- 「ついに50代に突入。充実した後悔のない50代にするためにおすすめの本を知りたい」
- 「50代になり本屋に行く気力、体力、さらには好奇心もなくなってきた。本気で読める本も見つからない」
- 「読書の習慣がないので、手軽に読める本を探しています」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
下記ツイートをしました。
『50代でうまくいく人の無意識の習慣』中谷 彰宏【著】
すべてはカッコいい50代になるために。
・体験を付加価値に変える
・やらない体験をしてみる
・つねに年下の師匠を持つカッコいい50代の憧れを持つことで年下に嫉妬しない。
— Koichi (@KoichiBlog) August 24, 2020
『50代でうまくいく人の無意識の習慣』中谷彰宏【著】
すべてはカッコいい50代になるために。
- 体験を付加価値に変える
- やらない体験をしてみる
- つねに年下の師匠を持つ
カッコいい50代の憧れを持つことで年下に嫉妬しない。
この記事でわかること
- 50代男性におすすめの本『50代でうまくいく人の無意識の習慣』の感想
- 『50代でうまくいく人の無意識の習慣』は、将来が不安な人におすすめ
本記事の信頼性
- 中谷彰宏 歴:23年4ヶ月
- 中谷彰宏さんの本はすべて読んでいます
本記事を書いている私は、40代男性です。
「50代にはなりたくない」と思い、生きてきました。
老け込み、エネルギーもなくなりそうだからです。
本記事ではそんな40代の私に向けて、50代男性におすすめの「50代でうまくいく人の無意識の習慣」を解説します。
本書を読んだことで「カッコいい50代になるのはあり」と思えるようになりました。
カッコいい50代に憧れることで、50代になりたくなるからです。
Contents
50代男性におすすめの本『50代でうまくいく人の無意識の習慣』
グッときたところベスト3
- 1位:自分が体験したことがないことから、付加価値が生まれる
- 2位:貯金で守りに入るより、自分の未来に投資する
- 3位:伸びているベテランほど、新しい実験をする
順番に引用して、解説します。
1位:自分が体験したことがないことから、付加価値が生まれる
大切なのは、生産性ではなく、付加価値です。
その人の体験から生まれることは、ほかの人にはマネできません。
体験は1人1人違うからです。
自分の今までの体験が付加価値を生み出せないならば、それは何か1つ体験が足りないのです。
今まで体験したことのないことを体験することによって、足りないピースが埋まって、一気にスパークします。
魅力ある50代は、体験したことのないことを体験できます。
「これは今までしたことがないから、教えて」と言えるのです。
引用文を1位にした理由は「付加価値より生産性が重要」と考えていたからです。
50代からは付加価値です。
ひたすら付加価値を高めていく年代です。
競争に巻き込まれなくてすむからです。
20代、30代は仕事に追われる日々でした。
ひたすら生産性を突き詰めていく年代です。
50代は周りと競争するのではなく、誰にもマネできないことで勝負です。
付加価値とは「マネできない自分の体験」です。
ただの体験ではなく「新しい体験」をしていくのです。
「新しい体験」をするために大事なのが、素直に教えてもらう姿勢なのですね。
40代はどうすればいいのか?
40代は「生産性+付加価値」の両方です。
生産性を高めつつ、新しい体験をするのです。
40代は30代に比べると体力は落ちてきていますが、まだまだ馬力はあるからです。
とはいえ40代でも新しい体験をするのは簡単ではありません。
ついつい、いつものメニュー、いつもの通勤コース、いつもの本……と私が陥っています。
どこにでも「いつもの」があります。
だからこそ「新しい体験」をすることに価値があります。
他の人がやりたがらないことが付加価値になるのです。
「生産性&付加価値」で、自分の成果を最大化していくのです。
» 仕事についていけない40代の解決策【工夫と報告/変えることが仕事】
2位:貯金で守りに入るより、自分の未来に投資する
50代になったら、攻めたほうがいいのです。
50代からが勝負です。
守りに入った時点でディフェンスラインを下げています。
サッカーで11人全員が後ろに戻ったら、点が入らないのです。
50代は、「入ってくるお金」より「出ていくお金」のほうが多くなります。
貯金もどんどん減っていきます。
ここで不安にならなくていいのです。
それは未来の自分への投資です。
ムダに流れているのではありません。
「未来の自分」へ送っているだけです。
貯金は時間の浪費です。
未来を削っているので、未来は痩せ細っていきます。
お金持ちになる人の特徴は、自分の取り分をできるだけ先送りすることです。
お金持ちになれない人は、自分の取り分をできるだけ先取りしようとします。
守りに入ったら負けます。
理由は、攻められるからです。
たとえば、私はよくゲーセンでガンダム・クロスブーストという対戦型ゲームをします。
「完全に勝てる」と思った対戦で守りを固めてしまうと、逆転負けをすることがあります。
守りに入って負けることほど、後悔することはありません。
「なんで守りに入ったのか」と自分を責め続けます。
人生も同じです。
基本的に守りに入ってはいけないのです。
守りに入らず、ひたすら攻め続ける。
「攻める」とは未来の自分に、お金と時間を投資することです。
守りに入る人が多い50代こそ、未来の自分に賭けることです。
具体例は「慢性蕁麻疹、適応障害での休職を振り返る【人生最大のギャンブル】」で解説しています。
3位:伸びているベテランほど、新しい実験をする
50代は2回目の20代なので、過去の経験を生かして、「それはしたことがなくて、どうなるかわからないし、打率も下がっちゃうけど、エイッ」とできる人がチャンスをつかみます。
20代の人と50代の人に、「この実験、誰かしたい人?」と聞くと、50代は手を挙げません。
失敗したくないからです。
実験でいい結果が出ない人生より、失敗しない人生を歩もうとします。
実験と仕事は違います。
実験は、「これはない」ということがわかれば成功です。
「この商品をつくったけど、売れなかった、なんでだろう」という分析も、実験としては成功です。
「ここ、こうしたら売れたかもしれない」という反省ができます。
実験しなければ前に進みません。
前に進むために、新しい実験をどんどんしていけばいいのです。
成長するには「実験」です。
問題が発見できるからです。
問題が発見できれば、あとは改善するだけです。
問題がわからなければ、改善のしようがありません。
実験は問題をあぶり出してくれるのです。
とはいえ「新しいことを始めよう」と行動するのは、50代だけじゃなく他の年代でも厳しいものです。
誰だって失敗したくないからです。
そんなときは「失敗」→「実験」に変えることです。
実験に失敗はないからです。
50代だけじゃなく、成長したい人は実験すればいいのですね。
『50代でうまくいく人の無意識の習慣』は、将来が不安な人におすすめ
将来が不安な人へ
こんな方におすすめ
- 将来が不安な人
- 異動になって、どうしていいかわからない人
- 喪失感を乗り越えたい人
50代に限らず、将来が不安に人におすすめです。
「異動や転職」で不安な方は、中谷彰宏さんの考え方に救われるはずです。
また、読書に抵抗がある人にも適しています。
著者は徹底した短文主義だからです。
中谷彰宏さんの本は改行も多く、読みやすいです。
「仕事のやり方」としても勉強になる本です。
下記の人にはおすすめできません。
- カッコいい50代に興味がない人
- 年下の師匠なんて持ちたくない人
- ラクにうまくいく習慣を知りたい人
ラクにうまくいく方法は存在しません。
コツコツした習慣を教えてくれる本です。
著者:中谷彰宏のプロフィール
- 生年月日:1959年4月14日
- 出身地:大阪府
1978年 大阪府立三国丘高校卒業 1984年 早稲田大学第一文学部演劇科卒業 1984年 博報堂入社。CMプランナーとしてTV、ラジオCMの企画・演出、 ナレーションを担当 1991年 独立し、株式会社 中谷彰宏事務所を設立 2008年 【中谷塾】を主宰し、全国でセミナー、ワークショップ活動を行う 2020年 オンライン中谷塾【中谷庵】を開始する 出典:中谷彰宏公式サイト
5つの章の目次【書籍情報】
5つの章の目次
第1章.異動は、成功するチャンスだ。
第2章.ゴキゲンな50代に、人が集まる。
第3章.不安を、行動するエネルギーに変えよう。
第4章.「やりたいこと」より、「役に立つこと」をやろう。
第5章.「生産性」ではなく「付加価値」で、勝負は決まる。
書名 | 『50代でうまくいく人の無意識の習慣』 |
---|---|
著者 | 中谷彰宏 |
単行本 | 192ページ |
出版社 | 青春出版社 |
発売日 | 2020/8/21 |
口コミ3個
Amazonの口コミを3個引用します。
中谷さんの本はほぼ読んできました。
今回のタイトルは50代からどう生きるか的な内容です。
奇しくも私は50歳。
50歳からどう生きてくべきか様々なアドバイスが書かれている。
たとえば
・貯金で守りに入らず、未来の自分へ自己投資する
守りに入ると不安でしかないが、攻めの姿勢はポジティブに生きる姿勢が出来る。・人生、想定外のことは沢山起きる。
その時に「なんで?」じゃなく「なんと!」と言おう。
怒ったり不満に思うより、状況を楽しむ余裕が大切。
などなど本を読んでいてふと思い出したのですが私より先に50代になられた方で、「もう年だから」が口癖の方がいました。
その言葉が余計に頭を固くしているとしか思えませんでした。残念な老後にならないよう、何でも柔軟に対応していこうとこの本を読んで改めて決めました。
気づきをありがとうございます。
「50代は第2の20代だ」という言葉は、実際に自分が50代を数年生きてきて感じた、不思議な感覚を見事に言語化してくれている。
さすが、中谷さん。
というのも、30年前の20代前半の感覚とシンクロするところを感じていたからだと思う。
それが今まで言語化出来なかった。
年下の上司が現れたり、新しいチャットツールの使い方を教わったり、20代の異性に少し惹かれたり…。
40代である程度「完成された」「教わることなんてもうない」そういう思いが、社会人を始めた頃にリセットされた感が確かにある。
中谷さんが「勝負はこれからだ」と言うように、「上がり感」は未だ無い。
というより、全然達成出来ていない、「半ば感」しか無い。
あと本書のいいところは、無責任に元気を煽る応援本で無く、「50代は固定意を減らしてコンパクトに生きよう」と、しっかり現実論を語っているところ。
そして、更に「未来に生きる」ことを推奨しています。
自分自身50代を数年生きて思うのは、「年下にマウントを取ると逆におっさん臭い」気がするので、彼らにもリスペクトを忘れず、そして包み込む感覚を持つのがしっくりきます。
あと、「50代はサラリーマンではなく職人だ」という言葉も、何となくしっくりきます。
50代の感情は50代を全力で生きる人、生きてきた人にしか解らない。
齢60を過ぎた中谷さんだから表現できる金言が詰まった1冊です。
人生100年時代を迎えた今、50歳は丁度半分の到達点と考えられます。
そんな時代にあり、50歳をテーマにした本は数多く出版されています。
中谷氏のこの本には61の気づきが掲載されており、どの項目も頷かされる内容です。
特にサラリーマンにとって、この先も元気に生きて行こうとの意欲が沸いてきます。
弘兼憲史氏の“50歳すぎたら「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」でいこう”と合わせて読みたい本ですね。
【50代男性におすすめ本まとめ】新しい体験をして、付加価値をつけよう
まとめ:グッときたところベスト3
- 1位:自分が体験したことがないことから、付加価値が生まれる
- 2位:貯金で守りに入るより、自分の未来に投資する
- 3位:伸びているベテランほど、新しい実験をする
すべては守りに入ることから、負のループが始まります。
- 守りに入る
↓ - 攻められて疲れる
↓ - 新しい体験もできない
新しい体験ができないと成長もできず、どんどん老け込みます。
本書では「活き活きするには新しい体験をする」といいます。
- 新しい体験をする
↓ - 付加価値がつく
↓ - 競争を避けられる
競争がないから消耗せず、活き活きできます。
活き活きしながら、付加価値をつけられます。
イキイキとしている人は生まれ変わっている人なのです。
以上です。
P.S. 50代に限らない内容ばかりでした。
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