- 「ついイライラしてしまう自分が嫌だ」
- 「すぐ怒ってしまう自分をなんとかしたい」
- 「余裕がない自分が好きになれないけれど、どうにかならないかな」
こういった疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、余裕がないと職場でイライラ、家庭でイライラです。
そんな自分に嫌悪してきましたが、色々と工夫してきました。
そんな思いをかか抱えつつ本記事では「イライラしない人の63の習慣」の内容、感想をまとめました。
この記事を読むことで「イライラしない解決策」がわかります。
ちょっとした工夫や考え方で、変われます。
Contents
【書評】『イライラしない人の63の習慣』のグッときたところベスト3
グッときたところベスト3
- 1位:3割でもいいからイヤな仕事から始める
- 2位:リスクから逃げない
- 3位:ズルは大きなマイナス
1位:3割でもいいからイヤな仕事から始める
イヤな仕事があると、ついあとまわしにします。
どうしても好きな仕事・ラクな仕事・楽しい仕事・取りかかりやすい仕事から始めてしまうのです。
そうすると、よりすぐったイヤな仕事がいつまでも目の前に残ります。
ふるいにかけられたイヤな仕事、予選を勝ち抜いたイヤな仕事が、怨念の気をはらみながら机に積み上がっていきます。
その怨念の気が自分をイライラさせるのです。
まずは、イヤな仕事、とっつきにくい仕事から始めることです。
それが片づけば、あとは気がラクです。
やり始めるまでは、しんどいです。
やり始めたら、「意外に早くすんだな」と感じます。
気の重い仕事を始めるまでが、1番しんどいのです。
気の重い仕事は、とっとと手放します。
そのためには、それを先行して片付けていくことです。
この時に完璧主義にならないように注意します。
3割でもいいのです。
完璧にしようとすると、「ベストコンディションになってからにしよう」ということで、いつまでもしないのです。
結局、「あれをやらなければいけないんだ」と、気の重い仕事が頭に残ることになるのです。
仕事の優先順位は「頼みごとかつ自分にイヤな仕事」も1つの答えです。
先延ばし癖のある自分は、イヤな仕事から始めるように意識します。
いろんな意味であと払いにしてしまうシーンが思い出されるから、これからはできるだけ先払いします。
先払いが得です。
お金を借りるなんてもってのほかで、いついつまでに返さなくちゃならないという心理的負担を考えると利子以上の損をしています。。
もっと借りることについて考えてみよう。
本を借りることについては、期限までに返さなくちゃならない。
お金を借りることについては、借りた方も、貸した方もお互いに心理的負担がかかる。
貸すくらいだったら、あげたほうがいい。
そう考えるとやはりタダほど高いものはないのかもしれない。
もらってばかりなのも意外と損なのかもしれないよね。
返報性の原理が働くよ。
話が脱線したけれど、とにかくイヤなこと・やりたくないことから始めて、そこにエネルギーを集中させる。
残りの時間と余ったエネルギーを使って、得意な仕事・好きな仕事を流しで仕事するっていうのが1番効率的です。
なお先延ばしグセを回避する仕事術は「【感想】『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』先行逃げ切り仕事術」にまとめています。
2位:リスクから逃げない
リスクから逃げると、イライラが生まれます。
イライラしている人は、気を遣っています。
頭は使っていません。
「気を遣う」とは、「こうなったらどうしよう」とクヨクヨすることです。
「ここでこんなふうに言われたらどうしよう」
「もうすでに嫌われているんじゃないだろうか」
と、クヨクヨすることです。
「頭を使う」とは、「こうなったら、こうしよう」と、作戦を考えることです。
気を遣っている時は、頭を使っていません。
気は一切遣わないで、頭を使えばいいのです。
リスクをとることは、頭を使うことです。
リスクから逃げるのは、頭を使っていません。
作戦を考えなくていいからです。
「私は聞いていない」と言って責任から逃れようとする時は、頭は使いません。
「これは私の責任でやる」と言った瞬間、頭を使わざるをえなくなります。
頭を使い、リスクをとることによって、メンタルが鍛えられて、早く考えるようになります。
リスクから逃げている人は、行動が遅くなります。
早くしなければいけないところへ追いこまれていないからです。
リスクを取っている人は、早くしないと被害が大きくなることがわかっています。
「モタモタしている場合じゃない。なんとかしなければ」と思うから、スピードがついてくるのです。
「頭を使う」
→「リスクをとる」
→「心が鍛えられる」
→「早く考えられるようになる」
→「イライラがなくなる」
という流れです。
リスクから逃げていると、早く考える力がなくなって、よけいイライラします。
イライラするのは、考え方と行動が遅いからなのです。
まだ起こっていないことに、「これまだやっていないから、こうなったらどうしよう」「あれもやってない、これもやっていない。催促の電話がかかってきたらどうしよう」とか考えちゃう時ってないかな?
僕は結構あるんだよね。
こんなふうにクヨクヨするくらいなら、早く行動すればすむ話なんだけれど、なかなかそれに気づかないで周りをウロウロしている感じ。
客観的に見たらひとり相撲もいいところだよね。
「だから鬱っぽくなるんだよ」と、もう1人の自分が言ってきそうだよ(笑)
こうなったらこうしようという具体的な作戦を立てるように気をつけます。
まだ起こってない未来や、過ぎてしまった過去を考えたって仕方ないのにね。
未来や過去は全く考えなくていい、今どうすべきか考えよう。
3位:ズルは大きなマイナス
ズルいことで少し得するようなことをしている人は、ヒヤヒヤします。
「これ、バレたらどうしよう」というヒヤヒヤからイライラが生まれるのです。
イライラの元凶はいくつかあります。
その1個がヒヤヒヤなのです。
少しの得のためにヒヤヒヤするのは、結局、精神的にはエネルギーの消耗量が大きいです。
本人は得したような気持ちでいても、その時間の楽しい思い出が消えます。
バレないかなと思ってドキドキしている間、そのもの自体を楽しめないと、それは大きなマイナスになります。
それなら、そこで少しのズルをしないで、まっとうなことをするほうがいいのです。
罪を犯して逃げまわっている人は、結局、生涯時給は安くなってしまいます。
逃げている時間で割ると、労働時間が長いです。
罪を犯したら、罪の償いをすることです。
ズルをしないでまじめに働くほうが、生涯時給は高くなるのです。
正直であれ。
ズルして嘘ついても、その時間を楽しめなかったら何の意味もないよね。
急がば回れ。
仕事でもやはり正攻法が1番だね。
以前はどんな手を使っても仕事を取るという結果を重視した行動していたけれど、グレーゾーンぎりぎりで動いても負担が大きいんだよね。
真っ正面から攻める、まっすぐ直球を投げる、小細工は一切なし。
小細工があるとすれば、直球があまりのスピードでぶれて、カーブに見える。
そんな感じでいきます。
『イライラしない人の63の習慣』は、こんな人におすすめ
こんな3人におすすめ
本書にと「3人のために書きました」と書かれています。
下記、思い当たる節がある人にはおすすめできます。
- ついイライラしてしまう人
- イライラしている人にどうしていいかわからない人
- 大切な人を、イライラさせないようにしてあげたい人
忙しくなったり、嫌なことが重なるとイライラします。
絶え間なく終わりが見えないくらい嫌なことだらけの時は、イライラを越えて鬱です。
そんな時は本書から得られるものは多いに違いないです。
他には何が書かれているのか
他にも永久保存版の言葉がたくさんあります。
- 〇〇できれば御の字
- 肌はメンタルに1番影響する
- ヘンなはハードルを下げてくれる言葉です
- イライラの連鎖は自分が止めればいいのです
- 着替えるだけで外のイヤなことを切り捨てられる
- 楽しかった思い出は、うまくいかなかったことです
- 理想と現実の両方を持つことで、イライラしなくなる
- 仕事だからと思って、お仕事、お仕事と呪文を唱えればいいのです
- すべての人に事情があると気づけば、お互いにイライラしなくてすむのです
以上です。
P.S. 読み返すたびに得るものがあります。
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