- 「こぶたのタミー はじめてのえんそくの読書感想文を知りたい」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
この記事でわかること
- 『こぶたのタミー はじめてのえんそく』の読書感想文
- 【小学生向け】読書感想文の書き方
本記事を書いている私は、小学2年生の娘に読書感想文の書き方をアドバイスしました。
結果、第43回千葉県課題図書読書感想文コンクールの「佳作」を受賞しました。
本記事では、佳作を受賞した「こぶたのタミー はじめてのえんそく」の読書感想文を公開します。
この記事を読むことで「佳作の読書感想文」および「読書感想文の書き方」がわかります。
下記が証拠写真です。
Contents
こぶたのタミーの読書感想文を公開【佳作を受賞】
小学校2年生の子どもと一緒に考えた読書感想文を公開します。
参考例としてご覧ください。
条件は400字づめ原稿用紙3枚です。
実際に書いて、佳作を受賞した読書感想文がこちら
こぶたのタミーはじめてのえんそく
○○小学校2年○組 ○○ ○○
本のひょうしに書いてあった「だいふく山」が気になってこの本を読みはじめました。
本の中ですきな言ばは、「うん、ぼくにまかせて」です。りゆうは、やさしいかんじがするからです。
「えんそくに行けてよかったね」
わたしは、本を読みおわってぶたのタミーにそう声をかけたくなりました。
心にのこったばめんが3つあります。
1つめは、ねこのイップが「じゃあ、おれについてくるか?だいふく山に、つれていってやるよ。むりかどうか、やってみなくっちゃわからニャいだろ」といったばめんです。
イップのやさしさがかんじられたことばだったからです。じぶんがイップだとしたら、おなじように声をかけていたとおもいます。イップのことばでタミーがよろこんでいるのを見て、「たのしそうにいけそうだね」とおもい、わくわくしてきました。
心にのこったばめんの2つめは、イップのにがてなへびがでてくるところです。タミーがへびをおいはらうと「ブフッ、じぶんのことは、じぶんでまもる!でも、たすけっこもだいじだよね?」といったのです。タミーのゆう気がかんじられ、すごいとおもいました。わたしもイップとおなじでへびがにがてです。わたしだったら、イップをおいてにげていたかもしれません。こんどからは、タミーのようににげずにゆう気をだして、友だちをたすけようとおもいました。
心にのこったばめんの3つめは、タミーのせわをしているマキちゃんたちにあえたことです。タミーとイップが力をあわせてやっとのぼっただいふく山のちょうじょうでばったりあえたのです。わたしは「ひょっとしたらマキちゃんたちにあえるかもしれない」とおもいながら読んでいたので、あえたときは、うれしかったです。さらにおべんとうのおにぎりももらえ、イップもマキちゃんにほめられてよかったです。
タミーとイップのようにさいごまで、あきらめずにがんばればいいことがあるとおもいました。
わたしは、にがてなたべものがあります。ピーマンとナスがきらいでたべられませんが、この本を読んでがんばってたべてみようとおもいました。タミーとイップががんばっているから、わたしもがんばってみます。
本を読みおわって3つのことをおそわりました。1つめは、イップのやさしさです。2つめは、タミーのゆう気です。3つめは、タミーとイップのさいごまでやりとげる力です。
わたしは、タミーのようになりたいです。タミーは、わたしとちがってゆう気があるからです。この本を読んですこしゆう気がでてきました。今日はじめて、学校から1人がえりができたからです。
タミーへ「ありがとう」とつたえたいです。
以上で、原稿用紙3枚です。
「自分が何を思ったかを書く」のが読書感想文です。
「自分の感想」をできるだけ散りばめるようにしました。
【小学生向け】佳作を受賞した読書感想文の書き方
「読書感想文が苦手、読書感想文の書き方を知りたい」という小学生向けです。
小学校からもらった「感想文の書き方」という虎の巻を参考にしつつ、以下のとおり書いたら佳作を受賞しました。
ポイントは3つのパートで組み立てること
- はじめ
- なか
- おわり
順番に解説します。
1.はじめ
読書感想文の書き出し部分です。
おすすめの書き出しは5つです。
- 本と出会った時のことから書き始める
- 本の中の好きな言葉から書き始める
- 読み終わった時の気持ちから書き始める
- 本の中の人物に話しかけるように書き始める
- 本のあらすじから書き始める
2.なか
読書感想文のキモの部分です。
下記から2つくらい選んで書きます。
- 心に残った場面
- 新しく知ったこと
- 不思議に思ったこと
- おもしろいと思ったところ
- 人物と自分とを比べて考えたこと
- 気になる言葉や大切だと思ったところ
- もしも自分が○○だったら、どうするだろうと思ったところ
3.おわり
締めの部分です。
- 本から何を教わったか
- 今後、自分はどうしたいか
書き終えたら以下を見直しします。
- 丁寧な字で書いているか
- 漢字や言葉を正しく書いているか
- 点(、)や丸(。)が抜けていないか
- 自分の考えが、読む人に伝わるように書いているか
以上です。
『こぶたのタミーはじめてのえんそく』の内容
内容情報(出版社より引用)
何でも知りたがり屋のこぶたのタミー。
マキちゃんに、遠足はまだ無理だから今回は留守番をしていなさいといわれます。
ところが、近道をしてびっくりさせてやろうと、ねこのイップがつれていってくれることになるのですが…。
著者:かわの むつみ氏のプロフィール
かわの むつみ
千葉県生まれ。
横浜国立大学卒業。
日本児童文学者協会会員。
「ふろむ」同人
塾講師下間 文恵
千葉県生まれ。
武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。
ゲーム会社や文具会社でキャラクターや背景制作のデザイナーとして従事。
現在はイラストレーターとして、ポスターなどの販促物、雑誌や児童書の挿絵、ロゴデザイン、Webサイト用イラストなど幅広い媒体で活躍
9つの章【書籍情報】
目次
第1章.えんそくいきたい
第2章.めざせだいふく山
第3章.いざ、しゅっぱつ
第4章.きけんな森のなか
第5章.ヘビをやっつけろ
第6章.もうすぐ、てんぼう台
第7章.かえる岩でばったり
第8章.タミー、テレビにでる
第9章.かえりはいっしょに
起承転結がはっきりしていて、読みやすいです。
ネコとブタのコンビはなかなか合っていました。
書名 | 『こぶたのタミー はじめてのえんそく』 |
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著者 | 作・かわの むつみ、絵・下間 文恵 |
単行本 | 88ページ |
出版社 | 国土社 |
発売日 | 2019/1/25 |
口コミ2つ
Amazonの口コミを要約
タミーシリーズ3刊目です。
タミーシリーズは子どもが何度も読みたがります。
Twitterの口コミ
かわのむつみさんの新刊『こぶたのタミー はじめてのえんそく』国土社 拝読
こぶたのタミーはシリーズ三作目です。今回も素直で知りたがり屋なタミーが楽しく描かれています。
年長さんあたりから充分楽しめる一冊です。犬も猫もいいけど、こぶた飼ってみたいなー出典:Twitter
まとめ:『こぶたのタミーはじめてのえんそく』を図書館で借りてみよう
こんな方におすすめ
こんな方におすすめ
- 小学校低学年
- 冒険ありのハッピーエンドな物語を読みたい人
- 可愛らしいイラストと、わかりやすい文章に触れたい人
本書は文字も大きく、随所にイラストも使われていますので、一気に読み進められます。
登場人物は少なく物語の展開も早いので、想像よりグイグイ読めるはず。
イラストだけでも、大まかな内容はつかめます。
小学校2年生向けの典型です。
図書館で借りられます
『こぶたのタミーはじめてのえんそく』は図書館で借りられるはずです。
読書感想文を書かずとも、読み物として楽しめます。
小学校2年生向けでも内容はしっかりしているのです。
なお小学校3年生の読書感想文は「【簡単】しゅくだいクロールの読書感想文を公開【あらすじもわかる】」で解説しています。
以上です。
P.S. こぶたのタミーを読んでみよう。
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