- 転職で成功する人の特徴や、転職を成功させるコツを知りたい
- 転職先の会社選びで失敗したくない。ブラック企業は嫌です
- 転職先で馴染めるようになる方法を知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 転職で成功する人の特徴
- 転職を成功させるコツ
- 転職先の会社選びで成功する3つのポイント
- 転職先で馴染めるようになる方法
本記事の信頼性
- 経歴:新卒で旅行社に入社し19年8ヶ月、ブラック企業で手配×営業×添乗
- 添乗:国内・海外、計123本で、一般団体・教育旅行・視察旅行の経験あり
「転職で失敗したくない」と思う気持ちは当然です。
転職は「人生の転機」です。
1歩間違うとステップダウンします。
本記事では、転職で成功する人の特徴を解説します。
この記事を読むことで、転職で成功する人の特徴、転職を成功させるコツ、会社の選び方がわかります。
記事後半では、転職先で馴染めないときの体験談を解説します。
Contents
転職で成功する人の特徴はポジティブな動機
人生は出会いで変わる
資格よりも「転職」にステップアップの可能性があります。
人生は出会いで変わるからです。
資格よりも転職です。
新しい職場で素晴らしい人に出会い、人生が一変する可能性があるのです。
ただし、転職はリスクもあります。
良くも悪くも大きく人生を変えてしまうのが転職です。
ブラック企業にいるのであれば、迷わず転職
ブラック企業でガマンしていると体を壊します。
実際に私はガマンのしすぎで慢性蕁麻疹になり、心身ともボロボロになり休職しています。
慢性蕁麻疹が完治するまで2年5ヶ月かかりました。
毎月の診療代、薬代を合計すると87,000円です。
ブラック企業は心身を破壊し、お金まで奪います。
転職の動機はポジティブがいい
「ブラック企業が嫌で辞める」というネガティブな動機では、次の会社でも同じことを引き起こす可能性があります。
厳しい言い方ですが、ガマンしてしまったのは自分だからです。
私に言えることです。
早い段階で「パワハラ上司に抵抗していれば」や「長時間労働を断る」とか、抵抗できる手段はありました。
転職して、またガマンをして、転職をする。
ハマってしまうと延々と繰り返すループです。
「現状が不満」という理由から退職して成功した例は、ほとんど聞きません。
「上司が嫌い」「給料が安い」という不満は、他の会社でも出てきます。
大切なのは「どうしてもやりたいことがあるから転職する」です。
ポジティブな動機であれば、転職は成功する確率が上がります。
転職は逃げではなく、ステップアップですね。
心身不調でポジティブな動機が持てないなら、休む
いったん休むのも大いに「アリ」です。
どうしても前向きな転職理由がない場合や、私のように体を壊して転職どころではないケースもあるからです。
いったん会社から離れて、ゆっくり休んで体調を整える。
じっくり考える時間を作る。
有給でもなんでもかまいません。
まずは、休みましょう。
私はもう1年以上休職していますが、休職して良かったです
「人生の転機」にこれだけ多くの考える時間をもらえたのはラッキーです。
休職できる人は、休職しても良いです。
ただし、休職は会社生活では「めったに切れないカード」です。
復職する場合は「出世は諦めたほうが良い」と言われています。
実際に休職から復職した人は、管理職の道はないケースが一般的です。
「あくまで当社の場合」なので、やり方次第では管理職の可能性はゼロではないです。
転職を成功させるコツは、会社の弱みに自分の強みをぶつける【主体性を売る】
転職で失うものもある
時間をかけて考えた末に、以下のように思えたきたなら転職もありです。
- やりたいことがある
- やりたいことが見えてきた
- 休職して人生を賭けるやりたいことが見つかった
「どうしても得たいものがあるから転職に賭ける」のは賛成です。
ただし、転職で失うものもあることを忘れてはいけません。
人生のターニングポイントでの決断は、捨てることを伴います。
私が休職の決断をして、得たもの、捨てたものは「適応障害で休職して出世を失った【捨てたもの9つ、得たもの9つ】」で解説しています。
転職に甘い夢をもたない
「転職すればうまくいく」という甘い夢はもたないほうがいいです。
「転職すれば好転する」は、ありえません。
未来は不確実です。
転職したからといって明るい未来が約束されるわけではないのです。
「自分はもう後悔しない」という決断ができていれば大丈夫。
信じる道を進んでいきましょう。
転職を成功させるコツ:会社の弱みに自分の強みを活かす
大事なことは2つです。
- 今まで何をしてきたか(自己紹介)
- これから何ができるか(志望動機)
自己紹介を作るために、経歴を棚卸しします。
自己紹介では、面接官に「仕込めばなんとか使えそう」と思わせる潜在能力を売りにします。
志望動機は、強みや得意技(経験や技術)を身につけている人が強いです。
志望する会社の弱い部分に「自分の強み」が活かせると転職は成功しやすいです。
たとえば、ある会社で技術が強くて急成長したれど、営業力が追いついていない場合です。
自分は異業種で知識はないが、営業マンの経験が豊富なときは転職してもうまくいきます。
仕事は実績のあるところに来るのです。
武器がなければ、主体性を売り込む
得意技がなければ「主体性」を売り込みましょう。
「主体性」とは今、勉強していることです。
主体性を軸にして「未来の貢献」をアピールすると印象が良いです。
今、勉強や努力している「証拠」を見せることが説得力です。
受け身ではダメです。
面接で「頑張ります」と口だけ言うのは簡単です。
具体例です。
- 営業であれば、営業経験を見せる
- WEBマーケティングであれば、ブログを見せる
- 英語の勉強をしている教材やTOEICの点数を見せる
「本を読んで勉強しています」というインプットをアピールする人は多いです。
インプットに勝つにはアウトプットです。
読んだ内容をブログやノートにアウトプットしている姿勢を見せましょう。
面接の評価だけではなく、スキルも上がります。
転職先の会社選びで成功する3つのポイント
転職先の会社選びはじっくり時間をかけて考えましょう。
時間をかけて損はありません。
転職は良い変化になることもありますが、くれぐれも慎重になりましょう。
転職先の会社選びの3つのポイント
- 労働時間
- 成長できるか
- 年収
1.労働時間
誰もが気にするポイントです。
残業ばかりで拘束時間が長いと、自己投資の時間が取れません。
自己投資の時間が取れないと、人間として成長できません。
人間として成長できないと、どこにでもいるサラリーマンに成り下がります。
» 早朝に仕事をするメリット7つと残業のデメリット3つ【前業のススメ】
2.成長できるか
転職したら自分にどんなスキルが身につくのか。
仕事のチャンスはふんだんにあるのか。
- スキルもつきそうになく、楽しそうでもない仕事だが、年収が100万円上がる仕事
- お金を払ってでもやりたい仕事で、スキルになり学びもある仕事
断然、後者を選びましょう。
スキルが身につくことは、将来につながる働き方です。
なお「未経験OK」の会社では、仕事内容やキャリアパスについても考えておきましょう。
「未経験OK」は誰でもできる仕事の証拠だからです。
面接で質問するものありです。
3.年収
「みなし残業込み」は注意です。
残業が当たり前になっている可能性があるからです。
福利厚生も考慮です。
若いうちは自己投資の時間や成長性が大事なので、年収の優先順位は低めでも良いと感じます。
危ない会社の見分け方
- 強みのない会社
- 下の意見が通りにくい
- 本業からかけ離れた事業に手を出す
中小企業で強みのない会社は危ない
中小企業だからこそ大手にはない専門性や特化した武器がないとダメです。
光りません、目立ちません。
大手にかなうわけがありません。
下の意見が通りにくい会社も危ない
上の人間に現場が見えていないからです。
現場の意見があってこそ、会社は良くなります。
下の意見は「会社に耳の痛い話」を教えてくれるのです。
意見を切り捨てる会社に未来はありません。
隠し事も増えます。
本業からかけ離れた事業に手を出す会社も危ない
時代の波に乗ったつもりですが、意欲や挑戦ではなく無謀です。
ワンマン社長の発想で手を広げている会社は危険です。
中小企業が大手の真似をしても勝てるわけがありません。
同じ土俵には上がらないことです。
商売の基本は「競争しない」です。
転職先で馴染めないなら前の会社を忘れよう【3つの失敗談】
結論、前の会社を忘れることです。
経験的にこれが正解です。
中途で入ってきた人の失敗談を3つ紹介します。
- 失敗談①:前の会社の自慢話をする
- 失敗談②:前の会社はこうだったと言う
- 失敗談③:前の会社の価値観にこだわる
失敗談①:前の会社の自慢話をする
意味がありません。
「実績をわかって欲しい」という気持ちはわかります。
しかし聞いた側からすれば「だから何?」しか思いません。
新しく転職してきた人が「何ができるのか」を知るのは大事です。
スキルレベルを知らないと、どこから教えていいのか分からないからです。
しかし過去の実績は「質問されたら話す」でちょうどいいです。
過去の実績よりも、今の職場で成果を上げることに注力すべきです。
自慢話は気づかないうちにしてしまうもの。
前の会社のことは忘れるのが吉です。
失敗談②:前の会社はこうだったと言う
1番やってはいけないことです。
人間は経験の生き物ですから「経験して良かった」と感じたものは成功体験として残ります。
会社に不満があり退職した人でも、転職先の職場で嫌な目にあうと「前の職場はよかった」と漏らしてしまうものです。
受け入れる側はアレルギーを感じます。
自分たちの職場がバカにされている気にさえなるのです。
「前の職場はこうだった」の言葉だけでも飲みこむと、印象は変わります。
失敗談③:前の会社の価値観にこだわる
気持ちはわかります。
会社は、仕事のやり方から行儀作法、気の使い方まで1つのパターンで教育しています。
同じ会社で働いている人は似たカラーになってしまうもの。
公私にわたって価値観まで教育している会社もあります。
ちょっとした洗脳です。
いきなり質問ですが、前の会社のことを忘れていますか?
「前にいた会社ではこうだった」と言ってしまっていませんか?
今の職場で働いている人は「前の会社とは違いますよ」と反発してしまうものです。
そうなると受け入れる側は「この人の言うことは聞かない」となってしまうのです。
こうなるとせっかくの人財が死んでしまいます。
他の会社に移ったときは「記憶をすべて消し去る」でちょうどいいのです。
そうは言っても心理的なケジメがつけるのが、難しいですよね。
前の会社の良いところは、提案する
前の会社の良いところや方法論を、転職先にもアレンジできないか試してみましょう。
たとえば「こういうやり方でやってみましょう」と提案してみるのです。
ここで大事なことは「前の会社ではこうやっていたので、こうやりましょう」と言わないことです。
あくまで「こんな方法論もありますよ」といった感じで提案するだけ。
実際に中途採用の方から学んだことは多いです。
新しいやり方、知識、視点などプラスをもたらしてくれます。
その方法が良い結果をもたらしてくれるなら、転職先の人にも「こういう人がうちには必要だったんだ」と感じてくれます。
余談ですが、お客さまを持っている営業マンは強いですね。
前の会社のやり方でついてきてくれているわけですから、説得力があります。
転職先で馴染めないなら、しなやかさが必要【礼儀正しく、図々しく】
転職先に馴染むには、しなやかさが必要です。
しなやかさとは、言い換えれば「心の若さ」
食べ物であれば「1回味わってみよう」という気持ちです。
美味しかったらそのまま飲み込めばいいし、美味しくなかったら吐き出せばいいのです。
「郷に入れば郷に従え」です。
前の会社の体験やプライドは捨てて、いち早く新しい職場に慣れる努力が必要です。
何も難しいことをする必要はありません。
「いったんは何でも吸収してみる」という姿勢だけで十分なのです。
しなやかとは、礼儀正しく、図々しく
礼儀正しく、図々しい人は好かれます。
落差があるからです。
中谷彰宏さんの『「ずうずうしい女」になろう』では「礼儀正しさは最初と最後だけで、途中にずうずうしさがあると、両方の落差で、相手は親近感を持ってくれます」と書かれています。
普段の仕事でも思うことが多かったです。
好きな人に礼儀正しくしていると距離は縮まりません。
お客さまにより「最初と最後は礼儀正しく、途中は馴れ馴れしく」が会話しやすいときもありました。
礼儀正しく、ずうずうしくできれば、年齢の垣根は簡単に越えられる気もします。
社長にはほとんどの人が礼儀正しくします。
ずうずうしい部分で接すると印象にも残るし可愛がってもらえます。
人間関係の距離感で悩んでいる人は、試す価値があります。
時には踏み込みすぎて失敗もありです。
アクセルとブレーキで調整していけばいいだけ。
距離感は踏み込みすぎて、初めてわかります。
踏み込まないと、踏み込み足りない状況が続くのです。
礼に入って、礼で終われば、何してもOKの気持ちですね。
転職先での成功している人の共通点3つ
- 価値観は押し付けない
- 相手の価値観を受け入れる
- 方法論やアプローチの違いで勝負する
うまくいかない人は、真逆をやっています。
- 価値観では譲らない
- 前の会社のやり方にこだわる
- 前にうまくいった方法は、今の会社ではうまくいかないと決めつける
せっかく持っている良さを出さずに、前職の価値観を前面に出しているのです。
うまくいくはずがありません。
結論は「価値観で馴染む、方法論で貢献する」です。
よくある質問:同業種への転職が馴染みやすいか?
結論、業種よりも職種を合わせたほうが馴染みやすいです。
旅行会社での経験談ですが「旅行業界の営業職→旅行業界の営業職」よりも「別業界の営業職→旅行業界の営業職」が馴染みやすいのです。
職種を合わせたほうが馴染める
旅行業界未経験でも、下記のように職種が合っていれば馴染みやすいです。
- 過去に営業経験がある
- 過去に何かしらの手配経験がある
- 過去に対面販売の仕事をしていた
前の会社でやっていた職種経験を活かして、新しいやり方に結びつけられるからです。
業界経験の有無は関係ないです。
逆に同業界からへの転職は「似た価値観だから大丈夫だろう」と思いますが、会社が違うと価値観も微妙に異なります。
意外と微妙な違いはわかりにくいものです。
別業界からが、馴染みやすい人が多いです。
業種を変えても職種は変えない
私は営業で結果が出るまでに5〜6年かかっています。
新しいスキルを身につけるには時間がかかります。
新しい職種に飛び込むより「業界を変えても通用するスキル」が活かせるところのほうがラクです。
多くの人は業界が違うと「身につけてきた業界知識やスキルが通用しない」と考えがちです。
しかし経験ではそこそこの知識や向上心さえあれば、別業界でもひと通りの知識は3年あれば身につきます。
5年あれば問題ありません。
「業界にこだわる必要はないですが、職種にはこだわったほうがラクですよ」と言いたいです。
別業界・別職種でも、やる気さえあれば何とでもなります。
私はブログ(WEBマーケティング)の異業界に、どっぷり浸かっています。
「営業とWEBを掛け合わせて、何かをしたい」と思っています。
まとめ:転職が成功しても、昨日までと同じ仕事のやり方はしない
転職が成功しても、昨日までと同じ仕事のやり方はしないことです。
言い換えれば、前の会社のやり方を引きずらないことです。
これまでと同じやり方をすることを「作業」と言います。
- もっと速くできないか
- もっと良いやり方はないか
- もっと付加価値は高められないか
企業は常に創意工夫できる能力があると思うからこそ、人を雇うのです。
変化が成長です。
変化が仕事なのです。
以上です。
P.S. 匙加減が難しいですが、礼儀正しさと図々しさがポイントです。
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