥフィットのデニムにジッパーをつけると、縮んでジッパーがかみ合わなくなるため、防縮加工のデニムにジッパーをつけた501ZXXが1962年に発売されました。
1967年には、やや細身の505とし、ついに東部の人たちにも受け入れられたのです。

「シュリンクトゥフィット」「ボタンフライ」にこだわり続けるリーバイスです。
シュリンクトゥフィットがなければ、501ではないのです。

リジッドは1〜2インチ大きめのサイズを

結論は、実際にリジッド を履いてみて「1〜2インチ大きめを購入する」です。

 リジッドのサイズ選びで失敗しない方法

ライトオンやリーバイスストアなどの店頭で、防縮加工してあるものを試し履きすることです。
たとえば、防縮加工してある「リンス」のウエスト32インチでジャストサイズの場合「リジッド」のウエスト32インチを購入すればいいのです。

私の所有しているジーンズの洗濯後の実寸ウエストは、以下です。

  • 「MADE IN THE USA」シリーズ・ビッグEモデル ウエスト表記 W32 → 洗濯後92センチ
  • 赤耳前期 ウエスト表記 W33 → 84.5センチ
  • 66後期 ウエスト表記 W33 → 84センチ
  • 66前期 ウエスト表記 W33 → 87.5センチ

「MADE IN THE USA」シリーズは1インチしか縮まなかったです。

赤耳前期、66後期はリジッドから2インチ縮みましたが、66前期はリジッドから1インチしか縮まないです。

上記では66前期のみ「縮み率8%」なので当然の結果です。

おすすめは米国製

「リジッド」ならなんでもいいと思いますが、強いて言えば米国製です。

店頭で発売されている「MADE IN THE USA」シリーズ(ビッグEモデル)は「米国製」ですが、タグを見ると「生地は輸入」と書いてあります。

生地を他の国で輸入して、縫製のみ米国内でしているのです。

そこまでこだらない方は現行の米国製で良いですが「縫製も米国がいい」というこだわりのある方は「ホワイトオーク工場製」がアメリカらしさが残っていて良いです。

公式サイトで「MADE IN THE USA」で検索するとチェックできます。
Amazonでは「リーバイス 米国製 リジッド」で検索するとヒットします。

過去のレギュラーなどは「OR」と書かれたものが「リジッド」です(下記写真)
現行の「MADE IN THE USA」シリーズのビッグEモデルは「リジッド」とは言わず「ツーホースブルー」と表記されています。

リーバイス501シュリンクトゥフィット

タグについた「OR」がリジッドを意味しています。

あらかじめ洗ってあるデニムもある

あらかじめ防縮加工してあるもの(プリ・シュランク)は、洗濯してもほとんど縮みません。

サイズ選びで失敗したくない方は、防縮加工してある「リンス」などでも良いです。

ただしつこいですが、一から育てるなら「リジッド1択」です。
防縮加工してあるものは、リーバイス501とは呼べないからです。

リーバイス501・シュリンクトゥフィットの洗い方、タイミング、干し方、おすすめ洗剤、購入方法

リーバイス501シュリンクトゥフィット

ホワイトオーク工場・米国製の501のシュリンクトゥフィット

ジーンズを履いて、お風呂に入って縮めるの?

やったことがないのでわかりません。

体験談はブログ「私のリーバイス」の「お風呂に入って縮め、穿いたまま乾かす501シュリンクトゥフィット体験談」でわかります。

要点をまとめます。

わかったこと、失敗点

  • ウエストジャストサイズの場合が適している。サイズ大きめの場合、穿いてお風呂に入る効果は低い
  • 穿きながら乾かすのも、体とジーンズのサイズ差があまりない場合のほうが適している
  • 屈伸は避ける(縮んだ部分が伸びて戻ってしまうので)。サイズがぴったりか、きつめであれば効果的

「リジッドで洗ったらサイズがキツくなりそう」なときは、履いたまま入浴して縮めるのが良さそうです。
まさに「体を使って、ジーンズを縮める」という体験が楽しめます。

リジッドを洗濯するタイミングは、汚れや匂いが気になったらでOK

「汚れや匂いが気になったら」です。

洗濯の目安

  • 週5回以上、履いている方であれば「月1回」
  • 週3回、履いている方であれば「2ヶ月に1回」
  • 週末だけ履いている方であれば「3ヶ月に1回」

ただ原宿のヴィンテージショップ「フェイクα」の店長から「リジッドの1回目の洗濯は半年は洗わないほうが良い色落ちが期待できる」とアドバイスを受けたことがあります。

実際に「66前期」で試してみたら「まあまあ良かった」です。
»リーバイス501・66前期【1974年製デッドストックの色落ち/相場】

1回目の洗濯はできるだけガマンしたほうが良いと感じます。

ただし、皮脂や汚れは生地を痛め、破れやすくする原因です。
汚れがひどいようであれば、早めに洗ったほうが良いです。

後述に「リジッド を1年間毎日履いて洗濯するとどうなるか」の動画を掲載しています。

おすすめ洗剤は「サムライ雷石けん」

個値段も安く、蛍光増白剤などの添加物が入っていない「サムライ雷石けん」が良いと、感じています。

 1998年に大阪で始まったサムライジーンズプロデュースのデニム用粉石けん

  • 蛍光増白剤などの添加物なし
  • 大豆油が原料で生地に負担を与えず、汚れは落とします

ただ基本的に「水洗い」で十分です。

しかしひどい汚れや匂いが気になるときだけ「ジーンズ専用洗剤」を使えばいいのです。

ジーンズ専用洗剤は「【比較】デニム専用洗剤おすすめ10選まとめ【ジーンズ歴34年】」解説しています。
蛍光剤入り洗剤で洗うと色落ちが進んでしまうので、ご注意ください。

洗い方、干し方の参照記事

詳しくは「ジーンズの洗い方、干し方、リペアをQ&A形式で解説【動画4本】」で解説しています。

リーバイスストアやライトオンでも入手可能

リーバイスストアやライトオンなどの店頭、またはオンラインで購入できます。

オークションでは、サイズも細かく記載されています。
Used商品のサイズを確認しておくと、リジッドのサイズ選びに役立ちます。

 ジーンズメイトについて

Jeans mate」でもオンライン販売しています。50%オフのリーバイスもありますが、米国製の取り扱いは無いです。

まとめ:リーバイス501を買うならシュリンクトゥフィット1択

リーバイス501シュリンクトゥフィット

左から501(ホワイトオーク製)、501レギュラー(1993年モデル)

「シュリンクトゥフィット」はリーバイスです。

誕生からこだわり続けたリーバイス501の歴史を感じながら、自分だけのジーンズを育てる喜びを感じられます。

「リーバイスの歴史と、ライフスタイル」が交差する瞬間が、ファーストウォッシュです。

ドキドキするリーバイス501を楽しめます。

未洗いの「1993年レギュラーモデルとホワイトオーク製のレギュラー」を下記にまとめました。

以上です。

P.S. リーバイスのこだわり「シュリンクトゥフィット」を楽しみます。

 参考

関連記事【リーバイス501】USA製おすすめ完全マップ【年代別まとめ】
関連記事リーバイスの歴史を完全まとめ【501の年代別シルエットも写真で】

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