- 「パクる本当の意味を知りたい」
- 「上手にパクってスキルアップしたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
本記事は『パクリジナルの技術』のグッときたところを3つ引用した読書感想です。
この記事を読むことで「パクる本当の意味」がわかります。
Contents
【感想/書評】パクる本当の意味がわかる本『パクリジナルの技術』
グッときたところベスト3
- 【第1位】学校では教えてくれない「パクリジナルの技術」
- 【第2位】どうせパクるなら奇才をパクれ
- 【第3位】成功の秘訣を直接教えてもらった経験がある
【第1位】学校では教えてくれない「パクリジナルの技術」
一番目が「カンニング」。
2番目が「コピー」。
3番目が「フライング」。
4番目が「ハッタリ」。私はこれを総称してパクる、と言っているんです。カンニングして、コピーして、フライングしながらハッタリをかます、ということが「パクリジナルの技術」なんです。
カンニング、コピーは理解できます。
「徹底して真似をする」ことだからです。
「フライングしながら、ハッタリをかます」がうまく想像ができませんでした。
本書では「準備ができていなくてもどんどん行動していこう。何もなくても大風呂敷を広げてハッタリをかましていけば、帳尻が合うように奇才に近づいていく」と述べられています。
孫正義さんなど著名人たちは皆、フライング、ハッタリの天才なのです。
何もない時からあるように見せることで、自分の実力を引っ張り上げる大切さ。
「変に謙遜する必要もないのだな」と感じます。
「変な謙遜は自分の実力と自己肯定感をさげるだけでしかないのだ」と。
本書を読んで「どんどん行動しよう」と思いました。
パクる前に大事なのは、いつも「見る前に跳べ」なのです。
【第2位】どうせパクるなら奇才をパクれ
だから、パクリジナルの技術を活用したとき、必ず言葉をパクらなければいけないのです。オリジナリティーを発揮するときには必ず言葉を発しないといけない。黙っているより話したほうがいい。声が小さいよりは大きいほうがいい。表現力こそ人間力であれば奇才の表現力を自分のものとして、あなた本来の自分に近づいていけばいいのです。
どうせパクるなら奇才をパクれ!
そして、パクるのであれば、直接懐まで踏み込んで、奇才の細部までパクりまくれ!
奇才をパクるために奇才に直接会い、懐まで踏み込んでいくことの重要さを感じました。
奇才ほどの高みにいる人に会うことは勇気がいることです。
「どうせ自分なんて」と思ってしまうからです。
本書ではそんなことを思うよりも「まず会いなさい」と説かれています。
「著名人たちは皆そうしてきたのだ」と。
今よりも成長したいなら、まず会うことが重要なのです。
会うことで人生を変えるキッカケになるかもしれません。
人は人に会うことで劇的な変化をすることがあります。
まずは奇才に会う勇気を持てた自分を褒めてあげましょう。
その行動力がもう変わり始めていることを表しているのです。
【第3位】成功の秘訣を直接教えてもらった経験がある
奇才と呼ばれる人たちは、奇才と呼ばれる前に、必ずと言っていいほど誰かから成功の秘訣を直接教えてもらった経験を持っているもの。確固とした確信があるわけでもない、あったとしても根拠のない自身ぐらい。すぐに揺らいでしまいそうなとき、手を差しのべてもらった経験がある。だから、目の前に成長し、人生を変化させようと思う人が現れたとき、成功の秘訣を教えてくれます。
奇才に会おうとするときに思い出したい言葉です。
「すごい人」たちに声をかける勇気が湧いてくるからです。
パーティなどでも尻込みして、声がかけられなかった経験があります。
イベントに参加して憧れの人を遠くから見て、そのまま帰ってくることほど悔やむことはありません。
せっかくの機会を自分で捨てているのです。
そんな経験があるからこそグッとくる言葉でした。
奇才は味方だと思うことです。
自分の人生を変えてくれる味方なのです。
出会いに偶然はありません。
いつも必然なのです。
会えたことに意味があると信じて、思い切って懐に飛び込んでみましょう。
人生の変わるチャンスが目の前にあるのです。
何も考えずに1歩踏み出すだけです。
そこからパクリが始まるのです。
『パクリジナルの技術』は、努力してもうまくいかない人におすすめ
こんな方におすすめ
- 取り柄もなく努力してもうまくいかない人
- 目標が見つからない人
- 自信がなく、なかなか一歩が踏み出せない人
概要
本書の肝は「誰からパクるのかが一番重要」です。
ここがスタート地点です。
パクる人を間違えたら意味がないのです。
本書では「この人うまくいっているなぁ、この人すごいなぁと思う憧れ人を、とにかくパクリましょう。パクり続けているうちに勝手にオリジナルのある人になっていく」と述べられています。
自分の憧れの人を徹底してコピーすることは、意識しないとなかなかできないことです。
才能に差がありすぎると感じてしまうからです。
たくさん憧れる人はいますが、なかなか真似ができないのです。
本書では自分の憧れる「奇才」に実際に会い、刺激を受けることを勧めています。
この本を読んで私も「もっと人に会おう」と意識が変わりました。
本書を読めば行動が変わる。
そう思わせてくれる本でした。
5つの章【書籍情報】
目次
第1章.自分のアタマで考えるから結果が出ない
第2章.「パクリジナルの技術」で豊かさをもたらす方法
第3章.成長スピードが10倍速になる教わり方
第4章.パクリジナルを続けると、あなたも奇才になる
第5章.豊かな未来を自分で創り出す
書名 | 『パクリジナルの技術』 |
---|---|
著者 | 木下晃伸 |
単行本 | 206ページ |
出版社 | 経済界 |
発売日 | 2012/12/15 |
まとめ:パクる本当の意味がわかる本『パクリジナルの技術』
パクリを継続するのも重要ですが、それ以上に「誰からパクるのか」がこの本の肝だと感じました。
自分の憧れを徹底してコピーすることは、意識しないとなかなかできないことです。
才能に差がありすぎると感じてしまうからです。
本書では自分の憧れる「奇才」に会い、刺激を受けることを勧めています。
この本を読んで私も「もっと人に会おう」と意識が変わりました。
パクるよりも「奇才に会うことの重要性」にグッときました。
パクることの大切さは「守破離」という言葉からもよく理解しているつもりです。
パクることそのものよりも、誰からパクるか、どうやってパクるか、どうやって会う勇気を奮い立たせるか。
背中を押してくれる本なのです。
以上です。
P.S. 考える前にまず奇才に会おう。
関連記事【書評】『クリエイティブの授業』の本質【盗む、組み合わる、変換】
関連記事【書評】マルチ・ポテンシャライトの4つの仕事モデル【器用貧乏OK】