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【書評】哲学の面白さがわかる本『眠れなくなるほど面白い哲学の話』

2020年4月29日

【書評】哲学の面白さがわかる本『眠れなくなるほど面白い哲学の話』
  • 「哲学を勉強したい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

眠れなくなるほど面白い哲学」読了しました。

  • 生まれ変わるために哲学がある
  • いいことも悪いことも、長く続かないから、大丈夫
  • 生きることは苦しい。でも、意志が未来をつくる

人間はどん底で生まれ変わります。
主人公はどん底に落ちます。
ナイス脚本を作りましょう。
生まれ変われるからです。

本記事を書いている私の、中谷彰宏歴は1996年4月からです。

哲学というと「小難しい」というイメージですが、本書はいつもの中谷節です。
41人の哲学者が出てきますが「哲学、哲学」していません。

本記事は「眠れなくなるほど面白い哲学の話」の書評です。
この記事を読むことで、グッときた文章3つと書籍内容がわかります。

わかりやすく短い言葉が刺さります。

哲学の面白さがわかる本のグッときたところベスト3

哲学の面白さがわかる本を読んで、グッときたところベスト3

 グッときたところベスト3

  • 1位:生まれ変わるために、哲学がある
  • 2位:いいことも、悪いことも、長く続かないから、大丈夫
  • 3位:学んだ自分は、学ぶ前の自分とは別人だ

1位:生まれ変わるために、哲学がある【中谷 彰宏さんのあとがき】

結論、哲学は生まれ変わるためにあります。

生まれ変わる理由は、自分の大切なものを守るためです。

  • 考え
  • 価値観
  • 大切な人

私は家族を守らなくてはなりません。

家族を守るためには、生まれ変わり続ける必要があります。
私が休職している理由も「生まれ変わるため」です。

コロナで倒産する会社は、生まれ変われない会社です。

変われないものは、進化できないです。

私も潰れそうですが、生まれ変わるしかありません。

生まれ変わるとは、変化すること

変化すればいいのです。

どうやって変化していくのか。
哲学者の言葉です。

哲学者の言葉をテコに変化するのです。

2位:いいことも、悪いことも、長く続かないから、大丈夫【釈迦】

「どん底が続く」と思うと辛くなります。

休職は「休めて羨ましい」という人がいます。
逆です。
人生のどん底です。

常に不安と戦っています。

  • 脳力が落ちていく
  • 仕事のカンが鈍る
  • 再就職できないかも
  • 二度と社会復帰できないかも
  • こんなことをしてていいのかと悩む

そんなとき、釈迦の「諸行無常」の言葉は救われます。

悪いことは続かない。
いいことも続かない。
淡々と目の前のことに没頭するだけ。

「諸行無常」が座右の銘になりそうです。
» 社会復帰できない不安を指摘され、最悪の結果を想定【死ぬことはない】

3位:学んだ自分は、学ぶ前の自分とは別人だ【ヒューム】

人間は無理に生まれ変わろうとしなくても、常に細胞レベルで生まれ変わっているのです。

さらに勉強すれば、もっと生まれ変われます。

勉強は自分を生まれ変わらせます。
勉強しないと損なのです。

『眠れなくなるほど面白い哲学の話』に出てくる41人の哲学者

『眠れなくなるほど面白い哲学の話』に出てくる41人の哲学者

哲学者41人を自分に住まわせる

哲学の面白いところは、いろんな哲学者を自分に住まわせることです。

1人ではなく、何人か住まわせることが有効です。
心の拠り所になるからです。

いろんな考え方を自分の中に取り込むのです。

日本には「八百万の神」の考えがあります。
森羅万象、あらゆるところに神様が宿るという考えです。

「一神教よりは分散させましょう」です。

本書に出てくる哲学者41人

  1. ソクラテス
  2. プラトン
  3. アリストテレス
  4. ゼノン
  5. エピクロス
  6. 孔子
  7. 孟子
  8. 筍子
  9. 釈迦
  10. イエス・キリスト
  11. トマス・アクィナス
  12. モンテーニュ
  13. パスカル
  14. マルティン・ルター
  15. ジャン・カルヴァン
  16. カルヴァン
  17. イグナティウス・デ・ロヨラ
  18. フランシス・ベーコン
  19. デカルト
  20. ジョン・ロック
  21. ホッブズ
  22. ヒューム
  23. ジャン・ジャック・ルソー
  24. カント
  25. ヘーゲル
  26. カール・マルクス
  27. ジョン・スチュアート・ミル
  28. バーナード・ショウ
  29. キルケゴール
  30. ショーペンハウエル
  31. ハイデッガー
  32. ヤスパース
  33. ニーチェ
  34. ロマン・ロラン
  35. ジョン・デューイ
  36. パース
  37. オルテガ
  38. サルトル
  39. レヴィ・ストロース
  40. ジャック・デリダ
  41. ベルクソン

41人の哲学者の多様な価値観、違った価値観を取り込めます。

 関連図書

森博嗣先生の「集中力はいらない」がおもしろかったです。

  • 一方向から眺めているだけでは本質を見極めることはできない
  • ものごとに集中しない、拘らない、思い込まない、信じ込まない
  • 結論を急がず、頭をリラックスさせる時間を持つことが、分散思考のための畑を耕す作業

「集中力」が重要視されている風情で、安易に賛同しない実体験および考察に基づいた書籍です。

読みながら「他の人とは違う言葉、考え方」に唸るばかりでした。

生まれ変わりたい人におすすめ

こんな方におすすめ

  • 哲学は、興味があるけど、難しいと挫折した人
  • 壁にぶつかっている人
  • 生まれ変わりたい人

5つの章の目次に、哲学の言葉は出てこない

「幸せ」というキーワードが出てくるくらいです。
哲学の難しさはありません。

目次

第1章.やっぱり、幸せがいいね。
第2章.「リーダー」がいれば、困難を乗り越えられる。
第3章.「自分が動くこと」で、世界を変えられる。
第4章.「学ぶこと」で、人は成長できる。
第5章.「面白がること」が、未来をつくる。

書名眠れなくなるほど面白い哲学の話
著者中谷彰宏(公式サイト
単行本224ページ
出版社リベラル社
発売日2020/4/22

『眠れなくなるほど面白い哲学の話』の口コミ

『眠れなくなるほど面白い哲学の話』の口コミ

Amazonの口コミを要約します。

「哲学って難しそう、とっつきにくそう」と思いがちですが、先入観が払拭される、読みやすく分かりやすい本です。
「普遍の言葉を正視して謙虚に、今までの言動を省みてこれからの未来を今まで以上に良くしていくんだ」と決めました。

»『眠れなくなるほど面白い哲学の話』の口コミを見てみる

まとめ:哲学で生まれ変わろう

まとめ:哲学で生まれ変わろう

 まとめ:グッときたところベスト3

  • 1位:生まれ変わるために、哲学がある
  • 2位:いいことも、悪いことも、長く続かないから、大丈夫
  • 3位:学んだ自分は、学ぶ前の自分とは別人だ

ショーペンハウエルは「生きることは苦しいよ」と言いました。

「生きることは辛いことだ」とはみんな思っていることなのに、口に出しません。
負けた感じがするからです。

生きることは苦しいことです。
サウナと同じです。

ビートたけしさんは言いました。

「仕事なんて普通の人間には辛いに決まっているんだ。仕事が楽しいなんて天才か大バカか、どっちかだよ」
»【人生に期待するな】北野武さんの名言に心が動く【締め、努力、人生】

「好きなことを仕事にする」と聞きます。

裏を返せば、仕事が辛いからです。
仕事は辛いもの、人生は辛いものです。

しかしそのあとに続く言葉があります。

以上です。

P.S.  意志があることを哲学者は教えてくれるのですね。

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