- 「堀江貴文さんの『多動力』の内容を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
本記事の内容
- 『多動力』の読書感想文・書評
- 口コミ、関連動画
- グッときた言葉ベスト3
本記事を書いている私は、堀江貴文さんの書籍30冊読みました。
» ホリエモンのおすすめ本30選まとめ【没頭思考をインストール】
本記事は「多動力」の読書感想です。
スキルの横断を可能にするのが多動力です。
「中途半端、器用貧乏」と罵られそうですが、必須の力です。
多動力を身につけ、人生を楽しむための1冊です。
Contents
『多動力』のグッときたところベスト3
グッときたところベスト3
- 1位:3つの肩書きをもてば、あなたの価値は1万倍になる
- 2位:目指すべきは、完璧ではなく、完了
- 3位:人生に目的なんてない
順番に解説します。
1位:3つの肩書きをもてば、あなたの価値は1万倍
あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない。
複数の肩書きを掛け算し、レアな存在になろう。
あらゆる産業の”タテの壁”が溶けた今、1つの肩書きにこだわっていてはいけない。
レアな存在になる方法
- 1つのことに1万時間取り組むと「100人に1人」の人材になれる
- 3つの分野でそれぞれ1万時間取り組み、「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」=「100万人に1人」
1万時間とは、「1日6時間×休みなし×5年間」
あるいは、「1日8時間×週5日×5年間」
近い分野より、離れた分野を掛け合わせたほうが希少性が高まるのです。
1万時間には説得力がある
私は旅行会社の営業マンとして、5年後に仕事が獲得できるようになったからです。
私の肩書き(投下時間)
- 旅行会社の営業マン=40,000時間
- 読書人=7,000時間
- ブロガー=7,000時間(2023年1月時点)
- ランナー=2,500時間
- 遊び人(ゲーム)=10,000時間
- 添乗員=2,000時間
10,000時間に到達してるのは「営業マン×ゲーマー」の2つだけです。
3つありません。
ゲーマーといっても1つのゲームではありません。
今までの人生で色々なゲームに投下してきた合計で10,000時間です。
10,000時間に到達するまでに必要な時間は、以下のとおり。
- 読書人=1日1時間であと8年
- ブロガー=月200時間であと3年
- ランナー=月20時間であと31年
- 添乗員=月5本×1泊2日の添乗で、あと6年
道のりは長いです。
スキルを棚卸しするときの基準は「10,000時間」です。
10,000時間を投下して、肩書きを増やしたくなりました。
各項目の最後に「やってみよう!」リストがついています。
「やってみよう!」リスト
□ あなたの肩書きを紙に書き出してみよう
□ 3つ以上ない人は、反省しよう
□ 反省(2秒でいい)が終わったら、欲しい肩書きを理想でいいから書いてみよう
□ では、その肩書きを手に入れるにはどうしたらいいか。1万時間を捻出するための計画を立ててみよう(具体的に)。
2位:目指すべきは、完璧ではなく、完了
「すべての仕事で100点を取らなければいけない」と追い込まれてしまっては、すぐに息切れするし、大量のアウトプットをすることはできない。たまに”手抜き”をすることで、膨大な仕事を継続的にすることができる。
会社員時代、1つひとつの仕事に全力を尽くしてきました。
もっとスピード重視でも良かったです。
仕事に忙殺されたからです。
完璧主義は多動力に不要です。
多動力に必要なのは、「完了主義」と述べられています。
とにかく完了させる。
完了させたら次へ行く。
「手を抜く」は悪いことと考えがちです。
しかし本書を読むと「手抜き」は素晴らしい仕事を生むために必要なスキルです。
手を抜いて、浮いた時間をうまく活用すれば、さらに良い仕事ができます。
人生を加速させるために、うまく「手抜き」ができないと仕事が終わりません。
手を抜いて何をするかが、大事です。
「手抜き」こそ、今の私に必要な言葉でした。
「やってみよう!」リスト
□ 企画書やプレゼン資料のうち2割は手抜きでやってみよう。
□ その分、浮いた時間で新しいことを始めよう。
□ 新しいことは、自分がワクワクすることなら何でもいい。新規プロジェクトを提案してもいいし、早く退社して合コンに行ってもいい。
□ 一度手をつけたものは、「完了」させることを心がけよう。
3位:人生に目的なんてない
人生に目的なんてない。
今を楽しむことだけが、すべてなのだ。〜中略〜
僕はそもそも「アイデアを見つけたい」「人脈を広げたい」なんていう頭でっかちな考えをもって日々を過ごしてはいない。
おもしろい人たちとおもしろい時間を過ごす。その結果、偶然のようにアイデアが生まれ、仕事につながり、遊びにもつながる。
1日24時間をできるだけ「ワクワクすること」だけで埋まるように努めている。その方法はこの本ですべて書き尽くした。
何か具体的な目的のための手段として人生を送ってはいけない。
楽しむことだけがすべてなのだ。
好きなことを好きなだけやっていると、手元に何かが残っているのだ。
人は「おもしろい」「ワクワクする」と感じられれば、時間を忘れて目の前の体験に没入できる。〜中略〜
今生きている時間、この瞬間を楽しまず、ただ歯を食いしばって努力したところで、思うような成果なんて得られない。
今がすべてであり、「将来の夢」や「目標」なんて必要ない。
「想定の範囲外」の新しいプロジェクトが次から次へと頭に浮かび、毎日がおもしろくてたまらない。僕はそんな人生を送っていきたい。
人生にゴールや終着点なんてあってたまるか。
僕は今日、明日、あさってと、常に自分を捨てながら新しい自分に生まれ変わっていきたい。
「多動力」こそ、僕が僕であり続けるための最大の原動力なのだ。
嫌なことをやめ、やりたいことをやる。
シンプルです。
多くの成功者が「目的なんてない。好きなことをやっているだけ」と答えます。
成功真理です。
本書を読んで「もっと行動しよう」と思えたなら、堀江貴文さんの言いたいことが伝わった証拠。
たくさん動いて、たくさん楽しんで、毎日を夢中で過ごせる人生に変えていけます。
「やってみよう!」リスト
□ とにかく動け。
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『多動力』とはいくつもの異なることを同時にこなす力
各業界を超えていく多動力
「かけ持ちは器用貧乏」と言われ、敬遠されていました。
しかしこれから時代は「多動力こそ最も必要な能力」と述べられています。
多動力が必要な理由
・インターネットですべての産業が「水平分業型モデル」になり、「タテの壁」がなくなるから
各業界を超えていく能力、「多動力」が必要なのです。
堀江貴文さんのように好きなことをハシゴしまくることは、日本の価値観「ひとつのことを極める。一点突破」とは真逆です。
1つのことをコツコツやる時代は終わり、次から次へとたくさんのことに手を出す。
本書が刷り込まれた価値観を覆します。
仕事が楽しくなり、人生が充実する助けになる1冊です。
目次、書籍情報
目次
第1章.1つの仕事をコツコツとやる時代は終わった
第2章.バカ真面目の洗脳を解け
第3章.サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
第4章.「自分の時間」を取り戻そう
第5章.自分の分身に働かせる裏技
第6章.世界最速仕事術
第7章.最強メンタルの育て方
第8章.人生に目的なんていらない
1章では、コツコツやる価値観の破壊。
2章では、完璧主義、準備至上主義など真面目さの破壊。
3章では、バランス主義のおかしさの指摘。
4、5、6章では、多動力の身につけ方がわかります。
バカ真面目な人におすすめ
こんな方におすすめ
- バカ真面目な人
- 仕事がうまくいかない人
- 多動力を身につけたい人
私はよく「真面目」と言われます。
本書はそんな価値観を壊します。
本書を読んで、「手抜き」をポジティブにとらえられるようになりました。
もれなく「1つのことを極める」価値観も壊します。
Amazonより紹介文を要約
1つのことをコツコツとやる時代は終わり。
すべてのモノがインターネットに繋がり、全産業の「タテの壁」が消える。
必須スキルは、あらゆる業界の壁を軽やかに飛び越える「多動力」です。
なお多動力を推進する「マルチポテンシャライト」は「【書評】マルチ・ポテンシャライトの4つの仕事モデル【器用貧乏OK】」で解説しています。
著者:堀江貴文のプロフィール
1972年福岡県生まれ。実業家。SNS media & consulting株式会社ファウンダー。元ライブドア代表取締役社長CEO。
宇宙ロケット開発や、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」のプロデュースなど、多岐にわたって活動中。
有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は1万数千人の読者を持つ。
また会員制コミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」も盛況。
著書に『ゼロ』『本音で生きる』『多動力』『自分のことだけ考える。』『これからを稼ごう』などがあり、ベストセラー多数。
twitterアカウント:@takapon_jp
書名 | 『多動力』 |
---|---|
著者 | 堀江貴文 |
単行本 | 228ページ |
出版社 | 幻冬舎 |
発売日 | 2017/5/27 |
『多動力』の口コミ、動画
Amazonの口コミ7557個
口コミの52%が5つ星です(2023年8月)。
»『多動力』の口コミを見る
Twitterの口コミ6個
ホリエモンこと、堀江貴文さんは睡眠を非常に重視されている方である。
彼の明晰な頭脳とバイタリティ溢れる行動力と精神力は日頃の充分な睡眠時間に支えられているものと思われる。
氏の著作「多動力 堀江貴文著 幻冬舎」の中で、堀江貴文氏は1日に最低6時間は寝るようにしているそうた。 pic.twitter.com/zx72O8mHA2— 堀田 努 (@cufix304) May 11, 2020
日記更新しました!
この本で印章に残ったポイントは以下3つ。
①飽きっぽい人ほど成長する
②「自分の時間」を生きる
③誰も自分には興味がない【読書】多動力(堀江貴文)https://t.co/1rZYlfHhAo
— ぴよたな@転職しました (@piyo_tana) May 10, 2020
https://twitter.com/hirosh3838/status/1258314096786550784?s=20
【多動力 著:堀江貴文】
✅多動力を身につけるには?
完璧主義でなく完了主義になる
走りながら考える
1番最初に手をあげるバカになる
1日をワクワクした予定で埋め尽くす
肩書3つ以上のレアキャラになる
手を抜く。ここぞの時に力を出す
⬇️下記で無料で聴けますhttps://t.co/k1jSlDFOxY… pic.twitter.com/vdL9ZHE3pG
— ぴらの@ショート動画で月200万 (@piranoman) May 7, 2020
最近読了した本
「多動力」堀江貴文 @takapon_jp
幼少期から疑問を持ってた日本の仕来り、美徳を払拭してくれた一冊
自分が動きたいように動く、の多動を
見事に価値変換してます
自分の置かれている環境で出来ないこともあるけど、実践してみようと思えました。
マルチタスク!! pic.twitter.com/VNo5iR3akE— AKIO. (@AKIO81988413) April 4, 2020
解説動画3本
まとめ:価値観を壊し、人生を楽しむ生き方を身につけよう
まとめ:グッときたところベスト3
- 1位:3つの肩書きをもてば、あなたの価値は1万倍になる
- 2位:目指すべきは、完璧ではなく、完了
- 3位:人生に目的なんてない
行動しまくることで、相乗効果を発揮する。
行動すれば行動するほど、ジャンルが異なれば異なるほど、威力を発揮するのが「多動力」です。
例えるなら、大きな宇宙を「多動力」で駆け巡り、自分だけの星座を描くような力です。
点と点が有機的に結びつくことで、新しいアイデアを生み出します。
アイデアを生み出すために行動しているようなものです。
1つをトコトン極められなくても、かけ算すればいいのです。
かけ算には「楽しさ」が加わると最強です。
多動力は、ひたすら「今」を楽しむための力なのです。
以上です。
P.S. 価値観を捨て、多動力を身につけよう。
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