- 哲学を勉強したい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
「眠れなくなるほど面白い哲学」読了しました。
- 生まれ変わるために哲学がある
- いいことも悪いことも、長く続かないから、大丈夫
- 生きることは苦しい。でも、意志が未来をつくる
人間はどん底で生まれ変わります。
主人公はどん底に落ちます。
ナイス脚本を作りましょう。
生まれ変われるからです。
本記事を書いている私の、中谷彰宏歴は1996年4月からです。
» 中谷彰宏おすすめ本17選まとめ【文章4冊+成功5冊+ヒント8冊】
哲学というと「小難しい」というイメージですが、本書はいつもの中谷節です。
41人の哲学者が出てきますが「哲学、哲学」していません。
本記事は「眠れなくなるほど面白い哲学の話」の書評です。
この記事を読むことで、グッときた文章3つと書籍内容がわかります。
わかりやすく短い言葉が刺さります。
Contents
哲学の面白さがわかる本のグッときたところベスト3
グッときたところベスト3
- 1位:生まれ変わるために、哲学がある
- 2位:いいことも、悪いことも、長く続かないから、大丈夫
- 3位:学んだ自分は、学ぶ前の自分とは別人だ
1位:生まれ変わるために、哲学がある【中谷 彰宏さんのあとがき】
結論、哲学は生まれ変わるためにあります。
生まれ変わる理由は、大切なものを守るためです。
- 考え
- 価値観
- 大切な人
私は家族を守らなくてはなりません。
家族を守るためには、生まれ変わり続ける必要があります。
私が休職している理由も「生まれ変わるため」です。
コロナで倒産する会社は、生まれ変われない会社です。
変われないものは、進化できないです。
私も潰れそうですが、生まれ変わるしかありません。
生まれ変わるとは、変化すること
変化すればいいのです。
どうやって変化していくのか。
哲学者の言葉です。
哲学者の言葉をテコに変化するのです。
2位:いいことも、悪いことも、長く続かないから、大丈夫【釈迦】
「どん底が続く」と思うと辛くなります。
休職は「休めて羨ましい」という人がいます。
逆です。
人生のどん底です。
常に不安と戦っています。
- 脳力が落ちていく
- 仕事のカンが鈍る
- 再就職できないかも
- 二度と社会復帰できないかも
- こんなことをしてていいのかと悩む
そんなとき、釈迦の「諸行無常」の言葉は救われます。
悪いことは続かない。
いいことも続かない。
淡々と目の前のことに没頭するだけ。
「諸行無常」が座右の銘になりそうです。
» 社会復帰できない不安を指摘され、最悪の結果を想定【死ぬことはない】
3位:学んだ自分は、学ぶ前の自分とは別人だ【ヒューム】
人間は無理に生まれ変わろうとしなくても、常に細胞レベルで生まれ変わっているのです。
勉強でもっと生まれ変われます。
勉強は自分を生まれ変わらせます。
勉強しないと損なのです。
『眠れなくなるほど面白い哲学の話』に出てくる41人の哲学者
哲学者41人を自分に住まわせる
哲学の面白いところは、いろんな哲学者を自分に住まわせることです。
1人ではなく、何人か住まわせることが有効です。
心の拠り所になるからです。
いろんな考え方を自分の中に取り込むのです。
日本には「八百万の神」の考えがあります。
森羅万象、あらゆるところに神様が宿るという考えです。
「一神教よりは分散させましょう」です。
本書に出てくる哲学者41人
- ソクラテス
- プラトン
- アリストテレス
- ゼノン
- エピクロス
- 孔子
- 孟子
- 筍子
- 釈迦
- イエス・キリスト
- トマス・アクィナス
- モンテーニュ
- パスカル
- マルティン・ルター
- ジャン・カルヴァン
- カルヴァン
- イグナティウス・デ・ロヨラ
- フランシス・ベーコン
- デカルト
- ジョン・ロック
- ホッブズ
- ヒューム
- ジャン・ジャック・ルソー
- カント
- ヘーゲル
- カール・マルクス
- ジョン・スチュアート・ミル
- バーナード・ショウ
- キルケゴール
- ショーペンハウエル
- ハイデッガー
- ヤスパース
- ニーチェ
- ロマン・ロラン
- ジョン・デューイ
- パース
- オルテガ
- サルトル
- レヴィ・ストロース
- ジャック・デリダ
- ベルクソン
41人の哲学者の多様な価値観、違った価値観を取り込めます。
関連図書
森博嗣先生の「集中力はいらない」がおもしろかったです。
- 一方向から眺めているだけでは本質を見極めることはできない
- ものごとに集中しない、拘らない、思い込まない、信じ込まない
- 結論を急がず、頭をリラックスさせる時間を持つことが、分散思考のための畑を耕す作業
「集中力」が重要視されている風情で、安易に賛同しない実体験および考察に基づいた書籍です。
読みながら「他の人とは違う言葉、考え方」に唸るばかりでした。
生まれ変わりたい人におすすめ
こんな方におすすめ
- 哲学は、興味があるけど、難しいと挫折した人
- 壁にぶつかっている人
- 生まれ変わりたい人
5つの章の目次に、哲学の言葉は出てこない
「幸せ」というキーワードが出てくるだけです。
哲学の難しさはありません。
第1章.やっぱり、幸せがいいね。
第2章.「リーダー」がいれば、困難を乗り越えられる。
第3章.「自分が動くこと」で、世界を変えられる。
第4章.「学ぶこと」で、人は成長できる。
第5章.「面白がること」が、未来をつくる。
書名 | 「眠れなくなるほど面白い哲学の話」 |
---|---|
著者 | 中谷彰宏(公式サイト) |
単行本 | 224ページ |
出版社 | リベラル社 |
発売日 | 2020/4/22 |
『眠れなくなるほど面白い哲学の話』の口コミ
Amazonの口コミを要約します。
「哲学って難しそう、とっつきにくそう」と思いがちですが、先入観が払拭される、読みやすく、わかりやすい本です。
「普遍の言葉を正視して謙虚に、これまでの言動を省みてこれからの未来を良くしていくんだ」と決めました。
まとめ:哲学で生まれ変わろう
まとめ:グッときたところベスト3
- 1位:生まれ変わるために、哲学がある
- 2位:いいことも、悪いことも、長く続かないから、大丈夫
- 3位:学んだ自分は、学ぶ前の自分とは別人だ
ショーペンハウエルは「生きることは苦しいよ」と言いました。
「生きることは辛いことだ」と思っているのに、口に出しません。
負けた感じがするからです。
生きることは苦しいことです。
サウナと同じです。
ビートたけしさんは言いました。
「仕事なんて普通の人間には辛いに決まっているんだ。仕事が楽しいなんて天才か大バカか、どっちかだよ」
»【人生に期待するな】北野武さんの名言に心が動く【締め、努力、人生】
「好きなことを仕事にする」と聞きます。
裏を返せば、仕事が辛いからです。
仕事は辛いもの、人生は辛いものです。
しかし、続く言葉があります。
以上です。
P.S. 意志があることを哲学者は教えてくれるのですね。
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