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添乗員の腕時計がお客さまに与える印象【シンプルなアナログ時計が吉】

2020年9月17日

添乗員の腕時計がお客さまに与える印象【シンプルなアナログ時計が吉】
  • 「添乗員の腕時計がお客さまに与える印象を知りたい」
  • 「添乗員はどんな腕時計をすればいいのかな?おすすめの腕時計があれば知っておきたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 この記事でわかること

  • 添乗員の腕時計がお客さまに与える印象
  • 添乗員がおすすめする腕時計

 本記事の信頼性

  • 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、出張手配×法人営業×添乗
  • 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

本記事を書いている私の添乗経験は、国内・海外合わせて100本ほど。
企業さまの社員旅行や視察旅行を担当していました。

「添乗員はどんな腕時計をすればいいのか?」と、腕時計がお客さまにどんな印象を与えるのか気になります。

本記事では、添乗員のマナーとして腕時計が与える印象を解説します。
この記事を読むことで、腕時計のこと、おすすめ腕時計がわかります。

「時計を見ることは、自分の世界に入ること」なので注意が必要です。

添乗員の腕時計がお客さまに与える印象【自分の世界に入らない】

添乗員の腕時計

結論、腕時計は見ることは悪い印象を与えます。

お客さまの前で腕時計を見ない

お客さまの前で腕時計を見ることはNGです。

添乗員の腕時計を見る姿は、お客さまに時間を意識させるからです。

たとえば、観光地でゆったり見学を楽しんでいるお客さまがいるとします。
誘導したり、注意事項を説明したり、添乗の仕事があります。

しばらくして、おもむろに添乗員が時計を見たらどう思うか。

 お客さまが思うこと

  • 「あれ、もう出発時間が近いのかな?」
  • 「せかせかして、ゆっくり観光できないな」
  • 「もっとのんびりした個人旅行が良かった」

添乗員は時間管理が仕事です。
ただ時間を持ち込まれると、お客さまはゆっくりできないのです。

「別に添乗員が時計を見ても、気にしない」と思う人もいるかもしれません。

気にしない人はそれでいいのです。
問題は気にする人です。

たとえば、食事中も時計をチラチラと見る人がいたらどんな気持ちになるか。

  • 「次の予定があるのかな?」
  • 「時間ばかり気にして、楽しんでないみたい」
  • 「今、目の前にいる人を大事にしてない感じがする」

いらない気を遣わせてしまうのです。

お客さまの前では時計は見ないことです。
共感できる記事は「時計をしない添乗員」です。

スマホで時計確認はNG

スマホを見るのは論外です。

遊んでいるように見えるからです。

 お客さまが思うことは、たとえば以下

  • 遊んでないで、仕事してよ
  • 誰かとLINEしているのかな
  • スマホゲームをしているのかな

お客さまには遊んでいるようにしか見えないのです。

「聞かれたことをググったり、所要時間をGoogleマップで確認してるんだけど」という意見もあるかもしれません。

お客さまから見えない場所でやりましょう。

「いや、最前列の補助席に座っているから、お客さまに挟まれているんだけど」と言う人もいるかもしれません。

お客さまに一言断ってから、スマホを見ましょう。

スマホに触ることは「お客さまの放置」です。
現実世界から離れて、デジタル世界に入ることです。

目の前のお客さまが見えていれば、スマホは目に入らないはずなのです。

腕時計は必要?

添乗員に腕時計は必要です。

理由は、添乗員の仕事は時間管理だから。

腕時計がないと時間の確認ができません。
バス車内には前方にデジタル時計がついていますが、観光地や旅館では時計がないところもあります。

分刻みで動いているのですから、腕時計がないと仕事になりません。

「スマホで時間は確認できるよ」という意見もあるかもしれません。

確かにスマホで時間は確認できます。

ただ時間を確認するためにスマホを見なくてはなりません。
前述のとおり、スマホを見ることはお客さまに悪い印象を与えます。

ゆえにスマホでの時間管理はNGなのです。

添乗員には腕時計が必要なのです。

【体験談】腕時計を持ってこなかったバスガイド

腕時計を忘れたのではありません。
最初から持ってくるつもりがなかったのです。

バスがなかなか取れない11月の紅葉シーズンでした。
都内にある企業さまの30名ほど社員旅行。

大型バス1台を手配したかったのですが、ピーク期のため都内のバス会社は全滅。
埼玉、千葉、神奈川と確認するエリアを広げ、やっと手配できたのが茨城のバス会社でした。

当日に来た大型バスは45正シート・補助席付きのJバスです。
不満はありません。

ドライバーさんはちょっと若めで少しヤンキーあがりに見えましたが、許容範囲です。
ガイドさんは30代後半、見た目は普通です。

バスが出発し、朝の挨拶をして、ガイドさんにマイクを渡しました。

まあ、喋れません。
私より喋れません。

「ガイドは初めて?」という印象です。
その辺の人をつかまえて「この人がガイドです」とムリやり連れてきた感じなのです。

ガイドさんは車内ではお客さまに質問をして「会話をしよう」という姿勢はありました。
しかし会話の内容がとんちんかん。

たとえば、お客さまはジュエリーの会社だったのですが「宝石を売り込む良い方法はあるんですか?」と聞いてしまう始末。

車内でのガイディングも続かず、早々にマイクを置いたのでホッとしました。

アクアラインのサービスエリア「海ほたる」に到着して、お客さまを誘導し終えたとき、ガイドさんが話しかけてきました。

「今、何時ですか?」

耳を疑いました。

腕時計を持ってきてないのです。
忘れたのではありません。
聞いてみると、腕時計を持っていないのです。

自分の常識は、他人の非常識。
自分の非常識は、他人の常識。

「この先どうなるんだろう?」と怖くなりました。
もちろん、以来このバス会社には仕事を頼んでいません。

腕時計を持っていないバスガイドさんもいるのです。

添乗員がおすすめする腕時計【シンプルなアナログ時計】

添乗員の腕時計

おすすめの結論は、シンプルなアナログ時計です。

アナログ時計であればなんでもOK

デジタル時計よりはアナログ時計が良いです。

時計を見たときに一瞬で時間がわかるからです。

たとえば、デジタル時計の場合は一瞬でわかりません。
デジタルの数字を見たときに、いったんアナログ時計の文字盤を想像しているはずです。

デジタルの数字 → アナログ時計の文字盤、に変換する作業が必要なのです。

アナログ時計なら面倒な変換はいりません。
文字盤を見るだけで時間がわかるからです。

お客さまに時間を聞かれたときもラク

アナログなら腕時計を見せればいいだけだからです。

デジタル時計を見せてもわかりにくいです。
サービス精神がありません。

ゆえにアナログ時計がおすすめです。

私が使っている腕時計

添乗員の腕時計

添乗員の腕時計

シンプルなアナログ時計です。

もう7年近く使用しています。
電池のいらない自動巻き時計です。

添乗員の腕時計

パソコンの脇に置くと、一目で時間がわかり便利です。

旅のシーンに合わせた腕時計

下記記事では、シーン別の腕時計について言及しています。
「添乗でおすすめの腕時計」というよりも、旅の種類で使い分けるイメージで書かれています。

» 「本当に使える!」こだわり旅アイテム大調査【Vol.6:腕時計編】
※リンク切れです(すみません)

内容は以下です。

  • アウトドア系の旅行ではタフな腕時計
  • 出張などのシーンでは適度な高級感
  • 都市部の旅行ならファッション性
  • 長旅には使い慣れた腕時計
  • 旅を便利にするスマートウォッチ

書いた方は、元添乗員さんやWEBライターさん、トラベルライターさんなどです。
参考程度に「こんな時計もあるんだ」と思ってもらえれば十分です。

まとめ:添乗員は腕時計を見ず、お客さまを見よう

添乗員の腕時計

添乗員が時間に縛られるのはOKです。

時間管理が仕事だからです。

添乗員が時間にルーズでは、行程はめちゃくちゃになります。

お客さまを時間で縛るのはNGです。

旅行が楽しめなくなるからです。

お客さまは窮屈な思いをするためにツアーに参加しているのではありません。
「楽しい旅行」に期待して参加しているのです。

添乗員はお客さまの前で腕時計を見ず、お客さまを見るだけでいいのです。

なお添乗員の服装については「【添乗員の服装とは】男女別、身だしなみについて添乗歴18年が解説」で解説しています。

以上です。

P.S. 腕時計よりもお客さまを見よう。

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