親愛なる君に
- 「君はしつこいね」と言われた人
- 「君は、しつこさがたりないね」と言われた人」
- 苦しくなると降りてしまう人
この記事はそんな方へ向けて書いています。
中谷彰宏さんの『「しつこい女」になろう』を読みました。
本記事では、『しつこい女になろう』を読んで心にグッときたところを3つ引用しつつ、読書感想文を書いています。
この記事を読むことで、しつこいは褒め言葉と知ることができます。
目次
「しつこい女」は褒め言葉とわかる本【読書感想文・書評】
結論は「明るく爽やかなしつこい女性は、チャンスをつかめるよ」
この姿勢は仕事にも当てはまる言葉と感じます。
本書は恋愛の本ですが、中身は自己啓発書です。
恋愛を通してビジネスについて役に立つことが書かれています。
しつこい女性は一歩間違うとストーカーのようですが、爽やかな明るいしつこさだったら可愛いです。
私は諦めが早いほうなので、本書から学ぶことは多いと感じました。
本書は10つの章で構成
目次
第1章.「あらゆるもの」から、学び取る。
第2章.「知らない世界」を、とことん面白がる。
第3章.「違う価値観」を、リスペクトする。
第4章.「すぐ動く」ことで、うまくいく。
第5章.「ひとつのこと」に、ひたすら集中しよう。
第6章.「めんどくささ」の先まで、突き進もう。
第7章.「あきらめない」ぶんだけ、強くなる。
第8章.「もうひと押し」を、粘ろう。
第9章.「しつこさ」は、力になる。
第10章.「目標以上のところ」を、いつも目指す。
『しつこい女になろう』は、こんな人におすすめ
こんな方におすすめ
- 「しつこい」と言われた人
- 「しつこさが足りない」と言われた人
- 苦しくなると降りてしまう人
著者のプロフィールを引用します。
中谷 彰宏
1959年、大阪府生まれ。
早稲田大学第一文学部演劇科卒業。
1984年、博報堂に入社。
CMプランナーとして、テレビ・ラジオCMの企画、演出をする。
91年に独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。
ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演、ワークショップを行っている。
書名:『「しつこい女」になろう』
著者:中谷 彰宏
文庫:199ページ
出版社:大和出版
発売日:2017/11/16
「しつこい女」は褒め言葉を読んで、グッときたところを3つ紹介
仕事に関連することだけになりますが、3つを引用します。
第1位 自分の強みを見つける方法は、頼まれたことを引き受けること
「私の強みはなんでしょうか」と聞く人がいます。
誰でも自分の強み、自分の好きなことを見つけたいのです。
自分の強みを見つける方法は、頼まれたことを引き受けることです。
自分の能力は、人が見つけてくれます。
自分で見つけることはできないのです。
「中谷さんは、子どもの時からこんなことをしたかったんですか」と聞かれても、よくわかりません。
今していることは、もちろん嫌いではありませんが、子どもの時には、こんなことをするようになるとはまったく思っていませんでした。
頼まれたことを一生懸命しているうちに、その能力が鍛えられて、ここにたどり着いたのです。
「私は頼まれたことがありません」と言う人がいますが、それはウソです。
ヘンなことは、頼まれています。
「もちろんヘンなことは頼まれますが、ちゃんとしたことは頼まれないんですよ」と言うのです。
この人は、「ヘンなこと」と「ちゃんとしたこと」を振り分けています。
「ちゃんとしたこと」というのは、自分のしたいことです。
自分ができないこと、したくないことを「ヘンな頼まれごと」として排除しているのです。
「できないこと」、「したくないこと」も引き受けていくのが、しつこさです。
自分が好きでできることを頼まれることは、まずないのです。
ほとんどが、「できないこと」と「したくないこと」です。
「したくないこと」は、200%します。
100%では足りないのです。
「できないこと」を頼まれたら、10%でもすることです。
しようとする気持ちだけで、100%はできなくても、してみたら10%は行きます。
「したくないからしない」とか「ムリだからできない」という断り方もできますが、それでは能力はついていかないのです。
仕事は他者主導、お客様のリクエストにいかに答えるかにかかっている
「自分のやりたいことは置いておき、他人のリクエストにどう答えていくか、答えられるかが仕事なんだ」と改めて認識しました。
仕事を断ることも、辞めることも手段のひとつですが、、そこを踏ん張り、いかにリクエストに答えていくか。
できる、できないに関わらず、他者のリクエストに最大限答えていく。
もちろん全部答えていたらキリがないですが、一段階、上のステージに行けそうな気がしてきます。
普段よく頼まれることはなんだろう。
そこの部分をもう一度、深く振り返ってみることで自分の強みに気がつくのです。
人生は自分主導ではなくて、他者主導の面もあると教えてくれた箇所です。
第2位 頼まれてばかりいる人は、能力が上がっていく
頼まれやすい人になれば、頼まれる機会が増えるので、それだけ自分の能力も上がって行きます。
〔中略〕教室でも当てられやすい人、道でも聞かれやすい人、お店でもお客様から聞かれやすい人がいます。
頼まれると、その分、忙しくなります。
「なんで私ばかり頼まれるの?」と、文句のひとつも言いたくなります。
頼まれてばかりいる人は、能力が上がっていくので、いいことなのです。
「なんで自分ばっかり頼まれる」と会社員時代はいつも思っていました。
「逃げ遅れた」とも思っていました。
「逃げ遅れたから、この仕事が回ってきたんだ」と。
「逃げようとするから、この仕事からまだ卒業できない、刑期が伸びたんだ」といつも感じていました。
私の会社員時代の仕事は「業務出張の手配」よりは「団体手配・添乗」のほうがはるかに多いです。
添乗すると横展開からの紹介で、次の仕事につながっていくことが多いです。
お客様から他のお客様を紹介していただき、また仕事を頼まれる。
逆に「出張関連の新規営業」はほとんど成果が出ないのです。
明らかに団体手配寄りのタイプです。
「やはり団体手配・添乗が自分の強みだったのかな」と感じます。
お客様から頼まれることが自分の強み
そ自分として分かっていることですが、営業はキツイです。
お客様からは「この仕事をしてくれ」と頼まれることで、下記の良いループになります。
・仕事のノウハウは少しずつたまっていく。
↓
・次の仕事を頼まれる。
一方で肝心の本人が「しんどい仕事」だと思っているのです。
しんどくてもお客様から求められる仕事だから、徹底的に一生を賭けて極めた方がいいんだろうか。
そんな疑問を会社員時代はよく思っていました。
今でもふとした時に感じます。
「頼まれるけれど、しんどい仕事、これを続けた方がいいのか」と。
「これを一生の仕事にした方がいいのか」と。
第3位 結果はオマケにすぎなくて、プロセスのところですでに回収は終わっている
いい女は、見返りがあるかないかなど考えないで、すべてを引き受けます。
たとえ、すべてに見返りがなかったとしても、行動していることの中に楽しさ、幸せが生まれます。
私は本を書く時に、売れるかどうかは考えません。
つくっているプロセスが、すでに私の中に喜びを感じさせてくれるからです。
「これはこういうふうに表現したら面白い」と考えることが楽しいのです。
私の本を読んで、「面白い」と感じてくれたり、「勇気づけられた」と言う人が出てきたら、それはオマケです。
結果はオマケにすぎなくて、プロセスのところですでに回収は終わっています。
見返りのないことの行動量を増やしていくことによって、その人の新たなエネルギーが生まれるのです。
2017年10月にブログを始めた当初は、副業としての収益化が目的でしたが、なかなか思うようにいきませんでした。
収益につながらないのでブログを続けることが苦しいものになっていきました。
そのために途中から目的を「他人のため」から「自分のため」にシフトしていきました。
「自分のために書いた時点で回収は終わっている」と。
「他人に読んでいただいて、見返りの収益にはならなくとも、自分の成長に繋がっていればそれでいいんだ」と。
もちろん、読んでよかったとか、行動するきっかけになったとか、励みなった、面白かったと思ってもらえることは嬉しいです。
収益化にもなったら、さらに嬉しいです。
ただ、ブログへアウトプットするプロセスで、自分の中へ回収できれば儲けものです。
見返りを完全に求めないことは難しいですが、継続するためのコツとして見返りを求めないのは大事なのです。
【まとめ】「しつこい女」は褒め言葉とわかる本『しつこい女になろう』
恋愛についての引用がなく、ビジネスの引用になりました。
本書を読んでから、「しつこい」が褒め言葉に思えてきました。
「しつこい」はガッツがあるように思えてきます。
エネルギーがあるように思えます。
「しつこい」と言われることを恐れないようにしたいです。
こーいちより
P.S. さわやかにしつこくなろう。
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