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【決断できないとき】断る人は信用され、断らない人は信用されない

2019年8月15日

【決断できないとき】断る人は信用され、断らない人は信用されない
  • 「決断できるようになりたい」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

下記ツイートをしました。

断る人は信用される
断らない人は信用されない

会社員時代、なかなかNOが言えず仕事を抱えました
なんでもOKは、一見信用されそうですが、最も信用されないですね
現実的にありえないことだからです
断りたい時は、スパッと断りましょう

「この人は嫌な時は断る人だ」と信用されるようになります

本記事を書いている私は、決断力がないです。
自動車教習所の性格診断で「決断力の項目」がCランクだったからです。

本記事は「決断できる自分に変わる本」の読書感想・書評です。
この記事を読むことで、決断力がつきます。

『決断できる自分に変わる本』のグッときたところベスト3

『決断できる自分に変わる本』のグッときたところベスト3

グッときた順番で引用し、感想を書いていきます。

1位:イヤなことをイヤと言えない人が、1番嫌われる

決断ができない人は、決断して「失敗すること」を怖れているのではありません。
「嫌われること」を怖れているのです。
自分自身だけの問題ではなく、人との関係が気になって、なかなか決断できません。
自分のイヤなことをイヤと言うことで相手に嫌われないか、ビクビクしてしまうのです。
実際は、イヤなことをイヤと言わない人の方が嫌われます。
一緒に仕事をする人に嫌われたくないばかりに、本当はやりたくないことをムリに進めると、いつかどこかでうまくいかなくなります。
イヤイヤやっていることは、最初はごまかせても、やがてバレます。
仕事を引き受ける時に「私はこれはあまり興味がありません」「イヤです」と断らないでいると、もっと大きく嫌われることになるのです。

共感します。
嫌われるのが怖くて、いつも断れないし、決断できない自分がいたからです。

会社員時代に我慢しながら、担当していた仕事があります。
いつも「仕事だから」と言い聞かせ、耐えながら仕事をしてきました。

イヤイヤ仕事をしていると、うまくいかない部分も出てきます。
雰囲気も悪くなる点も含めて、イヤイヤやることは周りに迷惑をかけるのです。
良いことなんてありません。

休職する前はよく考えると、イヤイヤやっていることだらけでした。
当時の自分のことを考えると、心配になるくらいです。
心配になるくらいだから「休職」という結果になりました。

我慢しないことです。
イヤなことはハッキリと断るべきです。

嫌われることを恐れて萎縮しているメリットはありません。
ハッキリ断れることのできる自分は、自分でつかみ取りましょう。

2位:小さく嫌われる人が、大きく好かれる

イヤなことは断って、相手から小さく嫌われる体験することです。
小さく嫌われる体験をしたことがないと、最初に断れません。
最初に断っておくと、「あの人は、イヤなことはちゃんと断る人だ」という信頼感が生まれます。
好きなこともイヤなことも、両方に「いいですよ」と、イエスを言っていると、本当に好きでイエスを言っていても、
「この人はイヤなのにガマンしているのではないか」、相手に不信感を抱かせます。
相手もビクビクして、一生懸命できなくなるのです。
イヤなのにイエスを言っていることがバレたら、
「やっぱりこの人はイヤなことを伝えないウソつきな人だ」と思われて、嫌われてしまうのです。
好き嫌いがある人は嫌われません。
ウソつきな人が嫌われるのです。
好かれようとして断れない人は、結果として嫌われることをしているのです。

好き嫌いがはっきりしている人は、わかりやすくて気持ちいいです。
好感が持てます。
嘘がないと感じるから、結果として好かれます。

いつも自分に正直であるべきです。
自分のためにも相手のためにも「はっきりとイエス、ノーと言うべきだ」と感じました。

ハッキリした決断は良い決断なのです。

3位:相手の迷惑を考えていると、決められなくなる

自分の意見を通すことで、「相手に迷惑がかかるのではないか」と気にし始めると、決められなくなります。
決められない人は、ある意味で、いい人です。
でも、決めないことがもっとも迷惑なのです。
いい人は「迷惑をかけたくないから決めたくない」と言います。
これは実は、気づかぬうちに、よけい迷惑をかけています。
「迷惑をかけてはいけないから」と考える時点で、もう迷惑をかけているのです。
1番迷惑な存在は、「迷惑をかけていない」と考えている人です。
「迷惑をかけてすみません」と言える人は、意外に迷惑ではありません。
「自分はまだ迷惑をかけていない。これから迷惑をかけたくない」と思って決められない人が、もっとも迷惑な存在なのです。
自分がイヤだと言うことで相手に迷惑がかかると心配していると、時間を引き延ばしてなかなか言えなくなります。
でも、ズルズル時間のたつことのほうが、迷惑なのです。
もともといい子だった人が、決断しないでいるうちに、いい子ぶった人になってしまうのです。

相手の迷惑は考えてしまうものです。
「これをしたら迷惑だろうな」と思っていると何も決められなくなってしまいます。
本書では「それは相手の時間を無意味に奪ってしまうので最も迷惑な行為だ」と述べらています。

添乗で飛行機が欠航になったり、パスポートをなくしたりといったトラブルが起こった時など、限られた時間で決断をしなくてはいけない場面が多々あるけれど、そこで「どうしよう」なんてセリフは死んでも言えません。

スパッと決める。
間違っていたら訂正する。
決めることで決断力がついていく。

決めないことには、何も始まりません。
すべてのスタートは決めることからです。

生きることは決断の連続なのです。

【決断できないとき】断る人は信用され、断らない人は信用されない

【決断できないとき】断る人は信用され、断らない人は信用されない

概要

「判断力はあるけれど、決断力はない」

自動車教習所で受けた性格診断結果で、1番印象に残った言葉です。
その頃からこの言葉が頭から離れず、決断力コンプレックスといったら大げさですが「自分は決断力はないのかなぁ」と思っていました。
決断力がないせいか、幸いなことに今まで無事故です(違反はシートベルト、スピード、駐車のみ)

添乗員をしていた頃、先輩と福島県会津若松に添乗に行った時も、添乗中に「決断できるようになりなさい」とアドバイスをもらったことを昨日のことのように覚えています。
決断できなくてオロオロしている自分だったのです。

「決断力のない自分」を助ける本を紹介していきます。

5つの章で構成

目次

第1章.相手の立場を気にして、NOを言えない時。
第2章.つい、言い訳をしてしまう時。
第3章.迷い続ける時。
第4章.間違うことが、怖い時。
第5章.軸が見つからない時。

なかなか決められない人におすすめ

こんな方におすすめ

  • なかなか決められない人
  • イヤなことを「イヤだ」と言えない人
  • 決めたことを、クヨクヨ迷う人

本書は下記の人にもおすすめできます。

  • 決断力がないと思っている人
  • 迷っている時間がもったいなくて、決断力をつけたい人
  • 自分の頭の整理をしたい人

決断力をつけるためのヒントが書いてあります。
ページ数も137ページと少ないです。

著者:中谷彰宏のプロフィール

1959年4月14日、大阪府堺市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒。
博報堂で8年間CMプランナーの後、株式会社中谷彰宏事務所設立。

書名 『決断できる自分に変わる本』
著者 中谷彰宏
単行本 137ページ
出版社 全日出版
発売日 2004/4/17

»『決断できる自分に変わる本』の詳細を見る

まとめ:良いか悪いかにかかわらず、決断することは良いことです

まとめ:良いか悪いかにかかわらず、決断することは良いことです

決めることは結果にかかわらず良いことです。

本書を読む前と、読んだ後では、「決めること」について意識が変わります。

もちろん長考した方が良いこともありますが、本書では「二晩寝かせることは意味がない」と言い切られています。

周りを気にしてたら、いつまでたっても何も決められません。
周りを気にしないことが、決断力を高めるコツです。

以上です。

P.S.「迷わない人間がいる」ことを知ったことが、気づきでした。

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