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【感想・書評】ビートたけしの『芸人と影』のグッときた名言ベスト3

2020年5月16日

【感想・書評】ビートたけしの『芸人と影』のグッときた名言ベスト3
  • 「ビートたけしさんの『芸人と影』の名言を知りたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 本記事の内容

  • 『芸人と影』ビートたけし【著】のグッときた名言ベスト3と、考えたこと
  • 概要、4つの章の目次、口コミ

本記事を書いている私は、ビートたけしさんの著作を30冊以上読んできました。
重複のネタはありません。

本記事は「芸人と影」の読書感想・書評です。
この記事を読むことで、歴史上の人物「ビートたけし」の名言がわかります。

本書では吉本の闇営業などの時事ネタを扱っています。
この記事では時事ネタは取り上げず「たけしさんの名言」にフォーカスしています。

【感想・書評】ビートたけしの『芸人と影』のグッときた名言ベスト3

【感想・書評】ビートたけしの『芸人と影』のグッときた名言ベスト3

 グッときた名言ベスト3

  • 1位:「やりたい」と言ってやってる仕事なんだから、カタギと同等の保障なんてあるわけない
  • 2位:努力しなきゃ宝くじを買ったことにならない
  • 3位:衝撃的で、新鮮で、もう一回みたいと思えるかどうかだけ

順番に解説します。

1位:「やりたい」と言ってやってる仕事なんだから、カタギと同等の保障なんてあるわけない

芸人なんてのは、そもそも収入が不安定なことなんて織り込み済みで、「お笑いが好きだから」「一発当ててやろう」と自分から望んで始めた商売なんだからね。どんなに苦しくても、バイトでもなんでもやりながら耐えなきゃいけないのが前提なんだよな。

〜中略〜

さっき「芸人は社会の最底辺だ」と言ったけど、それに加えて「社会が平和だからなんとか成り立つ商売」なんだよな。保証なんてあるわけないんでさ。世の中を見れば、「やりたくない仕事だけど生活のために続けてる」って人はたくさんいるんだからね。その辺の覚悟は持っておかないと、知らないうちに「甘え」は大きくなってしまう。

「やりたいことで稼ごうなんて、図々しい話だよ」

たけしさんのそんな言葉が聞こえてきそうです。

  • やりたいことでは、安定的に稼げない
  • やりたくないことは、安定的に稼げる

どちらを取るか。

両方取ることはできない。
どちらかしか、取れない。

「有名人はやりたいことをやって、稼げてるじゃないか」という反論があるかもしれません。

やりたいことで稼げているかもしれませんが、有名になることで日常は不自由しているかもしれません。
「有名税」です。

プラスの面があれば、マイナス面がある

人生はうまくできています。
作用反作用の法則です。

 私の経験談

・仕事が原因で、慢性蕁麻疹を発症して1年半、ガマンして働き続ける

・今では1年半、休職して、好きなことをやり続ける

・小さな仕事に全力を尽くして、信頼を得る

・大きな仕事でミスをしても、目をつぶってもらえる

・ランニングで苦しい思いをする

・本番のレースでラクになる

・ブログで稼げない

・ストレスがない

こんなのが無数にあります。
ほとんど例外がありません。

何かを差し出せば、何を得られるようになっているのです。

2位:努力しなきゃ宝くじを買ったことにならない

才能はなきゃダメだけど、才能だけでたどり着けるレベルには限界がある。しかも芸能界で成功するには「運」も必要だ。芸の世界で成功するのは伝統芸能の家元に生まれたヤツ以外、宝くじに当たるような確率だよ。だけど、努力しなきゃ宝くじを買ったことにもならない。「努力が報われる可能性は限りなく低い。だけど、努力しなきゃ絶対に報われない」っていうのが真実でね。だからヘンなつきあいにかまけてる場合じゃないという面はあるんだよな。

成功の方程式は、努力×才能×運。

「才能と運」は操作できません。
持って生まれたものだからです。

「努力」だけが「変数」です。
成功のためにできることは、努力だけなのです。

かけ算なので才能や運がマイナスの場合、大きくマイナスに振れる可能性があるのが怖いです。

「才能と運がゼロだったら、その時点でアウト」と言う方もいるかもしれません。

かけ算なので「才能と運」のどちらかがゼロなら、その時点でアウトです。

解決策は「足し算」

成功の別解は「努力+才能+運」です。

いつ成功するかわかりませんが、足し算であればいつか成功できます。
才能や運がマイナスでも、左右されません。

成功できるようになっています。
ただし、時間が必要です。
買えば当たりますが、生きているうちに当たらない可能性もあるのです。

もっと言えば、宝くじを買うなんて誰にでもできるのです。
誰にでもできることをやらないのは怠慢です。

努力は凡人にできる最低限の行動なのです。

3位:衝撃的で、新鮮で、もう一回みたいと思えるかどうかだけ

人気商売においては、技術的に上手いか下手かというのはあまり問題じゃない。受けるかどうかのポイントは、衝撃的で、新鮮で、もう一回みたいと思えるかどうかってことだけなんだよな。

言い換えると、以下の3つです。

  • インパクト
  • 新しい
  • リピート

今までにない、人と違ったものを「自分のアタマ」で考えて、生み出さなくてはリピートされません。

ブログも同じです。

私はトップブロガーの真似をしていますが、読まれません。

やはり、二番煎じはマンネリのもと。

新しいものを常に生み出して、読者が驚くような画期的なブログを書かなくてはなりません。

金太郎飴は「飽きる」もとなのです。

たけしさんは「もっとバクチを打たなきゃダメだよ」と言います。
スケールの小さいことをやっていては、ダメなのです。

つまり、変化し続けないといけないのです。

ビートたけしの『芸人と影』の概要、4つの章

ビートたけしの『芸人と影』の概要、4つの章

概要・要約【たけしさんの本音】

 Amazonより紹介文を要約

芸能界の光と闇を誰より知るビートたけしが、「闇営業とヤクザ」「テレビ業界の真実」について持論を展開。
テレビでたけしが吠えた一言「オイラたち芸人は、猿まわしの猿なんだ」の真意とは。
公共の電波には乗せられない放送コード完全無視の内容です。

いつもどおりのバッサリした口調で、たけしさんの本音が楽しめます。

・ヤクザとの距離の取り方
・吉本の闇営業問題
・徳井義実の税金問題
・インターネットの罪
・働き方改革、副業について

誰もが言えないことを痛快に言ってくれます。
読んでいて気持ちがいいです。

4つの章

目次

第1章.芸人と闇
第2章.テレビの闇、ネットの闇
第3章.ニッポンの闇、政治の闇
第4章.話題の芸能&スポーツ一刀両断

努力できない人におすすめ

こんな方におすすめ

  • ビートたけしさんが好きな人
  • 芸能界の裏事情に興味のある人
  • 努力できない自分に喝を入れてほしい人

たけしさんの努力論が少し語られています。

著者:ビートたけしのプロフィール

1947年東京都足立区生まれ。
漫才コンビ「ツービート」で一世を風靡。その後、テレビ、ラジオのほか映画やアートでも才能を発揮し、世界的な名声を得る。
97年『HANA‐BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞、03年『座頭市』で同映画祭監督賞を受賞。

書名 『芸人と影』
著者 ビートたけし
単行本 189ページ
出版社 小学館
発売日 2019/11/28

»『芸人と影』の詳細を見る

『芸人と影』の口コミ

『芸人と影』の口コミ

Amazonの口コミ132個で、43%が5つ星です(2023年8月)。

 Twitterの口コミ8個を引用

まとめ:『芸人と影』努力を積み上げよう

まとめ:『芸人と影』努力を積み上げよう

 まとめ:グッときた名言ベスト3

  • 1位:「やりたい」と言ってやってる仕事なんだから、カタギと同等の保障なんてあるわけない
  • 2位:努力しなきゃ宝くじを買ったことにならない
  • 3位:衝撃的で、新鮮で、もう一回みたいと思えるかどうかだけ

読書は今の自分に必要なことを教えてくれる。

本の読み方は人それぞれ。
感じ方も人それぞれ。

闇営業についてたけしさんの愛のあるコメントは印象的でした。

それ以上に刺さったのが「努力論」です。
スルーしてしまうかもしれません。

ただ私は「努力」が必要なので刺さりました。
読書は自分に必要なことを教えてくれます。

以上です。

P.S. 名言「誰にでもできる努力を、誰にでも真似できないくらい」をくれたたけしさんに感謝します。

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