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【添乗員必読】出発前の打ち合わせの確認ポイントまとめ【国内/海外】

2020年9月10日

【添乗員必読】出発前の打ち合わせで確認ポイントまとめ【国内/海外】
  • 添乗員として旅行会社で、出発前に打ち合わせをします。国内添乗、海外添乗ともに何をするのか知っておきたい
  • 打ち合わせの体験談があれば教えて欲しい
  • ツアー帰着後の精算業務も知っておきたい

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

  • 国内添乗員の打ち合わせ内容
  • 打ち合わせの体験談
  • 海外添乗の打ち合わせですること2つ
  • チェックリスト【手配内容と、添乗員の持ち物】
  • ツアー帰着後の精算

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、手配・営業・添乗
  • 資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
  • 添乗:国内・海外問わず100本(一般団体・教育旅行・視察旅行)

本記事では、出発前の打ち合わせについて「国内、海外」ともに網羅的に解説していきます。
この記事を読むことで、打ち合わせで何をするのか悩むことがなくなります。

「打ち合わせ内容」と「手配内容のチェックリスト」がわかるからです。
打ち合わせがツアーの成否を決めます。

【添乗員必読】出発前の打ち合わせの確認ポイントまとめ【国内】

添乗員の打ち合わせ

添乗員の出発前の打ち合わせの目的は「手配内容の引き継ぎ」です。

添乗員の仕事の流れ【打ち合わせ → 添乗 → 精算】

添乗員の仕事は、添乗だけではありません。

現地でスムーズに行程を進めるためにも、出発前の「打ち合わせ」が大事です。

 添乗員の仕事の流れ

  1. 出発の1ヶ月〜2週間前に仕事が決定
  2. 出発日までに指定日に旅行会社に行き、打ち合わせ
  3. 出発当日は集合場所へ行き、添乗がスタート
  4. 添乗終了後は指定日に旅行会社に行き、精算・報告

打ち合わせ〜添乗〜精算の3つが、添乗員の仕事です。

 旅行会社との打ち合わせのタイミング

国内添乗は3日前〜前日

添乗後の精算では、ツアーの良かったところや改善点、気づきなどを報告します。

打ち合わせの内容、確認事項、受け取る書類、所要時間、手当て

添乗が決まったら、添乗員は催行する旅行会社の担当者と打ち合わせを行います。

 打ち合わせ内容

  • 企画の意図
  • ツアーの目的
  • 最終日程表どおりの観光ができるか
  • 宿泊施設などの手配は終了しているか
  • 日程上の注意点

社員旅行などの受注型企画旅行なのか、一般募集した募集型企画旅行なのか確認します。

 打ち合わせ時の確認事項

  • 集合場所と集合時間
  • 土産店などの立ち寄り
  • 現金払いの場所、料金、支払い方法、予約の有無
  • 入場、見学、記念写真の場所と支払い方法や予約の有無
  • 利用交通機関、宿泊施設、食事、観光施設の連絡先と料金やクーポンに記載されている人数・内容

 受け取る書類

  • 指示書
  • 募集パンフレット
  • 最終日程表
  • 参加者名簿
  • 携行金
  • クーポン類(JRなどの乗車券、航空券、宿泊・食事などのクーポン、旅館の部屋割表、バス座席表、バッジ、アンケート用紙、添乗報告書など)

指示書は重要書類です。

パンフレットや日程表にはない「説明や注意事項、ツアーのポイント」が書いてあるからです。
まずは指示書を精読するところから始まります。

「指示書、募集パンフレット、最終日程表」の3つを照らし合わせ、異なる場合は担当者に確認します。

疑問点、不明点はここでクリアにしておきたいものです。

参加者名簿も重要です。

  • 人数確認に必須
  • お客さまの名前を覚えるのに重宝
  • お客さまごとの要望も書いてある

キャンセル、途中乗車、途中下車、離団などでいつでも変わるのが人数です。
参加形態(夫婦、家族、友人)などを読み取り、どんな旅行にしていくかイメージすることも大事です。

なお募集パンフレットは契約書面です。
忘れがちなので注意です。

クーポンは使用する順にセットしておくとスムーズです。

打ち合わせの所要時間、手当ては?

打ち合わせの所要時間は、2時間です。

打ち合わせ手当ては、だいたい2,000円です(派遣会社による)。

上記には、下調べや必要機関への確認の時間は含まれません。

打ち合わせ以外には手当ては無いのです

打ち合わせ後にやること3つ

  1. 運輸機関などへの手配確認
  2. 宿泊・食事・観光施設などへの手配確認
  3. お客さまへの挨拶コール(ツアーによる)

1.運輸機関などへの確認

✔︎ 列車の場合

引受書と照らし合わせます。

  • 乗車月日
  • 列車名、発着時刻、区間、番線
  • 座席、座席番号、禁煙・喫煙
  • 乗り換えの乗継時間、接続列車の番線、乗車位置

途中乗車、途中下車を希望する旅行者の有無も確認します。

座席については、できるだけグループ単位で座れるように配慮します。
とはいえ「並んで座れない」などで全員が納得できる座席割が難しいときもあります。

その場合は、復路や別の箇所で配慮するなど工夫が必要です。

✔︎ 飛行機の場合

団体航空引換証に記載されている内容を確認します。

  • 搭乗月日
  • 便名、区間、発着時刻
  • 人数

国内旅行では事前に座席割はできません。
当日、受け取ったシートチャートと搭乗券をもとに公平に座席割をします。

お客さまの希望が通らない場合もあるので、理解してもらうことも重要です。

✔︎ 貸切バスの場合

  • 配車場所、配車時刻
  • 車庫電話、ドライバー携帯
  • 車種、定員、車内設備
  • 団体名のバスステッカーの表示
  • バス会社への日程表
  • バスガイドの出迎えの依頼(現地バス)
  • 乗務員の寸志、宿泊手配と精算方法
  • 後部座席サロンにできるか(社員旅行など)

バスの座席割については、受注型企画旅行(社員旅行など)と募集型企画旅行で異なります。

受注型の場合は、幹事さまが決めることです。
ただほとんどの場合は自由席になるはず。
私は過去に受注型で事前座席指定になったツアーは1本もありません。

募集型の場合は、色々な方法があります。

  • 申し込みを受け付けた順番に指定する
  • 当日早く受け付けた順番に指定する
  • 車内をエリア分割(A、B、Cなど)して、今日は前からA、B、C、明日は前からB、C、Aなどに順番を変える

同じ座席だと不公平感が出て、不満が出ます。

お客さまに協力をもらいながら、臨機応変に対応します。

✔︎ 船の場合

  • 乗船月日、乗船区間、料金
  • 乗船時刻、受付は何分前か
  • 乗船名簿の提出が必要かどうか
  • 船名、等級、定員、トン数、レストランの有無

2.宿泊・食事・観光施設などへの確認

✔︎ 宿泊施設の場合

ホテルは重要です。
1日のうちの多くをホテルで過ごすからです。

たとえば、旅館に16時到着・翌日9時出発ならば17時間の滞在です。
1日24時間の70%をホテルで過ごす計算なのです。

ホテルの印象がツアーの成否を決めます。

確認事項は以下です。

  • 募集パンフレットで約束した内容
  • 部屋のグレードに差がないか(部屋からの眺望など)
  • 宿泊料金と宿泊人数(男女別)
  • 旅館到着の約束の時間
  • カギの受け渡し方法(フロント渡し、部屋置き)
  • お風呂の場所・時間
  • 備品(タオル、歯ブラシ、浴衣など)の有無
  • 夕食の場所・時間、料理内容、アトラクション(太鼓ショーなど)の手配の有無
  • カラオケの有無と料金、カラオケBOXの有無
  • 部屋食の時間、レストランシアターであれば開演時間
  • 館内での催し物(ロビーで餅つきショーなど)
  • 二次会の手配の有無
  • 館内の食事処や売店の営業時間
  • 周辺の買い物場所、食事処、スナック事情
  • 夕日や日の出が見える場所であれば時刻
  • 朝食の場所・時間、料理内容

旅館・ホテルの部屋割は重要です。

できるだけ同じ条件の部屋を用意するのがベスト。
お客さまの構成も考えたうえで部屋割を決めます。

✔︎ 食事施設の場合

  • 到着予定時刻とバス会社
  • 人数(お客さま+乗務員+ガイド+添乗員)
  • 料金と料理内容(出し方)
  • 飲み物の種類、料金
  • 座席スタイル(テーブル、座敷、何階か、など)
  • バスなどで複数台の場合の号車別人数、座席割
  • 売店の有無
  • 当日、再度連絡するタイミング

✔︎ 弁当の場合

  • 料金、内容、個数
  • 飲み物などの有無
  • 積み込み場所、時間(列車のときは列車名、号車、座席番号、停車時間など)
  • 当日の連絡先

✔︎ 観光施設の場合

  • 到着予定時刻、バス会社
  • 人数
  • 案内人の有無
  • 入場時間、閉館時間、休館日
  • おすすめの見学の仕方
  • 売店の有無

3.お客さまへの挨拶コール(ツアーによる)

募集型国内ツアーのほとんどは挨拶コールはありません。
ただし、高品質なツアーでは、出発前の挨拶コールが条件になっているツアーもあります。

詳しくは下記記事で解説しています。
»【添乗員からの挨拶コール】お客さまへ伝えること2つ【例文と質問】

打ち合わせで気づいたこと【2つの失敗談】

添乗員の打ち合わせ

旅行会社の営業マンの経験から解説します。
想定シーンは、旅行会社の営業マンが上司から添乗を引き継ぐときの打ち合わせです。

結論、打ち合わせは早めにしておく

打ち合わせは早めにするのが正解です。

派遣添乗員の打ち合わせ日時は旅行会社が決めるので、前倒しできません。
派遣添乗員の場合は「慣れと工夫」で時間短縮していくしかないです。

旅行会社の営業マンが上司から添乗を引き継ぐとき、出発前日の打ち合わせは避けましょう。
営業マンは打ち合わせ以外にも他の仕事を抱えているからです。

忙しいのを理由に、打ち合わせを出発前日まで延ばすことは自殺行為。

具体的には次のエピソードをご参考ください。

失敗談その①:社内添乗の引き継ぎ

旅行会社の営業マンである私のエピソードです。

先輩のお客さまを引き継いで、添乗する機会がありました。
早い段階で打ち合わせをしたかったのですが、先輩も私も日中は「営業と手配」でてんやわんや。

毎日の残業で打ち合わせを先延ばしにして、気づいたら出発前日を迎えてしまったのです。

出発前日になっても日中は忙しく、打ち合わせは終業後の残業の時間帯です。
この日はいろんな仕事が押して、打ち合わせを開始したのは20時からになったのです。

最悪です。

行程表を見ながら説明を聞き、不明点を確認しました。
手配内容は先輩が確認済みだったので、再確認は不要です。

しかしまだまだやることがありました。

  • 社名の入ったバスステッカーの作成
  • ざっくりした行程の所要時間を確認
  • 保険名簿の作成し、保険証券の発行
  • 最終行程表をお客さまの人数分印刷
  • 宿泊旅館の部屋割表の作成、印刷

バスステッカーは用意しなくてもバス会社が作成しています。
ただうちの会社の名前が入っていないので変えたいのです。

部屋割表(エクセルデータ)にお客さまの名前は入っていましたが、旅館の情報が入っていません。
風呂の時間、朝食の時間、夕食の時間、場所などを調べて、わからないところは電話で確認。
エクセルに記入して、体裁を整えて人数分を印刷します。

他にもなんだかんだ、不備が見つかりやることが増えていきます。

結局終電で、自宅に戻っても確認、確認、確認、寝たのは01:30過ぎです。
翌日、出発地に07:30には到着する必要があるので、朝5時起きの自宅6時出発。
地獄絵図です。

旅行会社の営業マン時代は、他の仕事もやりながら添乗準備をしなければならないので辛いです。
慣れないうちは睡眠不足の添乗ばかりでした。

失敗談その②:沖縄添乗を添乗員派遣会社に依頼

私が在籍している旅行会社が、添乗員派遣会社に添乗員を依頼して、打ち合わせをした経験があります。

大型バス5台使う社員旅行で、行き先は沖縄本島3泊4日。
添乗員は自社の営業マン4名、派遣社員6名で計10名。
打ち合わせは上司含めて12名で、2時間要しました。

結論、打ち合わせではあらゆる質問に答えられるようにしておくべきです。

出発日が近づいてくるとどんどん忙しくなるからです。

打ち合わせでは派遣添乗員さんからは質問の嵐でした。
営業担当者は即答できずほとんどが後日回答の約束に。
結局、時間が足りずほとんどが当日回答になりました。

質問に答えられないと、派遣添乗員さんからの信頼を得られません。
後日回答にしても、できるだけ早く回答、共有すべきでした。

【海外添乗】出発前の打ち合わせの確認ポイント【チェックリスト】

海外添乗員の打ち合わせ

海外添乗の打ち合わせで引き継ぐことは2つです。

  1. お客さまについて
  2. ツアーについて

添乗業務の基本的な流れ(募集型企画旅行)

  1. 日頃の準備
  2. 添乗指示を受ける
  3. ツアー内容の把握
  4. 打ち合わせ(2週間前〜3日前)
  5. 挨拶コール(ツアーによる)
  6. 添乗
  7. 報告・精算
  8. 次への準備

3日前までには、旅行会社の手配担当者と打ち合わせをします。

あらゆる場面を想定して必要なことを質問をして、聞き出します。
打ち合わせに時間をかけると、添乗業務がスムーズです。

徹底した準備が、下記添乗を可能します。

  • トラブルが少ない
  • 事故の被害が少ない
  • お客さまが満足する

準備が必須条件です。

1.お客さまについて確認するポイント

個々のお客さまについては、必要な範囲で把握しておきます。
個人情報ですので取り扱い注意です。

 確認ポイント

  1. グループ構成、お互いの関係、年齢、性別、生年月日、職業、査証の要・不要
  2. 住所、緊急連絡先
  3. 特に配慮すべきこと、依頼事項など(アレルギーや薬関係、通路側・窓側、歩きたくない、など)
  4. 過去のツアー参加記録(どんなツアーに参加したのか、トラブルは?)

事前に説明会がある場合は、出席しておくと良いです。

2.ツアーについて確認するポイント

 確認ポイント3つ

  1. 旅行条件
  2. 手配内容
  3. 旅行内容

1.旅行条件

募集パンフレットは大事です。
契約書面と同じだからです。

募集パンフレットで、お客さまに約束しているものを把握します。

2.手配内容

手配内容、手配条件の確認です。

  • 手配書面
  • 手配条件書面
  • バウチャーなど

✔︎ 手配書面および手配条件書面

手配されている内容と、条件を記載した書面です。
最終日程表はその1つなので重要です。

✔︎ バウチャーなど

契約書面、確定書面(最終日程表など)を照らし合わせ、確認します。
不明点、疑問点はこの時点で解消していきます。

✔︎ 問題は「手配未完了部分」についてです。

  1. 今後の措置
  2. 手配できなかった場合の代替案
  3. お客さまへの説明内容

ため息が出る場面です。
どうしても手配できず出発する募集ツアーもあるのです。

添乗員が現場で処理をしなくてはなりません。

『セカンドクラスの添乗員』では「打ち合わせのため息の数でツアーの成否が決まる」といいます。

3.旅行内容

集合から解散までの全日程を読み込みます。
実際に地図を広げたりして、添乗するイメージで読み込みます。

たとえば「この観光地は○○分必要だが、この行程でホテル18時に到着できるか」など。

天候などで観光地が見れない、乗れない、行けない場合の代替案について確認しておくことも重要です。

なおお客さまに挨拶コールをする募集ツアーもあります。

手配内容の確認【チェックリスト】

  1. 最終日程
  2. フライト
  3. 鉄道、船
  4. 地上手配
  5. トランスファー
  6. ホテルの宿泊施設
  7. ルーミング
  8. 食事
  9. 観光
  10. 買い物
  11. オプショナルツアー
  12. ポータレッジ、チップ
  13. バウチャー
  14. 航空券
  15. 途中参加、離団
  16. 携行金と支払い
  17. 保険

手配ミスがないか確認するのが大事です。

1.最終日程

全体的な運行状況、空港・ホテル間の移動所要時間、観光日・自由行動日の時間配分、訪問地の祝祭日など。

各国独自の祝日があるので注意です。

2.フライト

便名、発着時間、空港名、所要時間、機内食、乗り継ぎの有無・方法など。

3.鉄道、船

列車番号、発着時間、駅・港名、所要時間、等級などの確認。
乗車券・乗船券は誰から受け取るのか確認。

4.地上手配

  • ランドオペレーターの手配
  • 自社の直接手配
  • 添乗員が現地で行う手配

地上手配には、現地のトランスファー、ホテル、食事、観光など飛行機以外のことが含まれます。

5.トランスファー

  • 現地手配業者の名前
  • 現地係員による送迎の有無
  • バス会社名、バスの種類

空港や駅におけるポータレッジや、ドライバーチップは添乗員の支払いかどうかなども確認。

  • 大型バスの座席数は43〜45席
  • 中型バスには27〜35席
  • マイクロバスは10〜15席

6.ホテルの宿泊施設

  • ホテルの種類、グレード、位置
  • 予約してある部屋の種類、部屋割
  • 部屋の位置、眺望
  • 本館、新館などの建物
  • バスタブ付き、またはシャワーのみか
  • ポーターのチップは添乗員払いか

7.ルーミング

一般的にはツインルームを使用します。
1人部屋の希望者を確認しておきます。

8.食事

  • 食事の回数
  • 食事の内容
  • チップについて

食事が含まれていない場合は、お客さまへの情報提供が必要です。

  • 有名レストラン
  • 名物料理、価格
  • 中華、日本食の情報

機内食の有無も確認します。

同じ料理が続かないことが大事ですね。

9.観光

  • 観光ルート
  • 下車場所
  • 観光時間
  • 日本語ガイドか
  • 入場料は添乗員払いか?
  • ガイド、ドライバーチップは?

10.買い物

旅行の楽しみの1つに「買い物」があります。
確認事項は以下です。

  • 各都市の特産品
  • 有名土産店
  • 有名店の名前、場所、営業時間

ショッピングの案内をいつするかは、日程との兼ね合いです。

11.オプショナルツアー

  • いつ、どこで、どのようなツアーが可能か?
  • すでに手配されているのか?
  • 現地で発表して集客、催行するのか?
  • 誰が主催者か、最少最高人員、バスとガイドの手配、販売価格とランドオペレーターへの支払額

現地での参加人数を予測して手配をしておき、現地で発表・募集するツアーもあります。

現地でお客さまの希望により突発的に手配する場合もあります。

12.ポータレッジ、チップ

下記は添乗員が支払うのか、ランドオペレーターが支払うのか、確認します。

  • 空港やホテルでのポーターへの支払い
  • ガイド、ドライバー、ウエイター、ウエイトレスなどへのチップ

13.バウチャー

自社発行のバウチャーや、ランドオペレーター発行のバウチャーを使用する場合があります。

確認事項は以下です。

  • ランドオペレーターの社名
  • 住所、電話番号、団体名、人数
  • 提供されるサービスの内容
  • 送迎係員とポータレッジの有無

ホテル宛の場合は、以下です。

  • 部屋の数、種類
  • 食事、ポータレッジの有無

レストラン宛の場合は、以下です。

  • 人数
  • 時間
  • 食事内容

バス会社宛の場合は、以下です。

  • 配車時間
  • 使用区間
  • バスの種類

ランドオペレーター発行のバウチャーは、日本出発前か最初の到着地で受け取り、その後各地で使用していきます。

14.航空券

券面記載事項を確認します。

  • 氏名
  • 航空会社
  • 月日、便名、区間
  • 運賃種別、クラス
  • 出発時刻、予約状況(座席)
  • 無料手荷物許容量

1枚1枚、確認します。
氏名のスペルがパスポートと1字でも違うと登場できませんので注意です。

ストライキ、悪天候、病人発生など旅程を余儀なく変更せざるを得ない場合もあります。
運賃・規則の基礎的な知識は身につけておいて損はしません。

15.途中参加、離団

離団者がいる場合には、離団・再合流の日時と場所、別行動中の連絡場所、その間のスケジュールを控えます。

必要な手配状況がどうなっているのかも確認しておかないと、ツアーに支障をきたす恐れがあります。
旅行費用の変更にも注意します。

16.携行金と支払い

  • 携行金
  • 支払い先
  • 支払額の明細確認

17.保険

  • 旅行傷害保険は自社加入か
  • お客さま自信で加入しているのか

訪問国の勉強も大事

  1. 気候
  2. 地理、歴史
  3. 国情
  4. 宗教、風俗、習慣、マナー
  5. 治安、衛生状況
  6. 出入国手続き、通過、時差、国際電話、郵便
  7. ホテル、レストラン、飲料水
  8. 美術館、博物館、テーマパーク、文化遺跡
  9. 土産品、買い物、銀行
  10. 劇場、ショー、ナイトライフ
  11. 自由行動の過ごし方
  12. ニュース
  13. 地図、ガイドブック、パンフレット

先輩添乗員のレポートや資料などを活用して、準備に注力します。
細心の注意を払った準備と勉強が、ツアーの成否にかかわるのです。

事前勉強のやり方がわからない方は「添乗員必殺勉強法」が有益です。
「図書館や映画の活用法、役立つ本」が参考になるからです。

添乗員の持ち物チェックリスト

海外添乗員の打ち合わせ

 添乗員の持ち物

  1. お客さまとの契約関係
  2. 手配関係
  3. 収支関係
  4. 報告関係
  5. お客さまへお渡しするもの
  6. その他

1.お客さまとの契約関係

  • 契約書面
  • 確定書面(最終日程表など)

2.手配関係

  1. 手配書面、手配条件書面
  2. ルーミングリスト、座席割表
  3. 緊急連絡先(旅行会社、現地ランドオペレーター)
  4. 参加者名簿
  5. 宿泊施設からの部屋割表
  6. バウチャー、予約確認書
  7. 資料(宿泊施設・平面図、周辺図、空港内のマップ、時刻表、地図など)

3.収支関係

  1. 携行金
  2. 携行金支払基準書面
  3. 収受金リスト

4.報告関係

  1. 添乗報告書
  2. 携行金収支明細書
  3. 事故・トラブル報告書

5.お客さまへお渡しするもの

  1. 部屋割カード(あれば)
  2. ツアータッグ
  3. ツアーバッジ、ワッペン
  4. アンケート用紙

6.その他

  1. 名札
  2. 掲示用紙
  3. 名刺
  4. ステッカー
  5. 電卓
  6. 文房具(油性マジックペン、セロハンテープ、メモ用紙、修正テープなど)
  7. 携帯電話
  8. 総合旅程管理主任者証

旅行終了後、添乗員のやること3つ

添乗員の打ち合わせ

 旅行終了後に添乗員がやること3つ

  1. 帰着報告
  2. 添乗報告
  3. 精算業務

添乗業務は、上記3つが終了してから完了です。

1.帰着報告

お客さま解散後、旅行会社の事前指示に従い、担当者へツアー終了を連絡します。

 具体的な方法

  • 担当者へ電話などで連絡する
  • 担当部署へ出向いて報告する
  • 担当者の自宅などに報告する

すぐに対応すべきことは、ここで報告するのが重要です。

また、帰着時間が深夜の場合でも、旅行中のクレームやトラブルにより、担当者に電話連絡しておかなければならないこともあります。

後日、指定された日に旅行会社へ報告します。
後述する添乗報告書の提出のほか、携行品の返納、添乗携行金の精算などを行います。

ほとんどの旅行会社は「報告期限」と「報告書面」があります。

2.添乗報告

添乗報告書を作成して、提出します。

添乗の反省点、ホテルや食事場所・観光施設の現地情報、ドライバーから仕入れた情報など、ツアーを企画するうえで役立つ情報を担当者に報告します。

 報告事項

  • 実際の行程、人数、客室数
  • 予定からの変更部分と理由
  • 事故・トラブルがあった場合の詳細および今後対処が必要なこと
  • 貸切バス・宿泊施設・食事施設などの評価
  • オプションの内容
  • お客さまの印象
  • お客さまからの評価や指摘事項

事故・トラブルやお客さまのクレームから直ちに対応すべきことは、添乗の途中や終了直後に報告します。

添乗報告書は他の添乗員にも役立ちます。

3.精算業務

精算書を作成し、携行金を返納します。

 提出するもの

  • 今後のツアーに向けての情報・資料
  • 回収アンケート
  • 未使用のクーポン類や確認書
  • 携行金収支明細書、携行金の残金
  • 関係機関から受領した領収証、減員証明書など

添乗中はバタバタして領収証がぐちゃぐちゃになったり、添乗準備金を自分の財布と混同にして訳がわからなくなったりしがちです。

お金が合わないと信用を失います。

1円も間違えることは許されませんので、きっちり管理します。

精算の所要時間、手当ては?

精算は所要時間は、2時間です。
精算手当ては、だいたい2,500円です(派遣会社による)。

添乗報告書、精算書を添乗中に仕上げるのはかなり難しいです。
帰宅後に自宅で書くことになりますが、残業代は支払われません。

添乗中の夜や、帰りの移動中などで大枠は済ませておくことです。
間違いも減り、後がラクです。

まとめ:添乗員の打ち合わせで、ツアーの土台を固めよう

添乗員の打ち合わせ

添乗出発前の「準備」が、添乗の成否を決めます。

「打ち合わせ」は準備のひとつです。
ツアーの成否は、準備で8割がた、決まります。

準備がすべてなのです。

時間をかけた念入りな準備が、添乗をスムーズにさせます。

なお添乗業務の本質については「添乗の基本業務のたったの2つだけ【数えること、確認すること】」にまとめています。

以上です。

P.S. 徹底した準備が、トラブルの少ないツアーの条件なのです。

関連記事【国内添乗マニュアル】添乗出発前〜到着まで10シーンを解説
関連記事海外添乗マニュアル完全まとめ【出発前から帰国までの5つの流れ】

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