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【書評】『会社を辞めようかなと思ったら読む本』辞めたいときに成長

2019年1月28日

【書評】『会社を辞めようかなと思ったら読む本』辞めたいときに成長

会社を辞める、辞めないって重要な決断で、今だに自分も悩んでいます。

正直サッサと辞めたいのだけれど、色々なことを考え出すとブレーキがかかってしまうんだよね。
そんな気持ちの人ってたくさんいると思うよ。

本記事で紹介する本は「会社を辞めたい」と思っている人たちの背中を押す本ではありません。

いろんな道があるよと教えてくれる本です。
元気が出る本です。

中谷彰宏さんの著作『会社を辞めようかなと思ったら読む本』を解説していきます。

【書評】『会社を辞めようかなと思ったら読む本』辞めたいときに成長

【書評】『会社を辞めようかなと思ったら読む本』辞めたいときに成長

本書は以下のような人たちのために書かれています。

  1. 上司の理不尽さに、ふりまわされている人
  2. 自分のこの先が、見えなくなってしまっている人
  3. へこんでいる人に、希望を与えたい人

このような悩みが一つでもあれば、読む価値はあります。
無ければ、価値はありません。

『会社を辞めようかなと思ったら読む本』のグッときたところ5つ

早速、心に響いた箇所を5ヶ所、引用しながら紹介していきます。

理不尽さが人間を魅力的にする。

毎日、毎日、会社って本当に理不尽だらけだよね。
なんで自分がこれをやるのとか、意味不明な指示、無駄な会議、お客さまにも上司にも部下にも毎日理不尽なことを言われているよね。
理不尽の食べ放題、ブッフェ、嵐とはよく言ったもので、本当に食べきれません。

職業の中で一番サラリーマンが辛くて、偉いんじゃないかと思うよ。
会社って本当に人間が鍛えられ、勉強もでき、しかもお金までもらえるという、すごい施設。
お金を払わなきゃいけないくらいだよ。
中には自分のように体や心を壊す人も出てくるくらい(笑)
出家する必要もないくらいサラリーマンって本当に人間が鍛えられるよね。
人間的に魅力的になることができ、成長することができる、サラリーマンも捨てたもんじゃないと本書では述べれています。
こんなに魅力的になれるなら合コンでモテないわけがないはずなんだけどなぁ。。。。。
実際はそんなモテることもない(笑)
もう同じ会社で18年も働いてしまったよ。

ピンチを楽しむ。

サラリーマンをやっていると、「もうダメだ」と思うようなことってたくさんあるよね。
月曜の朝からクレームの連絡をもらうと、もうその日は潰れた感じがするよ。
そんなピンチな時は楽しもう、「他にもクレームないですか」「もっと教えて下さい」「何かお気づきの点はないですか。隠さないで言って下さい。もっとあるはずです。明日電話しますからもっと言って下さい」って返してイニシアチブを取ろうって書いてある。

クレームを言われている時に、なかなかそんな余裕はないかもしれなけれど、次のクレームに備えてこの言葉を胸にしまっておこう。
クレームが来たら、言ってやろう。
ピンチとどう付き合っていくか、考えていこう。

成功は仕事を通して自分が成長すること。

成功より成長。

中谷彰宏さんの著作では、いたるところで目にする言葉です。
仕事を通して、自分を磨くこと、成長することが目的。
仕事は「磨き粉」と何度も述べられています。

サラリーマンは毎日修行です。

毎日の収穫を意識して「昨日よりはこんなことができるようになった、この仕事はボツになったけれどこんなところが勉強になった」と感じながら進んでいく毎日。

仕事を辞めても、意識していきたいことです。
筋トレみたいに今使われている筋肉を意識しながら運動をするように、仕事をした方が得るものは多いよね。
たとえ辞めることを決めたとしても、退職日まで毎日収穫を意識して成長していく。

どんな辛いことがあっても「ここからですよ」と言えるようになりたい。

「辞めたい」と思う時は、仕事のやり方を考え直すチャンス。

結局、仕事がうまくいってないから「辞めたい」と思うことってあるよね。
大きくくくれば、人間関係も仕事がうまくいってないうちに入るでしょ。
そんな時は仕事のやり方、進め方を見直して変化させてみる。
今のやり方だとうまくいかないよと、神様が仕事を通じて教えてくれているのかもしれない。
自分を変えるか、会社を変えるか2択になるけれど、辞める前に仕事のやり方を変えてみることをおすすめするよ。
それから辞めても決して遅くはないと思う。
まず仕事を断ることも大事な選択肢の一つだよね。

「辞めたい」と思うときに、人は成長する。

本書では「辞めたい」と思うことで、自分の人生を見つめ直す、いい機会になると述べられています。
わたしももうかれこれ半年近く考えています。
「どれだけ悩んでるねん」って突っ込まれそうだけれど、じっくり悩んでいるところだよ。
半年も悩んでいるけれど、そんな自分を責めないように気をつけよう。

辞めても、辞めなくてもどちらでもOK。
どっちに転んでも人生はうまくいくようにできている。

会社を辞めたいつぶやき

社畜の会社員時代のメモ(パソコンに書き込んだもの)が残っていましたので公開します。
2018年半ばくらいの文章です。

辞表を書いていたことがわかります。

仕事を辞めたいつぶやき

今日は千葉県の東の果てにある、実家に帰ってきたよ。
午前中、仕事が終わらなくて休日出勤。
情けないよね。
もっと段取りよくやるべきなんだけどねぇ、うまくいかない。

もう布団に入って今日は寝たいけれど、毎日日記を書くのはやめたくはないから、布団の中で携帯で書いています。
そういえば昨日辞表を書いて、会社に持って行ったけれど結局勇気が出なくて出さずじまいだった。

仕事に追われたのと、周りで一緒に働いている仲間と仕事をしていると何だか悪いことをするみたいで、、、。

間違いなく迷惑をかけるだろうし、まぁ迷惑のない退職は少ないかもしれないけれど出す気にはなれなかった。
一人になってまた考えると「辞めたいなぁ、自分の望むライフスタイルで過ごしたいなぁ」と思ってしまう。

周りに影響されやすいのかなぁ。

周りの目を気にしちゃうんだろうね、、、自分の人生なのにもったいない。

何がベストなのかわからなくて、揺れっぱなしの毎日です。
迷って迷って時間がどんどんなくなっていくね。

リスクを取らないと新しいものは手に入らないことは、わかった気がするよ。

安定を捨てないとね。
決めることは捨てることだよね。

持ってるものすべてを捧げないと。

漫画ベルセルクのグリフィスのように「捧げる」と言ってしまいそうになります。

そんな勇気も決意もなく、まだ柵の中。

これまで色んな辛いことが、辞めたいと思うことがあったにもかかわらず、喉元過ぎればまた自分を押し殺して我慢しちゃってる。

そんなことを何回も負のループに入ったかのように繰り返す。

辞めたい、ふんばる、喉元すぎる、一瞬楽になる、また仕事が辛い、自分を押し殺して我慢、辞めたい、ループへ。

どっかで抜け出さないとね。
このループに慣れてきてしまっているよ。

ずっと鉄棒にぶらさがってガマンしている状態。

気付いた時には失った時間の重みに気づいて、後悔と言い訳の日々。

そんなのどう考えてもやだよね。
体も心も嫌がっているのに、なぜ辞めない?

文章はここまでです。
ずっと会社を辞められませんでした。

このあとは以下のとおり。

  • 2018年12月から有給2ヶ月消化
  • 2019年2月から休職(1年半、傷病手当金をもらう)
  • 2020年12月に退職(退職金をもらう)
  • 2021年1月から失業手当120日分をもらう
  • 2021年5月にコロナのため失業手当60日自動延長でもらう
  • 2021年6月にWebデザインの職業訓練6ヶ月コースに通い、12月に修了(※職業訓練給付金60万円を受給)

すべて退職する前はわからなかったことです。
退職してから、入ってきたものです。

手放さないと入ってきません。
踏み出さないと道があるかは、わからないのです。

インディジョーンズ最後の聖戦の3つの試練みたいに。

以上です。

P.S. 一歩だけ踏み出そう。

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