本記事を書いている私は、2019年5月7日(火)で休職生活157日目です。
休職中になかなか自分の負の感情を認めらず、苦しみました。
»【適応障害の休職日記】1週間、2週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、2年
本記事では、負の感情を通して自分に正直になることの大切さを解説します。
この記事を読むことで、負の感情も大切な自分の感情であることがわかります。
許せない自分を、許せないと苦しみます。
自分を嫌いなら嫌いでいいです。
憎いなら憎い。
許せないなら許さなくていい、です。
Contents
【自分を殺して頑張るな】負の感情を押し殺さず、自分の感情を大切に
ツイートを深掘りしていきます。
負の感情も自分の感情
「正の感情は良いもので、負の感情は悪いもの」と考えがちですが、そうではありません。
どちらも自分から湧き出た自然な感情だからです。
「必要だから湧き出た」大切な感情なのです。
負の感情にはたくさんの種類があります。
- 憎しみ
- 嫌悪感
- 後悔
- 劣等感
- 悔しさ
- 虚しさ
- 恨み
- ねたみ
- 怒り
- 自暴自棄
- いらだち
- 狼狽
- 不安感
上記以上に負の感情はあります。
感情は「無数のグラデーション」です。
感情の大小、強弱、変化など様々です。
ただすべて自分の自然な感情です。
湧き上がってくる自然な感情を認めず、許さず、押し殺すだけでは、苦しいだけです。
まずは「負の感情も、大切な自分の感情」と認識しました。
負の感情を押し殺すことは、自分を殺すこと
私が休職するきっかけの1つは「自然な感情を出せなかった」です。
「自分の感情を押し殺した」とも言えます。
自分を殺したのです。
自殺と同じです。
私の体験談を紹介します。
- 上司に理不尽な押し付けをされ、内心は怒りしかないのに無理やり快諾する
- 不当な責任を被せられ、言いたいことがあっても黙って受け入れる
- どうしてもやりたくないことを、笑ってごまかしながらやる
- お客さまからひどい扱いを受けても「お客さまは神様だから」と自分を押し殺し、喜んでやるフリをする
- どんなに忙しくても「自分を成長させるため」と言い聞かせ、仕事を断らず100%以上の質で納品できるように頑張る
- 会社を辞めたくても「家族を守るため」と言い聞かせ「会社を辞めたい」と言わずに頑張る
- 休職してから職場の社員への憎しみの感情が湧いてきても、それを認めず「本当はいい人たちだから」とムリに思い込む
- 休職の原因がパワハラ上司にあったとしても、すべて自分に原因があると思い込む
- 親が嫌いなのを認められない
上記の「感情を殺す訓練」をしていました。
自然な感情が見当たりません。
極めて不自然です。
自分らしさは微塵も感じられません。
客観的にも魅力を感じません。
いつも何かのフリをしている嘘つきです。
言い訳の天才です。
周りに気を使ってばかりで、何を考えているかわからない人間なのです。
» 言いたいことが言えないストレス【周りからも自分からも嫌われる理由】
負の感情も正の感情も両方あっての自分
本音の負の感情
体験談の本音を追記します。
・上司に理不尽な押し付けをされ、内心は怒りしかないのに快諾する →→→ 「やりたくありません。理不尽です。理不尽と感じる理由は◯◯だからです。考え直してください」とはっきり怒りながら言う
・不当な責任を被せられ、言いたいことがあっても黙って受け入れる →→→ 言いたいことをはっきり言う。「ふざけるな」と怒る。相手が上司でも辞める覚悟で敬語を使ってキレる
・どうしてもやりたくないことを、笑ってごまかしながらやる →→→ 嫌われてもいいから「時間がないので、他の人にお願いします」とムリをせずはっきり断る
・お客さまからひどい扱いを受けても「お客さまは神様だから」と自分を押し殺し、喜んでやるフリをする →→→ 「この仕事はもうやりたくありません。一緒に仕事をしたくありません」とはっきり断る。上司に怒られたらひどい扱いを受けたことを説明する
・どんなに忙しくても「自分を成長させるため」と言い聞かせ、仕事を断らず100%以上の質で納品できるように頑張る →→→ あっさり断る。あるいは70%の質で納品する
・会社を辞めたくても「家族を守るため」と言い聞かせ「会社を辞めたい」と言わずに頑張る →→→ もう限界であるならハッキリと「会社を辞めます」と言う
・休職して職場の社員への憎しみの感情を認めず「本当はいい人たちだから」とムリに思い込む →→→ 自分を不当に扱ってきた社員に正直に憎しみの感情を持つ
・休職の原因がパワハラ上司にあったとしても、すべて自分に原因があると思い込む →→→ すべて上司のせいにして、上司を憎む
・親が嫌いなのを認められない →→→ 親が大嫌いであること認め、ムリして口をきかない
本音を出していなかったことがわかります。
こんなにも本音が隠れているのです。
苦しいです。
本音を出さないことの弊害は「何を求めているのか、本当の気持ちが何なのかわからくなる」です。
嘘をついていることにさえ気づけなくなるのです。
怖いです。
自分に嘘をつき続けていると、体をおかしくします。
2017年6月に慢性蕁麻疹を発症しました。
蕁麻疹を発症しても、1年6ヶ月も見ないフリをしてきました。
体の声を無視し続け、自分に嘘をつき続けていた代償が慢性蕁麻疹なのです。
» 言いたいことが言えないストレス【周りからも自分からも嫌われる理由】
嫌な感情、良い感情:両方あってこそ自分
もっと早くに気づき、自分に正直になっていれば休職しなくて良かったかもしれません。
体の調子が悪かったら、病院へ行きましょう。
体を壊してからでは遅いのです。
だいぶ遠回りをしましたが、休職してから自分に嘘をついていることに気づけました。
気づけただけ、正解です。
自分の気持ちがラクになり、自分らしさを感じられるようになってきたからです。
- 怒りたいなら怒っていい
- 恨みたいなら恨んでいい
- 憎いなら憎む
- 飽きるまで嫌いになる
- 徹底的に嫌な奴になる
本音を出せば、相手を許せるかもしれないのです。
自然な感情を無視して、飛び越えて、いきなり許そうとしてもムリです。
まず自然な感情を吐き出し、認める。
嫌な感情は手放さず、抱きしめてあげます。
大切な自分なのです。
嫌な感情、良い感情、両方あってこそ本来の自分なのです。
負の感情を取り戻せば、変われる
両方取り戻せば、元の自分に戻れます。
魅力ある自然な自分になれるのです。
負の感情を取り戻さないと、ポッカリ穴が空いたままです。
穴は何かで埋めなければなりません。
たとえば、依存症です。
- お酒
- 拒食症
- タバコ
カウンセラーからの受け売りですが、心に残っています。
»【適応障害のおすすめ本】わかりやすいマンガ『なんで私が適応障害』
まとめ:負の感情に正直になると変われる
メンタルを保つ秘訣
- 我慢しない
- 無理をしない
- 目先の感情はNG
- 体質を改善する
- 嫌な仕事は断る
- 言いたいことは、ちゃんと言う
- やりたくないことはやらない
- やりたいことをちゃんとやる
会社員時代は「本音を言えないから苦しい」という気持ちでした。
サラリーマンが辛いのは「会社を辞めます」と言えないことです。
「会社を辞めますと言えればどんなにラクか」と何度も何度も考えました。
1年6ヶ月、言えませんでした。
「家族を守るため」と自分に言い聞かせていたのです。
本当は勇気がなかっただけです。
食べていけなくなるかもしれない、どうなるかわからない恐怖から逃げていただけなのです。
2018年10月に「辞めます」と言えました。
正確には心も体を壊して「辞めます」と言わざるを得ない状況になってしまったのです。
「辞めます」と言えて良かったです。
結果として休職して、傷病手当が入り、時間もごっそりと入りました。
失うものありましたが、入ってくるものもあったのです。
何かを失うと、何かを得る。
何かを捨てないと、何かが入らない。
得るために捨てる。
気づくために捨てる。
生きるために捨てる。
大事なのは「失ってみないと、何が入ってくるのかわからない」です。
捨てるのは怖いですが「捨てると別のものが入ってくる」と思えるようになりました。
捨てないと入ってこないのです。
捨てた分は入ってきます。
何が入ってくるかは、捨ててからのお楽しみです
ハッキリした事実は「自分に正直になることで変われる」です。
Be honest.
忘れたくない言葉です。
なお自分に正直になれる本は「『自分のことだけ考える』自分の気持ちに嘘をついても良いことなし」で解説しています。
以上です。
P.S. 自分の感情を大事にして、正直になろう。
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