- 雑談が上手くなりたい
- 雑談が苦手でいつも困っている
この記事はそんな方へ向けて書いています。
本記事は中谷 彰宏さんの「雑談の達人に変わる本」を読んだ読書感想・書評です。
この記事を読むことで、雑談のコツがわかり、雑談が上手くなります。
「自分に合った雑談の具体例」が得られるのです。
Contents
雑談上手になるには「何を話すか」にこだわらない【データより体験談】
グッときたところベスト3
- 1位:「何を話すか」にこだわると、話せなくなる
- 2位:「データ」よりも「体験談」が面白い
- 3位:遠くの話より、ココの話をする
1位:「何を話すか」にこだわると、話せなくなる
「なんだ、会話ってなんでもいいのか」と気楽になりました。
考えてみれば「雑談に決まり」はありません。
「なんでもあり、Everything OK」の世界です。
私の会社では毎日朝礼があり、月1回、当番がまわってきます。
社員の前でなんでもいいから、1分スピーチをしなくてはなりません。
良いことを言おうとして緊張します。
ためになる話や得になる話をしたいので、力んでしまうのです。
会話は緊張しません。
しかし初対面の人やお客さまの会話は「何を話すか」考えてしまいます。
ただ「肩の力を抜いて、内容にこだわらない」と考えが変わりました。
自然体の自分を知ってもらえそうです。
雑談のやり方が、変わります。
モテる人は共通して雑談がうまいです。
文章も「肩の力を抜いて、すらすら書く記事があってもいい」と思い直しました。
2位:「データ」よりも「体験談」が面白い
話がおもしろい人の共通は「体験談の割合が多い」です。
「こんなところに行って、こんなことがあって、こんな本を読んで」などの体験談ばかりです。
オチまであれば、おもしろいに決まっています。
私の旅行の仕事もお客さまに得意げに観光地を説明して「実際は行ったことがありません」となると、もはやコントです。
「百聞は一見に如かず」で実際に体験している人には、説得力ではかなわないのです。
実際に行ったことがあれば、思い出しながら、その場で地図も描けます。
思い浮かべたシーンをそのまま話せばいいので、楽で説得力もあり、聞いている方はワクワクもするのです。
私は添乗が決まった時は、初めての場所は下見します。
下見しておくと負担が軽減され、気持ちも落ち着けます。
お客さまにも「行ったことがあります」と胸を張れるのです。
下見に行くと、お客さまからは「行ったことがありますか?」とは聞かれません。
下見したことが自分に落ち着きをもたらし、態度に出るからです。
逆に下見に行けなかった場合は、無理にでも落ち着いているようにふるまう必要があります。
添乗員にはハッタリも必要です。
3位:遠くの話より、ココの話をする
自分の出身地の話をされると嬉しいです。
出身地に「遊びに行ってみました」と聞くと嬉しいです。
褒められているわけでもないのに、好感を抱いてしまいます。
その人の出身地の話になると盛り上がって、急速に仲良くなることがあります。
自分の出身地の話が好きなのです。
「お客さまへプライベートな出身地を聞くのはタブーかな」とも思ったことがありましたが、自分の出身地の話から始めて反応を見るのもありかなと感じます。
雑談では「今、ココ、私と相手が大事」と、気づかされました。
雑談上手になるには「何を話すか」にこだわらない【データより体験談】
概要
62の具体例にもとづき「苦手意識を活かした、良質な雑談をするにはどうすればいいのか」が書かれています。
私は「なんでもない会話」が苦手で、黙っているのが得意です。
旅行会社に勤務していた時も、お客さまに積極的に話すよりは聞くほうの営業マンでした。
何を話していいかわからないし、話す前に考えすぎてしまうことが多いのです。
いつも楽しそうに雑談している人はうらやましく見え、魅力的に見えます。
5つの章
第1章.「できない、モテない、オヤジ」の雑談パターンにはまっていない?
第2章.モテる人は、口説き文句を言わずに、雑談で口説く。
第3章.できる人は、プレゼンをせずに、仕事を勝ちとり、人を動かす。
第4章.誰も教えてくれない、雑談の達人に変わるコツ。
第5章.日常生活でできる雑談トレーニング。
こんな3人におすすめ
こんな方におすすめ
- 雑談で、仕事を成功させたい人
- 雑談で、恋人とすぐ仲良くなりたい人
- 雑談で、アイデアをポンポン出したい人
書名 | 『雑談の達人に変わる本』 |
---|---|
著者 | 中谷彰宏 |
単行本 | 149ページ |
出版社 | 全日出版 |
発売日 | 2004/5/8 |
まとめ:相手とも自分とも向き合い、雑談しよう
中谷彰宏さんは「成功する人のすごいリアクション」で「話し手が自然に話したくなるような展開に話が転がっていくのが聞くことです。話すなら自己開示=恥ずかしい話」といいます。
考えや感じたことを話すと「笑われたり恥をかいたりしないか」と自信がなくなりがちです。
言いたいことも言えなくなってしまうことが多いのです。
自分を否定していることと同じで苦しいです。
そんな自分を解きほぐすように「もっと気楽に」と語りかけてくるのが本書です。
雑談の根っこにあるのは1対1のやりとり、大事なのは相手と自分と向き合うこと、自己開示をすること。
以上です。
P.S. そんな印象を受けました。
関連記事中谷彰宏おすすめ本17選まとめ【文章4冊+成功5冊+ヒント8冊】
関連記事【書評】『1分で伝える力』伝わるコツはたった1%を丁寧に語ること