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旅行業界の年収とキャリアとしての可能性とは?【旅行業界18年の私が解説】

2020年2月10日

旅行業界年収

親愛なる君へ

  • 「旅行業界の年収はどれくらい?」
  • 「儲かるの?」
  • 「これから伸びるの?」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

本記事では、旅行業界の年収とキャリアの可能性について書いています。

この記事を読むことで、旅行業界の年収の一例、キャリアの考察について知ることができます。

 本記事の信頼性

本記事を書いている私は新卒で旅行会社に入社し、18年間、法人営業を担当。
添乗回数は国内・海外合わせて100本ほどで、一般団体・教育旅行・視察旅行の添乗経験があります。

こーいち
旅行業界にどっぷりと浸かった私が解説します。

旅行業界の年収とキャリアとしての可能性とは?【旅行業界18年の私が解説】

旅行業界の年収

私は中規模(社員数250名ほど)の旅行会社で18年、法人営業を担当しました。
うちの会社の年収をざっくりと公開します。

旅行会社の年収【実体験】

残業含まない額面です。
手取りではありません。

 年収の一例

役職年収
専門卒250万
新卒300万
主任325万
係長350万
マネージャー400万
課長450〜500万
担当部長500〜600万
部長600〜700万
取締役800〜1,000万

マネージャー以下は残業手当がつきます。
課長以上は、店長などのポジションにつくと「役職手当て」が加算されるため幅を持たせています。

年収1,000万を目指すには、取締役以上になる必要があります。

旅行業界の年収は高くはない

旅行業界の年収は他業種より高くはないです。
理由は、コミッション商売の薄利多売だからです。

 他業界の平均年収(下記参考)

「もっとガッツリ稼ぎたい」なら旅行業界の成果報酬がある会社に転職、または、他業種に行くべきです。
成果報酬のある会社なら、例えば「稼いだ金額の10%をインセンティブで支払う」というのも可能です。

他旅行会社の年収もだいたい感覚的にわかりますが、どこも大差なしです。
うちは中規模でしたが、某大手旅行社より賞与(年間3ヶ月前後)はもらっていました。

旅行社の賞与額を知りたいなら、下記ニュースサイトが参考になります。
検索窓に「賞与」や「給与」と入力して、検察すれば春闘結果などが出てきます。

>> トラベルビジョン

旅行業界はキャリアとして、ありなのか?

旅行業界

結論として、「旅行業界はキャリアとしてあり」です。

食っていけない給与ではないので、お金の面では心配ありません。

旅行業界で必要な2つのこと

法人営業18年の経験から言えますが、旅行業界で必要なことは2つです。

・人への興味
・旅行への興味

旅行はあくまでサービス業です。
人に興味がなければ、お客さまを喜ばせることはできません。

旅行は好きでなくてもOKですが、興味はあったほうが良いです。
興味があれば仕事が長続きしやすいからです。

これから伸びる業界なのか?

正直なところわかりません。

・AIの進化
・若者の社員旅行の離れ
・ネット普及による個人予約増加
・動画技術によるバーチャルツアー

上記のようなことを考えると、伸びるかどうかは疑問です。

ただ、旅行はなくなりません。
人は動くからです。
人が動くところに旅行のビジネスチャンスがあります。
お金が発生するのです。

Travel Gives Life(旅は人に生きる喜びを与える) ゲーテ

単純に旅行は楽しく、面白いです。
リフレッシュできるし、人間の「色々なものを食べたい、見たい、体験したい」という欲求はなくなりません。

 ゲーテの言葉に感化された男の旅行業物語

 良い情報もあります

・休暇取得促進
・インバウンド増加
・2020年オリンピック
・少子高齢化によるシニア層の高品質旅行

下記記事も参考になります。

>> JTB 2020年の旅行動向の見通し

今後の旅行会社に求められることは「企画力」「コンサルティング力」はもちろん、他の旅行会社にない専門特化です。

業界が伸びるかどうか、業界トップ『JTB』の企業理念を見ると面白いです。
JTBの企業理念には「旅行」という言葉がありません。
「従来の旅行業」から「新しい事業」への転換を意味しています。

>> JTB公式サイト

こーいち
新しいことにしていかないと、伸びない業界であることは確かですね。

旅行業界の3つのデメリット

デメリットは以下のとおり。

① トラブルが多い
② 薄利多売
③ 二流の意識

順番に解説します。

トラブルが多い

トラベルはトラブルと言われるように、トラブルが多いです。
飛行機が欠航、ホテルがオーバーブッキング、ガイドが来ない、など上げたらキリがありません。
営業マンによっては、会社携帯を休日も持たされ、お客さまからの連絡に対応するケースも見られます。

こーいち
政情不安や天災、ウィルスなどにいつも影響を受けている業界です。

② 薄利多売

旅行商品は薄利多売の傾向があります。
格安ツアーが良い例です(内容重視の旅行もありますが……)

出張手配などはコミッション商売であり、ネットで独自手配するお客さまとも競争しなくてはならないため薄利は避けられません。

二流の意識

独立系以外の鉄道けいやメーカー系の旅行会社のなかには、単に出向で来た社員が経営をするケースがあり、旅行知識に欠けます。

大企業の子会社である旅行会社が多く、なかには二流の意識の会社もあります。

旅行業界をおすすめする3つの理由

 旅行業界をおすすめする3つの理由

① 人間的に成長できる
② 変化が激しく、刺激がある
③ 転職しやすい職業である

旅行業界に18年もいましたので、ポジショントーク的な要素はあるかもしれません。
旅行業界に行きたいのであれば、知っておいて損はありません。

順番に解説します。

① 人間的に成長できる

旅行業界は人間的に成長できます。
理由は、多種多様な知識が必要だからです。

営業するにせよ、手配するにせよ、様々な知識が必要不可欠。

 営業にも手配にも必要な知識

・旅行知識
・旅行業界の情報
・担当企業の業界情報
・流動的な日々の情報

上記は営業にも手配にも必要な知識です。
日々の勉強、情報収集が大事です。

旅行業界は国際情勢が変化するたびに影響を受けます。
下記を振り返ると以下のとおり。

・1991年湾岸戦争
・2003年イラク戦争
・2003年SARS騒動
・2009年新型インフルエンザ騒動
・テロ
・コロナウィルス

他にも消費税増税やオリンピック、有給休暇の義務化などちょっとしたニュースで影響を受ける産業です。

「人間的に成長できない仕事って何?」という反論もあるかもしれません。

確かにそのとおりです。

本人のやる気と努力さえあれば、どの業界に行っても人間は成長できるはず。
何もしなくても昨日よりは成長し続けるのが人間です。

最初の結論に戻りますが、どの業界でも成長できるなら、少しでも興味のある業界が良いです。

・人への興味
・旅行への興味

2つの興味を持っているなら、人間的に成長できる旅行業界はありです。

② 変化が激しく、刺激がある

旅行業界は変化が激しいです。
変化に対応できない会社は生き残れません。

ざっと思いつくだけでも、下記の変化がありました。

・社員旅行の激減
・シニア向けツアー
・インバウンドの増加
・ライフスタイルの変化
・インターネットの脅威(ネット予約)
・定年延長により団塊の世代の旅行増えず
・航空券販売のメリット低下(ゼロコミッション)
・BTMシステムへの転換(セルフ予約、危機管理、精算一括)
・販売商品の多様化(JR、航空券、ホテル、車、ホテル、Wi-Fi、保険、レンタカー、パッケージツアー、査証代行、パスポート代行、BTMシステム、MICEシステムなど)

上げたらキリがありませんが、変化に合わせて仕事のスタイルも変わっていきます。

「毎日、単調な仕事はしたくない」と思っている方には向いています。

海外に出ても物怖じしない度胸もつきます。
実践的な語学力が身につく業界です。

こーいち
それでも、毎日のルーティンはあるので多少は単調になってきます。

③ 転職しやすい職業である

下記スキルのどちらかがあれば、転職は難しくはありません。

・営業スキル
・手配スキル

順番に解説します。

営業スキル

実際、営業スキルを武器にうちの会社に転職してきた人、または、他の会社に転職していった人がたくさんいます。
営業スキルと言っても、大袈裟なものではありません。

営業スキルとは聞くことです。
お客さまの問題を発見する力です。

問題が発見できれば、解決方法を考えて提案するだけです。
さらに他にも問題を抱えているお客さまや企業を紹介してもらえればベストです。

こーいち
営業スキルを武器に、他業界の営業に転職していく人もいますね。

手配スキル

国内・海外出張を手配するスキルです。
手配するために各種端末の操作を覚えなくてはなりません。

・国内JR端末(マルス)
・国内航空券端末(AXESS=JAL手配)※2021年3月31日終了予定
・国内航空券端末(able=ANA手配)
・海外航空券予約システム(アマデウス)
・海外航空券予約システム(インフィニ)

国内端末は基本的な操作であれば、どれも3ヶ月で覚えられます。
細かいルールまで加味すると半年くらい。

海外航空券予約システムは奥が深いです。
半年から1年あれば、ほぼ一通りの手配はできるようになります。
「海外航空券の自社発券」までできる人は少ないので、できるようになれば重宝されるはず。

以上の手配スキルがあれば(国内、海外どちらかでも)、募集さえしていればどこへでも転職できます。

こーいち
業界が自由でのびのびしていて、女性の活躍の場も多いです。

【まとめ】旅行業界の年収は高くはないが、キャリアとしての可能性はありです

旅行業界の年収とキャリア

本記事では、旅行業界の年収とキャリアの可能性について書きました。

 ポイントをまとめます。

  • 「旅行業界の年収はどれくらい?」→下記のとおり
  • 「儲かるの?」→薄利多売のコミッション商売のため、儲からない。
  • 「これから伸びるの?」→わからないが、新しいことをしていかないと伸びないのは確か。

 旅行業界の年収一例

役職年収
専門卒250万
新卒300万
主任325万
係長350万
マネージャー400万
課長450〜500万
担当部長500〜600万
部長600〜700万
取締役800〜1,000万

旅行業界にはサービス業として、お客さまを喜ばせる仕事として存在しています。

変化のある、新しいことにチャレンジしていく企業で自分を成長させていくキャリアもありです。

以上、『旅行業界の年収とキャリアとしての可能性とは?【旅行業界18年の私が解説】』の記事でした。

こーいちより

P.S. 旅行業界の年収を知り、キャリアの可能性を考えてみよう。


【参考文献】


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