- 「肝臓が不調のせいか、体がだるい」
- 「肝臓不調が引き起こす病気を知りたい」
- 「若々しく、健康的なカラダを手に入れたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
・肝臓不調が引き起こす4つの病気
・肝臓不調のサイン、症状
・肝臓不調のチェックリスト
本記事の信頼性
・医学博士「大山 良徳」先生監修の『GOOG Life』より抜粋
・参考図書:『肝機能を自力で高める最強療法』
肝臓のトラブルは初期では症状が出にくいです。
自覚症状が現れるころには、症状が進んでいる可能性があります。
早期発見が重要です。
本記事では、肝臓が不調になるとどんな病気になるのか、勉強したことをまとめています。
この記事を読むことで、肝臓不調による4つの病気、肝臓不調のサイン症状、チェックリストがわかります。
ちなみに、肝臓はカラダの中で一番思い臓器(1.2〜1.5kg)。
3,000億個の肝細胞があり、その中で働く酵素は2,000種以上。
肝臓が元気でなければ、全身の元気はありえないのです。
なお肝臓の主な働きについては、【5分でわかる】肝機能を高める3つのコツ【食べ物、飲み物、サプリ7選】で解説しています。
肝臓は軽視できない重要器官です。
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Contents
【知っておくべき】肝臓が不調になると4つの病気につながる
肝臓の機能低下で引き起こす4つの病気
以下のとおり。
1.脂肪肝
2.肝硬変
3.肝炎
4.肝臓がん
1.脂肪肝
肝細胞に中性脂肪がたまっている状態。
原因は以下の生活習慣です。
・食べ過ぎ
・飲み過ぎ
・運動不足
アルコール性の脂肪肝は「肝硬変」に進行することもあります。
2.肝硬変
慢性的な肝臓の炎症により、硬い繊維組織がつくられた状態。
肝硬変になると元に戻すことが難しく、合併症、ウイルス感染などのが起こり、「肝臓がん」を発症しやすくなります。
3.肝炎
何らかの原因で肝臓に炎症が起こった状態。
短期間で悪化したものを「激症肝炎」といいます。
日本ではA型・B型のウイルス性によるものが多く、肝硬変や肝臓がんへ移行する危険性もあります。
4.肝臓がん
ウイルス性肝炎が悪化したものと、他から転移したものがあります。
初期では気づきにくく、進行してからしこりや圧迫感として感じることもあります。
肝臓不調のサイン、症状
肝臓の代謝機能低下の可能性がある3つのサイン
以下の症状は、肝臓の代謝機能が低下しているサインかもしれません。
1.体がだるい
2.足のむくみ
3.産後、疲労が抜けない
1.体がだるい
「なんとなく体がだるい」のサインを無視して、日常生活を送ってしまいがちです。
ただ、やたらと疲れやすく、だるさが抜けない場合は注意です。
2.足のむくみ
夕方に足がむくむのは生理現象。
しかし、一晩寝てもむくみが取れず、改善されない場合は注意です。
軽く考えないほうが良いです。
3.産後、疲労が抜けない
肝臓にはエストロゲン(女性ホルモン)を調整する働きがあります。
出産によりエストロゲンが急激に増加するため、代謝能力が落ち、肝機能の低下になる場合があります。
肝機能の低下が引き起こす症状
肝臓の働きの代表的なものに「代謝機能」があります。
代謝とは?
肝臓が体の中に入った食物からの栄養素を体に役立つ形に変えて全身に送り出したり、栄養素を必要とするまで蓄えたりする働きのこと。
代謝機能が弱ると、体にエネルギーが行き渡らなくなります。
以下の肝機能低下のサインを発します。
・だるさ
・むくみ
さらに進行すると以下のとおり。
・急性肝炎
・肝硬変
肝機能低下でさまざまな症状が起こるのですね。
肩こり、冷え性も
肝臓の代謝機能がうまくいかず、血液のめぐりが悪くなり、肩こりや冷え性につながります。
肝臓不調のチェックリスト
肝臓の健康度をはかるチェックリスト
・胃がもたれやすい
・足がむくみやすい
・足が重くてだるい
・体重が急激に減った
・手の平が黄色っぽい
・熟睡が十分にできない
・手足がいつも冷えている
・手や足の裏に汗をかきやすい
・イライラして怒りっぽくなった
・少し食べただけで胃が張って苦しい
・首筋から前の胸にかけて赤味がある
・疲れやすく、なかなか疲れが取れない
熟睡できてないですね。
書籍『肝機能がみるみるよくなる100のコツ』のチェックリストは以下のとおり。
合計点数で症状がわかります。
ちなみに、ブロッコリーの成分「スルフォラファン」が肝機能マーカー(ALT値)を下げる働きがあります。
カゴメ株式会社から日本初のスルフォラファンサプリメントが出ていますので、興味のある方はチェックしてみてください。
「スルフォラファン」で肝臓ケア。詳しくはこちら。
なおブロッコリーのデメリット、栄養効能は下記記事にまとめています。
» ブロッコリーの2つのデメリット【栄養・効能/ダイエットにも効果的】
肝臓とアルコールの関係について
肝臓はアルコールを分解する器官です。
肝臓がアルコールを1時間に処理できる能力
肝臓がアルコールを分解する時間は、1時間に4分の1合です。
3合飲むと12時間稼働することになります。
二日酔いになるわけですね。
肝臓がアルコール分解の正常範囲を超えると
多量のアルコールが入ってくると、肝臓はアルコールを無毒化するまで長時間処理を続けます。
処理に追われてしまい、生成した中性脂肪が貯まってしまいます。
処理能力を超える飲酒とは
・男性 → 1日に約2合
・女性 → 1日に約1合
※ 日本酒換算
肝臓内の中性脂肪が30%以上になると「脂肪肝」の状態になります。
アルコールを分解する酵素を持つ人、持たない人
遺伝や人種でどのくらい酵素を持っているかで決まります。
以下のとおり。
・AA型 → お酒が飲めない下戸タイプ。モンゴロイドにのみ約5%存在
・AG型 → 酒に弱いタイプ。モンゴロイドにのみ約45%存在
・GG型 → 酒に強いタイプ。コーカソイド(白人種)・ネグロイド(黒人種)はほぼすべてこのタイプ
日本人(モンゴロイド)の約半数はお酒が弱い、または飲めない人です。
白人、黒人はほとんどがお酒に強いタイプです。
NASHとは?
アルコールを飲まなくても発症する肝炎です。
第3の肝臓病と言われる非アルコール性脂肪肝「NASH」。
カロリー過多な食事や肥満などで脂肪肝が進行してしまったというケースで女性にも多く見られています。
コレステロールや中性脂肪との関係
肝臓の中性脂肪が30%以上で脂肪肝
肝臓にはコレステロールを作る働きと、分解して排出する機能もあります。
・健康な肝臓の中性脂肪は3〜5%
・中性脂肪30%以上になると脂肪肝
何かの要因で肝臓の働きが崩れるとコレステロールや中性脂肪が高くなります。
いずれは「脂肪肝」になる場合もあります。
脂肪肝は肝臓の中に脂肪が入り込んでいる状態。
肝細胞の機能低下の原因になります。
コレステロール値の目安
以下のとおり。
✔︎ GOT
肝臓のほか心臓や手足の筋肉、血液の中にも存在する酵素。
肝機能の炎症度合いによって数値が高くなる。
正常値は10〜40IU/L。
✔︎ GPT
肝臓の細胞の中だけにある酵素。
GOTと同じく、肝機能の炎症度合いによって数値が高くなります。
正常値は5〜45IU/L。
数値が高くなると、脂肪肝の疑いもあります。
脂肪肝をそのままにすると心筋梗塞、狭心症に
脂肪肝は生活習慣病と言われています。
脂肪肝の主な5つの原因
1.カロリー過多
2.大量の飲酒
3.糖尿病
4.脂肪の代謝機能低下
5.栄養バランスのない食事
脂肪肝はなかなか気づかないため、健康診断の血液検査の結果、GOTやGPTの上昇から偶然発見されることが多いです。
軽い脂肪肝でも、以下の合併症の発症率が健康な人より高くなるので注意。
・心筋梗塞
・狭心症
✔︎ 心筋梗塞
動脈硬化が悪化して、血管内の脂肪(プラーク)の塊が破れ、血栓ができてしまうこと。
胸に激痛があり、血圧低下によるショック状態や、重篤になる危険性もあります。
✔︎ 狭心症
発作的に胸の痛みや圧迫感をくりかえす病気。
痛みは心臓に十分な血液が送れないために起こります(軽いものから激痛まで)。
心筋梗塞に移行するものあり要注意です。
【まとめ】肝臓の不調を見つけて、若々しく健康的なカラダを手に入れよう
「肝心要」という言葉があるくらい、肝臓は重要です。
ただ、「沈黙の臓器」と呼ばれるくらい我慢強く、病気に気づきにくいのが難点。
普段の生活を見つめ直して、肝臓を大事にする習慣が病気を防ぎます。
若々しく健康的なカラダは肝臓から始まります。
肝機能低下を防いで、ハッピーライフを送りましょう。
こういちより
P.S. 肝臓の不調に気づこう。
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