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【悲報】添乗員のインターンシップがない3つの理由【解決策は2つ】

2020年10月9日

【悲報】添乗員のインターンシップがない3つの理由【解決策は2つ】
  • 「添乗員のインターンシップを体験してみたいけれど、実際、あるのかな?」
  • 「添乗員のインターンシップがないなら、どうすればいいのだろう?」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

  • 添乗員のインターンシップがない3つの理由
  • 添乗員という職業を知るための2つの解決策

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
  • 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
  • 添乗経験:国内・海外合わせて100本(一般団体、視察旅行)

本記事を書いている私は、添乗員のインターンシップの経験はありません。
就職活動の当時(1999年頃)は、なかったからです。

ただインターンシップがあれば、受けていました。
添乗員という職業を事前に経験できる貴重な機会だからです。

本記事では、インターンシップがない3つの理由について解説します。
記事後半では、インターンシップがないならどう行動するのが良いか、2つの解決策について詳しく解説していきます。

 2つの解決策

  1. 旅行会社のインターンシップを受ける
  2. 添乗員派遣会社の説明会を受ける

本記事は「大学3年生の自分」に向けて書きました。

【悲報】添乗員のインターンシップがない3つの理由

添乗員インターンシップ

 添乗員のインターンシップがない3つの理由

  1. 添乗を外注する旅行会社が増えた
  2. 添乗員派遣会社で就業体験はできない
  3. コロナで添乗員の仕事が少ない

理由その1:添乗を外注する旅行会社が増えた

旅行会社の社員(営業マンなど)が添乗することは少なくなりました。
添乗員を外注して自分は営業に専念したほうが効率が良いからです。

たとえば、大手旅行会社のツアーの添乗員はほとんどが「添乗員派遣会社」の派遣社員です。

旅行会社で添乗できる機会は少ないのです。

中小の旅行会社なら添乗はできるのか?

大手旅行会社よりは添乗できる可能性はあります。
実際、私が所属する旅行会社は中規模ですが、自分で添乗できます。

ただ大事なのは会社の規模ではなく、志望する会社の方針です。

たとえ中小でも添乗は外注する旅行会社もあります。
たとえ大手でも添乗は外注しない旅行会社もあります。

面接などで「添乗は外注しているかどうか」を聞いてみることです。
»新卒で旅行会社に就職した理由【メリット3つとデメリット3つ】を解説

理由その2:添乗員派遣会社で就業体験はできない

添乗員派遣会社ではインターンシップ体験はできません。
添乗員派遣会社の添乗は「旅行会社」から依頼された大事な仕事だからです。

大事な仕事をインターンシップの就業体験に当てることはありえません。

添乗はお金をもらってやるプロの仕事です。

添乗員派遣会社ではアルバイトもありません。
詳しくは「添乗員のアルバイトは存在しません【あるのは派遣社員です】」で解説しています。

理由その3:コロナで添乗員の仕事が少ない

国内ツアーは徐々に復活してきています。
海外ツアーは軒並み中止です。

それでも添乗員の仕事は少ないのです。

ある添乗員派遣会社には「派遣登録をしても2021年3月までは国内の仕事すら渡せない」と言われています。

過去、添乗員のインターンシップは体験できたのか?

少しはインターンシップの体験ができたようです。

以下、サイトが参考例です。

上記のように添乗が体験できました。

しかし今ではググっても情報は見つかりません。

残念ながらリクナビ2023で検索しても、添乗員のインターンシップはありません。

添乗員のインターンシップがない場合の、2つの解決策

添乗員のインターンシップ

 2つの解決策

  • その1:旅行会社のインターンシップを受ける
  • その2:添乗員派遣会社の説明会を受ける

解決策その1:旅行会社のインターンシップを受ける

添乗員のインターンシップがないなら、同じ旅行業界の旅行会社のインターンシップを受けるのは現実的な方法です。

ただし、添乗をする機会は少ないです。

実際に「リクナビ」「マイナビ」で「旅行会社」で検索してみるとわかります。

インターンシップ可能な旅行会社は、リクナビが8件、マイナビが8件です(2020年10月9日現在)。

インターンシップの仕事内容を確認すると、添乗はないのです。

添乗の経験ができないのに、なぜ旅行会社のインターンシップなのか?

「旅行会社の仕事」を体験できるからです。

「旅行会社の仕事」は添乗に通じるものがあります。
旅行業界を経験できる貴重な機会です。

手配、カウンターでの接客、企画・仕入れ、雑用などさまざまな仕事を体験できます。

どれも添乗につながっていることが発見できるはずです。

実際に働いている人の「生の声」が、聞けるのも大きなメリットです。

どんな旅行会社のインターンシップがあるのか?

 リクナビの検索結果

  • JTBグループ
  • エムケイ株式会社
  • 近畿日本ツーリスト
  • 株式会社シーナッツ
  • 名鉄観光サービス株式会社
  • 日本交通株式会社(タクシー)
  • 株式会社エス・ティー・ワールド
  • 株式会社ジェイアール東海ツアーズ

 マイナビの検索結果

  • 互信グループ
  • 株式会社JMRS
  • 株式会社旅工房
  • 株式会社JCBトラベル
  • 株式会社ジャルセールス
  • 株式会社中の坊(ホテル)
  • 株式会社ジェイアール東海ツアーズ
  • 株式会社JTBビジネストラベルソリューションズ

興味がある方はインターンシップを体験してみるのもありです。

たった1日でも仕事を体験するだけで気づきがあるはずです。
将来の方向性が見えてくるので、コスパの良い体験です。

 情報収集に役立つ就活サイト3選

  • リクナビ :登録企業数は約31,000社。大企業が多い
  • マイナビ:登録企業数は約24,000社。大企業が多い
  • キャリタス:JTB、近畿ツリ、日本旅行、阪急交通社のインターンシップあり

 その他、役立つ就活サイト3選

  • OfferBox(スカウト型就活サイト):登録企業数は約5,080社。登録学生数10万5千人
  • キャリアチケット(新卒就活エージェント):アドバイザーが就活生1人1人につきサポート
  • dodaキャンパス(就活生向けキャリアイベント):登録企業数は約6,200社。登録学生は21~24卒の登録学生は32万人以上

解決策その2:添乗員派遣会社の説明会を受ける

添乗員派遣会社では、添乗員募集の説明会を開催しています。

 説明会に参加するメリット

  1. 無料で添乗員の仕事のイメージがつかめる
  2. 疑問点や口コミで気になる点を質問できる
  3. 社員に接触でき、社風や職場環境が感じられる

詳しくは「添乗員派遣会社の説明会に参加するメリットとデメリット【実体験】」解説しています。

説明会後に、派遣登録の面接があります。

しかし旅行綜研やフォーラムジャパン、ツーリストエキスパーツなどは面接を辞退できます。
説明会だけの参加でもOKなのです。

もちろん、そのまま面接で派遣登録もありです。
面接では聞かれることは、たとえば以下です。

  • ふだんのライフスタイル
  • いつから添乗に出れるか
  • 研修はいつ参加できるか

問題なければ登録となり、添乗員資格「旅程管理主任者」を取得するための研修がスタートします。
早ければ、2週間後くらいには国内添乗に出れるはずです。

なお、いきなり1人で添乗することはありません。
まずは先輩添乗員のツアーに同乗して、学びます。

派遣登録のメリットとデメリット

メリット
  • 資格はすぐにとれる
  • 添乗の経験ができる
  • 添乗日当がもらえる
  • 旅行会社へのアピールになる
デメリット
  • 時間、体力、勉強が必要
  • 資格取得にお金が必要(約4万円)
  • 就業体験ではなくプロ意識が必要

詳しくは「添乗員とはどんな職業なのか、10の質問に回答【バスガイドとの違い】」で解説しています。

派遣登録は「どうしても添乗を体験してみたい」という方向けです。
「ここまではしたくない」と思った方は「説明会だけ」参加してみるのもありです。

 説明会後の面談を辞退できる添乗員派遣会社3社

【参考】インターンシップを受けられなかった私の体験談

就職活動当時の私のスペックです。

  • 私立理系
  • 英語は苦手
  • 旅行経験は少ない

大学は工学部・情報工学科ですが、入学1週間でプログラミングが嫌になりました。
面白くなかったのです。

事前に体験しなかったために進路を誤りました。
失敗例です。

ただ私のように事前に進路がわかっている大学生は少ないはずです。
進路よりも入れそうな大学を選ぶことがあるからです。

教訓は「事前に体験できるなら体験しておいたほうが得」です。

オープンキャンパスやインターンシップなどは、まさに貴重な機会なのです。

添乗員に興味があった

大学入学から就職活動まで「添乗員」が気になっていました。
直感で「面白そう」と感じていたからです。

ただ低スペックを言い訳に、就職活動でも行動しませんでした。

行動せずに迷い、悩んでいた時期があったのです。
時間のムダです。

興味があれば全部やってみればいいのです。

その後、友人の助言で「添乗員のアルバイトをしよう」と思い立ちます。
小さく動いてみることで、適性や気持ちを検証できると思ったからです。

ただ「気持ちの検証」は不要でした。

湧きあがった「アルバイトをしよう」という気持ちだけで、十分に旅行会社を志望する理由になったからです。
結果として、アルバイトはせずに旅行会社2社から内定をもらいました。

なんとかなるものです。
なんとでもなるはずです。

インターンシップもアルバイトも体験せず想像だけで動いた結果です。
過去の自分に伝えたいことは「とりあえず体験してみる」です。

好きな仕事を探してもわかりません。
経験したことがないからです。

解決策は、実際に経験してみること。

経験してみることで「意外におもしろいな」とわかるからです。

小さく動いてみることが「解決策の本質」です。
小さく動いてみれば、次にやるべきアクションが見えてきます。

行動しない限り、立ち位置は変わりません。
立ち位置が変わらなければ、これから先の見えるものも変わりません。

「小さく動いてみるだけ」でいいのです。

まとめ:添乗員のインターンシップがなくても、小さく動こう

添乗員インターンシップ

添乗員のインターンシップがないだけで、行動をやめるのはもったいないです。
せっかく「インターンシップで添乗員の体験をしてみようかな」という気持ちを、自分で消すことになるからです。

芽生えた気持ちを消す前に、小さく行動してみましょう。
旅行会社のインターンシップに参加してみましょう。

動かないとわからないからです。
動けば「やりたいか、やりたくないか」の本心に気づけます。

入社してから「思っていた職業と違う」と気づいたら、多くの時間をムダにします。

動けるうちに小さく動いてみるのが吉です。

 説明会後の面談を辞退できる添乗員派遣会社3社

以上です。

P.S. 小さく動いてみよう。

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