- 添乗員派遣会社「日本旅行グループ・ジャッツ」の特徴、評判・口コミを知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 添乗員派遣会社ジャッツの口コミ評判、特徴
- 添乗員の浦和愛子さんについて
本記事の信頼性
- 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
- 資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
- 添乗:国内・海外計123本(一般団体、教育旅行、視察旅行)
本記事では、添乗員派遣会社「日本旅行グループ・ジャッツ」の特徴、口コミを解説します。
この記事を読むことで「ジャッツ」の5つの特徴、評判・口コミ6個がわかります。
Contents
日本旅行グループの添乗員派遣会社「ジャッツ」の口コミ評判6つ
掲載した口コミは「転職会議」の6個です。
添乗員の口コミは1つだけです(下記1番目)、他は違う派遣業務の口コミです。
- 春〜秋の旅行シーズンは添乗も多く収入もまあまあある。冬の閑散期には仕事も少なくなる。世帯主としての十分な稼ぎが得られそうになく、また不規則な生活なので退職した。アルバイト感覚でやるには色々なところに行けるし、仕事は楽しい
- 女性育休は取りやすい。シフト制なのでまとめた休みも取れる。服装には緩い気がする。女性が働く点で特に気になることはないと思う。契約社員の割合が多い
- 家庭と仕事の時間のバランスがよく取れた。航空会社や旅行会社の内情がわかった。シフト勤務なので身体を壊しやすい。オフィスに窓がないので閉塞感あり。OJTはあるが自分からどんどん聞かないと何も学べない
- 働いている人達がいい人が多い。上司と話し合いや相談ができる。いい意味で古い企業体質なのでベンチャーに合わない人は働きやすいかも。親会社が変わってから人がどんどん辞め、社内の空気が変わった
- 規則がゆるく働きやすい。空港で働きたい人や、あまり服装に縛られたくない人にはおすすめ。シフト制だからなのか給料は安い
- 空港でのセンディング業務を行なっていましたが、事前にどのお客さまが何時にカウンターにくるか分かっているのでスケジュールが立てやすい。基本的にトラブルがなければ定時に上がれることが多い。正社員が少ないように感じた。ほとんどの方が契約社員のため、給料が低いと嘆いていた
全国の添乗員派遣会社は「添乗員派遣会社34社の完全まとめ【基本情報や特徴、待遇を比較】」にまとめています。
添乗員派遣会社「ジャッツ」の特徴5つ【会社概要】
「日本旅行グループ・ジャッツ」は、1978年に設立された日本旅行グループの添乗員派遣会社です。
添乗業務を通して、お客さまに感動と満足をいただける添乗を目指しています。
日本旅行の国内旅行「赤い風船」、海外旅行「マッハ」「ベスト」などの募集型企画旅行(パッケージツアー)および日本旅行の各支店、日本旅行関連の旅行代理店が扱う手配旅行に添乗します。
西日本では「ジャッツ関西」が、九州地区では「日旅九州エンタプライズ」が日本旅行グループの派遣会社です。
会社概要
会社名 | 株式会社ジャッツ | 代表者名 | 黒田 満之 |
本社 | 東京都品川区東大井2丁目13番8号ケイヒン東大井ビル4F | 電話 | 03-5762-3361 |
資本系列 | 株式会社日本旅行 | FAX | |
HP | » 公式サイト | 設立年月日 | 1978年3月18日 |
求人 | » 求人 | 社員数 | 38名(2011年) |
支店 | 東京、羽田空港、成田空港 | 登録添乗員数 | 177名(2011年) |
主な取引先 | (株)アーク・スリー・インターナショナル/(株)エイチ・アイ・エス/(株)エルオルト/(株)MSCクルーズジャパン/外務省/ 科学技術振興機構/近畿日本ツーリスト(株)/(株)クルーズプラネット/軽自動車検査協会/国土交通省/(株)ジャッツ関西/(株)JAFサービス/(株)JTB/(株)ジャルパック/全国大学生活協同組合連合会/(株)旅のデザインルーム/東武タワースカイツリー(株)/東武トップツアーズ(株)/(一社)日本自動車連盟(JAF)/(独)日本政府観光局(JNTO)/(株)日本旅行/(株)日本旅行・グローバルビジネストラベル/日本旅行サービス(株)/(株)日本旅行北海道/(株)日本旅行東北/(株)日旅産業/(株)日旅ビジネスクリエイト/(株)日旅物流/郵船クルーズ(株)/(株)読売旅行 |
5つの特徴
ジャッツの5つの特徴
- 日当
- 福利厚生
- 添乗員の研修
- ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤーを多数受賞
- 幅広い派遣先
1.日当
- 国内日当:9,000円〜
- 海外日当:10,000円〜
その他、下記などの手当があります。
- 打合せ手当
- 精算手当
- 早朝・深夜手当
- 前泊手当
2.福利厚生
- 社会保険制度あり
- 労災保険
- 国内・海外旅行傷害保険
- 定期健康診断(年1回・無料)
- 共済会
- パッケージツアー割引
健康保険は「日本旅行健康保険組合」に加入です。
宿泊やスポーツクラブなどの補助が受けられます。
日本旅行グループ会社対象の「共済会」制度に加入となり、慶弔、入院、介護などの補助金を支給しています。
また日本旅行のパッケージツアーが割引されます。
3.添乗員の研修
- 基礎相当研修(5日間、教材費実費)
- 総合旅程管理研修(TCSA主催、実費)
- 各種研修会実施
- 救急救命講習会
4.ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤーなど多数受賞
ジャッツから多数受賞している印象です。
2019年のグランプリはジャッツの「菅谷 眞弓」さんでした。
日本一の添乗員「原 好正」さんもジャッツの所属です。
2007年「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー」グランプリを受賞、2014年に観光関係功労者国土交通大臣表彰を受賞です。
原さんが書いた本は「日本一の添乗員が書いた接客業のおすすめ本【添乗は究極サービス業】」で解説しています。
2009年「ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー」日本添乗サービス協会会長賞を受賞した「浦和愛子さん」については後述します。
5.幅広い派遣先
- スタッフ派遣(旅行事務、コールセンター、各種オフィスワーク、イベントスタッフ)
- ツアーコンダクター(インバウンド、イベント、通訳・翻訳)
- 空港関連(出発受付、ミートアシスト、インバウンド送迎、引率、空港内各種業務)
日本旅行専属の派遣会社として、日本旅行およびグループ関連会社でさまざまな職種につけます。
添乗員は日本旅行のパッケージツアーの添乗が多いです。
日本旅行の添乗員・浦和愛子さん【プロフィール/添乗で心がけていること】
日本旅行ジャッツ所属の添乗員・浦和愛子さんについて解説します。
日本旅行の添乗員・浦和愛子さんのプロフィール
1977年、株式会社日本旅行に入社。
関東支社国際課に配属され、主として海外旅行手配業務、販売促進業務、運輸省へのチャーター申請などの業務に携わる。
当初よりその英語力を生かし若干20歳からハワイ、アメリカ、ヨーロッパを中心とした添乗業務をスタート。
その後、大手旅行会社での添乗員としての経験を経て、再び日本旅行のグループ会社・ジャッツに入社、専任添乗員としてパッケージツアーのほか、様々な形態のツアーへの添乗業務と後進の添乗員の指導にもあたっている。
2008年にオープンした日本旅行・新宿支店ヨーロッパプラザの立ち上げにはチームリーダーとして参加。
1日で欧州旅行1,600万円という販売記録を持つ。
日本旅行での添乗等の業務のみならず、日本旅行業協会の「総合旅行業務取扱管理者研修」「添乗員レベルアップ研修」などの講師として、日本添乗サービス協会では「旅程管理研修」の講師としても活躍、また、同業他社での欧州レクチャー講師、学校にてマナー、接遇などの講演を行うなど多方面で旅行業界に貢献している。
趣味は映画鑑賞と朗読で、定期的に朗読や発声方法の訓練を受け、地域の活性化や観光に少しでも役立ちたいとの思いから朗読ボランティアを続けている。
2015年4月の添乗経験
- 添乗日数:5,500日
- 添乗:1,117回(うち海外992回)
- 添乗経験年数:39年(1977年~2015年)
受賞歴
- 2009年:ツアーコンダクター・オブ・ザ・イヤー「日本添乗サービス協会会長賞」を受賞
- 2015年:最年少で「観光関係功労者 国土交通大臣表彰」を受賞
2020年1月には「日本添乗サービス協会」の国家試験のお手伝いや、「添乗業務レベルアップ研修」の講師もしています。
浦和愛子さんが添乗で1番心がけていること
お客さまの顔と名前を、現地に到着するまでに全部覚えることです。
なかなかできることではありません。
ただやる価値は十分あります。
メリット3つ
- 出会い頭のインパクトがある
- 名前を覚えてもらえるのは嬉しい
- 「他の添乗員とは違う」と思ってもらえる
最初の印象が大事です。
名前を覚えることは有効です。
他の添乗員はなかなかできない、やろうとしないからです。
名前を覚えるコツは、名前を呼ぶことです。
そのためのパスポートコピーなのですね。
浦和愛子さんのコメント
- お客さまの目が厳しい
- 海外赴任経験がある方も多い
- 添乗員もある程度の語学はできたほうが良い
- 立ち居振る舞いなどの所作が見られている
団塊世代は厳しいです。
私も添乗でみっちりと指導を受けました。
名前を覚えることは有効な手法です。
浦和愛子さんが添乗員として気をつけていること
コーディネーターの役割を意識することです。
多様なニーズを持ったお客さまが多いからです。
浦和愛子さんの具体例
- 第2ブランドのツアーだと、都市の中心部からホテルが少し遠くなることもある
- 中心部までバスなどの公共交通機関で行ったら時間もかかる、でもタクシーよりも値段が安い
- ツアーのお客さま2組で朝に待ち合わせして、タクシーで移動の時だけ一緒に行ってもらう
素晴らしい対応です。
すぐに実践できる具体例です。
浦和愛子さんの若手へのアドバイス
- 色々なものに興味や関心を持つ
- 失敗を恐れないで挑戦する
添乗員の引き出しを増やすために、興味関心の幅は広いほうが良いです。
得意分野をつくることも大事です。
浦和愛子さんは、話し方教室やプレゼンテーション教室、アナウンサースクールで勉強しています。
素晴らしい姿勢に脱帽です。
浦和愛子さんに学ぶ添乗員に求められる3つの能力
- 危機管理能力
- 情報収集能力
- コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力
浦和愛子さん曰く、以下です。
- 事故や事件、自然災害などの時は、最悪のケースを想定して打つ手と考えている
- ネット情報は正しいとは限らないので、情報収集能力と、それをお客さまに上手く伝えられるかが大切
- 語学も必要ですが、日本語でいかにお客さまにさまざまなことを伝えられるか、理解していただくか
お客さまは事前にネットで調べています。
画像でも動画でもなんでも見られる時代です。
訳知り顔で添乗員に詰めてくる人もいます。
添乗員もスマホで情報を収集します。
しかし情報の根拠には注意が必要です。
インターネットの情報は信頼性に欠けるものもあるからです。
デジタルな情報は誰にでも手軽に得られます。
アナログな情報は行った人にしかわかりません。
添乗員は「デジタルとアナログの両面に強い」と光ります。
まとめ:ジャッツの特徴や評判・口コミを知り、日本旅行ブランドで仕事をしよう
「さすがのカリスマ添乗員」の印象です。
英語力、プレゼン力、危機管理能力、情報収集力、などさまざまな能力を持った添乗員です。
添乗員の役割はお客さまを喜ばせることです。
喜ばせる方法は1つではありません。
正解はありません。
お客さまとの相性もあります。
唯一言えるのは「自分の添乗は自分にしかできない」です。
ジャッツは「日本旅行ブランド」で仕事ができる強みがあります。
「ジャッツの求人」には添乗員だけでなく、旅行に関する仕事もたくさんあります。
以上です。
P.S. 先駆者から学びつつ、添乗スタイルを追求していきましょう。
関連記事おすすめの添乗員派遣会社3社をランキングで比較【口コミ・評判】
関連記事添乗員になるには2つの方法【添乗員派遣会社に登録/旅行会社に入社】