- 「募集型企画旅行のツアーに申し込みをしました。出発の3日前くらいに添乗員から挨拶の電話があるみたい。どんな内容なのか知りたいです」
- 「挨拶の電話がかかってきたら、添乗員に何を聞けばいいのか教えてもらえると助かります」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 添乗員からの挨拶の電話内容3つ
- 質問しておいたほうがいい10のリスト
本記事の信頼性
- 経歴:新卒で旅行会社に19年8ヶ月(法人営業、出張手配、添乗)
- 保有資格:総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
- 添乗経験:国内・海外、計100本(一般団体、教育旅行、視察旅行)
本記事を書いている私の添乗経験は、国内・海外問わず100本ほど。
もちろん、お客さまへ挨拶の電話をした経験もあります。
初めての国に行くときは不安です。
「添乗員からの挨拶の電話」は、お客さまの不安解消のためです。
本記事では、添乗員からの挨拶の電話内容を解説します。
この記事を読むことで、添乗員からの挨拶の電話内容3つ、質問しておいたほうがいい10のリストがわかります。
渡航国への不安がある方は、ご参考ください。
Contents
【出発前】添乗員からの挨拶の電話内容は3つだけ
添乗員からの挨拶の電話内容は、3つだけです。
添乗員からの挨拶の電話内容3つ
以下のとおり。
- 集合日時・場所の確認
- 現地情報の案内
- 質問の有無
要するに、言い換えると以下のとおり。
- 出発当日は集合場所に時間までに来れますか?
- 現地はこんな感じなので、この準備をすると良いです
- 他に何か不安や心配な点はありますか?
ほぼ、こんな感じです。
聞きたいことを整理して、質問しよう
集合場所がわかっていて、特に質問もなければすぐに終わることもあります。
質問があればだいだい10〜15分ほどで終わります。
ほぼ確実に「何か質問はありますか?」と聞かれますので、疑問点があれば聞きましょう。
聞きたいことを整理しておくのが良いですね。
添乗員が質問に答えられなかったら?
その場合は、確認後、回答してもらいます。
電話の行き違いにならないよう、電話に出られる時間帯を伝えておくと良いです。
メールでの回答でもよければ、メールがラクです。
質問しておいたほうがいい10のリスト
おすすめの質問リスト10
以下について、不安があれば質問しておきましょう。
- ツアーの参加人数(年齢層)
- 天気や気温(どんな服装、靴がいいか?花の開花状況)
- 座席について(飛行機の座席は事前指定?バスの座席は指定されている?)
- 集合場所について(わかりやすい目印はある?)
- 食事について(機内食は出る?アレルギーは対応可能?ドレスコードは?)
- 買い物について(お土産が買える時間はどれくらいあるか?)
- 保険について(旅行傷害保険は加入したほうがいいの?)
- お金について(日本、現地、どちらで両替したほうがいいか?クレジットカードは使えるか?)
- ツアーの内容(自由行動の時間、たくさん歩く?マイレージはたまる?)
- オプショナルツアーについて(申し込みしてあるけど大丈夫?支払いは?)
その他「ホテルでのWi-Fi事情や電気プラグの形、レンタルWi-Fiを持っていったほうがいいか」など疑問があれば解消しましょう。
親切な添乗員なら、たとえわからなくても確認のうえ回答してもらえるはずです。
旅のしおりに書いてあることは聞かない
「旅のしおり」をきちんと読んでおくことは最低限のマナーです。
たいていのことは「旅のしおり」に書いてあるからです。
書いてあることを質問するのは、お互い時間のムダです。
面倒くさいからと言って「旅のしおり」を読まないのはやめましょう。
聞きたいことがない場合はどうすればいい?
ムリに質問する必要はありません。
時間のムダだからです。
後述しますが、質問の代わりに何か希望があればリクエストしてみるのもありです。
融通してくれるケースもあるからです。
お願いするのはタダです。
常識の範囲内で聞いてみましょう。
こんなリクエストをするのもあり
以下のリクエストをする方は多いです。
- 飛行機座席をリクエスト
- バス座席をリクエスト
- 食事のリクエスト
順番に解説します。
1.飛行機座席をリクエスト
ツアーや航空会社により、事前座席指定ができるものもあります。
何も言わない人よりは、希望を伝えてある人が優先されるもの。
ダメもとで「通路側」や「窓側」の希望を伝えてみましょう。
もちろん、うまくいくものではないので期待しないことです。
- 24時間前にWEBで事前座席指定
- 72時間前にWEBで事前座席指定
- 事前座席指定不可で、空港でのみ座席指定
色々なパターンがあります。
「通路側を希望」が多いので、あくまでダメもとです。
「窓側」が取りやすいケースもあります。
どうしても「通路側」がよければ、最初から「並び席」確約ツアーを申し込むのが良いです。
安価なツアーであれば、座席に期待しないほうが無難です。
2.バス座席をリクエスト
乗り物酔いする人は、前方やバスの安定している座席をリクエストしてみるのもありです。
ただ団体旅行なので不公平にならないよう「座席割」をしているツアーもあります。
あまりワガママを言うと、添乗員だけでなく周りからも嫌われるので注意。
素直に酔い止めを飲むことです。
3.食事のリクエスト
アレルギーや苦手なものがあれば伝えてみるのもありです。
ただ安価なツアーの場合はそこまで対応してくれません。
気の利いたツアーならパンフレット書面に「アレルギー」について一言書いてあるものです。
書いてあれば遠慮なく、添乗員に伝えましょう。
書いてなければ「苦手もの」はともかく、「アレルギー」だけでもダメもとで伝えてみることです。
アレルギーで体調不良になっては問題ですので、少しは気にしてくれるはずです。
その他のリクエスト
以下のとおり。
- 行きたいところ
- レストラン情報
- 自由行動のおすすめの過ごし方
- 滞在時間を増やして欲しい見学地
添乗員により、上記想定の人もいます。
何か希望があれば伝えてみましょう。
ツアー中に回答をもらえることもあります。
観光の希望もダメもとで伝えてみることです。
たとえば、「○○という観光地は○○分ではゆっくり見れないので、○○分は見たい」など。
添乗員からの挨拶の電話で、上記の希望が叶うことはないです。
ただツアー中に参加者の意見が一致すれば伝えてみるのもあり。
添乗員と現地ガイドが相談して、滞在を延ばしてくれることも無くはないです。
まとめ:添乗員からの挨拶電話で、疑問点を解消しておこう
せっかく添乗員と話すチャンスです。
疑問点は率直に聞いてみましょう。
添乗員は他の参加者にも同じように電話をして、質問を受け、回答しています。
ゆえに「こんなこと聞いたら迷惑かな」と思えることでも聞いてみると即答してもらえるケースもあります。
さらに質問で添乗員に自分を印象づけられます。
- 旅慣れていない
- 団体旅行が不安
心配事は隠さずに聞いてみるのが吉です。
添乗員もお客さまの特徴がわかり、対応しやすくなるからです。
疑問点は事前に解消して、気持ちよく出発しましょう。
以上です。
P.S. 疑問点は遠慮せずに聞き、いい旅にしよう。
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