親愛なる君に
- 「リーバイス501・66(ロクロク)前期の色落ちを知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
2007年に「リーバイス501・66前期のデッドストック」を原宿・フェイクαで購入しました。
66モデルには3種類あります。
・66E(ビッグイー)
・66前期
・66後期
本モデルは、1974年11月製造の「66前期」です。
本記事では、デニム歴30年の私がリーバイス501・66前期のスペック、色落ちを解説していきます。
この記事でわかること
・リーバイス501・66前期のスペック
・リーバイス501・66前期の1974年製の色落ち
66前期までをヴィンテージの範疇にする人も多いです。
本記事の信頼性
・デニム歴:1990年からリーバイスファン
・所有デニム:リーバイス501(66前期、66後期、赤耳前期、レギュラー3本)

米国製のリーバイス501の入手方法
LEVI'S 公式通販サイト
米国製のリーバイス商品は公式サイトで「アメリカ製 or made in usa」で検索すると確認できます。
✔︎ USメイドの501が入手できる
✔︎ 今すぐ着られるアイテムが最大50%OFF
✔︎「アメリカ製 または made in usa」で検索するだけ
所有のリーバイス501は下記記事で解説しています。 続きを見る 続きを見る 続きを見る 続きを見る 続きを見る
リーバイス501・MADE IN THE USA(2018)ビッグE入手【リジッドの色落ちを解説】
【リーバイス501ホワイトオーク入手】MADE IN THE USA(2017)スモールeのリジッド色落ち【未使用】
【リーバイス501レギュラー入手】1993年モデル・デッドストック(made in usa)のリジッド色落ち【未使用】
【リーバイス501赤耳前期】1983年製デッドストックを20年履き込んだ色落ちを解説
【リーバイス501・66後期】1979年製デッドストックを15年履き込んだ色落ちを解説
目次
【リーバイス501・66前期】1974年製デッドストックを13年履き込んだ色落ち【スペック】
リーバイス501・66前期のスペック
スペックは以下のとおり。
・米国製(1974年11月製造)
・紙パッチ
・ボタンフライ
・赤タブスモールe
・ストレートフィット
・セルビッジ(赤耳)
・トップボタン裏刻印6
・シルバーの打ち抜きリベット
・内側タグ(縮み率8%の表記)
・ボトムステッチ(チェーンステッチ)
・バックポケット裏(シングルステッチ)
「1969年代から1970代中期」に製造されていたものを「66前期」と呼びます。

株式公開の時代に生まれた斬新な501・66前期
1966年はリーバイスの商標登録が行われ、売上高が1億5千万ドルを超えるという激動の年。
1971年には株式公開しました。
新規事業へ参入したのも1970年代です。
1966年はリーバイスにとって、時代考証的にも重要な意味を持ち、この事由がいつしかファンの間にも浸透していき「66ロクロク」という愛称になったとされています。

リーバイス501・66前期、1974年製の色落ちを写真18枚で解説
13年ほど履き込んだ色落ちを紹介します。
前面シルエット
シルエットはストレート。
綺麗な濃淡が出ています。
サイズはW33、W32で購入。
所有している66後期のウエストもW33ですが、66前期のほうが縮まなかったです。
ウエストの実寸は、以下のとおり。
・66前期…84センチ
・66後期…87.5センチ
レングスも66後期より縮まなかったため、下図のとおり、かかとを踏んでしまっています。
同じ「縮み率8%」のデニム生地なのに不思議です。
色合いは、66前期の魅力の「タテ落ち」があります。

後面シルエット
バックポケットが若干、左右いびつです。

66後期と同じく大きめのバックポケット。
アーキュエイトステッチは「オレンジ糸」で、やや大きな曲線を描いています。

バックポケット裏縁のステッチは「シングル」になっています。
66後期は「チェーンステッチ」なので、大事な判別するポイントです。

ベルトループ。
ベルトループがつけられたのは1922年のこと。
それまではサスペンダーで吊ったり、そのまま腰で履いていました。


コインポケットは使用していませんが、座り方の癖の「アタリ」が出ています。
コインポケットの裏縁はチェーンステッチ。


裾はチェーンステッチで、サイドシームは赤耳。
赤色は残っていませんが、赤糸で縫われていました。

501の象徴、ボタンフライ。

紙パッチ
紙パッチは洗濯を繰り返すうちに、はずれてしまいました。
66後期や赤耳と同様に「CARE INSTRUCTIONS INSIDE GARMENT」と、小さい黒字の501スタンプです。

赤タブはスモールe(両面刺繍)
30年以上続いた「E」の文字が、66前期で「スモールe」に変更されました。
赤タブ自体は1936年から付けられています。

隠しリベットはありません。

トップボタン裏は「6」の数字が刻印。
66前期、66後期には「6」が刻印。
赤耳は3桁の数字ですので、トップボタン裏も見分けるときに大事なポイントです。

トップボタン裏の数字で、どこの工場で生産されたかわかります。
・6
・522
・524 エルパソ工場 テキサス州
・525
・546
・552
・553 本モデルですが、工場名は不明
・555 バレンシア工場 カルフォルニア州(2003年に閉鎖)
・575
・653
※空欄は不明。

内タグには「縮み率8%」の表記。
66前期と66後期は「縮み率8%」、赤耳は「縮み率10%」です。

内タグの裏には「11 4 6」が印字。
意味は「11月製造、1974年、工場番号6」です。
66前期はトップボタン裏が16のものもあります。


かぶせタイプの銀色のリベット。

ポケット裏です。

引き続き洗濯をしたら、色落ちを更新していきます。
ジーンズの洗い方、干し方は下記記事で解説しています。 続きを見る
ジーンズの洗い方、干し方、リペアをQ&A形式で解説【関連動画4本】
なお、ジーンズは蛍光剤入り洗剤で洗うと、こすれない部分まで白くなり色落ちが進みます。
したがって、色落ちを少しでも止めたい方は、蛍光剤入り洗剤で洗うのは避けたほうが良いです。
「水洗い」または「ジーンズ専用洗剤」がおすすめです。 続きを見る
【比較】ジーンズ専用のおすすめ洗剤10選【デニム歴30年が解説】
Twitterの口コミ7個
Twitterの口コミ7個を引用します。
私のジーンズより良い色落ちで、タテ落ち感があります。

【奇跡の501】
ノーマンズランドさんの levis 501 70s コレクション!
「2000円で売られていた。66前期と言われるリーバイス501の70年代のもの。ここまでの色落ちは相当なはきこみと、はきこみに反比例する洗濯回数でないと、生まれない。」https://t.co/e2VTuVns6B#levis #501 #リーバイス pic.twitter.com/qRj5kP56t2
— ミューゼオ公式「鉱物コレクション特集Day✨」 (@muuseo_sns) September 21, 2019
リーバイス501 66前期、後期を洗濯してみました。
左が前期、右が後期です。
後期のコインポケットから、ピックが出てきました。
ミュージシャンが履いていたのかな?#リーバイス
#501 pic.twitter.com/ZXzXzG2GfA— Teluie (@fomalhaut44444) February 3, 2019
最近購入したリーバイス501 66前期👖
買った時、耳が閉じてたから軽く洗って耳開けた。
これから楽しめる色残りでガンガン穿いていきたいです!!
赤耳もステッチが二本入ってるってとこは不思議やけど、なぜかこういうのすごく好き。 pic.twitter.com/5GJ3oTGwbT— Deepred-ZUN®︎ (@DeepredKZ4869) February 8, 2018
vintage
”levis” 501
66前期
¥24800+taxビンテージ定番の
リーバイス501今回は
その中でも価値高騰中の
501 66前期のご紹介です。色残り抜群
裾フリンジなどのデザイン性。更にはモードにも落ちるワイドシルエット。
当店ならではの一捻り効いた
至極のビンテージ。 pic.twitter.com/UHHl2NEFG0— OTSU (@OTSUkoenji) November 28, 2017
古着屋で、マイサイズのワンウオッシュヴィンテージジーンズを見つけたら、一期一会の出逢いだと思いなさい!
Levi's501 66前期 使用前使用後の写真です。 pic.twitter.com/jiIkylMJs9— ファッションオヤジの小言 (@fashionoyaji) September 24, 2018
根性履き中の66前期👖
なかなか手強い😅 pic.twitter.com/JrN2Rb9vXv— SANGO®︎ (@gorigorihero) September 15, 2019
地道に育成中の66前期…レプリカと違ってまだまだ道のり長いな〜
#リーバイス pic.twitter.com/gIo0qsJk4D
— yaku (@yak411) August 19, 2018
リーバイス501・66前期の解説サイト3つ
66前期を解説しているサイト3つを紹介します。
» リーバイス 501 66 前期について(私のリーバイスより)
» リーバイス501 66前期モデル 最終型 1977年3月製造 6工場
» 私物のリーバイス501・66前期モデル・1974年製造(ヴィンテージジーンズ・Levi’s)のディテール解説。
関連動画3本
関連動画を3本紹介します。
古着屋パンダさんの動画は面白いです。
トップボタン裏"16"の66前期動画
【まとめ】リーバイス501・66前期を入手して、タテに落ちる色落ちを楽しもう
66前期・デッドストックは134,000円(税別)で購入しました。
15年経った今では18万円前後の値段が付いています。
66後期と比較して、66前期は「タテ落ち」するので人気が高いです。
リーバイス501・66前期のデッドストックは、以前、原宿『バナナボート』『Marvin's』で在庫がありました。 続きを見る
興味のある方は、下記記事をご参考ください。
【厳選11店】ヴィンテージショップガイド【東京都内おすすめ古着屋まとめ】
リーバイス501・66前期はオークションにも出品されている時がありますので、チェックしてみてください。

こーいちより
P.S. リーバイス501・66前期の色落ちを楽しもう。
米国製のリーバイス501の入手方法
LEVI'S 公式通販サイト
米国製のリーバイス商品は公式サイトで「アメリカ製 or made in usa」で検索すると確認できます。
✔︎ USメイドの501が入手できる
✔︎ 今すぐ着られるアイテムが最大50%OFF
✔︎「アメリカ製 または made in usa」で検索するだけ
ジーンズの歴史がわかる本
デニム好きな方へおすすめ本
リーバイス501の歴史から魅力まで網羅した本
» リーバイスの歴史を徹底網羅【デニム歴30年が解説】
ヴィンテージ501の写真が楽しめる本
✔︎ 本書はKindle Unlimitedで無料で読めます。
✔︎ 無料期間中(30日)に解約すれば、お金はかかりません。
» Kindle Unlimitedの無料体験はこちら(いつでも解約可能)
関連記事【厳選7店】東京のおすすめメンズ・セレクトショップまとめ【極上のアメリカ製】
関連記事【リーバイス501】Made in USA・アメリカ製おすすめ完全マップ【レギュラーから66前期まで年代別まとめ】