広告 Read

【書評】『捨て本』は捨てる生き方がわかる本【今ここに没頭する】

2020年3月6日

【書評】『捨て本』は捨てる生き方がわかる本【今ここに没頭する】
  • 「モノや執着を捨てて、人生を良くしたい」
  • 「堀江貴文さんの『捨て本』の書評を知りたい」

「身軽になって人生を良くしたい」と思っている方向けの本です。

 この記事でわかること

  • 『捨て本』のグッときたところベスト3
  • 本書の感想、目次
  • 口コミ、動画

この記事を書いている私は、堀江貴文さんの書籍30冊読みました。
» ホリエモンのおすすめ本30選まとめ【没頭思考をインストール】

本記事は「捨て本」の読書感想・書評です。

片付け本ではありません。
人生の断捨離本です。

【書評】『捨て本』は捨てる生き方がわかる本【グッときたところベスト3】

【書評】『捨て本』は捨てる生き方がわかる本【グッときたところベスト3】

 グッときたところベスト3

・1位「自分の中の流れ」には逆らわない。流れに身を委ねて、ただ目の前のことに集中する
・2位良いこと・悪いことは表裏一体。だから過去も未来もあれこれ「考えない」
・3位唯一できることは「許す」こと。人も自分も変わっていくのだから

順番に解説します。

1位:「自分の中の流れ」には逆らわない。流れに身を委ねて、ただ目の前のことに集中する

誤解されてはいけないが、周りに流されるということではない。
意識しているのは、「自分のなかの流れ」であって、他の人の流れとは関係ないのだ。
人は、みんなそれぞれ自分にとっての川を流れている。
僕もまた、僕だけの川のうねりを、流れているのだ。
周りに流されるのではなく、自分の川の流れに逆らわず、自分の運命に逆らわずにただゆっくりと流れていけば、必ず行くべき海へ出られる。

行雲流水

「行雲流水」という言葉を思い出しました。

行雲流水とは

空をゆく雲と川を流れる水のように、執着することなく物に応じ、事に従って行動すること。

雲や水のように、流れに逆らわずただひたすら身を任せる。

ただし、条件があります。

ただひたすら目の前のことに没頭すること。

堀江さんは「そうすれば然るべき場所にたどり着ける」と言い切っています。

私は現在、休職中で不安定な気持ちですが、改めて「目の前のことに没頭しよう」と決意しました。
ウダウダと先の見えない未来を考えていても、不安になるだけです。
前に進めません。

どこにたどり着けるか、わかりません

ただそれでも「今、ここ」に集中します。

村上春樹さんの転機に対する言葉

四十歳というのはひとつの大きな転換点であって、それは何かを取り、何かをあとに置いていくことなのだ、と。
そして、その精神的な組み換えが終わってしまったあとでは、好むと好まざるとにかかわらず、もうあともどりはできない。
試してはみたけれどやはり気に入らないので、もう一度以前の状態に復帰します、ということはできない。
それは前にしか進まない歯車なのだ。

»【40歳の転機】人生の節目では「精神の組み換え」が終わると戻れない

私は休職して1年3ヶ月。

ちょうど「精神的な組み換え」の真っ最中です。
オイル交換をしているようなもの。

「精神的な組み換え」が終われば、もうあともどりはできない。

執着できなくなります。
転機では、過去やプライド、自分の周りを取り巻く環境などに執着せず、流れに任せていくのです。

人生の転機では「執着はタブー」です。

何ものにもとらわれず、捨てていくのみです。
ときには捨てることでしか、進めない状況もあるのです。

2位:良いこと・悪いことは表裏一体。だから過去も未来もあれこれ「考えない」

結果について、どう考えようと、意味はない。

いい結果も考えられれば、嫌な結果も考えられる。可能性の点で見れば、両方ともゼロではない。
いいことを考えるのは、気持ちがいいだろう。でも、良いことの裏には必ず悪いことがある。片方を考えれば、もう片方の可能性も必ず考えなければならなくなる。
だったら、そもそも考えても詮ないのだ。

人生は選択の連続です。

何が正解かわかりません。
できることは予想すること。
それでもどうなるか誰にもわかりません。

休職した私には、今、選択肢が3つあります。

  • A:復職する
  • B:転職する
  • C:独立する

どれが正解かなんてわかりません。
どれも正解に見えますし、不正解にも見えます。

以下のように言う人もいます。

  • A:復職する→メリット:経験が活きる。デメリット:同じ仕事を繰り返すかも
  • B:転職する→メリット:成長性があるかも。デメリット:人間関係がうまくいかないかも
  • C:独立する→メリット:今の生活を維持できる。デメリット:食べていけないかも

何が良いかわかりません。

今はまだ見えない「選択肢D」が出てくるかもしれません。
実際に選択してみたら、メリットとデメリットが入れ替わるかもしれません。

堀江さんに言わせると、正解は以下のとおり。

  • 過去、未来を考えない
  • 目の前のことに没頭する
  • 選択した結果について考えない

大事なのは「今、ここ」

正解は「今、ここ」にある。
「今、ここ」に集中して、自分のできることをする。

今の積み重ねの先に、未来がある。
振り返ったときに、初めて過去に気づく。

常にあるのは、目の前にある「今」だけなのです。

選択肢が多いことは、心の余裕を生みます。
迷ってもいいですが、メリットとデメリットを比較しても答えは出ません。

答えが出たとしても、あくまで数値上の答えです。
正解はありません。

本当の答えは「今、ここ」にあります。

「今、ここ」に集中できない選択肢なら不要です。
不要であれば、選択肢すら捨ててしまうのです。

3位:唯一できることは「許す」こと。人も自分も変わっていくのだから

人に裏切られないためには、どうすればいいのか?
スピードを落とすことでも、信用できる人との出会い待ちでもない。
そもそも裏切られない絶対の方法なんて、ないと思う。

正解は「許すこと」。
恨んだり憎んだところで、相手の気持ちは変えられないし、理解できない。僕も元部下たちに裏切られたが、彼らが本心では何を考えていたのか、少しもわからなかった。特にわかろうともしなかったけれど。
できることは、許す。それだけだ。

「恨み」を切り捨てるのは難しいです。

私は会社の人間の裏切りが許せないからです。

上司、先輩、同僚、後輩の裏切りは許せません。
心の傷が消えません。
許せれば、休職していないかもしれません。

ただ堀江さんの言うとおり「悪意」があって裏切ったのか、わかりません。
1人1人つかまえて確認すればわかる話ですが、そんなことをするまでもなく「悪意はない」と想像できます。

それでも許せないのです。

ハッキリと言えることは、以下のとおり。

  • 恨んでも人生は好転しない
  • 今までを捨て、新しい世界に行く

私には復職の選択肢はもうないです。
生まれ変わりたいからです。

同じ環境に戻ることは、バックを意味します。

今までの自分を捨てて、新しい世界へ進む。

捨て本はターニングポイントでも役立ちます。

『捨て本』で今、ここに没頭する

『捨て本』で今、ここに没頭する【目次】

モノや他人への執着を捨て、いまを生きる

堀江さんが1番言いたいことです。

僕のある種の強さは、「捨てること」と「持たないこと」の徹底した積み重ねが、基礎になっていると言えるだろう。
豊かに生きるには、モノや他人への執着を捨て、いまを生きること。
他人を気にせず、自分の気持ちに従うこと。 ケチにならず、分け与えることだ。

メッセージは一貫しています。

モノや他人への執着を捨て、今、ここに没頭する。

禅にも通じる考え方です。

「すべてを失ったとき初めて、本当の自由が手に入る」
忘れたくない言葉です。

今まで自分がどれだけ色々なモノに縛られてきたか、痛感する1冊です。

人生の転機にいる人におすすめ

こんな方におすすめ

  • 人生の転機にいる人
  • 過去や未来を考えて動けない人
  • 恨みを捨てられない人

下記の人にはおすすめできません。

  • ミニマリスト
  • ホリエモンが嫌いな人
  • 人生に不満はなく楽しい毎日を送っている人

著者:堀江貴文 のプロフィール

1972年福岡県生まれ。実業家。SNS media & consulting株式会社ファウンダー。元ライブドア代表取締役社長CEO。
宇宙ロケット開発や、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」のプロデュースなど、多岐にわたって活動中。
有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は1万数千人の読者を持つ。
また会員制コミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」も盛況。
著書に『ゼロ』『本音で生きる』『多動力』『自分のことだけ考える。』『これからを稼ごう』などがあり、ベストセラー多数。
twitterアカウント:@takapon_jp

5つの章、書籍情報

堀江さんの半生を振り返りながら、独自の「捨てる論」が解説されています。

目次

第1章.from 1972 to 1990
第2章.from 1991 to 2003
第3章.from 2004 to 2013
第4章.from 2013 to 2019
第5章.to the future

書名 『捨て本』
著者 堀江貴文 
単行本 312ページ
出版社 徳間書店
発売日 2019/7/30

»『捨て本』の詳細を見る

『捨て本』の口コミ、動画

『捨て本』の口コミ7つ

Amazonの口コミ406個

口コミの56%が5つ星です(2023年8月)。
»『捨て本』の口コミを見る

Twitterの口コミ4個

解説動画1本

 「本が捨てられません」精神科医・樺沢紫苑

まとめ:『捨て本』のメリットとデメリット

まとめ:『捨て本』のメリットとデメリット

メリット
  • 堀江節が楽しめる
  • 断捨離の視野が広がる
  • 捨ててはいけないものも知ることができる
デメリット
  • 極端な考えもある

人生を変える方法は簡単です。

捨てることです。
執着しないことです。

生まれ変わりたかったら、今までの自分を捨てないといけません。
捨てないと何も新しいものが入らず、前にも進めないのです。

なお堀江さんの「時間に対する考え」も学べます。

以上です。

P.S. シンプルな事実が刺さります。

関連記事【書評】今すぐ行動できる本『考えたら負け』【死ぬほどの努力で変化】
関連記事【書評・要約】極端なお金の使い方がわかる本『あり金は全部使え』

-Read

blank