- 『ブラックアジア』の評判・感想を知りたい
- タイ・パタヤの売春の闇を知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- タイ・パタヤの売春がわかる本『ブラックアジア』の感想・評判
- 『ブラックアジア』はパタヤの売春の闇を知りたい人におすすめ
- 著者・鈴木 傾成 氏がわかる動画1本
本記事の信頼性
- 実際に購入して読了
- タイ・パタヤの訪問回数:添乗や下見で計8回以上
文章がおもしろいです。
久しぶりに全文読みたくなる本に出会えました。
パタヤには添乗や下見で8回以上は行きましたが「気だるさ、アルコール、騒音、毒々しいネオン、すべてを奪う売春地帯」など、パタヤに行ったことがある人なら共感できる内容です。
- パタヤは地獄である
- 人間の性は悪である
- 人間には太陽が必要
他の作家とは違う言葉が使われているからです。
本記事は「ブラックアジア」の読書感想です。
この記事を読むことで、グッときたところベスト3や口コミ・評判がわかります。
Contents
【闇】タイ・パタヤの売春がわかる本『ブラックアジア』の感想・評判
グッときたところベスト3
- 1位:知性が去ると同時に、天国がやってくる
- 2位:太陽が見たい
- 3位:金がすべての弱肉強食の街
1位:知性が去ると同時に、天国がやってくる
最高の文章です。
パタヤが鮮明に思い出されるからです。
添乗で8回は訪れたパタヤは、まさにこんな感じでした。
昨日のことのように覚えています。
- 灼熱の太陽
- 汚いビーチ
- 日焼けした物売り
- 吐きそうな道路の匂い
- ゴーゴーバーで飲むシンハービールの旨さ
- 朝まで眠らない毒々しいピンク色のネオン
- 熱気と排気ガスとホテル内の冷気のギャップ
- 社会復帰できなくなりそうな自堕落した生活
3泊5日の添乗でしたが、これ以上日数を増やすと人間が壊れます。
不思議なのが現地の日系旅行社
何年、何十年もパタヤで生活していて、人間が壊れていないからです。
私なら壊れます。
二度と日本には戻れません。
パタヤの水が合うのか。
パタヤに染まり、抜け出せないのか。
わかりません。
忙しそうでした。
「繁忙期は手配が追いつかず、寝てないんだよ」の言葉が忘れられません。
性に溺れてないからこそ、仕事と知性が残っているのかもしれません。
2位:太陽が見たい
夕方に起きると精神的ダメージがある。
朝まで飲んで、夕方に起きた人は共感できるはず。
オールが嫌いです。
「1日をムダにした」と思うからです。
生産性の高い「午前中」を捨てる行為だからです。
朝、太陽とともに起き、日が暮れたらさっさと眠る。
太陽と行動をともにするのが、精神安定の秘訣です。
規則正しい生活だけは捨てられません。
»【朝まで飲む人へ】朝まで飲むデメリットとメリット【我、後悔せず】
太陽が見られる生活
コンビニの夜勤をしていた友人を思い出しました。
22:00〜06:00までのアルバイト生活です。
おそらく夕方に起きる生活だったはず。
友人は1年続けていましたが、20代だったせいか意外と普通でした。
調子が悪そうな友人の顔が思い浮かびません。
朝6時までの勤務で、毎日、朝日が見れていたせいかもしれません。
「太陽が見たい」というパタヤの女性の気持ち、わかる気がします。
朝日や夕陽を見ると、不思議と「生きていてよかった」と思いますね。
3位:金がすべての弱肉強食の街
金があれば、天国です。
金がなければ地獄です。
パタヤでは金がすべてです。
金がなければ、野垂れ死にます。
誰も助けてくれず、ただ死んでいくだけです。
パタヤに絶望した男がたまに自殺していくのです。
パタヤの女性は2通り
- 金がなくてもOKな女性
- 金がなかったら相手にしない女性
後者が多い気がするのは、気のせいではないです。
ビジネスだから当然です。
金がなければ地獄に変わるのがパタヤなのです。
『ブラックアジア』はパタヤの売春の闇を知りたい人へ
パタヤで堕ちていった人たち
筆者の実体験で書かれています。
説得力があります。
パタヤの女性との会話も少し書かれているので、臨場感があります。
実生活が浮き彫りです。
パタヤに堕ちていった男と女は、ふだんどんな生活をしているのか。
添乗前に読んでおきたい1冊です。
読後感は良くない
売春の悲惨な事情で、気分が下がるからです。
ある種「怖いもの見たさ」の好奇心がある方には良いです。
ただし読んだあとの気持ちは変わってしまうので注意です。
流し読みのつもりが、腰をすえて読んでしまいます。
著者:鈴木 傾成のプロフィール
- プロフィール:HMV&BOOKS
- Blog:ブラックアジア
- Twitter:https://twitter.com/keiseisuzuki
6つの章の目次【書籍情報】
第1章 「地上の天国」パタヤに群がるハイエナたち
第2章 「男たちの天国」を創る堕ちた女たち
第3章 「幸せな男たち」の最期の宴
口コミ・評判を1つ要約
Amazonの口コミを1つ要約します。
パタヤにはあまり行ったことがない。
バンコクで見た夜の街を思い出しながら気づけばそこにいるかの臨場感だった。
筆者の細かい洞察力と描写に相まってすっかりバンコクの熱気を思い出しながら読んだ。
ファランが何を求めていたのか、厚化粧の女性がどんな背景を抱えていたのか、どっぷり売春地帯に入り浸った筆者ならではの考察は鋭く、タイをより理解できた。
ほとんどの男はパタヤに住んでみたくなります。
悪い口コミはゼロでした。
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著者・鈴木 傾成 氏がわかる動画1本
本の紹介動画ではありません。
「鈴木傾成さんってこんな人」がわかる動画です。
まとめ:パタヤの売春の闇・裏事情を知り、鬱にならないように
まとめ:グッときたところベスト3
- 1位:知性が去ると同時に、天国がやってくる
- 2位:太陽が見たい
- 3位:金がすべての弱肉強食の街
繰り返しですが、文章がおもしろいです。
何度読んでも、おもしろさは変わりません。
パタヤの20個以上の体験談が、包み隠さず書かれています。
- 悪い女も男を追い詰める
- ビジネスに失敗して堕ちた女
- 本物の天国に昇天していく男
- セックスのために生まれてきた女
- ハチも、クモも、サソリも食べる女
パタヤに行く前に読む。
パタヤに行った後に読む。
どちらも正解です。
どちらも気づきがあります。
予習にも復習にも使える「パタヤ体験談の教科書」です。
以上です。
P.S. 添乗員の引き出しが増えました。
関連記事【添乗員の仕事はきつい】うつ病になりそうな体験談【3つの解決策】
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