- 「ビートたけしさんの書籍『芸人と影』の名言を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
本記事の内容
- 『芸人と影』ビートたけし【著】のグッときた名言ベスト3と、考えたこと
- 概要、4つの章の目次、口コミ
本記事を書いている私は、ビートたけしさんが好きで30冊以上読んできました。
重複のネタがないのはさすがです。
本記事は、『芸人と影』ビートたけし【著】の読書感想文・書評です。
この記事を読むことで、歴史上の人物「ビートたけし」の名言がわかります。
本書は吉本の闇営業などの時事ネタを扱っています。
本記事内では時事ネタは取り上げず「たけしさんの名言」にフォーカスしています。
Contents
【感想・書評】ビートたけしの『芸人と影』のグッときた名言ベスト3
グッときた名言ベスト3
- 【第1位】自分が「やりたい」と言ってやってる仕事なんだから、そりゃカタギと同等の保障なんてあるわけないんでさ
- 【第2位】努力しなきゃ宝くじを買ったことにもならない
- 【第3位】衝撃的で、新鮮で、もう一回みたいと思えるかどうかってことだけ
順番に解説します。
【第1位】自分が「やりたい」と言ってやってる仕事なんだから、そりゃカタギと同等の保障なんてあるわけないんでさ
芸人なんてのは、そもそも収入が不安定なことなんて織り込み済みで、「お笑いが好きだから」「一発当ててやろう」と自分から望んで始めた商売なんだからね。どんなに苦しくても、バイトでもなんでもやりながら耐えなきゃいけないのが前提なんだよな。
〜中略〜
さっき「芸人は社会の最底辺だ」と言ったけど、それに加えて「社会が平和だからなんとか成り立つ商売」なんだよな。保証なんてあるわけないんでさ。世の中を見れば、「やりたくない仕事だけど生活のために続けてる」って人はたくさんいるんだからね。その辺の覚悟は持っておかないと、知らないうちに「甘え」は大きくなってしまう。
「やりたいことで稼ごうなんて、図々しい話だよ」
たけしさんのそんな言葉が聞こえてきそうです。
- やりたいことでは、安定的に稼げない
- やりたくないことは、安定的に稼げる
どちらを取るか。
両方取ることはできない。
どちらかしか、取れない。
「有名人はやりたいことをやって、稼げてるじゃないか」という反論があるかもしれません。
やりたいことで稼げているかもしれませんが、有名になることで日常は不自由しているかもしれません。
「有名税」です。
プラスの面があれば、マイナス面がある
人生はうまくできています。
作用反作用の法則です。
私の経験談
・仕事が原因で、慢性蕁麻疹を発症して1年半、ガマンして働き続ける
⇄
・今では1年半、休職して、好きなことをやり続ける
・小さな仕事に全力を尽くして、信頼を得る
⇄
・大きな仕事でミスをしても、目をつぶってもらえる
・ランニングで苦しい思いをする
⇄
・本番のレースでラクになる
・ブログでまったく稼げない
⇄
・ストレスがまったくない
こんなのが無数にあります。
ほとんど例外がありません。
何かを差し出せば、何を得られるようになっているのです。
【第2位】努力しなきゃ宝くじを買ったことにもならない
才能はなきゃダメだけど、才能だけでたどり着けるレベルには限界がある。しかも芸能界で成功するには「運」も必要だ。芸の世界で成功するのは伝統芸能の家元に生まれたヤツ以外、宝くじに当たるような確率だよ。だけど、努力しなきゃ宝くじを買ったことにもならない。「努力が報われる可能性は限りなく低い。だけど、努力しなきゃ絶対に報われない」っていうのが真実でね。だからヘンなつきあいにかまけてる場合じゃないという面はあるんだよな。
成功の方程式は、努力×才能×運。
才能と運は持って生まれたものだから、操作しようがありません。
唯一、努力だけが自分で数字を上下できます。
成功するためにできることは、努力だけです。
掛け算なので才能や運がマイナスの場合、大きくマイナスに振れる可能性があるのが怖いところです。
「才能と運がゼロだったら、その時点でアウト」と言う方もいるかもしれません。
掛け算なので、才能と運、どちらかがゼロなら、その時点でアウトです。
解決策は「足し算」
成功の別解は「努力+才能+運」です。
いつ成功するかわかりませんが、足し算であればいつか成功できます。
才能や運がマイナスでも、左右されません。
成功できるようになっています。
ただし、時間が必要です。
買えば当たりますが、生きているうちに当たらない可能性もあるのです。
もっと言えば、宝くじを買うなんて誰にでもできるのです。
誰にでもできることをやらないのは怠慢です。
努力は凡人にできる最低限の行動なのです。
【第3位】衝撃的で、新鮮で、もう一回みたいと思えるかどうかってことだけ
人気商売においては、技術的に上手いか下手かというのはあまり問題じゃない。受けるかどうかのポイントは、衝撃的で、新鮮で、もう一回みたいと思えるかどうかってことだけなんだよな。
言い換えると、以下の3つです。
・インパクト
・新しい
・リピート
今までにない、人と違ったものを「自分のアタマ」で考えて、生み出さなくてはリピートされません。
ブログも同じです。
私はトップブロガーの真似をしていますが、読まれません。
やはり、二番煎じはマンネリのもと。
新しいものを常に生み出して、読者が驚くような画期的なブログを書かなくてはなりません。
金太郎飴は「飽きる」もとなのです。
たけしさんは「もっとバクチを打たなきゃダメだよ」と言います。
スケールの小さいことをやっていては、ダメなのです。
つまりは、変化し続けないといけないのです。
ビートたけしの『芸人と影』の概要、4つの章
概要・要約【たけしさんの本音】
Amazonより紹介文を要約
芸能界の光と闇を誰より知るビートたけしが、「闇営業とヤクザ」「テレビ業界の真実」について持論を展開。
テレビでたけしが吠えた一言「オイラたち芸人は、猿まわしの猿なんだ」の真意とは。
公共の電波には乗せられない放送コード完全無視の内容です。
いつもどおりのバッサリした口調で、たけしさんの本音が楽しめます。
・ヤクザとの距離の取り方
・吉本の闇営業問題
・徳井義実の税金問題
・インターネットの罪
・働き方改革、副業について
誰もが言えないことを痛快に言ってくれます。
読んでいて気持ちがいいです。
4つの章
目次
第1章.芸人と闇
第2章.テレビの闇、ネットの闇
第3章.ニッポンの闇、政治の闇
第4章.話題の芸能&スポーツ一刀両断
努力できない人におすすめ
こんな方におすすめ
- ビートたけしさんが好きな人
- 芸能界の裏事情に興味のある人
- 努力できない自分に喝を入れてほしい人
たけしさんの努力論が少し語られています。
著者:ビートたけしのプロフィール
1947年東京都足立区生まれ。
漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡。その後、テレビ、ラジオのほか映画やアートでも才能を発揮し、世界的な名声を得る。
97年『HANA‐BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞、03年『座頭市』で同映画祭監督賞を受賞。
書名 | 『芸人と影』 |
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著者 | ビートたけし |
単行本 | 189ページ |
出版社 | 小学館 |
発売日 | 2019/11/28 |
『芸人と影』の口コミ
Amazonの口コミ39個で、51%が5つ星です(2020年5月15日現在)。
Twitterの口コミ8個を引用
今日は、ビートたけしさん『芸人と影』小学館新書を読了。
これは『週刊ポスト』の連載がベースです。
内容は吉本闇営業や内田裕也特集などがありました。
『天皇陛下御即位三十年奉祝感謝の集い』祝辞全文は貴重です。
この本は読み読み易く一気読みでした。
元気を出したい時にはオススメ💮ですよ! pic.twitter.com/XIV6KecAMb— hatta (@hotta_1103yahoo) February 3, 2020
ビートたけし/著 「芸人と影」
私は、同意見
世間を笑わせる存在だったはずの芸人たちは、世間に笑われる存在にまで堕とされてしまう世間、TV、ネットが
よってたかって芸人やタレントの笑い
を殺しにかかっている— canta108 (@fascist_vice) November 30, 2019
ビートたけしさんの『芸人と影』を読了!!
あくまでの芸人というスタンスで語ることにこの人の美学があり、ある意味それが逃げにもなっている気がするな・・
ちなみに「天皇陛下御即位三十年奉祝感謝の集い」でやった祝辞も全文掲載されてます。 pic.twitter.com/TV1AaGtbGI— 大森大(板橋区) (@dai5599) December 15, 2019
ビートたけし「オイラたち芸人は、猿回しの猿なんだ」あの問題発言の真意を語った一冊に注目(Book Bang)
初登場の『芸人と影』。ビートたけしさんが2019年に大きな話題となった芸能界と闇の世界との関わりについて語った一冊。https://t.co/szPxtsTbUS
— 大倉野のりゆき (@nori885) December 14, 2019
芸人と影 ビートたけし
2019 年の芸能から政治、スポーツ、教師いじめからあおり運転まであらゆる事件をタブーなしでぶった斬る。
何か事件が起こると松本さん、たけしさん、岡村さんがどう言うのか凄く知りたくなる。考え方のひとつのコンパスとして。
紅白の浅草キッドも泣けたなあ。 #読了 pic.twitter.com/ORUc4zkGt4
— ゐーくら (@Takumi_dawn) January 16, 2020
ビートたけしさんの『芸人と影』(小学館)読んでる。昨年世間を騒がせた闇営業や脱税等、芸人のスキャンダルを芸人論の視点からたたっ斬る。「ここまで説明入れないと理解されない」ってくらいに詳しく書かれているので、「芸人は真面目に生きなくてはいけない」と考える人には見て欲しい。
— ビリー (@madaikerukara) January 19, 2020
ビートたけし『芸人と影』(小学館新書)。若い頃からヤクザや事務所を通さない営業と関はつてきた人だけに反社や闇営業についての言葉は説得力に満ちて居る。吉本芸人の涙の会見に「オイラは冷めた」とも。一度哀れに思はれた芸人が人を心から笑はせられるかとの問ひは重い。純和風カジノには笑つた。
— 中性脂肪伯爵@執筆依頼のない相模原の蔵書家w (@kaz0406naka) December 14, 2019
たけし、古今亭志ん生について「本質はものすごく真面目な人」ではないかといい、こう続ける。《あの人の芸を聴けばわかる。本当に志ん生さんが自暴自棄だったら、絶対にあんな高度な話術にはたどり着けない。小唄・端唄だって全部できるし、講釈まで一流なんでさ。》ビートたけし「芸人と影」。
— urbansea (@urbansea) December 15, 2019
まとめ:『芸人と影』努力を積み上げよう
まとめ:グッときた名言ベスト3
第1位 自分が「やりたい」と言ってやってる仕事なんだから、そりゃカタギと同等の保障なんてあるわけないんでさ
第2位 努力しなきゃ宝くじを買ったことにもならない
第3位 衝撃的で、新鮮で、もう一回みたいと思えるかどうかってことだけ
読書は今の自分に必要なことを教えてくれる。
本の読み方は人それぞれ。
感じ方も人それぞれ。
闇営業についてたけしさんの愛のあるコメントは印象的でした。
それ以上に刺さったのが「努力論」。
人によってはスルーしてしまうところかもしれません。
ただ、今の私は「努力」を必要としているので、思いきり刺さりました。
読書は今の自分に必要なことを教えてくれます。
以上です。
P.S. 名言「誰にでもできる努力を、誰にでも真似できないくらい」をくれたたけしさんに感謝します。
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